昨日12月25日の夜、
帰りにスーパーマーケットに立ち寄ると、
クリスマスケーキが半値以下で叩き売りされていました。防腐剤が十分に入っており、
2日や3日は十分に美味しく食べられるのだと思います。
24日のたった一日の旬のときが終わると、
ただ同然の叩き売り、ケーキが惨めに思えました。
味は変わらないのですから、
私は25日に買います。
24日のクリスマスケーキは無駄で、
25日に買うことが正しいことか否かは知りませんが、
ガン治療では、
無駄なお金を使っている患者さんをたくさん見ます。
11月6日の「治療の旬」でも書きましたが、
ガン治療では、
治療費を投資する時期がとても重要です。その旬の時期を逃して投資されるお金は、
無駄とはいいませんが、旬の時期と、
その価値が大きく変わってしまいます。ガンの治療費は、
クリスマスケーキのように、旬を過ぎたからといって、
半値にはなりません。旬のときと同じ料金がかかります。否、続けなければならない分、
旬のときより、
大金が必要になります。クリスマスケーキは、
半値以下で同じ美味しさを味わえますが、ガン治療では、
旬を逃すと、
まったく美味しくなくなったものを、
同じ値段で買わなければなりません。多くの患者さんで、
ガン治療における旬は存在しています。その旬を逃すことなく、
治療を受けてください。ガン治療に
25日のクリスマスケーキはありません。本日は私用があり、
終わりにします。
以上 文責 梅澤 充
隠れ癌患者の道もあるのでは
私は、自分の身体に生じている症状や、肝臓に関する前歴、家系における癌の発生状況などから、肝臓に癌が発生していると自己判断し、病院の診断治療を受けずに、それまでのサプリメントの経験を活かしながら、症状を抑えることを目標として取り組み、8年になります。そしてサプリメントを軽減しても症状が出にくい状況に到達し、抑制方法が見つけられたかなと考えています。ただし完全消滅には至っていないと判断しています。
医療機関の診断を受けなかったのは、治療のベルトコンベヤに載せられて、自分の身体でありながら、自分でコントロールできず、最終的には自分の身体を潰しかねない治療を受けたくなかったからです。先生の言われるように3大治療方法はよほどの初期でなければ、効果をあげないということは癌死がどんどん増加していることに如実に現れています。そういう意味では隠れ癌患者という道もありかなと思います。
自分の経験から言えば、まずは、癌は自分で治すぞ、と思うことが大事かなと思いますし、その可能性があることは、いろいろな本やネットでも見ることができます。そして、先生のような、代替療法にも理解のある先生の力を借りて乗り越えていけばいいのではないかと考えています。
自分の経験を公開しています。ご参考までに。
2008-12-27 土 23:58:23 /
URL /
エコロ /
編集
「旬」判断の難しさ。
ここの既述コメント全ての方が述べられている様に我々癌患者は、癌、治療方法等は最初は全くの幼稚園児以下状態です。
その状態で、「旬を捕らえる」事は不可能に近いです!
先生の指示の元、手術なり治療がが行なえた幸運な場合のみ可能ではないでしょうか。
有名病院で最高の手術を終え、「見える所は全て取りました」で一安心。
3ヶ月ごとのCTや、好意あればその期間中のPET.CTで再発症状が無く、更に二安心。
再発予防の為、抗がん剤治療を勧められ、お任せし、始まりだすとガタガタ、よれよれ状態になり初めて癌、本当は抗がん剤の大変さを初自覚。
毎回の定期健診では2時間待って15分の問診。そして同じ治療の継続か、腫瘍マーカーの増減により抗がん剤のバージョンアップ。
そこまでおよそ2~4ヶ月。
その間にネットや他書物文献等で、せっせと知識を得た人は先生や、他の先生の元へセコンドオピニオン、
そうでない人は不本意か、盲従のままに標準治療を続けます。
治療に疑問、懐疑、気づいた人でも標準治療一辺倒でも誠意ある主治医であればある程 質問、他治療方法へのお願い等、更々言い出せません。
再発、転移する前に転医する勇気が湧きません。。。ガン難民の文字が頭をよぎります。
意を決してその主治医から何とか紹介状を押し戴き、セコンドオピニオン決行時には既に「旬が大分ずれている」状態です。
「クリスマスケーキを日が経ってから冷凍にし」未だ美味しいであろう事を期待する。
そんな毎日ですがお蔭様でQOLはすこぶる良くなり、来る年に希望が持てるようになりました。
私の前主治医は、大変著名外科医で人徳者で、又医師である父の友人でしたので、一般の標準治療よりは柔軟な抗癌治療を施して頂きました。が結果は餓死一歩手前でした。
単なる一般患者でエビデンス通りの治療結果を想像した時そら恐ろしくなります。
「旬」は何度あるのでしょう?
