「匿名先生」からコメントを再び頂きました。
治験の方法論に関するご提案には感謝致します。
検討させて頂きます。
ありがとうございました。
しかし、今回のコメントには少々異論があります。
それを書かせて頂きます。
また、せっかく頂いた文章を細切れにするご無礼お許し下さい。
固形ガンの抗癌剤治療において、
抗癌剤には腫瘍縮小効果はあるものの、
まったく延命効果が認められないという僅か十数年前までの、
いわば「暗黒の抗癌剤治療時代」に、
外科医の間から上がっていた、
「あんなにたくさん抗癌剤を使ったら患者さんが気の毒だ」
「患者さんは長生きできないのに、抗癌剤治療で苦しめては可愛そうだ」
という声に対し、腫瘍内科医の先生が、
ご自身の治療を正当化させるために、
大量の抗癌剤を使った治療に根拠を見出すために、
腫瘍内科の先生が、勝手に作り上げた仮説だと認識していました。
私が調べた範囲では、その仮説を正当化する証拠は何処にも見つかりませんでした。
また、何故「抗腫瘍効果が無いのに耐性のみが誘導される」のでしょうか?
不勉強な私には、その理屈が判りません。
教えて下さい。よろしくお願いします。
抗腫瘍効果が存在するからこそ、耐性が発現するのではないでしょうか?
細菌に対する抗生剤も、細菌に対してその抗生剤に、
治療効果が無いのであれば耐性はできないはずです。
濃度が低くてその細菌に対して効果を発揮しないのであれば、
その抗生剤に対して細菌は耐性を獲得しようにもできません。
耐性になる必要もありません。
耐性は、「細胞が生き残るための進化」のはずです。
自分の細胞に危害が及ばないのであれば耐性は必要ないはずですが如何でしょうか。
細胞は、自分と同じ性質を持った仲間の細胞が殺されようとするからこそ、
その細胞自身の生き残りをかけて、
「簡単には殺されなくなるという耐性」を獲得してくるはずです。
勿論、ガンのカタマリが、何十億という数のガン細胞で構成されており、
それが、均一な細胞ではないが故に、
その抗癌剤に抵抗性を示す細胞だけが生き残ってくるという形での耐性であれば、
低濃度でもその耐性は発生するはずです。
しかし、それは高濃度とてまったく同じであり、むしろ高濃度の方が、
早く抵抗性の無い細胞をたくさん殺しますから、
抵抗性のある細胞だけが生き残り、
その結果、耐性の発現は早まるはずです。
手術時にはハーセプテストが「ゼロ」であったものが、
再発後、抗癌剤治療を長く続けると「2+」、「3+」に変化してくることは、
匿名先生も何度も経験されているのではないでしょうか。
ごめんなさい。不勉強な自分をお詫びします。
「抗腫瘍効果を発揮しない濃度での、耐性の誘導」には、非常に興味があります。
是非教えて下さい。よろしくお願いします。
耐性のメカニズムを解く大きな鍵が隠されているのではないでしょうか。
どの抗癌剤・腫瘍系でエビデンスがあるのか知れませんが、
エビデンスがない、抗癌剤・腫瘍系にまで、その仮説を拡大解釈するのは、
何故でしょうか。
腫瘍内科医はエビデンスをもっとも大切にするのではないでしょうか。
「エビデンスがない治療はするべきではない」と声高に訴えておられる腫瘍内科の
先生の理論としては通らないように思います。
したがって、現在の「標準的抗癌剤治療は砂上の楼閣」ではないかと考えています。
耐性の獲得も速くはありません。
しかし、遅いといっても、標準的抗癌剤治療で、
タキソールを5年6年と続けることができる患者さんはどれだけいるでしょうか。
タキソールを5年以上続けた(ている)患者さんは、今アタマに浮かぶだけでも、
5人はいます。
3年以上の患者さんは10名以上になります。
皆さん、ガンは良くなっていませんが、普通の日常生活をしています。
普通の人と違うことは、週に一回ないし2週間に一回病院に通って
点滴治療を受けることだけです。
これほど長く続くのは、偶然でしょうか?
