8月も最後の一日になりました。
8月までが夏だとすると、
今年の夏も終わりです。
物凄く早く感じます。
この夏に逝かれた患者さんも何人もおられます。
今年の夏は何故か、
ナンの予兆も無く突然召されていかれる患者さんが目立ちました。
一昨日も、
癌研で突然の旅立ちをされたとのメールをいただきました。
ガンはまだ命を奪うような状態ではありませんでした。
ガンとは直接関係の無い別の要因で、
長い時間とても苦しんでいた患者さんでした。
しかし、苦しみから解放されたことを考えると、
少しは救われますが、
あまりにも早い旅立ちでした。
他にも急逝された患者さんでは、
たしかにガンの末期であったことは間違いなかったのですが、
一時体調を崩し入院するも、
元気になり、
「また外来で治療をはじめましょうね」
などと話した数日後に突然逝かれてしまったり、
退院の準備をしているときの急逝、
と、予期せぬ別れを幾つも経験しました。
一方では、
「治療方法はありません」
宣告から脱して、
あるいは、本当に絶対絶命と思われたピンチから脱出して、
何年も元気で普通の生活を送っている患者さんもいます。
さらには、治療法が無かったはずの患者さんで、
効かないはずの抗癌剤・非常識な量の治療で、
ガンが消失したままになっているかたもいます。
皆さん、今年の暑い夏も、
暑い暑いと言いながら元気で過ごされています。
「人間は生かされている」という言葉を聞いたことがありますが、
突然の別れや、
奇跡的な生を見ていると、
本当にそう感じます。
私も、
ガンという病気、
人の命に対して、
自分なりに真剣に戦っているつもりですが、
神様の大きな力の前には、
あまりにも無力であるような気がします。
しかし、経験と理論を積み重ねて、
真剣に治療をおこなっていけば、
神様のお許しも得られるような感じもしています。ただ、いつも無情に感じることは、
経済的な影響力も、
神様の力と同等に作用してしまうことも、
しばしば感じます。健康保険の枠の中だけに縛られて治療をすれば、
私自身の精神的負担もどれだけラクになるか分かりません。
格差社会は、
私個人的には悪いことだとは考えていません。
しかし、ガン治療の現場を見ると、
いつも大きな無情を感じざるを得ません。
今晩も一雨来そうな空模様ですが、
暑い夏の終わり?に、
この夏過ぎ去って行った、
イロイロ思いを徒然に書きました。
本日も忙しい一日でした。
これから寿司屋にでも行って、
夏の終わりの一杯を楽しみます。
以上 文責 梅澤 充
8月20日の「がん診療連携拠点病院勤務医 様」で、
「いかがわしい治療をおこなっているクリニックは閉院しろ」
とのたまう医者のことを書きましたが、
最近、私のおこなっている
いかがわしい治療について、
大学病院や地域の基幹病院の先生から、
ご評価をいただいています。
大学病院から
「治療方法はありません」宣告の後、
私が治療を開始した患者さんで、
大学病院では、
耐性ができて効かなくなったはずのクスリが、
量を変えることで、
再び有効になり、
さらに健康保険では使えないクスリも使い、
良好な状態を保っているかたが、
その大学病院で、
手術をしてくれた外科医に会って話したところ、
「いい治療をしてもらっていますね、
そこで、治療を続けてください」と言われた、
と報告してくれました。
「この病院ではそのような治療はできません。
是非、そこで続けてください。」
「これだけシッカリ診てもらって幸せですね、
その先生によろしくお伝えください」などなど、
自分で書いていて恥ずかしくなるようなお褒めの言葉をいただいています。
ありがたいことです。
しかし、それらの言葉をかけてくれる医者は、
ほとんどが外科医です。
抗癌剤治療を専門とする内科医の目から見ると、
私のガン治療は、
やはりいかがわしい治療のようです。ただただ、副作用が少なく、
長生きできることを追及している治療であり、標準治療からは、
かけ離れていますので、いかがわしく見えるのかもしれません。というより、
長生きすることを考えたなら、
標準治療からは、
かけ離れてしまいます。長生きすることがいかがわしいとは私は考えていません。何回も書いていることですが、
外科医と内科医では、
抗癌剤治療に対する視点が違います。
ガンに対する、
外科医の最大の武器は何といっても、
根治を目指す手術です。
一方内科医の武器は、
根治は無いことが分かっている抗癌剤だけしかありません。
おのずと抗癌剤治療に対する見方は変わってくるのだと思います。
手術により根治を目指すも、
再発を来たしてしまった、
あるいは、はじめから根治手術が不可能であった、
というような場合、
あとは延命の治療になるわけであり、
外科医は、手術という治療で、
すでに患者さんの身体を痛めつけていますから、
根治が無いことが分かってしまった状態で、
さらに患者さんに辛い副作用を与えたくないと考えます。
しかし、内科医は、
武器が抗癌剤だけですから、
その武器を最大限度利用して、
少しでも憎きガンの縮小を目指そうとします。
治らないのであれば、
ガンとは可能な限り長く同居しようという考えは、
内科医には無いように思います。
ご自身の唯一の武器により、
ガンの縮小を図るのが唯一の戦略のようです。
勿論、エビデンスに則った治療でしょうけれども、
そのエビデンスを作リ出す治験のデザインを考えるのも、
海外の内科医ではないかと思います。
外科医が、
根治のために、
拡大手術になり、
患者さんの身体に多少のダメージが残ることを、
あまり気に留めないのと、
抗癌剤治療専門の内科医が、
ガンの縮小のために、
多少の副作用は黙認するのとは、
根底に、同じような思想があるような気がします。
双方、自分の立場から見て、
患者さんに最高と考えられる治療をおこなっているのだと思います。
患者さんは、
ご自身の立場から見て、
どのような治療が最善であるのか、
冷静に判断して決めてください。
以上 文責 梅澤 充
本日も、
大きな錯覚・誤解を持たれている患者さんが来られました。
「がんセンターだから、最高の治療をしてくれるものと思っていた」
「保険外の治療も当然してくれるものと考えていた」とのことでした。
何回も書いているとおり、
トンでもない誤解です。
がんセンターは、
「国民のためのガン治療」を研究している場であり、
個々の民のために存在しているのではありません。
コクミンのためであり、
ココノタミの役には立ちません。役に立たないと言えば、
語弊もありますが、
ほとんど場合、
お国が定めた標準的な治療だけしかおこなってはくれません。
あとは治験だけです。
保険の範囲を超えた治療など、
もっての他です。健康保険ほ範囲を超えることができないのは、
日本の多くの病院共通のことで、
がんセンターに限ったことではありませんが・・・・
セカンドオピニオンに来られた患者さんのガンでは、
健康保険で使える薬は、
3種類しかありません。
現在は、3つしか無いそのすべてを使い果たした状態でした。
そして、ハッキリいって、
完全におざなりの、
「仕方ないからこれでも飲ませるか」的な、
適当な処方がなされていました。
そこで働く医者が悪いのではありません。
そういう組織だから仕方が無いのです。それしかできない医者も辛いと思います。何度も書いているとおり、
標準的抗癌剤治療は、
すべての患者さんとって最良の治療ではないことは明らかだと思いますが、
それが、必ずしも最悪の治療だとは考えていません。
稀には、最良の治療である患者さんもいます。その標準治療を受けるのであれば、
がんセンターは、
それしかしていないのですから、
何処よりも一番手馴れており、
副作用対策にも長けているはずですから、
お勧めの病院です。
しかし、その治療を受けてみて、チョットでも疑問を持ったら迷わず逃げ出すほうが賢明です。「最期まで面倒見てくれる」と
勘違いをして治療を続けるも、
まだ元気なうちに、
健康保険の範囲の治療では、
もはや有効性が無くなり、
アッサリと、
「治療方法はありません」宣告を受け、
ガン難民を経て、
現在治療中の状態にこぎつけている患者さんが、
本日も何人か来られました。
皆さん、お国が運営している病院、
ということで間違った信用をしてしまうのでしょうか、
それとも、「皆が行くから」との
日本人独自の連帯意識からの誤解なのでしょうか。
そこに行かれた患者さんは、
皆さん、最終的には一様に
「こんなはずではなかった」
と感じるのではないでしょうか。
そう感じてからでは、遅すぎます。
その病院の本質、
存在意義をシッカリ確認してから、
利用したほうが賢明だと思います。
賢い利用の仕方はあります。
年金はお国の専売特許ですが、
まともに運営しているようには思えません。
国の病院だからといって、
無条件に信用しないほうが無難だと思います。
そもそも、
現在の医療崩壊を招いたのは、
誰の責任でしょうか。
勿論、患者も医者もその責任の一端はあるとは思いますが、
根本的な政策がシッカリしていれば、
今のような事態にはなっていなかったと思います。
現在の医療崩壊について、
気が付かれないかたも多いとは思いますが、
かなり深刻な状況です。
医療に多少の貧富の差があることは、
資本主義社会では、
当然のことだと考えています。
しかし、近い将来、
ごく一部のお金も落ちだけしか、
まともな治療は受けることができない、
という時代が来ると思います。その一つの原因は、
新薬の承認が非常に遅れていることです。
破綻寸前の健康保険財政ですから、
おいそれと新しい高価なクスリを認可することはできません。しかし、一部のお金持ちは、
今でも、それを普通に使っています。このお金の問題は、
医療崩壊の本質からはずれますが、
国民生活の根本にかかわる問題も、
あまり真剣には考えてくれていないような気がします。
がんセンターの存在意義については、
再確認したほうが良いと思います。以上 文責 梅澤 充
