「こぶこぶたのまいにち~今日もやさしい風がふく」というブログから、
トラックバック頂きました。
全部は読んでいませんが、
当ブログでも何回も訴えてきて、
私が、一番言いたいこと、
患者さんに判ってもらいたいことが、ギッシリ詰まっているグログですので、
一部抜粋して、紹介させて頂きます。
肺ガンの患者さんだそうです。
この、ガン患者さんにとって本当に重要な「普通に暮らしている」という、
慌てると見落としてしまいがちな、当たり前の事実は、
1月19日の「元気なガン患者さんの抗癌剤治療?」
1月18日の「緩和医療」
でも書きましたが、
実際に標準的抗癌剤治療を受けられた患者さんの言葉ですから、
それを行う医者が言うよりはるかに説得力がありますね。
「普通に暮らしている患者さん」が、
「投薬で半病人になってしまう治療」
これがまさに、標準的抗癌剤治療の真の姿です。
勿論、4月25日の「標準的抗癌剤治療も有効です」はじめ
何回も書いているとおり、標準的抗癌剤治療も、
使い方によっては極めて大きな恩恵を与えてくれます。
「ナントカと はさみは使いよう」です。
ほとんどの場合、「ガン= 死」が前提になってストーリーが作られているように思います。
前提が間違いですから、真実とはかけ離れた遠い世界のお話になってしまっています。
ガンという病気を歪んだ捉え方をしています。
ガンも特殊な病気ではなくて、ただの慢性疾患のひとつとして、捉えるべきです。
糖尿病の患者さんに対し、苦しい薬物治療をする医者はいません。
高血圧も胃潰瘍、リウマチも同様です。
つらい治療はありません。
それは、つらい治療をしても、治らないことが判っているからです。
残念ながら、ガンも同じです。
治りません。
だったらつらい治療は損だとは思いませんか?
ズーット付き合って、長生きをすることを考えるべきだと思います。
当然エビデンスはありませんが、
「悩み、悲しみ沈んでいる患者さん」は、
前向きな患者さんと比較して、
治療効果も大きく劣ります。
免疫力だけでガンが良くなることはありませんが、
免疫力を削いでしまうと、患者さんは長生きできません。
今も点滴室で、周りの患者さんを大笑いさせている豪傑ガン患者さんは、
5年以上前に“死ぬことになっていた”患者さんです。
5年半前に大学病院の先生から、
「余命3ヶ月です。ホスピスへ行った方がいい」
と宣告されました。
それから5年半経った今は、点滴抗癌剤治療をしている仲間を、
点滴の最中大笑いさせています。
その患者さんは、私が治しているのではなく、
自分自身の精神力で、病気と闘い、
厄介な居候と上手く同居しています。
1月30日の「病気に対する患者さんの勉強不足」
をはじめ、何回も書いてきました。
ご自身のアクションは極めて大きな力になります。
可能な限りの情報収集に努力してください。
ただし、中には昨日書いたような、意味不明の治療も存在しますので、
玉石混交の情報の中から、
ご自身に必要なものだけを取捨選択するだけの能力は必要です。
それが難しければ、それは信頼できる専門家に相談されるのがベストだと思います。
それに対して、均一に施行される標準的抗癌剤治療は、
ガンとの共存を訴えておられる、
休眠療法の生みの親である金沢大学の高橋豊先生は、
お酒に例えて、
「標準治療は、お酒が飲める人も、飲めない人も区別なく、
同じ量の酒を飲ませるようなもの」というような表現をされています。
まさにそのとおりだと思います。
先ず、お酒を飲む目的を、
酔っ払って寝ることなのか、
ほろ酔いのいい気分を味わうためなのか、
しっかりと決めて、
その次に、ご自身にあったその目的のための酒量を決める必要があります。
残念ながら現在では、ほとんどの病院で、
すべての患者さんに同等に酒量は決められています。
