本日は、少々尾篭な話を書きます。
強烈な抗癌剤治療で、
酷い吐き気に悩まされている患者さんはご覧にならないでください。
2週間ほど前から、
小生の肛門様の直近に、
肛門周囲膿瘍ができてしまいました。
肛門様のすぐ脇に膿が溜まる病態です。
初体験です。
「なんだか痛いな、痔かな」
という時期が数日続いていた後、
お風呂で触ってみて、
風呂から出て鏡で恐る恐る覗いてみると、
間違いなく肛門周囲膿瘍でした。
慌てて抗生剤を飲みました。
3種類ほど常用量の3倍くらいで試しましたが、
まったく効かず、
ドンドン大きくなり、
痛みでまっすぐに座ることも辛くなってきました。
トイレは地獄でした。
抗生剤で回復しなければ、
肛門周囲膿瘍の治療は、
切開排膿しかありません。
その処置は、とても痛いことは、
外科医だった頃?
たくさん切ってきて、
十分に分かっています。
局所麻酔をするだけでも、
皆さんとても痛がる!
「どうしよう、困った!」
「町田胃腸病院で切ってもらうか」
「自宅近くの大塚にするか」
と悩んでいましたが、
効かないことが分かった抗生剤は飲まずに、
大きく、切り頃になるのを待っていたら、
何故か、期待に反して?
ドンドン縮小してきて、
今は消滅してしまいました。
何故だか、
理由はまったく分かりません。
肛門周囲膿瘍は、
痔瘻(ジロウ)が原因であることが多いのですが、
免疫力が低下したのか、
ごく僅かに侵入してきたバイキンを排除することができずに、
そこでバイキンが繁殖してしまい、
膿瘍を形成する病態です。
抗生剤が効けば、
バイキンは消滅して、
膿瘍は治ってくれますが、
その頼みの抗生剤が効かなければ、
進入を防ぐことができなかった免疫力ですから、
無数に増加してしまったバイキンたちを殺すことなど頼めません。
しかし、抗生剤が無い状態で、
バイキンが消失するからには、
免疫が活躍してくれた以外には考えられません。
日頃、免疫力を増強させてくれるはずのサプリメントは飲んでいますが、
それは、バイキンの感染に関与する免疫ではありません。
免疫力の欠如、あるいは不足から感染を起こし、
それを最終的には免疫力が解決してくれる。
複雑な免疫をすべて解明しているかのように、
イロイロなところで公表している医者もいるようですが、
現実には免疫は分からないことばかりです。
インターネットのご自身のホームページ上で、
そのクリニックの免疫治療が、
如何にも効果があるかのように
素人の患者さんが読んでも分からないような、
複雑な理論を書き立てて、
宣伝しているところが無数にありますが、
そのもっともらしい理論は
そのクリニックの治療に都合がよく立てられた仮説であり、
それを実証する証拠など存在しないのがほとんどです。
医学博士とか教授と名の付く人間から、
分けの分からない難しい理論を並べられると、
つい、信用してしまう傾向がありますが、
信頼できる専門家によく相談して、
一般的に極めて高額な、
その治療を受けるか否かお考えください。
なお、「先生は免疫治療は否定的ですが・・・・」
という内容のメールをたくさんいただきますが、
私は、免疫治療はけっして否定していません。
大いに期待するものがあります。
将来的には、
標準的抗癌剤治療は消え去り、
免疫治療と分子標的薬だけが生き残る時代が
来るとさえ考えています。
私は生きている間には実現しないでしょうけれども・・・・
しかし、現在、日本の巷で行われている免疫治療には、
嘘・誇張があまりにも多いこと、
そして極めて高価であることを考えると、
少なくとも、費用対効果の面からはとても推奨できない。
というスタンスです。
しかし、その治療のタイミングを間違えなければ、
費用対効果を考えても、
お財布が許せば、
是非、受けるべき患者さんもいます。
また、免疫治療が無料であれば、
すべての患者さんが受けるべき治療だと考えています。
サプリメントも同様です。
したがって、
相当に丈夫なお財布をお持ちの患者さんであれば、
躊躇すること無く受けても良いと思っています。
肛門周囲膿瘍の話しから大きくそれましたが、
簡単な病気一つに関する免疫力とて、
分からないことだらけです。
今回の経過を無理に説明しようと思えば、
理屈を捏ね回して、
ナンとか筋道を立てることはできると思いますが、
それは、仮説の連続であり、
意味がありません。
昨日のコメントで、
手術を避けて、
「身体に良いもの」だけで、
ガンが治ることを期待した患者さんが
その「無謀な計画」を思いとどまってくれたようですが、
食事療法、サプリメント、免疫治療などだけでガンが治ると思い込むのは、
宝くじをお財布に入れただけで、
大金持ちになった気分に浸っているようなものです。
あまりにも無謀です。
以上 文責 梅澤 充
強烈な抗癌剤治療で、
酷い吐き気に悩まされている患者さんはご覧にならないでください。
2週間ほど前から、
小生の肛門様の直近に、
肛門周囲膿瘍ができてしまいました。
肛門様のすぐ脇に膿が溜まる病態です。
初体験です。
「なんだか痛いな、痔かな」
という時期が数日続いていた後、
お風呂で触ってみて、
風呂から出て鏡で恐る恐る覗いてみると、
間違いなく肛門周囲膿瘍でした。
慌てて抗生剤を飲みました。
3種類ほど常用量の3倍くらいで試しましたが、
まったく効かず、
ドンドン大きくなり、
痛みでまっすぐに座ることも辛くなってきました。
トイレは地獄でした。
抗生剤で回復しなければ、
肛門周囲膿瘍の治療は、
切開排膿しかありません。
その処置は、とても痛いことは、
外科医だった頃?