8月24日の「お願い」に続いて再びお願いです。
現在、メールでのお問い合わせが殺到しております。
メールで質問をお出しになるかたは、
お一人のことについて書けばよいのですから、
いくらでも詳しく書けると思います。
しかし、それを読むのは私一人です。
原稿用紙何枚にも及ぶ長文で、
まったく知らない患者さんの病状を書かれても、
ハッキリ言って読む気になりません。
簡潔明瞭にお願いします。また、ホームページのフォームからお送りいただくかたも多いのですが、
ご自身のアドレスが間違っているのか、
書かれているアドレスに返信すると、
とても多くのメールが戻ってきます。
本当にガッカリします。
その後も、
しつこく?、
「返信はまだか」
と言われても、
メールが戻ってくるのですから、
どうしようもありません。
なるべくホームページのフォームではなく、
私のアドレスに直接お送りください。
xumezawa@d8.dion.ne.jpです。
また、「早く診察してくれ」
という依頼のメールもいまだに、
たくさんいただきます。
これも、
8月24日の「お願い」で書いたとおり、
一度も診たことの無い、
はじめての患者さんを
いきなり診察を開始することは一切おこなっていません。
一般診療で、
ガンという多くの問題を抱えた病気を宿した患者さんに、
治療方針、考え方、リスクなど、
逐一説明している時間は取れません。
有料(1〜1.5時間程度で21000円)で申し訳ありませんが、
先ず、セカンドオピニオンというかたちでお越しいただいて、
そこで、説明義務?を果たし、
それに納得されたなら治療を開始しています。
勿論、診療開始前提のセカンドオピニオンだけではありません。
一般的なセカンドオピニオンも同様に受付ています。
治療の場所は、
町田だけではありません。
都内の交通至便の場所でも可能です。
しかし、そこは、
ここでその場所を開示してしまうと、
現在でも満員状態であり、
完全にパンクしてしまいますので、
ここでは場所は伏せておきます。
私が治療をおこなうことになった時に、
その場所はお教えします。
そこではビタミンCの大量投与も
最低限の価格でおこなっています。
また、間も無く、
温熱療法もそこで開始する予定です。
また、そこでは関連病院からの強い協力があり、
地方からの患者さんが、
一定期間入院しての治療も可能です。
(町田でもビタミンC治療はおこなっています)
また、たくさんいただく質問のメールの中には、
「○○県で、梅澤と同じ治療をしている病院を紹介しろ」という内容のものもたくさんありますが、
私はその存在は知りません。
私と同じスタンスで治療をおこなっているところは、
少なくとも私は知りません。所謂、休眠療法は、
大阪の岸和田市民病院の消化器内科で、
消化器ガンを対象におこなっている、という情報はこのブログでも何回か紹介しましたが、
そこは公立病院ですから、
当然ながら、
健康保険外のクスリを使った治療は、
おこなってはいないはずです。
健康保険の枠の中の治療です。
その保険外の治療のことで、
そのコストについての質問も多いのですが、
治療は基本的に健康保険です。
安くはない健康保険料金を支払ってきたのですから、
その恩恵を放棄する必要はないと思っています。
健康保険で治療をおこなっている病院、
あるいは、自由診療をおこなっているクリニックの協力のもと、
一人の患者さんが両方で治療をおこなっています。
健康保険で治療中の患者さんが、
保険の通らない免疫療法を併用しているのと同じです。したがって、
自費治療を受けなければすべて健康保険の範囲です。
自費診療所を利用すれば、
ピンからキリまでですが、
腫瘍マーカー1回千数百円の負担から、
輸入のクスリなどを使えば、
月に何十万円にもなります。
ちなみにゼローダなどでは、
一月3万円から6万円程度の負担がかかります。
タイカーブなどでは、
月に50万円以上かかってしまいます。
すべてのメールに返信をしているつもりですが、
いっぺんにたくさんのメールが来た日などでは、
一部は埋もれてしまい、
そのまま放置されてしまうことも時々あります。
返信が無いときには、
再送をお願いします。
また、しつこく何回も書いているのですが、
メールでのやりとりの時には、
必ず、私が出したメールのコピーも添付して、
返信してください。「○○県の××ですが、セカンドオピニオンの予約を何時何時にお願いします」
と言われても、
何処の××さんなのか、
分かっているのご本人だけです。
たくさんメールをいただくと、
お一人お一人名前までは覚えていられません。
必ず、私が出したメールの添付をお願いします。
それが無いときには、
返信できない場合もあります。
また、ご自身のメールアドレスは、
正確にご記入ください。
それよりも、
xumezawa@d8.dion.ne.jpこちらに直接お送りください。
以上 文責 梅澤 充
間も無く8月も終わります。
9月になると厳しい残暑がぶり返すとの予想が出ているようですが、
殺人的な暑さの続いた盛夏も終わったかのうような、
涼しく過ごしやすい日が続いています。
蝉の声よりも、
夜の虫の涼しげな声のほうが大きくなってきました。
今年も例年通り夏休みなどありませんでしたので、
チョット疲れが出てきました。
少し骨休めをしたい気分です。
体調も例年と少し違ってきています。
人間は1年経つと1歳をとるのですね。
例年今頃はまだまだ元気だったはずですが、
今年は、少々疲れました。
しかし、暑い夏には、
患者さんも疲れています。
夏バテは、
ガンの動向にもあまり良くないように感じます。
完全に病状が安定している患者さんでも、
酷暑の時期には、
少し悪化の方向に傾く傾向があるように見えます。
暑さで肉体的にもバテている患者さんもいますが、
抗癌剤治療が続き、
骨髄が疲弊してきている患者さんもいます。暑さとはあまり関係はありませんが、
特に標準的に大量の抗癌剤を使った治療を、
続けてこられた患者さんでは、
それは、しばしば顕著に現れます。チョットだけしか抗癌剤は使わないのに、すぐに骨髄がストライキを起こしてしまう。という患者さんも何人もおられます。はじめて私のところへ来たのは、
「血小板がこんな数字では、もう治療はできません」と言われてからという患者さんもいます。
せっかくアバスチンが使える社会的環境が整ったのに、
もったいないハナシです。
はじめてその患者さんが来られた数ヶ月前は、
血小板は4万前後をウロウロ、
無治療では、
確実にガンが悪化してきましたので、
だましだまし、治療を続け、
現在は、やっと8万を超えるまでになりましたが、
まだ、アバスチンを使うのは憚られます。骨髄機能を温存していれば、
大きな武器を使えない悔しさを味わうこともありませんでした。骨髄はガン治療を進めていくうえで、
貴重な財産です。いくらでも白血球、血小板を供給してくれる
強靭な骨髄をお持ちの患者さんもいますが、
すぐにねを上げてしまうか弱い骨髄もあります。
強靭な骨髄なら良いのですが、
脆弱な骨髄しかお持ちでない多くの患者さんでは、
骨髄が疲弊していると、ガンに対して手が出せなくなります。
抗癌剤が使い難くなってしまいます。
治療の手段が大きく狭められます。丁度8月はお盆のシーズンで、
抗癌剤治療を1週間お休みしたという患者さんもたくさんいます。
そのため、私はチョットだけラクできましたが・・・・
1週間休むことで、
その間にガンが進んでしまった患者さんもいます。
しかし、骨髄が疲弊していた患者さんでは、
むしろ、休息が良い方向に作用して、
ガンが快方に向かっているかたもいます。
これは、普段の抗癌剤治療でもよく見かける現象です。
毎週だと骨髄抑制が大きくなり過ぎるため、
点滴治療の間隔を10日毎にすると効果が大きくなる・・・・
不思議な現象ですが、
押して、押して
責めまくるだけがガン治療ではありません。時には、引いてみることも、
ガンという“生き物”との戦いには必要なようです。特に、骨髄があまり頑丈ではない患者さんでは、
文字通り、適当な骨休めも重要だと思われます。以上 文責 梅澤 充
昨日の「医療崩壊」に対して
幾つかのコメントをいただきました。
医者のご意見もいただきました。
警察の介入に関しては、
「警察がチャンと目を光らせていれば、
医者は手抜きしないでシッカリと治療をする」などと考えたらトンでもない間違いであり、医者は身の安全のために、
徹底的に手抜き医療に走ります。また、ホストが違う、
多分お二人の?がん診療連携拠点病院勤務医の
先生方からもいただきました。
「ところがどっこい」
の先生が言われるとおり、
現在の標準的抗癌剤治療の全国普及の影には、
患者団体の強い要望がありました。全国津々浦々何処でも、
地域格差の無い均一なガン治療を求める声でした。たしかに、遠方の患者さんでは、
「ウチの地域では、
抗癌剤治療をしてくれるのは、
東京の国立がんセンターに研修に行って来たという、
ただ一人の若い先生だけで、
とても信用できません。」ということを言われるかたも、
少なくありません。
癌対策基本法により、
国立がんセンターを頂点に、
何処の地域でも、
均一なガン治療を受けることができるようになったようです。
地元では抗癌剤治療ができないとなれば、
ナンでもイイから抗癌剤治療をして欲しい、
と願うのは当然だと思います。
しかし、それが普及してきて、
標準的抗癌剤治療の実態を知るに至って、
地方の患者さんも、
考え方が変わってきました。
問題意識の高い患者さんでは、
その治療は、期待していたものとは、
かけ離れた治療であることに気がつきました。
勝手といえば勝手ですが、
実態を知らなかったのですから、
仕方がないと思います。
その治療の真実を知ったからには、
そして、その治療の錦の御旗であるエビデンスには、
満足できないということを理解されたなら、
今度は、
標準的ではない治療も存在しており、