2008-12-27 土 19:56:24 /URL /
健 /
編集
“旬を見逃すことなく治療を受ける”実際は難しそうですね。“がんです”と、告げられた時に適切な治療判断は誰が下すのでしょう。。。
一番に医師、次いで本人の選択と覚悟、どちらも予断のない知識とソロバン抜きの臨戦態勢があればこそ治療費用投資も可能なのではと思えてなりません。
2008-12-27 土 14:37:35 /URL /
平賀 初惠 /
編集
この言葉に
書きたい事はまいくま様とかなり重複しますので割愛いたしますが・・・
先生の言われる「治療の旬」という言葉にとても感銘し、様々な含みを盛り込んだ
言葉だと思っています。
旬ではない時期に大金を使った身としては、尚更に感じます(--;)
再発はしたものの、今は通常では寛解状態。画像に見えない今何故治療を!と、昔なら
思いましたが、浅い知識しかないとは言え
がん患者を10年やり、少しは「治療の旬」という言葉の重さがわかるようになった
割愛!の割りには長いですね(^0^)
話は代わりますが・・・師走ですねぇ!
怠け者主婦でもやはり忙しい!
忙しさに少し苛立ちます(^へ^”)
でも治療をしながらも、少しもQOLを
落とす事なく、「抗癌剤に食欲増進剤でも入れられてかも!だよ!」と主人にからかわれる日々を送れる事を、しみじみ有難いと思います。
皆様も良いお正月をお迎え下さい。
2008-12-27 土 13:16:30 /URL /バッチ /
編集
旬を逃すな
たいへん重要な記事なのに拍手が少ないので気になります。
私が最初に根治手術をした-「見えている癌」を取りきったのが、約3年前。
今の知識で、当時の検査データを見直してみると、「見えない癌」が存在していることが、ほぼわかります。
私にとって、最初の治療の旬はその時のはずでした。
しかし、当時は標準治療のベルトコンベアーに乗っており、自分の知識も十分でなかったので、5年生存率だけを頼りに、愚かにも「治るかもしれない」という根拠なき希望にすがっていました。
一方、Dr.はおそらく経験上高リスクと判断し「私の妻だったら抗癌剤治療をやらせる」という殺し文句で、術後補助抗癌剤治療を受けることになりました。
ただ、これは私のステージでは「標準的には」当然の選択でした。
(後で聞いた話では手術をしたDr.は、これはやばそうだな、というようなことが結構予想がつくらしいとのことでした)
1回目の治療の旬をこうして逃しました。
それからほぼ半年後、案の定再発して、何とかそれを消失させ、2回目の治療の旬がありましたが、ここでも「治ったかもしれない」と思い込み、これもまた逃してしまいました。
そして、また1年後、再々発していよいよダメかと覚悟したところ、驚くべき治療方針により寛解近くまで持ち込み、3回目の治療の旬を迎えることができました。
ここに至り、ようやく「勝負は今しかない」と考え、徹底的に、濃密に、お金もかけて治療をしています。
過去2年半あまり、勝負時期はあったのに、いたづらに治療費を垂れ流してしまったことになります。
根治手術が終わった直後など、普通の患者は、そこが治療の旬である、などと気がつくことは、ほとんどあり得ないでしょう。なにしろ、その頃は癌初心者もいいところですから。梅澤先生にそう言われたとしても「治るかもしれないのに、今なぜ、そこまでやらなければいけないのか」と疑問に感じてしまうかもしれません。
癌種にもよりましょうが、手術が終わって一応取り切れて、ステージⅡとかⅢ、5年生存率80%~30%とかいう状況であれば、その時は治療の旬であるといえるでしょう。
また、再発しても、それを抗癌剤や放射線で消失させることができたり、相当縮小させることができたら、それも治療の旬だと思います。
このブログを読んでいらっしゃる患者さんには、どうか、想像力をめいっぱい働かせて、大事な治療の旬を早めに見極めていただきたいと願ってやみません。
2008-12-27 土 09:12:46 /URL /まいくま /
編集
旬か・・・ 難しいですね!
水産業界におりますので、一応、旬を知っているつもりですし、所謂、目利きもある程度は出来ていると思っております。
一般の人は、正直、まるでだめですね!
例えば、マグロの種類。
本(黒)鮪、インド、目鉢&黄肌等々。
それぞれ産地も異なり、当然、味も異なります。
本鮪では、例えば、国産、スペイン、トルコ、メキシコ、ボストン等。
国内では、冬季の青森の大間の鮪が有名ですよね!
それに、養殖や蓄養と天然の違いもあります。
味と価格には、雲泥の差があります。
前段が長くなりましたが、癌という病は、夫々の患者にとり、所詮、初めて経験するものであり、知識はZEROからスタートしているものと思います。
何を言いたいのかと申せば、つまりは、当方に事前の勉強の多少の差があっても、先生にとっては、盲目の患者なのではないかという不安す。
2008-12-27 土 01:24:15 /URL /きよし /
編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008-12-26 金 19:07:06 / / /
編集