したがって、
「自分が一生懸命にならなければ、本当に自分にとっていい結果はみえてこないかもしれません。」
ということになってしまいます。
逆に、「自分が一生懸命になれば」ご自身に合った最善の治療が見つかることにもなります。
医者任せではいけません。
私は、「もはや治療法はない」と、
「医者があきらめた患者さん」を今も多数診ています。
医者にとって患者さんは他人ですから、簡単にあきらめてくれますが、
「あきらめられた患者さん」で、
「本当にあきらめなければならない患者さん」は、
ほとんど見られません。
何らかの方策は必ず残されています。
本日は、トラックバック頂いた、
「こぶこぶたのまいにち~今日もやさしい風がふく」というブログの内容が、
まさに、私の言いたいことの総集編のようになっていましたので、
それについて書かせて頂きました。
医者が生意気にとやかく言うより、
実際の患者さんが言われる方が説得力がありますね。
ところで、そのブログの主さんは、
頚部のリンパ節転移を来たしておられるようですが、
もしその転移病巣に増大が観られるようであれば、
サイバーナイフという、新しい放射線治療が受けられる可能性があります。
この治療は、副作用が従来の放射線治療と比較して、
極めて軽微であり、日帰り治療も可能です。
高額ですが、勿論健康保険の適応になっています。
主治医とご相談されては如何でしょうか。
以上 文責 梅澤 充
トラックバック頂きました。
全部は読んでいませんが、
当ブログでも何回も訴えてきて、
私が、一番言いたいこと、
患者さんに判ってもらいたいことが、ギッシリ詰まっているグログですので、
一部抜粋して、紹介させて頂きます。
肺ガンの患者さんだそうです。
2クール目から退院して、外来通院をはじめました。
でも、普通に暮らしていて、咳がでる以外は元気だった自分が、投薬で半病人になってしまう治療にギモンがわきはじめました。
この、ガン患者さんにとって本当に重要な「普通に暮らしている」という、
慌てると見落としてしまいがちな、当たり前の事実は、
1月19日の「元気なガン患者さんの抗癌剤治療?」
1月18日の「緩和医療」
でも書きましたが、
実際に標準的抗癌剤治療を受けられた患者さんの言葉ですから、
それを行う医者が言うよりはるかに説得力がありますね。
「普通に暮らしている患者さん」が、
「投薬で半病人になってしまう治療」
これがまさに、標準的抗癌剤治療の真の姿です。
勿論、4月25日の「標準的抗癌剤治療も有効です」はじめ
何回も書いているとおり、標準的抗癌剤治療も、
使い方によっては極めて大きな恩恵を与えてくれます。
「ナントカと はさみは使いよう」です。
ガンという病気は、ドラマ、本、マスコミの情報番組のせいで、かなりまちがったイメージを植えつけられているように思います。
もちろん病状はひとそれぞれですが。
ほとんどの場合、「ガン= 死」が前提になってストーリーが作られているように思います。
前提が間違いですから、真実とはかけ離れた遠い世界のお話になってしまっています。
ガンという病気を歪んだ捉え方をしています。
ガンじゃなくても、大変な思いを抱えているひとがたくさんいます。
糖尿病、喘息、体の麻痺、免疫性不良症候群、そのほかにもたくさん。
不妊症の人だって、本当につらい思いをしているでしょう。
ガンも特殊な病気ではなくて、ただの慢性疾患のひとつとして、捉えるべきです。
糖尿病の患者さんに対し、苦しい薬物治療をする医者はいません。
高血圧も胃潰瘍、リウマチも同様です。
つらい治療はありません。
それは、つらい治療をしても、治らないことが判っているからです。
残念ながら、ガンも同じです。
治りません。
だったらつらい治療は損だとは思いませんか?