そのような選択肢も残してもらいたい、と活動でも起こしていただきたいと思います。
癌対策基本法の成立に尽力されたという国会議員の場合、
ご自身がどのような治療を受けられる(た)のかにも
注目してください。
警察の医療現場への介入もそうですが、
現在、患者団体の意見は大きな力になります。
標準的ではない治療を望まれる患者さんは、
少数派であるとも思えません。
もっとも、私が診ている患者さんが、
ご自身の病気に対して、
知識をお持ちのかたばかりだからそう感じるのかも知れません。
やはり地方の患者さんでは、
標準的な治療が最高と思っているかたも少なくないのでしょうか。
地方の患者さんで、
「電話でセカンドオピニオンをくれないか」という依頼も時々あります。
たしかに、遠方からの交通費・時間などを考えると、
わざわざお越しいただくのは気の毒になります。
どの患者さんも、
地元では、標準的治療しか受けることはできず、
セカンドオピニオンで意見を求めることも不可能、
という状況のようです。
しかし、申し訳ありませんが、
現在は、電話でのセカンドオピニオンは、
あまりにも無責任だと思われますので、
お断りしています。
やはり地域格差は、
厳然と存在しているようです。
もうお一人の?がん診療連携拠点病院勤務医先生
コメントありがとうございました。
以上 文責 梅澤 充
昨晩、一杯飲みながらテレビを見ていたら、
ビックリするアンケート番組?が、
流されていました。
先日の福島の、
産婦人科医の裁判を受けておこなわれたものでしょうが、
携帯電話からのメールでのアンケートでは、
67%の回答者が、
「医療の現場に警察の介入が必要」と答えていたようです。
その数字にビックリすると同時に、
悲しくなり、
また、日本の医療の完全崩壊がハッキリと見えました。医療の現場に、
何故、警察が介入しなければならないのでしょうか。
それは、ひとえに医者に信頼が無いからです。それは、悲しいことですが、
その結果はドウなるでしょうか。
すでに、例の産婦人科医の逮捕で、
明らかになったとおり、
医者が危険?な医療現場から去っていきます。
すでに、外科領域の診療科では、
大学病院でも
入局してくる医者が不足し困っています。
人の身体にメスを入れて、病気を治す。文字で書けばとても簡単ですが、
病を治すためとはいえ、
神様がくれた肉体を壊して
治療をおこなう外科医には、
常に大きな責任と重圧がのしかかっています。
そのうえに、
当然の確率で起こる医療事故(!?)に見舞われた時に、
警察が介入してくる、となれば、
逮捕の危険を冒してまで、
手術を行う医者など存在しなくなります。私も外科医ですが、
「そこまで取れば、
この患者さんのガンは根治する可能性はある、
しかし、術後のトラブルも予想される、
最悪の場合、術中の死もありうる。
一方、取らなければ、数ヶ月か遅くても数年後には、
必ずその患者さんはガンで死ぬ」というような場面はいくらでもありますし、
何度も経験してきました。
その時、
何処まで積極的な手術を行うかは、
今までは、医者の裁量に任されていました。
しかし、今後、
積極的な手術のために、
患者さんが不幸な機転を辿られた場合、
業務上過失○○などの罪により、
逮捕されることもありうる。
となれば、
我が身に危険を伴う治療をおこなう医者などいません。ガンが患者さんを殺してくれれば、
誰の責任にもなりません。今までも、
術前からクレームの多い、
モンスターペイシエントやそのご家族では、
術後経過は極めて良好で、
ノートラブルで早期に退院可能になる、
手抜きのガン手術により、
早期に再発して亡くなられた患者さんも少なくないはずです。無理をすれば取れる、
という場面はいくらでもありますが、
無理をする医者はいなくなります。
それだけ、患者さんの寿命は短くなります。これは外科手術に限った問題ではありません。
私が現在治療をおこなっている患者さんでは、
すでに抗癌剤治療の適応外のかたも
少なくありません。
無治療で緩和ケアだけをしていれば、
極めて近い将来死が訪れます。
その時期を少しでも遅らせようという治療は、
公には認められていません。
ガイドラインにはありません。
標準的抗癌剤治療での
治療関連死、
すなわち副作用死は1〜2%ありますが、
それは、エビデンスとして認知されていることであり、
標準的抗癌剤治療で患者さんが死んでも誰も責められません。しかし、
少しでも長く生きていたいと願う患者さんの気持ちに応えるための、
認知されていない治療では、
患者さんが亡くなられたとき、
それをおこなっていた医者は、
警察からどのようなクレームを付けられるのか分かりません。
その治療が上手くいって患者さんが長生きしたとしても、
いずれは最期の時が来ます。
その時、
「お前がガイドラインから外れて使った抗癌剤で死期を早めた」と言われても、
無治療であったときのその患者さんの
病気の動向は誰も診ていないのですから、
反論できる証拠などありません。
やはり、ガイドラインどおりに、
無治療にして、
緩和ケアで座して死を待っていただくのが一番、
という時代になると思います。昨日の、
国民の三分の二が、
医療の現場に警察が積極的に介入すべき、
との考えには、
本当に悲しくなりました。自分で自分たちの首を絞めている現実に、
早く気がついてください。日本の医療は完全に崩壊してしまいます。その時に後悔しても、
後の祭りです。
それが、元に戻るには、
何十年も先のことになります。私自身も、
今後は、ガイドラインはいままで以上に常に意識して、
無理は控えるようにしていこうと思います。
以上 文責 梅澤 充
8月19日の「賢い患者さん」で
ビタミンCの大量点滴治療について、
チョットだけ触れました。
その時、
ここには提示しませんが、
最低の値段に設定してあります。
(顔の見えないメールは、お答えしていません。)と書いたはずですが、
たくさんの質問メールをいただいております。
オモテのコメントでも、
価格についての質問がありました。
中には、患者さんを装った、
同じ治療をしている医者もいるのかも知れません。
顔の見えないメールでは、
お答えできません。もし、本当に私が診ている患者さんのお友達であれば、
その患者さんを通じて聞いてください。
また、以前にも書きましたが、
「診察してください」という依頼もたくさんいただきますが、
それもお断りしています。
それは、まったく状況の分からない、
はじめて会う患者さんに対して、
いきなり診療を開始することはしていないからです。
先の、産婦人科医の裁判でも、
問題になりましたが、
何らかの治療をおこなうからには、
医者には説明義務があります。しかし、それを忙しい一般外来の中でおこなうことは不可能です。私は1〜1.5時間程度時間を確保して、
21000円の有料で、
セカンドオピニオンというかたちで、
インフォームドコンセントを得たうえで、
患者さんと私と、
双方納得した時に、
治療を開始しています。
勿論、一般的なセカンドオピニオンも受付ています。
これは、ビタミンCの大量点滴治療も同じです。安易に、
「副作用が無く、ガンに効く治療だ」
「梅澤のところなら他より安いから治療を受けたい」などと考えておられる患者さんでは、
その治療はできません。
現在、日本では、
ガン治療にはほとんど携わったことのない先生方が、
あるいは、抗癌剤治療を完全否定されているような医者が、
ガン治療としてのビタミンC大量点滴療法を行っておられます。
勿論、長年ガン、抗癌剤に携わってきた先生もおられます。
何故、ガン治療にかかわっていなかった医者が、
ビタミンC点滴療法を行っているのか不明であり、
そこでは、どのようなスタンスで
ビタミンCを使っているのか分かりません。
私は、ガン治療だけをおこなっている医者の目から見た
ビタミンCに価値観を見出して、
治療に役立てたいと考えています。
他の施設での考え方とは違うように思います。
私のガン治療に対する考え方をご理解のうえ、
ビタミンC大量点滴治療をご利用ください。現在は、まだ効くことがハッキリと立証された治療ではないことを、
シッカリご理解ください。また、これも何度も書いていることですが、
メールに原稿用紙何枚分にもなる病歴をお書きになり、
質問をしてこられる患者さん、ご家族が、
まだ、たくさんおられます。
それを、全部シッカリ読んで、
その内容に即した回答をメールで返信することは不可能です。
あまりに長い文章でのご質問にはお答えしていません。
また、匿名の質問をしてくる患者さんのお考えが理解できません。
当然、質問は無視しています。
また、セカンドオピニオン予約や、
質問のメールが重なってくるときには、
埋もれてしまい、
返信できない場合もあります。
3日間返信が無いときには、
再送お願いします。また、メールでのやりとりの時には、
必ず、私が出したメールをつけて返信してください。
「○○の××ですが・・・・」
と、いきなり書かれてきても、
何処の××さんなのか、
分からないことも多々あります。
必ず、私がお送りしたメールも引きずったまま返信してください。本日は、午前中はゆっくり休んで、
午後からセカンドオピニオンの時間にしていたのですが、
私が現在診ている患者さんからの依頼ということで、
急遽午前中に予約を入れて、
朝9時から準備をしていたら、
メール一本で突然のドタキャンでした。
イロイロなご事情もおありでしょうけれども、
患者さん側の責任感の欠如も、
現在の日本の医療を歪めている一つの原因になっているように思います。先の裁判事例もそうですが・・・・
以上 文責 梅澤 充
8月20日の「がん診療連携拠点病院勤務医 様」に対して、
そこで取り上げた先生とは、
まったく別の視点をお持ちの、
診療連携拠点病院で働く先生から、
ありがたいコメントをいただきました。
失礼ながら、私の考えもまったく同一です。
再掲します。
一番優れたがんの治療とは?