私が、勤務している病院は、がんセンターや、癌研病院ではありませんから、
患者数という、母数は僅かです。
一方、豊富な母数を誇る高濃度の標準的抗癌剤治療で
3年以上タキソールを使い続けることができた患者さんは、
私は見たことがありません。
経口抗癌剤だけで、再発後10年を越える患者さんもいます。
5−FUで10年以上耐性発現を見なかった患者さんが、
標準的抗癌剤治療において存在するのでしょうか。
また、たしかに、消化器ガンの進行スピードは乳ガンとは比較になりません。
しかし、そのスピードが示すとおり、
標準的抗癌剤治療でのエビデンスである、
生存期間中央値は、惨憺たるものではないでしょうか。
最近向上してきましたが、胃ガンの最善の高濃度抗癌剤治療では、
10ヶ月から12ヶ月程度ではないでしょうか。
一方濃度を下げた、5−FUやタキソール、シスプラチン、イリノテカンでは、
2年間以上普通の生活ができる患者さんが何人も出ています。
もっとも進行スピードが速いとされる膵ガンでは、
ジムザールの標準治療で生存期間中央値は7ヶ月程度ではないでしょうか。
ジムザールも濃度を下げて、治療すると12ヶ月は超えます。
その後も、ジムザールをベースに抗癌剤を組み合わせると、更に伸びます。
先日も紹介しましたが、某がんセンターのジムザールによる標準治療で、
10ヶ月で効果がなくなり、
「もはや治療方法はありません。」
「もってあと1〜2ヶ月です。」と、
がんセンターお決まりの死刑宣告をされ、逃げてきた患者さんも、
低濃度ジムザールをベースに色々保険外の薬剤も使い
(その患者さんは輸入薬はありません)
あと1〜2ヶ月と言われてから、現在13ヶ月目でお元気に外来通院されています。
ジムザールは今も使っています。
「何が主眼で、何が本体」であっても、
そんな理屈は、どうでもいいことではないでしょうか。
医者の科学者としての、そのような理屈は、
クライアントである患者さんは求めていません。
その理屈をこね回して遊ぶのは自由ですが、
患者さんからは見放されます。
現に、現在の抗癌剤治療の真実を知った患者さんは、
医者の理屈で固めた標準的抗癌剤治療からはどんどん逃げだし、
高橋先生のような、やさしい治療へと避難して行っているのです。
先日、ある患者さんが、某がんセンターから、「患者説明書」を持参しましたが、
そこには、「エビデンスがある治療」とは書かれていましたが、
肝腎なエビデンスの内容については一言も触れていませんでした。
そこで、そのエビデンスの内容を説明すると、
即座に、がんセンターでの治療は拒否されました。
エビデンスの無い「標準的ではない治療」を希望されました。
実際にガンと言う病気を患った患者さんが、
標準的抗癌剤治療とは違い、副作用に苦しむことなく、
ラクに普通の生活をしながら長生きしているのです。
その事実が、一万言の理屈より、よほど重要ではないでしょうか。
「匿名先生」は、腫瘍内科医の気持ちも理解されている外科医と認識していましたが、
間違いでしょうか。
外科医の経験も有る、腫瘍内科医なのでしょうか。
まだまだ、異論はあるのですが、長くなりましたので、次回に回します。
以上 文責 梅澤 充
治験の方法論に関するご提案には感謝致します。
検討させて頂きます。
ありがとうございました。
しかし、今回のコメントには少々異論があります。
それを書かせて頂きます。
また、せっかく頂いた文章を細切れにするご無礼お許し下さい。
なぜ少量の抗癌剤を腫瘍内科の医者が嫌うかの根拠の一つは低用量で投与することにより抗癌剤に対する耐性が誘導される可能性が高くなると考えているからです。
もし抗腫瘍効果が無く耐性のみが誘導されると、あとで用量を引き上げても耐性が生じて効果がない可能性があります。
ただこれはすべての抗癌剤・腫瘍系にエビデンスがあるわけではありません。
しかし現在の抗癌剤治療の大前提の仮説がこれに関連して成り立っています。
固形ガンの抗癌剤治療において、
抗癌剤には腫瘍縮小効果はあるものの、
まったく延命効果が認められないという僅か十数年前までの、
いわば「暗黒の抗癌剤治療時代」に、
外科医の間から上がっていた、
「あんなにたくさん抗癌剤を使ったら患者さんが気の毒だ」
「患者さんは長生きできないのに、抗癌剤治療で苦しめては可愛そうだ」
という声に対し、腫瘍内科医の先生が、
ご自身の治療を正当化させるために、
大量の抗癌剤を使った治療に根拠を見出すために、
腫瘍内科の先生が、勝手に作り上げた仮説だと認識していました。
私が調べた範囲では、その仮説を正当化する証拠は何処にも見つかりませんでした。
また、何故「抗腫瘍効果が無いのに耐性のみが誘導される」のでしょうか?
