現在のがん治療の功罪~抗がん剤治療と免疫治療
現在のがん治療の功罪について、抗がん剤治療と免疫治療に関する話題を中心に医療の現場から語ります。
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さじ加減 と言うと、なにか いい加減というようなマイナスイメージで捉える方も多いのかもしれませんが、本来それは、医師が患者状態に合わせながら適量を探っていくことだと思っています。 そしてそれは断片的知識ではなく、折り重なった重層的で厚みのある知識を身に付け、且つ勇気も持ち合わせた医師にのみ行えることなのだと思います。 そして、そうした医師をこそ 名医 と呼ぶに相応しいはずです。 「最先端の実験的治療の文献だけを頼りに、手探りで行われていたさじ加減治療」 「手術で傷つけれられた身体をさらに痛めつけることを憚ったが故の、さじ加減治療」 「患者の全身状態、自覚症状を指標に進めていたさじ加減治療」 効果がほとんど無かったとはいえ、そうした時代にガン医療の現場に携わってこられた医師の方々の真摯な努力や行動に、私はヒューマニズムと感動・尊敬を感じます。 ロボット医療には何の感動も尊敬も感じられません。 過日、ネット上で医師と思われる方の「医療訴訟が流行りになっている現在、効かなかったら、医師のさじ加減が悪いという結論にされるかもしれない治療なんてできるわけないじゃないか。とても怖くてできない。」という意味の書き込みを見かけました。 エビデンス至上(絶対?)主義の治療が幅を利かせる、もう一つの要因を垣間見た気がしました。 ロボット医療なら訴訟トラブルは回避できるのですよね・・・。エビデンスが守ってくれます。 先生もたびたびお嘆きの「誰かのせいにしなければおさまらない」世知辛い世の中の風潮や「治ってあたりまえといった」大きな誤解は、こんな所でも 私達が望むガン医療とは逆方向へと作用してるのですね。 二日間にわたり、私の愚問に答えていただき、知らなかったガン医療の歴史も教わり、本当にありがとうございました。 とても勉強になりました! 先生の論文を今後も拝見出来そうにないのは ちょっと残念ではありますが、先生までロボット治療を始めたら、多くの患者さん達が困りますから我慢します(笑) 代わりに、このブログで今後もたまに症例報告みたいなものを聞かせていただければ嬉しいです。 ありがとうございました。
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