たくさん切ってきて、
十分に分かっています。
局所麻酔をするだけでも、
皆さんとても痛がる!
「どうしよう、困った!」
「町田胃腸病院で切ってもらうか」
「自宅近くの大塚にするか」
と悩んでいましたが、
効かないことが分かった抗生剤は飲まずに、
大きく、切り頃になるのを待っていたら、
何故か、期待に反して?
ドンドン縮小してきて、
今は消滅してしまいました。
何故だか、
理由はまったく分かりません。
肛門周囲膿瘍は、
痔瘻(ジロウ)が原因であることが多いのですが、
免疫力が低下したのか、
ごく僅かに侵入してきたバイキンを排除することができずに、
そこでバイキンが繁殖してしまい、
膿瘍を形成する病態です。
抗生剤が効けば、
バイキンは消滅して、
膿瘍は治ってくれますが、
その頼みの抗生剤が効かなければ、
進入を防ぐことができなかった免疫力ですから、
無数に増加してしまったバイキンたちを殺すことなど頼めません。
しかし、抗生剤が無い状態で、
バイキンが消失するからには、
免疫が活躍してくれた以外には考えられません。
日頃、免疫力を増強させてくれるはずのサプリメントは飲んでいますが、
それは、バイキンの感染に関与する免疫ではありません。
免疫力の欠如、あるいは不足から感染を起こし、
それを最終的には免疫力が解決してくれる。
複雑な免疫をすべて解明しているかのように、
イロイロなところで公表している医者もいるようですが、
現実には免疫は分からないことばかりです。
インターネットのご自身のホームページ上で、
そのクリニックの免疫治療が、
如何にも効果があるかのように
素人の患者さんが読んでも分からないような、
複雑な理論を書き立てて、
宣伝しているところが無数にありますが、
そのもっともらしい理論は
そのクリニックの治療に都合がよく立てられた仮説であり、
それを実証する証拠など存在しないのがほとんどです。
医学博士とか教授と名の付く人間から、
分けの分からない難しい理論を並べられると、
つい、信用してしまう傾向がありますが、
信頼できる専門家によく相談して、
一般的に極めて高額な、
その治療を受けるか否かお考えください。
なお、「先生は免疫治療は否定的ですが・・・・」
という内容のメールをたくさんいただきますが、
私は、免疫治療はけっして否定していません。
大いに期待するものがあります。
将来的には、
標準的抗癌剤治療は消え去り、
免疫治療と分子標的薬だけが生き残る時代が
来るとさえ考えています。
私は生きている間には実現しないでしょうけれども・・・・
しかし、現在、日本の巷で行われている免疫治療には、
嘘・誇張があまりにも多いこと、
そして極めて高価であることを考えると、
少なくとも、費用対効果の面からはとても推奨できない。
というスタンスです。
しかし、その治療のタイミングを間違えなければ、
費用対効果を考えても、
お財布が許せば、
是非、受けるべき患者さんもいます。
また、免疫治療が無料であれば、
すべての患者さんが受けるべき治療だと考えています。
サプリメントも同様です。
したがって、
相当に丈夫なお財布をお持ちの患者さんであれば、
躊躇すること無く受けても良いと思っています。
肛門周囲膿瘍の話しから大きくそれましたが、
簡単な病気一つに関する免疫力とて、
分からないことだらけです。
今回の経過を無理に説明しようと思えば、
理屈を捏ね回して、
ナンとか筋道を立てることはできると思いますが、
それは、仮説の連続であり、
意味がありません。
昨日のコメントで、
手術を避けて、
「身体に良いもの」だけで、
ガンが治ることを期待した患者さんが
その「無謀な計画」を思いとどまってくれたようですが、
食事療法、サプリメント、免疫治療などだけでガンが治ると思い込むのは、
宝くじをお財布に入れただけで、
大金持ちになった気分に浸っているようなものです。
あまりにも無謀です。
以上 文責 梅澤 充



