大学病院の医者といえば、
白い巨塔の財前五郎のような医者を
イメージする患者さんも少なくないように思います。
そして事実そのような医者も、
大学でたくさん見てきました。
大学病院では
けっして行わないような私の治療を求めて、
患者さんが、
セカンドオピニオンの紹介状などを主治医に要求すると、
快くそれを書いてくれる医者はあまりいなかったようです。
多くは一言二言皮肉を言われてから、
書いてもらった患者さんが多かったように感じます。
書いてくれない医者もいるようでした。
○○がんセンターの医者などでは、
「そんな訳の分からないところに
セカンドオピニオンに行くなら、
二度とこの病院では診ません」
とのたまわれるエライ先生もいます。
セカンドオピニオンを推奨しているのは、
その病院のはずなのですが、
困ったものです。
勿論、○○がんセンターでも、大学病院でも
そのようなアタマの硬い医者ばかりではありません。
広い視野をお持ちで、
大学病院、がんセンターの責務と限界をシッカリ分かっていて、
本当に患者さんのことを考えてくれる医者も少なくありません。
そのような先生からの紹介状が、
少しずつですが、
最近増えてきたように感じます。
「大学病院や○○がんセンターであれば、
最高の治療をしてくれる」
という多くの患者さんの大きな勘違いに対して、
その間違いを
シッカリ患者さんに説明されている先生が増えています。
標準治療のメリット・デメリットを
嘘偽りなく説明して、
患者さんに選択してもらっている病院も
少しずつ多くなってきたように感じます。
ハッキリと、それらの病院での限界を示してくれれば、
患者さんの誤解も晴れます。
また、私が診ている患者さんのフォローアップや、
遠隔地の患者さんの緊急時の対応などの
面倒を見てくれる大学病院も現れてきました。
「大学病院ではそおいう治療はできません。
いいところを見つけましたね」
とまで、言ってくれる先生もいます。
ありがたいことだと思っています。
白い巨塔の登場人物の中には、
悪人役の財前五郎のほかに、
里見脩二という
出世のために大学に残るのではなく、
研究をしたいがために薄給の大学で働くという、
善良な医者もいました。
最近、里見先生が増えてきたように感じます。
研究を行うには、
大学の存在はとても大きく、
そのための環境は整っています。
かつては、私も基礎研究、臨床研究とも大好きで、
大学を離れようとは思わなかったのですが、
権力を笠に着た教授の横暴と、
その忍耐力にはまったく見合わない薄給には耐え切れず、
アッサリと大学を辞めてしまいました。
今も、ある面では何でもできる大学病院には
魅力も感じますが、
大きな縛りを受けず自由な治療が許されている
現在の環境のほうが私には向いているように感じています。
少しくらいは、
道から外れた医者がいても良いように思います。
応援してくださっている先生方に
この場をお借りして感謝いたします。
ありがとうございます。
以上 文責 梅澤 充
白い巨塔の財前五郎のような医者を
イメージする患者さんも少なくないように思います。
そして事実そのような医者も、
大学でたくさん見てきました。
大学病院では
けっして行わないような私の治療を求めて、
患者さんが、
セカンドオピニオンの紹介状などを主治医に要求すると、
快くそれを書いてくれる医者はあまりいなかったようです。
多くは一言二言皮肉を言われてから、
書いてもらった患者さんが多かったように感じます。
書いてくれない医者もいるようでした。
○○がんセンターの医者などでは、
「そんな訳の分からないところに
セカンドオピニオンに行くなら、
二度とこの病院では診ません」
とのたまわれるエライ先生もいます。
セカンドオピニオンを推奨しているのは、
その病院のはずなのですが、
困ったものです。
勿論、○○がんセンターでも、大学病院でも
そのようなアタマの硬い医者ばかりではありません。
広い視野をお持ちで、
大学病院、がんセンターの責務と限界をシッカリ分かっていて、
本当に患者さんのことを考えてくれる医者も少なくありません。
そのような先生からの紹介状が、
少しずつですが、
最近増えてきたように感じます。
「大学病院や○○がんセンターであれば、
最高の治療をしてくれる」
という多くの患者さんの大きな勘違いに対して、
その間違いを
シッカリ患者さんに説明されている先生が増えています。
標準治療のメリット・デメリットを
嘘偽りなく説明して、
患者さんに選択してもらっている病院も
少しずつ多くなってきたように感じます。
ハッキリと、それらの病院での限界を示してくれれば、
患者さんの誤解も晴れます。
また、私が診ている患者さんのフォローアップや、
遠隔地の患者さんの緊急時の対応などの
面倒を見てくれる大学病院も現れてきました。
「大学病院ではそおいう治療はできません。
いいところを見つけましたね」
とまで、言ってくれる先生もいます。
ありがたいことだと思っています。
白い巨塔の登場人物の中には、
悪人役の財前五郎のほかに、
里見脩二という
出世のために大学に残るのではなく、
研究をしたいがために薄給の大学で働くという、
善良な医者もいました。
最近、里見先生が増えてきたように感じます。
研究を行うには、
大学の存在はとても大きく、
そのための環境は整っています。
かつては、私も基礎研究、臨床研究とも大好きで、
大学を離れようとは思わなかったのですが、
権力を笠に着た教授の横暴と、
その忍耐力にはまったく見合わない薄給には耐え切れず、
アッサリと大学を辞めてしまいました。
今も、ある面では何でもできる大学病院には
魅力も感じますが、
大きな縛りを受けず自由な治療が許されている
現在の環境のほうが私には向いているように感じています。
少しくらいは、
道から外れた医者がいても良いように思います。
応援してくださっている先生方に
この場をお借りして感謝いたします。
ありがとうございます。
以上 文責 梅澤 充



