12月3日の「肺癌の非標準治療」
に対して、
コメントをいただきました。
私が常々、標準的抗癌剤治療に対して
思っていることです。
再掲します。
検診や人間ドックで発見されます。
健康な人間が受ける検査です。
そこで肺ガンが発見されても、
すでに手術は不可能という患者さんも少なくありません。
すなわち、治らないことが確定してしまう患者さんです。
そうなると、
日本中何処でも、
一般的に、
即、入院の上、
標準的抗癌剤治療を受けることが勧められます。
しかし、コメントの患者さんのように、
健康だけども何処かに異常があるのか否か検査をし、
偶然病気が見つかっただけで、
ご本人は健康人です。
何処も痛くも痒くもありません。
それが、入院して、
抗癌剤の点滴が開始されたその瞬間から、
完全な病人に変身します。
そして、ほとんどの場合、
二度と健康人に戻ることはありません。
先日、テレビに出ていた有名なニュースキャスターが
肺ガンで亡くなられましたが、
その番組を見ていたい人で、
彼がガン患者であることに気がついた人はいたでしょうか。
一定期間ガンを背負ったまま仕事をしていたはずですが、
誰も気がつきません。
恐らく、ご本人もまったく知らなかった、
と思います。
偶然の検診か人間ドックでガンが見つかっただけではないでしょうか。
そのニュースキャスターは、
ガン治療を開始してから、
何回テレビに出てきたのでしょうか。
仕事熱心なかただったようで、
もっと多く、
ご自身の主張をテレビでなさりたかったのではないでしょうか。
標準ではない治療であれば、
もっと元気に活躍する場も得られ、
まだ元気でることができたのではないかと想像されます。
ガンが今日発見されても、
明日から病人になる人間はいません。
しばらくは健康人でいられます。
しかし、標準的といわれる
日本中何処の病院でも行われている抗癌剤治療がはじまるや、
仕事どころか、
すべての自由を一生涯失ってしまいます。
しかし、標準治療でも、
無治療よりは延命できることは証明されています。
医者はそのエビデンスだけを指針に治療を勧めます。
患者さんが、
標準治療のその実態を知ってその治療を受けているのであれば、
良いのですが、
ほとんどの場合、
その治療の真実を知らされないまま治療を開始してしまうことは
大きな問題です。
無治療と比較して、
数ヶ月生きることができることが分かっている、
と書きましたが、
そもそも、何故そんなことが分かったのでしょうか。
治験が行われているからです。
その治験は、
患者さんを無作為に
無治療患者群と、
標準治療群に分け、
どちらのグループがどれだけ生きることが可能であるのかを
比較したのです。
治験を実行する前に、
抗癌剤治療群のほうが、
大きな延命が得られると予想されたのであれば、
無作為に無治療群に患者さんを
割り当てることは、
非人道的であり、
許されません。
はじめから大きな差は出ないであろうという推測があったから、
無治療群への割り当てをしても人道的に問題が無いのです。
現在では、
僅かといえども、
抗癌剤治療で延命効果が証明されていますので、
まったく新しい分子標的薬などの治験の場合、
無治療と、
治療効果がまったく不明なその分子標的薬との
単純比較試験は人道的に許されず、
分子標的薬の治験では、
ほとんどの場合、
既知の抗癌剤治療群と
抗癌剤治療+分子標的薬群との比較試験になっています。
話はそれましたが、
標準治療では、
大きな延命は無いことが、
多くの場合はじめから分かっています。
しかも、とても辛い思いをすることも分かっています。
知らないのは、
患者さんだけです。
その事実は、
肺ガンだけではありません。
他の多くのガンでも当てはまります。
しかし、すべての種類のガンで、
標準治療は受けないほうが良いということはありません。
標準治療を勧められたなら、
可能な限り多くの
視点の違う医者の意見を聞いて、
その治療に納得されてからにしたほうが無難です。
以上 文責 梅澤 充
に対して、
コメントをいただきました。
私が常々、標準的抗癌剤治療に対して
思っていることです。
再掲します。
あの時知っていれば
友人は、病気発覚直前までごく普通に生活していた。