私は診療連携拠点病院でがん診療を行うものですが、
先生に廃院を勧めた御仁とは考え方が異なります。
私は標準治療だけを行う施設がもっとも治療成績が悪く、
その次が標準治療が終わっても保険診療の範囲でエビデンスの不確かな治療を
いろいろ試みてくれる一般病院、
もっとも成績がよいのが保険適応薬はもちろん標準的でない投与法や
未承認の治療薬まで使って治療を行う施設だろうと思っています。
がんと戦う武器の数が圧倒的に違うのでこれは当然だと思っています。
そう思わない医師がいるというのが理解に苦しみます。
医者は、標準治療、保険適応薬、自由診療を区別して考える習慣があります。
エビデンスがないからできないとか、保険適応がないからできないと考える習性です。
しかし、患者さんからしてみるとそのような区別はないのではないでしょうか。
標準治療だろうが、未承認のやり方だろうが、
いろいろやってみて最大限長く生きたいと考えるものではないでしょうか。
そういうわけで、いつでもどこに住んでいても最良の癌治療を受けられるように
という目的で作られた連携拠点病院に勤務していながら、
経済的に余裕のある方には自由診療の話もするようにしております。
私も、長年保険医として働いてきました。
現在も、保険医です。
現在は、
混合診療という違法行為(?)にあたらないように、
保険診療をおこなう医療機関の協力を得て、
豊富な武器を使った、
自由なガン治療もおこなっています。
勿論、ガン治療において、
患者さんの経済的負担を抜きに考えることはできません。私も、先ず健康保険で使える武器を最優先に選択します。
そして、そのクスリを最低量から開始します。
それで、副作用が無く、
効果がでれば、
経済的にも負担はかからず、
患者さんにとって、
最善の治療に近付くのではないかと考えます。
しかし、一般的に最初のクスリ・量が、
最適となることはあまりありません。
試行錯誤しながら、
最善と考えられる治療を見つけ出します。その時には、
頻回な腫瘍マーカーの検査など、
健康保険ではできないことも必要になりますが、
腫瘍マーカーは自費で採血しても、
1項目あたり概ね1500円程度であり、
それほど大きな負担にはなりません。
勿論、経済的に、
「その程度なら大丈夫」
という患者さんには、
はじめから健康保険の適応外のクスリを使うこともあります。
膵ガンなどでは、
日本では、経口剤はTS-1が第一選択で、
それ以外は、
膵ガンではほとんど効かないUFTしか認められていません。
しかし世界標準では、
ジェムザールとゼローダの併用です。私は健康保険の適応外のゼローダは、
常用量では使いませんので、
経済的にも、それほど大きな負担にはなりません。
その程度の金額のサプリメントを飲まれている患者さんは、
たくさんいます。
それを考えると、
患者さんの経済力が許せば、
はじめからゼローダを使うことをお勧めしています。
本日来られた肝転移を伴う、
手術不能の膵ガンの患者さんも
2ヶ月前に40000以上あった腫瘍マーカーが、
現在1300にまで低下していました。
副作用はまったく感じないと言います。
本日も膵ガンの患者さんは4名来られましたが、
全員ゼローダは使っています。
話しはそれましたが、
武器が多ければ、
それだけ多くのチャンスに巡り合う可能性がでてきます。そして、一人一人個別に、
頻回に状況判断を行い、
それに合わせて治療をしていけば、標準的抗癌剤治療よりも短い一生で終わるはずがない、と考えています。
事実、そのとおりになっています。
QOLは比較になりません。
私は、現在私がおこなっている治療が、
いかがわしい治療だとは、まったく考えていません。至極まっとうな、
多くの患者さんが望む治療だと自負しております。しかし、私も人並みの人間であり、
8月20日の「がん診療連携拠点病院勤務医 様」で紹介した拠点病院の先生のような医者ばかりだと、
自分でおこなっている治療が、
虚しく、悲しくもなってきます。
大学病院の先生でも、
その大学で、ご自身が診ている患者さんを、
紹介してきてくれるかたもいます。
しかし、今回のような先生もいらして、
コメントまでいただくと、
とても励みになります。
ありがとうございました。
以上 文責 梅澤 充
昨年、大腸ガン治療に対して、
日本でもやっと認可されたアバスチンには、
イロイロな副作用があります。
最近、厳しい使用制限も解け、
かなり自由に使えるようになりました。勿論、直腸・大腸ガンに対しては健康保険の適応です。一般的な細胞毒である抗癌剤のように
嘔気・嘔吐、脱毛、全身倦怠感、神経症害などの、
身体が直接感じる副作用は非常に少ないのですが、命を落とすような重篤な副作用が突然現れる可能性があることが知られています。今のところ日本人での統計では
その頻度は0.5%程度と高くはありませんが、
1000人の患者さんに対して使うと、
5人のかたが亡くなるとなると、
穏やかではありません。
しかし、大腸ガンの標準的抗癌剤治療でも、
その倍以上の治療関連死、
すなわち、副作用死があるといわれますので、取り立てて心配するような数字ではありません。そのアバスチンの副作用で特異的なのは、
腸管穿孔です。突然腸に穴が開いて腹膜炎を惹起します。
現在、何人もの患者さんにアバスチンを使っていますが、
確率が低いとはいえやはり心配です。
先日、ある大腸ガンが再発している患者さんに
「来週からアバスチンを使いましょう」と言って、
次回から外来でアバスチンを使うことを決めた患者さんがいます。
ところが、その数日後に
腸管穿孔による腹膜炎にて、
夜中緊急入院してきました。
そのような兆候はまったく無かったので、
ビックリしました。
と同時に、
胸を撫で下ろしました。
もし、「来週から」
ではなく、
「今日から使いましょう」だったら・・・・
腸管穿孔はアバスチンの副作用にされてしまいます。
患者さんの病気を良くしようと考えての正当な使い方であっても、
自分が使ったクスリで、
患者さんが死に瀕する状況になったとなると、
気持ちの良いものではありません。
それが、まったく原因不明の
アバスチンを使う前の穿孔であれば、
誰も恨まれませんし、
後悔もありません。
昨日の「無罪判決」で書いたような、
モンスターペイシェントでも、
文句の言いようがありません。
アバスチンの副作用での腸管穿孔には、
同様の事例も含まれているようにも思います。
「アバスチンで穴が開いた」のではなく、
「たまたま、穴が開いた時に、アバスチンを使っていた」ということもあるような気がします。
腸に穴が開く、
そして、それは死亡に繋がる。
それは事実ですが、
その確率は極めて低いこと、
また、この患者さんのように、
それを使わなくても、
勝手に?穴が開いてしまう患者さんもいます。
ガン治療は、場合により確率が非常に重要です。
アバスチンを使えば、
長生きができるという、
シッカリとした統計データが出ています。勿論、それが万人にあてはなるものではないことは
何回も書いているとおりですが・・・・
昨年日本で承認される前には、
輸入しなければならず、
非常に高価でした。
それでも、アバスチンを使いたいという患者さんは、
後を絶たず、
何人にも輸入のアバスチンを使ってきました。
それにより、あと1月も無いという、
絶望的な状態から回避して、
1年以上元気に生活された患者さんもいます。
また、同時に使いたいけれど、
その値段故使えないという患者さんも無数に見た来ました。それが、健康保険で使えるようになったのですから、
その恩恵を放棄することは愚かなことだと考えます。
ガンという病気は、
進行すれば人の命を奪います。
それだけは間違いの無い事実です。そのガンの本質を理解して、
副作用を必要以上に恐れず、
ありがたい恩恵にあずかる方が、
トクだと思います。以上 文責 梅澤 充
昨日、例の福島県の産婦人科医が逮捕された一件に対しての判決がありました。出血と死亡との因果関係、
および、別の方法をとっていたならば救命の可能性があったことは、
認めたようですが、
結局は、無罪でした。
“妥当”を通り越して、
“当たり前”のことです。
逮捕そのものが異常だったと思います。
かの産婦人科医は一番の被害者です。
医療行為の結果には、
当然、死亡という二文字もあります。それを避けるために医療が存在するはずですが、
医療が万能などということはありません。全ての死を救えるはずがありません。胎盤癒着だったそうですが、
医療を受けなければ、
その患者さんは死にます。
医療行為が介在しなければ、
自然死として処理され誰の責任にもなりません。50年前は自然死でした。
それを救おうとして医療行為を行い、
その結果救うことができなかった場合には、
その医療行為をおこなった医者が刑事責任を問われる、
というあまりにも馬鹿げた事態が、
日常化してしまったならば、
日本では医療は成り立たなくなります。
医者がいなくなります。
死亡した患者さんの父親は、
「真実を知るための裁判だった」
「医療に対して不信感が募る」などと馬鹿げたコメントを出していました。
それに同調して大衆に媚を売るコメンテーターもいました。
腹が立ちます。
真実を知るのであれば、
他の方法があったはずであり、
真実を知るために医者が逮捕されたのでは、
医者になりたいと考える人間はいなくなります。