不勉強な私には、その理屈が判りません。
教えて下さい。よろしくお願いします。
抗腫瘍効果が存在するからこそ、耐性が発現するのではないでしょうか?
細菌に対する抗生剤も、細菌に対してその抗生剤に、
治療効果が無いのであれば耐性はできないはずです。
濃度が低くてその細菌に対して効果を発揮しないのであれば、
その抗生剤に対して細菌は耐性を獲得しようにもできません。
耐性になる必要もありません。
耐性は、「細胞が生き残るための進化」のはずです。
自分の細胞に危害が及ばないのであれば耐性は必要ないはずですが如何でしょうか。
細胞は、自分と同じ性質を持った仲間の細胞が殺されようとするからこそ、
その細胞自身の生き残りをかけて、
「簡単には殺されなくなるという耐性」を獲得してくるはずです。
勿論、ガンのカタマリが、何十億という数のガン細胞で構成されており、
それが、均一な細胞ではないが故に、
その抗癌剤に抵抗性を示す細胞だけが生き残ってくるという形での耐性であれば、
低濃度でもその耐性は発生するはずです。
しかし、それは高濃度とてまったく同じであり、むしろ高濃度の方が、
早く抵抗性の無い細胞をたくさん殺しますから、
抵抗性のある細胞だけが生き残り、
その結果、耐性の発現は早まるはずです。
手術時にはハーセプテストが「ゼロ」であったものが、
再発後、抗癌剤治療を長く続けると「2+」、「3+」に変化してくることは、
匿名先生も何度も経験されているのではないでしょうか。
ただこれはすべての抗癌剤・腫瘍系にエビデンスがあるわけではありません。
如何なる抗癌剤・腫瘍系でどの様なエビデンスがあるのでしょうか。ごめんなさい。不勉強な自分をお詫びします。
「抗腫瘍効果を発揮しない濃度での、耐性の誘導」には、非常に興味があります。
是非教えて下さい。よろしくお願いします。
耐性のメカニズムを解く大きな鍵が隠されているのではないでしょうか。
どの抗癌剤・腫瘍系でエビデンスがあるのか知れませんが、
エビデンスがない、抗癌剤・腫瘍系にまで、その仮説を拡大解釈するのは、
何故でしょうか。
腫瘍内科医はエビデンスをもっとも大切にするのではないでしょうか。
「エビデンスがない治療はするべきではない」と声高に訴えておられる腫瘍内科の
先生の理論としては通らないように思います。
しかし現在の抗癌剤治療の大前提の仮説がこれに関連して成り立っています。
私には、その大前提の仮説そのものが間違っているように思います。したがって、現在の「標準的抗癌剤治療は砂上の楼閣」ではないかと考えています。
休眠療法の仮説は、少量投与により抗癌剤の耐性が出来るかはともかく、分裂速度の速い癌が選択されるのを避けるというところが主眼です。
というより積極的に分裂速度を遅くしようというのが本体です。
もともと癌の中でも乳癌の進行が遅いところから、(たとえば術後10年以上たってからの再発など、消化器がんと腫瘍特性がことなる)休眠しているのではないかと考えられて発想されました。
(消化器がんではこれは成り立たないと考える腫瘍内科医が多い)現在日本では抗癌剤の少量投与でそれを実現しようと考えている先生が多いのですが、・・・・
耐性の獲得も速くはありません。
しかし、遅いといっても、標準的抗癌剤治療で、
タキソールを5年6年と続けることができる患者さんはどれだけいるでしょうか。
タキソールを5年以上続けた(ている)患者さんは、今アタマに浮かぶだけでも、
5人はいます。
3年以上の患者さんは10名以上になります。
皆さん、ガンは良くなっていませんが、普通の日常生活をしています。
普通の人と違うことは、週に一回ないし2週間に一回病院に通って
点滴治療を受けることだけです。
これほど長く続くのは、偶然でしょうか?
