すでに今年も12月、師走に入りました。
夏を過ぎると、
急速に時間の加速度が大きくなり、
あっという間に、
忘年会、クリスマス、年末休暇から、
お正月、来年に突入します。
時間の流れは速く感じます。
平凡な生活を送っているからでしょうか。
この一年、
病いを抱えている患者さんは、
如何に過ごされているでしょうか。
ゆっくりと流れる素敵な時間を感じておられるでしょうか。
あるいは、目の前の、
激しい副作用に襲われて、
時間が経つのも忘れてしまう状況でしょうか。
治ることは想定外の、
末期ガンに対する標準では、
後者の患者さんのほうが遥かに多いように感じます。
多くの種類の末期固形ガンで、
今年のはじめに、
標準を開始された患者さんでは、
半数近くのかたが、
すでに旅立たれています。
それが現実の標準の数字、エビデンスです。
同じ一年間、
楽しく過ごしても、
苦しんでも、
時間の流れは同じです。
少しでも長く生きていたい、
と考えるのは人間として当然ですが、
本当に標準を受けることが、
その希望に沿うことであるのか、
冷静に見直してください。
標準の実態を知っている人間からみると、
標準しか行わない腫瘍内科医の多くは、
自分の身内の人間であれば、
標準的に旅立つことが分かっている儀式は避けるように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
夏を過ぎると、
急速に時間の加速度が大きくなり、
あっという間に、
忘年会、クリスマス、年末休暇から、
お正月、来年に突入します。
時間の流れは速く感じます。
平凡な生活を送っているからでしょうか。
この一年、
病いを抱えている患者さんは、
如何に過ごされているでしょうか。
ゆっくりと流れる素敵な時間を感じておられるでしょうか。
あるいは、目の前の、
激しい副作用に襲われて、
時間が経つのも忘れてしまう状況でしょうか。
治ることは想定外の、
末期ガンに対する標準では、
後者の患者さんのほうが遥かに多いように感じます。
多くの種類の末期固形ガンで、
今年のはじめに、
標準を開始された患者さんでは、
半数近くのかたが、
すでに旅立たれています。
それが現実の標準の数字、エビデンスです。
同じ一年間、
楽しく過ごしても、
苦しんでも、
時間の流れは同じです。
少しでも長く生きていたい、
と考えるのは人間として当然ですが、
本当に標準を受けることが、
その希望に沿うことであるのか、
冷静に見直してください。
標準の実態を知っている人間からみると、
標準しか行わない腫瘍内科医の多くは、
自分の身内の人間であれば、
標準的に旅立つことが分かっている儀式は避けるように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。