“病死”した女性の父親は、
日本の医療に対して大いに不満だそうですが、
ご自身の医療に対する知識不足がそう感じさせているのではないでしょうか。
「再発ガンは、多くの場合、治らない病気である」という医者にとっては当たり前の事実を、
いまだにご理解いただけない患者さん、ご家族もいます。
「治すために治療を受ける」という患者さんも少なくないはずです。だから、標準的抗癌剤治療が、
いまだに日本中で行われているのだと思います。「日本中で行われている標準治療だから治る」
と考えている患者さん、ご家族もたくさんいると思います。そのような方々から見れば、
どんなガン治療も、
信頼できない治療になるはずです。
普通のご家族は、
信じていた標準的抗癌剤治療でも裏切られ、
信頼できないまま最悪の結果を見て、
そのまま泣き寝入り?するのでしょうが、
記者会見をしていた、
ご家族のように、
逆切れしてしまうかたが
医者にとっては一番厄介です。
そのようなモンスターペイシャントが、
日本の医療崩壊をますます進める原動力になることだと思います。娘を亡くした親の悲しみは、
計り知れません。
しかし、その責任を他人に転嫁しなければ気が済まない、
今の日本の風潮は如何なものでしょうか。医者は、そんな風潮の社会では、
先ず、自らの立場を守ることを考えます。
責任を転嫁してきそうなそぶりが、
チョットでも見えたならば、
医者はその患者さんに対しては、
医者にとって一番安全な方策をとります。
それが、患者さんにとって最悪の結果を
招くであろうことが予見されても、
自分の安全を考えます。
各地で起きている、
救急患者のたらい回しなどは、
その一つの表れだと思います。
今回の事件で、
「診ない患者にタタリなし」の風潮は大きく広がったと思います。
医者の産婦人科離れも進みました。
今回の裁判では、
「医者の説明義務」について、
言及されていましたが、
たしかに、患者さんご家族は、
医療に対して無知であるのは当たり前であり、
その何も知らない患者さんに対して、
医療行為をおこなうにあたり、
十分に説明をする義務は負っていると思います。
それがインフォームドコンセントです。しかし、日本の医療を見ると、
そんな時間はとても作れないといのが実情ではないでしょうか。日本のあまりにも貧しい医療環境のもとでは、
素人である患者さん、ご家族が十分に納得してから、
治療を開始するという理想は、
まったく不可能だと思います。
お国の中心的なガン治療の専門病院でも、
インフォームドコンセントなどと掛け声だけは勇ましいですが、
その病院では、
何度も書いているとおり、
それは掛け声だけで、
少なくとも私は、
その病院でシッカリとインフォームドコンセントを得て、
治療をおこなっていた患者さんは見たことがありません。
私のところにもメールなどで、
「すぐにでも診療を開始して欲しい」という依頼をたくさんいただいております。
すべてお断りしています。
状況をまったく知らない患者さんが突然来られて、
その治療を計画・提案して、
それを患者さんに納得してもらうには、
最低1時間はかかります。
それを、一般診療の合間におこなうのは不可能です。
病院が潰れます。
以前にも書きましたが、
メールで長々と原稿用紙何枚分もお書きになり、
お送りいただく患者さんもいますが、
それをすべて読んでいる時間などありません。
私の場合、
有料(1〜1.5時間程度で21000円)で申し訳ないのですが、
先ず、セカンドオピニオンに来ていただき、
そこで、十分に説明をして、
同時に患者さん、ご家族のお考えを聞き、お互いに納得したならば、
治療を開始しています。勿論、診療開始が前提のセカンドオピニオンだけではありません。
一般的なセカンドオピニオンも受付ています。話しはそれましたが、
今回の裁判の根底にあるのは、日本の貧しい医療の現状と、
ナンでも他人に責任転嫁する風潮であるように感じました。完全に医者目線で書きました。
ご批判のコメント覚悟しています。
以上 文責 梅澤 充
すでに削除しましたが、
8月17日の「開業医減少」に対して、
病院勤務医と名乗る匿名医者からコメントがありました。
廃院して下さい
がん診療連携拠点病院勤務医です
いかがわしいがん医療を行うクリニックは廃院した方が
患者さんのためかと愚考いたします
いかがわしいガン治療をおこなうクリニックとは、
私のことを指しているのだと思います。「開業医減少」で書いた廃院に追い込まれる開業医は、
本文で書いたとおり、
多くは、高齢の医者であり、
ガン治療をしている医者などほとんどいないことは、
医者ならばご存知でしょうから・・・・
仰るとおり、本当に愚考だと思います。
私は、廃院する気は毛頭ありません。
がん治療拠点病院から、
放り出され難民になった多くの患者さんが、
行き先に困ります。
また、はじめから、
がん治療拠点病院での治療の正体知っていて、
その治療は受けたくないという多くの患者さんが失望します。
「いかがわしいがん医療」とは如何なる医療なのでしょうか、
まぁ、標準治療だけしかおこなったことのない、
極めて視野の狭い、
井の中の蛙クンでしょうから、
標準治療だけが唯一正しい治療だと、
思い込んでしまっている、
気の毒な医者が知っている治療以外を指すのだと思います。
同じがん診療連携病院の勤務医でも、
その病院から転院してきて、
現在は、私が診ている患者さんに対して、
その患者さんが経過観察のための診療に行き、
私のところでのデータを見せ治療経過を報告すると、
「ここまで、きめ細やかに診てくれているのですね、
ガンもいい方向に向いているし、
いい病院を見つけましたね。
この病院では、こういう治療はしたくてもできません」と言ってくれる、本当に患者さんのことを考えてくれる、
こころの広い医者も少なくありません。
「ここでやれるなら、我々もこういう治療をしたい」と言う、大学病院の医者もいます。
皆さん、いかがわしいことがお好きなわけではないと思いますよ。
一方、自分がおこなっている標準治療以外の治療を受けるなら、「ここでは一切診ない」という了見の狭い医者もいます。
匿名の投稿者も同様な医者だと思います。
抗癌剤治療の専門医だけが、
最善の治療と信じ込むも、患者さんかが望まない、
否、嫌われている治療こそが、
“本当にいかがわしい治療”なのではないでしょうか。
匿名でしか投稿できないということは、
ご自身の発言に自信が無いことの表れだと思いますが、
本当に、“いかがわしい”と思われるなら、
オモテのコメントに投稿する前に、
私のところに来て、事実を確認してください。
ガン治療拠点病院での治療より、
皆さん遥かに長生きされています。
しかも、日常生活に支障を来たすような副作用はありません。拠点病院でお得意の
「治療方法はありません」
と宣告された多くの患者さんも、
“いかがわしい治療”を続けて、
皆さん元気にご自宅で生活されています。拠点病院からの無治療宣告後におこなわれる治療は、
“いかがわしい治療”でしょうか。患者さんが必死になって模索した、
“生きるための治療”は“いかがわしい”のでしょうか。匿名のガン治療拠点病院の先生は、
ご自身、ご家族がガンになったときには、
“いかがわしい治療”は一切受けずに、
潔く、無治療で、座して死を待ってください。勿論、“いかがわしい治療”で、
エビデンスとほぼ同じ時間で逝かれてしまった患者さんも、
ごく僅かですがおられます。
しかし、標準的に大きな副作用で苦しめてはいません。コメントの匿名勤務医氏が本当に医者であることが確認されたなら、
すべて包み隠さず開示します。
しかし、標準治療のエビデンスしか知らない医者は、
腰を抜かしますよ。そして、こころある人間なら、
次の日から、
標準治療を続けるべきか、
真剣に悩むと思います。
標準治療が馬鹿馬鹿しくなり、
匿名氏が廃業することになるかも知れません。
治療は患者さんのためにおこなわれるものです。
医者のためではありません。患者さんが望まない治療こそが、
「いかがわしい治療」であることを、忘れないでください。
また、他人を批判するなら、
必ず、実名およびメールアドレスを明記してください。匿名の批判は削除します。以上 文責 梅澤 充
ある聡明な患者さんのはなしです。
ビタミンC大量静注療法を受けようとされています。
その時、
先ず、本を買ってこられたそうです。
そして、その治療が如何なるものであるのか、
先ず、予習からはじめられました。
普通は、
イロイロな書物を読み、
「この治療は効きそうだ」
と考えその治療に入っていきます。
しかし、はじめに「この治療を受けよう」
と決めてから、
その予習に入る患者さんはあまりいません。
何故読むかというと、
「その手の本は、それを読めば、
その治療を受けたくなるように書いてあるから」だそうです。
そして、効く方向にご自身に暗示をかけ、
その治療を受けようとのお考えです。
その患者さんが賢いのは、
その類の本は、
患者さんをその治療へ誘う、
バイブル本みたいなものだということを十分に理解されていることです。免疫治療の本や、
怪しげな○○療法の書物など、
巷には無数に溢れています。
しかし、その多くは、
それを書いている医者がおこなっている治療へ
誘導するために書かれたものです。ほとんどは、
それとは知らずに読まされる宣伝本です。摘発・逮捕されたア○リ○スのバイブル本と、