私が、勤務している病院は、がんセンターや、癌研病院ではありませんから、
患者数という、母数は僅かです。
一方、豊富な母数を誇る高濃度の標準的抗癌剤治療で
3年以上タキソールを使い続けることができた患者さんは、
私は見たことがありません。
経口抗癌剤だけで、再発後10年を越える患者さんもいます。
5−FUで10年以上耐性発現を見なかった患者さんが、
標準的抗癌剤治療において存在するのでしょうか。
また、たしかに、消化器ガンの進行スピードは乳ガンとは比較になりません。
しかし、そのスピードが示すとおり、
標準的抗癌剤治療でのエビデンスである、
生存期間中央値は、惨憺たるものではないでしょうか。
最近向上してきましたが、胃ガンの最善の高濃度抗癌剤治療では、
10ヶ月から12ヶ月程度ではないでしょうか。
一方濃度を下げた、5−FUやタキソール、シスプラチン、イリノテカンでは、
2年間以上普通の生活ができる患者さんが何人も出ています。
もっとも進行スピードが速いとされる膵ガンでは、
ジムザールの標準治療で生存期間中央値は7ヶ月程度ではないでしょうか。
ジムザールも濃度を下げて、治療すると12ヶ月は超えます。
その後も、ジムザールをベースに抗癌剤を組み合わせると、更に伸びます。
先日も紹介しましたが、某がんセンターのジムザールによる標準治療で、
10ヶ月で効果がなくなり、
「もはや治療方法はありません。」
「もってあと1〜2ヶ月です。」と、
がんセンターお決まりの死刑宣告をされ、逃げてきた患者さんも、
低濃度ジムザールをベースに色々保険外の薬剤も使い
(その患者さんは輸入薬はありません)
あと1〜2ヶ月と言われてから、現在13ヶ月目でお元気に外来通院されています。
ジムザールは今も使っています。
「何が主眼で、何が本体」であっても、
そんな理屈は、どうでもいいことではないでしょうか。
医者の科学者としての、そのような理屈は、
クライアントである患者さんは求めていません。
その理屈をこね回して遊ぶのは自由ですが、
患者さんからは見放されます。
現に、現在の抗癌剤治療の真実を知った患者さんは、
医者の理屈で固めた標準的抗癌剤治療からはどんどん逃げだし、
高橋先生のような、やさしい治療へと避難して行っているのです。
先日、ある患者さんが、某がんセンターから、「患者説明書」を持参しましたが、
そこには、「エビデンスがある治療」とは書かれていましたが、
肝腎なエビデンスの内容については一言も触れていませんでした。
そこで、そのエビデンスの内容を説明すると、
即座に、がんセンターでの治療は拒否されました。
エビデンスの無い「標準的ではない治療」を希望されました。
実際にガンと言う病気を患った患者さんが、
標準的抗癌剤治療とは違い、副作用に苦しむことなく、
ラクに普通の生活をしながら長生きしているのです。
その事実が、一万言の理屈より、よほど重要ではないでしょうか。
「匿名先生」は、腫瘍内科医の気持ちも理解されている外科医と認識していましたが、
間違いでしょうか。
外科医の経験も有る、腫瘍内科医なのでしょうか。
まだまだ、異論はあるのですが、長くなりましたので、次回に回します。
以上 文責 梅澤 充