ズーット付き合って、長生きをすることを考えるべきだと思います。
悩んだまま、悲しみに沈んでばかりいても、なんにも変わらない。
不幸探しは確実に免疫力をそぎます。
当然エビデンスはありませんが、
「悩み、悲しみ沈んでいる患者さん」は、
前向きな患者さんと比較して、
治療効果も大きく劣ります。
免疫力だけでガンが良くなることはありませんが、
免疫力を削いでしまうと、患者さんは長生きできません。
今も点滴室で、周りの患者さんを大笑いさせている豪傑ガン患者さんは、
5年以上前に“死ぬことになっていた”患者さんです。
5年半前に大学病院の先生から、
「余命3ヶ月です。ホスピスへ行った方がいい」
と宣告されました。
それから5年半経った今は、点滴抗癌剤治療をしている仲間を、
点滴の最中大笑いさせています。
その患者さんは、私が治しているのではなく、
自分自身の精神力で、病気と闘い、
厄介な居候と上手く同居しています。
自分が一生懸命動けば、何らかの形で、その影響が確実になにかをもたらします。
周りのひとをも動かします。すぐにはむりでも、次への足がかりができます。
1月30日の「病気に対する患者さんの勉強不足」
をはじめ、何回も書いてきました。
ご自身のアクションは極めて大きな力になります。
可能な限りの情報収集に努力してください。
ただし、中には昨日書いたような、意味不明の治療も存在しますので、
玉石混交の情報の中から、
ご自身に必要なものだけを取捨選択するだけの能力は必要です。
それが難しければ、それは信頼できる専門家に相談されるのがベストだと思います。
体質や考え方がひとそれぞれ違うように、対策も違うと思います。
だから自分が一生懸命にならなければ、本当に自分にとっていい結果は
みえてこないかもしれません。
もちろん病人の周りのひとが行動をおこせば、その動きもまた風となって、
なんらかの結果を生み出すので、アリですよ。
それに対して、均一に施行される標準的抗癌剤治療は、
ガンとの共存を訴えておられる、
休眠療法の生みの親である金沢大学の高橋豊先生は、
お酒に例えて、
「標準治療は、お酒が飲める人も、飲めない人も区別なく、
同じ量の酒を飲ませるようなもの」というような表現をされています。
まさにそのとおりだと思います。
先ず、お酒を飲む目的を、
酔っ払って寝ることなのか、
ほろ酔いのいい気分を味わうためなのか、
しっかりと決めて、
その次に、ご自身にあったその目的のための酒量を決める必要があります。
残念ながら現在では、ほとんどの病院で、
すべての患者さんに同等に酒量は決められています。
したがって、
「自分が一生懸命にならなければ、本当に自分にとっていい結果はみえてこないかもしれません。」
ということになってしまいます。
逆に、「自分が一生懸命になれば」ご自身に合った最善の治療が見つかることにもなります。
だから、あきらめたりしないで、動きましょう。
私のおこす風が、つらい誰かの顔をあげるためになれば、といつも祈っています。
医者任せではいけません。
私は、「もはや治療法はない」と、
「医者があきらめた患者さん」を今も多数診ています。
医者にとって患者さんは他人ですから、簡単にあきらめてくれますが、
「あきらめられた患者さん」で、
「本当にあきらめなければならない患者さん」は、
ほとんど見られません。
何らかの方策は必ず残されています。
本日は、トラックバック頂いた、
「こぶこぶたのまいにち~今日もやさしい風がふく」というブログの内容が、
まさに、私の言いたいことの総集編のようになっていましたので、
それについて書かせて頂きました。
医者が生意気にとやかく言うより、
実際の患者さんが言われる方が説得力がありますね。
ところで、そのブログの主さんは、
頚部のリンパ節転移を来たしておられるようですが、
もしその転移病巣に増大が観られるようであれば、
サイバーナイフという、新しい放射線治療が受けられる可能性があります。
この治療は、副作用が従来の放射線治療と比較して、
極めて軽微であり、日帰り治療も可能です。
高額ですが、勿論健康保険の適応になっています。
主治医とご相談されては如何でしょうか。
以上 文責 梅澤 充