ほとんど変わらない内容のものも少なくありません。
何回も書いているとおり、
ガンという、
あまりにも個性的な病気は、
どのような治療でも、
良くなる可能性はあります。
“お祈り”だけでも、
精神的なリラックスなどが作用して、
免疫力の向上から、
ガンが良くなる患者さんもいることでしょう。
しかし、当然その頻度は極めて低くなります。
数万分の1程度だと思います。
バイブル本では、
それら数万分の1の
極めて稀な患者さんがすべてであるかのように取り上げ、
その患者さんにだけ、
スポットライトを当てて、
如何にも、
その治療?が効くかのように、
書き上げています。
騙されないでください。
ビタミンCの大量療法についても、
日本の○○大学教授が書いているものは、
少なくとも私は信用していません。
あるいは、
ガン治療などまったく知らない日本の医者が、
ビタミンCの大量点滴で、
効果が見られた患者さんを取り上げても、
それを鵜呑みにすることはできません。
しかし、アメリカの論文では、
まだ、多くはケースレポート止まりですが、
大学から出されている信憑性が高いと思われる論文が幾つもあります。
それを見ると、
期待の持てる治療であるように感じます。
8月11日の「ビタミンCの大量療法について」でチョット書きましたが、
害は無いであろうことが確認されましたので、
私も行う予定でいます。
すでに、数名の患者さんで開始しています。
問題はコストです。
インターネットでそれを宣伝するつもりはありせんので、
ここには提示しませんが、
最低の値段に設定してあります。
(顔の見えないメールは、お答えしていません。)
なお、オモテのコメントで、
「再発予防に使えるか」とのご質問がありましたが、
理論的には十分に有り得るとは思います。
しかし、少なくとも私の知る範囲では、
実証されたデータはありません。
また、そのご質問のかたは、
AIが保険の関係で処方を受けることができないそうです。
年齢によりますが、
なんとか可能になる方法もあります。
あまりにも窮屈な健康保険ですが、
抜け道もけっこう用意されています。
その裏街道を使い、
処方している患者さんもいます。
抜け道も上手く使ってください。
賢い患者さんから、
話しがそれてしまいましたが、
世に出回っている本の、
本当の意味を十分に考えて、
文字の裏側までシッカリと読んでください。以上 文責 梅澤 充
8月15日の「お盆」に対して、
huj さんと名乗る、
多分、標準的抗癌剤治療を続けたいと考えている医者と思われる人物から、
コメントをいただきました。
以前から拝見しておりますが、
標準的治療を目の敵のように非難するのはなぜでしょうか?
今まで治療を行った他医を貶めるようなコメントは
最終的に患者の不安をあおるだけですので、
ぜひお控えください。
「以前から拝見」していただいていれば、
十分に分かると思いますが、
私は、日本の政府も勧める標準的抗癌剤治療を
目の敵にしているのではありません。標準的抗癌剤治療が最善の患者さんもいます。
8月10日の「賢い予見」でも書いたとおり、
標準的抗癌剤治療が良く効いて、
しかも、副作用もほとんど感じないという
稀有な患者さんもいることは事実です。
その患者さん自身、
同じ治療で、周りの患者さんが皆さん苦しんでいるのを見て、
「何故、私だけ副作用が無いのだろう」と不思議がっていましたが・・・・
今の抗癌剤治療の現実はドウでしょうか。
すべての患者さんにとって最善の治療であるかのように、
患者さんを勘違いさせたまま
標準的抗癌剤治療がおこなわれている現状に対して、
それは、大きな間違いであること、標準的抗癌剤治療の唯一の根拠であるエビデンスについて、
シッカリと理解しなければ、
大変なことになりますよ。標準的抗癌剤治療とは如何なる治療であるのか、
それをおこなったときに得られるメリットはどの程度であり、
同時に、デメリットが如何に大きいものであるのか、それをすべて理解したうえで、
ご自身の治療を考えてください。ガンを身体の一部に宿しただけで、
とても元気なPS. ゼロの人間が、
標準的抗癌剤治療を開始した途端に重病人に変身する。その実態を無数に見てきた医者として、
当然、伝えなければならないことを、
患者さん、ご家族に語っているだけです。
さらに、標準的抗癌剤治療だけをおこなっている
多くの医者・病院では、
それができなくなると、
元気な多くのガン患者さんが、
ガン難民に転落している事実を冷静に考えて欲しい、ということを訴えているだけであり、
その訴えは今後も続けていきます。
また、このコメントには、
「今まで治療を行った他医を貶める・・・・」との一文がありましたが、
それはまさに医者の目線ですね。
先ず「今まで治療を行った他医」の意味ですが、
私のところに転院してくる直前の医者のことでしょうか、
それならば、私が貶めることはしていません。
患者さんご自身が、
その医者の治療を見限って私のところへ来られただけです。
患者さんの判断です。
私は、雨後の筍のごとく林立している代替療法クリニックのように、
「○○療法は効きます」
「是非、○○療法を受けましょう」などという宣伝は一切していません。
このブログでは事実を書いているだけです。
さらに、私のところへ来られた患者さんに対しては、
「エビデンスの無い治療はするなという現在の風潮があるから、
標準的抗癌剤治療だけしかしてもらえないのは仕方がないことです」
「健康保険の範囲だけでは限界もあります」と、話しています。
前医を貶めるようなことはしていません。
もし、「今まで治療を行った他医」が、
今まで、標準的抗癌剤治療だけを遂行してきた
一般的な先達を指すのであれば、
その先輩医者を貶めているとは考えていません。
むしろ、その先達が導き出してくれたエビデンスは、
有効活用させていただいています。
エビデンスは参考値として使っています。私たちの先輩医者は、
「手を翳(カザ)して病気を治す」ということまでしてきました。
現在、そんなバカな治療?をする医者はいないでしょう。
しかし、当時は、患者さんのことを思い、
それを真剣におこなってきたのです。
その行為そのものは愚かでも、
それを真剣におこなってきた医者は愚かだとは思いません。同様に、延々と最大耐用量の抗癌剤を使った治療をおこなってきた
抗癌剤治療の専門医も
愚かだとは思いません。
しかし、ほんの十数年前まで、
神戸の大地震の頃まで、
多くのガンで、
最大耐用量の抗癌剤での治療では、
無治療群と比較して
延命効果は認められなかったという
エビデンスがあるのです。当然、患者さんは多大な副作用に苦しみましたが、
「長生きできない」というのが事実でした。無治療にした患者さんは、
副作用を感じることなく、
同じ時間生きていられたのです。その治療は本当に愚かな治療であり、
当然、貶められなけれ、
糾弾されなければならないものではないでしょうか。現在の標準的抗癌剤治療とて、
多くの場合、僅か数ヶ月の延命効果しか認められていません。そこに価値観を見出すのは、
標準治療だけしかおこなわない医者だけではないでしょうか。一般の患者さんは、
標準的に激しい副作用で苦しんだ挙句の数ヶ月延命では、
納得できるかたは多くはないはずです。その治療の価値を決めるのは、
医者ではなく、
それを受ける患者さんであるべきだ、ということを言いたいだけです。
先達を貶める気は毛頭ありません。また、
「最終的に患者の不安をあおるだけですので、ぜひお控えください。」と、まことにありがたいご指摘をいただきましたが、
真実を知らずに、
安心して、
自分の望まない治療に導かれるよりは、不安があっても、
選択肢を増やし、慎重に考え、
ご自身が受けるべき治療を検討するほうが
遥かに重要だと思いますので、huj さんのようなお考えの医者が存在する限り、
患者さんにとって、
必要と思われる情報の発信を止める気はありません。これからもお楽しみください。
本当に不安になるのであれば、
読まないでください。
以上 文責 梅澤 充
健康保険での診療に対する、
診療報酬請求の電子化に伴い、それに対応できない3600件の開業医が
閉院に追い込まれる見込みだそうです。日本の夏は年々暑くなっていますが、
医療体制はさらに寒くなることだと思います。
氷河期に入るのかも知れません。
諸物価は値上がりしても、
医療はまったく値上げができません。
健康保険により、
日本全国均一の“定価”が決められています。
医療を提供するための病院の負担は、
物価高騰の煽りを受け、
確実に増加しています。
しかし、医療費削減の大原則のもと、
診療報酬は引き下げられるばかりです。
医者は、「働けど、働けど、収入は増えない」というお粗末な実情を考えたなら、
「もはや、廃業したほうがイイ」と考えるのが普通の人間だと思います。
医者は普通の人間です。
3600件の病医院の経営者のうち、
約6割が70歳以上だそうですから、
地域医療、住民の健康のため、
などは考えずに、
ご自身の老後を楽しく過ごそうと考えて当たり前だと思います。
開業医は、地域医療にはなくてはならない存在です。それが日本全国で3600件も廃業となれば、
その影響は計り知れないと思います。医者不足、医者不足と表向きは、
盛んに叫んでいますが、
開業医が無くなったなら、