肺ガンの標準的抗癌剤治療が始まり、病人には決して見えなかった人が、
あっと言う間に間違いなく病人になり、
半年もしないうちに遠くに逝ってしまった。
それがどーしても不思議で、理解できないままずっと引きずっていました。
梅澤先生のブログを拝見するようになったのも、そのことがきっかけでした。
今日の記事を読んで、胸がぎゅーっと絞まる思いです。
検診や人間ドックで発見されます。
健康な人間が受ける検査です。
そこで肺ガンが発見されても、
すでに手術は不可能という患者さんも少なくありません。
すなわち、治らないことが確定してしまう患者さんです。
そうなると、
日本中何処でも、
一般的に、
即、入院の上、
標準的抗癌剤治療を受けることが勧められます。
しかし、コメントの患者さんのように、
健康だけども何処かに異常があるのか否か検査をし、
偶然病気が見つかっただけで、
ご本人は健康人です。
何処も痛くも痒くもありません。
それが、入院して、
抗癌剤の点滴が開始されたその瞬間から、
完全な病人に変身します。
そして、ほとんどの場合、
二度と健康人に戻ることはありません。
先日、テレビに出ていた有名なニュースキャスターが
肺ガンで亡くなられましたが、
その番組を見ていたい人で、
彼がガン患者であることに気がついた人はいたでしょうか。
一定期間ガンを背負ったまま仕事をしていたはずですが、
誰も気がつきません。
恐らく、ご本人もまったく知らなかった、
と思います。
偶然の検診か人間ドックでガンが見つかっただけではないでしょうか。
そのニュースキャスターは、
ガン治療を開始してから、
何回テレビに出てきたのでしょうか。
仕事熱心なかただったようで、
もっと多く、
ご自身の主張をテレビでなさりたかったのではないでしょうか。
標準ではない治療であれば、
もっと元気に活躍する場も得られ、
まだ元気でることができたのではないかと想像されます。
ガンが今日発見されても、
明日から病人になる人間はいません。
しばらくは健康人でいられます。
しかし、標準的といわれる
日本中何処の病院でも行われている抗癌剤治療がはじまるや、
仕事どころか、
すべての自由を一生涯失ってしまいます。
しかし、標準治療でも、
無治療よりは延命できることは証明されています。
医者はそのエビデンスだけを指針に治療を勧めます。
患者さんが、
標準治療のその実態を知ってその治療を受けているのであれば、
良いのですが、
ほとんどの場合、
その治療の真実を知らされないまま治療を開始してしまうことは
大きな問題です。
無治療と比較して、
数ヶ月生きることができることが分かっている、
と書きましたが、
そもそも、何故そんなことが分かったのでしょうか。
治験が行われているからです。
その治験は、
患者さんを無作為に
無治療患者群と、
標準治療群に分け、
どちらのグループがどれだけ生きることが可能であるのかを
比較したのです。
治験を実行する前に、
抗癌剤治療群のほうが、
大きな延命が得られると予想されたのであれば、
無作為に無治療群に患者さんを
割り当てることは、
非人道的であり、
許されません。
はじめから大きな差は出ないであろうという推測があったから、
無治療群への割り当てをしても人道的に問題が無いのです。
現在では、
僅かといえども、
抗癌剤治療で延命効果が証明されていますので、
まったく新しい分子標的薬などの治験の場合、
無治療と、
治療効果がまったく不明なその分子標的薬との
単純比較試験は人道的に許されず、
分子標的薬の治験では、
ほとんどの場合、
既知の抗癌剤治療群と
抗癌剤治療+分子標的薬群との比較試験になっています。
話はそれましたが、
標準治療では、
大きな延命は無いことが、
多くの場合はじめから分かっています。
しかも、とても辛い思いをすることも分かっています。
知らないのは、
患者さんだけです。
その事実は、
肺ガンだけではありません。
他の多くのガンでも当てはまります。
しかし、すべての種類のガンで、
標準治療は受けないほうが良いということはありません。
標準治療を勧められたなら、
可能な限り多くの
視点の違う医者の意見を聞いて、
その治療に納得されてからにしたほうが無難です。
以上 文責 梅澤 充