そこに行っていた患者さんたちは、
医者不足の中心的な役割を果たしている地域の中小規模病院に、
あるいわ、同様に忙しい大病院に集まります。
ただでさえ忙しく働いている勤務医は、
確実に限界を超えます。そして、耐えられなくなり、
その現場から逃げていきます。
自分の身を守るために・・・・「廃業したら、勤務医になればイイ」という考えもありますが
何十年も一国一城の主で、
好きに仕事をしてきた医者が、
チーム医療である勤務医に戻ることはほとんど不可能です。
地方の住民が、
簡単には医者に診てもらえないという、
一昔前の状態に逆戻りすると、
僅かな兆候しか現さない早期のガンの状態では、
医者のもとには行けなくなり、
重篤な症状が出始める、
相当に進行したガンになってはじめて、
忙しい病院に行くことになります。
今後日本では、
確実に、早期ガンの発見は
遅れることになると思います。
そうなれば、
標準的抗癌剤治療の出番です。
それこそ、国を挙げて推奨している
誰でもエビデンスどおりに
均一に亡くなっていくガン治療が、
日本全土に広がることだと思います。日本の政治は、
本当に国民のことを考えてくれいるのでしょうか。
「○○安心内閣」
だそうですが、
例の中国の毒餃子の一件も、
「情報提供者がオフレコだと言ったら黙っているのが当然」などと、一国の外務大臣が、
国民の利益を無視した、
本末転倒の逆切れをしているような政府であり、
中国からの依頼ばかりを優先し、
日本の国民には真相を知らせないような、
わなわち、国民の食の安全すらないがしろにする内閣ですから、
地域医療を受け持つ病医院が減ることなんか
何とも思わないような気がします。昨日の終戦記念日にも
靖国神社の話題すらも出ない総理大臣でした。
周りの国のご機嫌取りも、
時には必要だとは思いますが、
先ずは、日本の国民を第一義に考えて欲しいと思います。
何処が「安心内閣」なのか大いに疑問です。
今年の暑い暑い夏も、
日本のこれからの医療を考えると、背筋のあたりがかなり涼しく過ごせるように思います。国民の健康の根源でもある日本の医療は、
何を目指して、
何処に向かっているのでしょうか・・・・
以上 文責 梅澤 充
腫瘍マーカーの数字を気にしない患者さんはいません。
しかし、異常なまでに、気にする患者さんがいます。「気にするな」というのは不可能なことだと思います。
しかし、いくら気にしても、
結果は一緒です。むしろ、数字を異常に気にして、
増加したことをクヨクヨ悩むことで
免疫力の低下があれば逆効果です。腫瘍マーカーが増加している。
すなわちガン細胞の数が増大している可能性が考えられる。
となれば、
クヨクヨ心配している暇はありません。
「ガンは悪化している」
と判断して次の手を先ず、
模索するべきです。
少なくとも、
私が診ている患者さんでは、
私は常に患者さんにとって不利益な状況から考えますので、腫瘍マーカーの増加が見られたならば、
次の手を考え、
すぐに実行に移します。したがって、
患者さんが腫瘍マーカーの増加により慌てる必要はありません。
患者さんの前に、
私の方が十分に慌てています。
そして、次の一手を考えます。
手を尽くしきって、
それが見つからない患者さんでは、
相当に慌てますが、
それでも、無い知恵を絞れば、
ほとんどの場合何かの手は残されています。
私ではなくても、
どの主治医もそうだと思います。
どんなに知識が豊富な患者さんであっても、
医者の方が、
その数十倍、数百倍の知識と経験を持っています。
慌てるのは医者に任せて、患者さんは、
次ぎに何を楽しもうか、
何処に旅行に行こうか、
など、楽しいことだけを考えていてください。ご自身の性格上、それが難しいという患者さんであれば、
ご自身でできることを考えてください。
例えば、
無理、ストレスの無い範囲での、
食事の工夫とか、
ストレスを感じない生活を心がける、
あるいは、
免疫力を上げるような生活、
さらには、ネット検索や文献検索からの知識の蓄積、
などを実行してください。
それを実行することで、
こころはかなり落ち着くと思います。
私が診ている患者さんでは、
多くの場合、
点滴の度に腫瘍マーカーをチェックしており、
その度に増減していますので、
本当に短い時間での、
一喜一憂になります。
可能であれば、
患者さんには数字は見せずに、
私だけが見て、
治療の舵取りをしていけば、
患者さんの精神的な負担は一番少なくなると思うのですが、
当然、患者さんは、
ご自身の結果を知りたいと思っていますので、
それはできません。
かといって、
腫瘍マーカーを検査しないで、
それを知ることなく、
すなわち、ガンの動向、
その治療の効果を見ずに治療を進めていくことは、
患者さんにとって有利なことだとは思えませんので、
どうしても毎回腫瘍マーカーをチェックすることになります。
患者さんがガックリ肩を落とすときこそ、
治療法の変更が必要な時ですから、
腫瘍マーカーの数字を知ることは重要になります。逆に患者さんが喜ぶときには、
治療変更は必要ないのですから、結果論からすれば、
腫瘍マーカーを見る必要はなかった、ということになります。
皮肉な話しです。
「そんなに頻回に見ても変化無い」と言う医者は少なくありませんが、
腫瘍マーカーは、毎週見事に動いています。そしてそれは、
ガン治療の一つの道標になることは間違いありません。
腫瘍マーカーの数字、
これは、皆さん気にしますが、
心配はしないで、
医者にだけ心配させておいたほうが賢明です。
以上 文責 梅澤 充
お盆には、
先祖の御霊が帰ってくると云われています。
すでに今年に入ってからも、
たくさんの患者さんが旅立たれてしまいました。
本当に悲しい別れもたくさん経験しました。
まったく予期せぬ、慌しく、
そして本当に悲しいお別れもありました。
お盆で、その多くの患者さんが帰って来られるとなると、
お一人お一人、治療中だった時のことを思い出します。
「先生、こんなによくしてもらって、
ありがとう、
十分にお礼をさせてもらいますからね」と言い残して旅立たれた患者さんもいます。
現世でのお礼などいりません。
私がそちらに行ったら、
歓迎してください。
一杯飲みましょう。
それだけで十分です。
ただ一つ、
もし、私に感謝してくれて、
お礼を考えてくれるなら、
今、同じ病気で苦しんでいる患者さんを救ってください。
治る可能性のある患者さんもいます。
その患者さんのガンを根治させてください。
治らない患者さんもいます。
その患者さんには、
可能な限り長く楽しい一生を与えてください。
標準的抗癌剤治療であれば、
標準的なエビデンスだけが得られますが、
そうではない、
個々の患者さんに合わせたガン治療では、
考えられることをすべておこなった後は、
その結果は神様にお任せする部分も少なくありません。
同じような病態に対して、
同じことを同じようにおこなっても、
まったく違った答えが返ってくることは珍しくありません。
それは、何度も書いている、
個体差、
患者さんとガンの個性によるところが大きいとは思いますが、
神様が悪戯をしているとしか思えない状況もしばしば見ます。
あるいは、その神様の悪戯・恩恵は、
患者さんご自身の精神力で引っ張り込んでいるのかも知れません。
明るく前向きな患者さんは、
神様にも好かれているようです。逆の患者さんは、
神様もあまりお好きではないように感じます。8月15日終戦記念日、
日本が敗れた日ですが、
今治療中の患者さんは、
諦めることなく、
けっして白旗は揚げずに、
前向きな思考回路のもと治療を続けてください。
きっと神様も微笑んでくれると思います。私のことを恨んでいる患者さんもいると思います。
しかし、その逆の患者さんの方が、
遥かに多いと自負しています。
きっと、その多くのかつての患者さんは、
このお盆に帰って来られて、
現在、病気で苦しんでいる患者さんの見方になってくれると信じています。
過去の患者さんが、
帰ってくるといわれるお盆で、
フト、勝手に思ったことを、
旅立たれた患者さんに対して書きました。
今日はメチャクチャ暑い一日でしたが、
私の父が逝った日も、
同じように暑い暑い日でした・・・・
以上 文責 梅澤 充
お盆とオリンピックが重なり、
今の日本は、
それ一色ですね。
道路は大渋滞(都内はガラガラで助かります・・・)
テレビはオリンピックばっかり、
オマケに高校野球までやっています。
ガンもお盆休みに入ってくれればイイのですが・・・ガンのお盆休みは、
多分無いとは思いますが、
日本人の生活サイクルの一環として、
患者さんもやはりお盆休みは必要なようで、
昨日は、抗癌剤点滴の患者さんは、
いつもよりは若干少なめでした。
明日も少しラクができます。
昨年もそうでしたが、
セカンドオピニオンの依頼も、
8月には少なくなります。
私の生活は、
とても心配な患者さんもいて、
昨年よりも熱い夏になっています。
最近、患者さんから、
「身体に気をつけてください」と、どちらが患者か医者か分からないようなことを、
頻繁に言われます。確かに、
かなり疲れていますので、
それが顔に出ているのかも知れません。
飲み過ぎが最大の原因であることは分かってはいますが、
言い訳をすれば、
飲まずにはいられないほど忙しい状況です。
最近、チョット限界に近いようにも感じています。
今後は、少し休息も入れていこうかと考えています。
ところで、
8月10日の「賢い予見」に対して
精神科医で大腸ガン患者さんである“のっぽ187”さん、
からコメントをいただきました。
「積極的精神で生きる」というタイトルの、
ご自身のブログ(http://noppo187.blog39.fc2.com/)が
付けられていましたので、
それを覗いてみたところ、
チョット首を傾げたくなるところがありました。
以下一部コピーを添付します。
標準投与量の75%の量を現在、投与を受けている。
これを50%に引き下げるということになると、副作用は減る一方、
がん細胞をやっつける効果も減る。
主治医のこの言い分に、おかしいところはない。
主治医の言い分はおかしくはありませんが、
抜けていることがあります。全文はとても読みきれません。
タイトルとごく一部を読んだだけですが、
「積極的精神」の先にあるのは、ご自身の免疫力も意識してのことではないでしょうか。主治医の言葉の中には、ガンに対する免疫力への配慮については、
まったく含まれていません。最大耐用量の標準的抗癌剤治療で、標準的に大きな副作用を受けてしまった時に、
患者さんは「積極的精神」でいられるでしょうか。50%に引き下げるということになると、副作用は減る一方、
がん細胞をやっつける効果も減る。
一見、もっともな言葉のように思えますが、
副作用の減弱に → 「積極的精神」の増強 → 免疫力の増強
→ ガンに対する抵抗力の増強に繋がる可能性もあります。
また、抗癌剤の減量は、
確実に免疫力の増強には繋がります。それが、どれだけのメリットをもたらすのか、
エビデンスが無いだけの話です。私が現在(そして過去にも)診ている患者さんでは、
常識はずれの減量により、大きな恩恵を受けているかたは数え切れないほど存在しています。すべてエビデンスを如何に考えるか、捕らえるかだけの問題です。ただし、のっぽさんの場合
術後の再発予防の補助抗癌剤治療のようですから、
エビデンスに従わなければ、
まったく意味はありません。75%にした場合には、
エビデンスはありません。
術後の再発予防の抗癌剤治療では、
道標は唯一エビデンスだけです。
その他の考え方については、
書いていると日が暮れます・・・・
医者ですから当然、
その治療での再発予防のエビデンスは、
ご存知だと思いますが、
私の身内であれば、
けっして勧めない治療です。
ある患者さんのご家族からいただいたメールで、
基本的に他人のデータに頼るつもりはございません。
エビデンスは個々が立証していくものだと考えております。
という、まさに、私の主張しているとおりの、
シッカリしたお考えをお持ちのかたもおられます。
エビデンスはあくまで参考値でしかありません。何回も書いているとおり、
その病気の患者さんが何千人もいて、
その何千人の患者さん全員にまったく同一の治療を行った場合、
エビデンスどおりの結果が得られるというだけのハナシです。
世界中でたった一人しかいない患者さん、
そしてそのガンに対してのエビデンスなど存在しません。
私も、常に、
「エビデンスは個々が立証していくものだ」という考えのもとに個々の患者さんの治療を組みたてています。のっぽさんも、
50%ではなく、
25%が最善の量かも知れません。
すべてのガン治療は、「やってみなければ分かりません」以上 文責 梅澤 充
本日も何人もの患者さんが、
抗癌剤治療に来られました。
イロイロな状態の患者さんがいます。
根治を目指すことが十分に可能な患者さん。
残念ながら、
常識的に考えれば根治は不可能であり、
延命だけを目指さなければならない患者さんもいます。
むしろ、後者の患者さんの方が多数派です。
そして、そのことをほとんどの患者さんは理解されています。
少しでも長く、
QOLを落とすことなく元気に生活を楽しみたい、と考えられています。
根治が望めない患者さんに対しては、
私も、患者さんとまったく同じ考えです。しかし、多くの患者さんの中には、
根治は不可能であるにもかかわらず、
「何時になったら治りますか?」と聞いてこられる患者さんもいます。
多くはお年寄りですが、
答えに困ります。
「しばらくは治療を続けなければなりませんよ」
というのが精一杯です。
本日も、まったく同じ質問をお二人の患者さんからいただきました。
辛いです。
ご家族とご一緒に来られている患者さんでは、
いくらご高齢でも、
その質問は出てこないのですが、
お一人で来られるお年寄りは、
よく同じ質問をされます。
本日の患者さんは、
治療後のリンパ浮腫に悩まされていますが、
それも多くの場合治りません。
そのリンパ浮腫についても、
「何時治りますか?」このブログを読まれているような、
比較的若い患者さんでは、
ご自信の置かれた状況をご理解されており、
その状況下で最善の治療を探して、
それを続けておられます。
しかし、ご高齢で、
ご自信の現状を知らずに、
「何時になったら治るんだ!?」と悩んで、イライラしているのは、
お気の毒な気がします。
しかし、逆に考えると、
かつての日本のガン治療のように、
患者さんには、
ガンであることすら知らせないという考え方も、
ある意味患者さんにとっては、
幸せなことなのかも知れません。
でも、ご自信の本当の現状を知らないで、
治療を続けるのは、
やはり、なにとも不公平な感じがします。
いくらお年を取られていても、
認知障害でもない限りは、
ご本人が置かれた立場をシッカリと理解していただいたうえで、
その状態のご自身に最適と考えられる治療を行うべきだと思います。
ご高齢の患者さんに真実を伏せて、
私のところで治療を行うことを希望されるご家族は、
大切なご家族である患者さんに
QOLを低下させずに長生きして欲しい、
と願っておられますが、
患者さんによっては、
真実を知っていたほうが、
より高いQOLが得られるかも知れません。あるいは、
治らないのであれば、
治療は望まれずに、
自然の流れに身を任せたいというかたもおられるかも知れません。
ご自身の病態を知るということは、権利でもあり、
同時に義務でもあるような気がします。以上 文責 梅澤 充
どこぞの病院で、
「間違えて抗癌剤を3倍の量、投与してしまった。」というニュースが流れていました。
ご存知のかたも多いと思います。
医者のコンピュータへの入力ミスだそうです。
お粗末な話しです。
2008年5月7日の「ロボット医者」2008年5月6日の「マニュアルどおり」で書いたようなことが実際に行われているようです。
すべての患者さんに対して、
身長と体重、ただそれだけで、
他の要素はまったく加味しない均一治療が、
日本中何処でも行われています。
しかし、それならそれで、
いつもとまったく違う量の抗癌剤点滴がオーダーされるのですから、
誰かが何処かで気がついてもよさそうなものですが・・・
大きな病院では、
抗癌剤点滴は薬剤師が調剤しますが、
いつもと違うことに気がつかなかったのでしょうか。
ニュースでは、
「本来1日で終わるところ3日間連続で点滴してしまった。」となっていましたので、
薬剤師が日替わりで調剤して、
連続していることに気がつかなかったのでしょうか。
どうせなら、
薬剤師の仕事もロボットが行えば、
つまらないミスは起こらなかったのではないでしょうか。
ロボットは夏休みは取らないでしょうから。
現在、私は百名以上の患者さんの
抗癌剤点滴をオーダーしていますが、
同一内容の患者さんは一人もいません。
抗癌剤の点滴内容のオーダーは文字で行うのですが、
同一の患者さんでも、
前回と内容が一新していることも珍しくありません。
オーダーがすべてバラバラだと、
点滴の担当者も神経をピリピリさせてそれを作ります。
ゼロの数を間違えることはありませんが、
「30mg」が「45mg」に変わっただけでも、
その点滴の担当者はその真偽を確認してきます。
したがって、前回と内容が変更になるときには、
「間違いないですよ」
のサインを入れておきます。
それが無いと、一仕事増やしてしまい、
忙しいところをさらに忙しくさせてしまいます。
特に、量を増やして、
標準に近い量になったときなど、
「間違いなし」
のサインが無ければ、
必ず、「本当にイイの?」
と聞いてきます。
多くの場合、
私の抗癌剤治療のでは、
ゼロの数を一つくらい間違えても、
死亡事故に繋がるような内容ではありませんので、
私も安心して、
オーダーを出していますが、
そんな、いつもと違うオーダーがきたら、
どの担当者でも、
「何だコレ」
と、確認してきます。
今まで、一万回以上点滴をしていますが、
そのようなことは起こっていません。
しかし、本日のニュースを見て、
本当に、
標準的抗癌剤治療は、
すべてロボットに任せた方が、
一番安全確実に遂行してくれるような気がしました。まったく画一的な治療であれば、わざわざ熱い血が流れている人間が、
それを行う必要はないように思います。医者不足も騒がれていますし、
人件費の削減にも貢献するでしょうから・・・・
以上 文責 梅澤 充
ビタミンCの大量療法という治療?があります。
2007年3月3日の「ビタミンC大量療法」で、とても有効であった抗癌剤治療を中断して、
ビタミンC大量療法だけに走り、
ガンを悪化させてしまった患者さんについて書きましたが、
あるブログを読んでいたら、
「梅澤はビタミンCの