今年は、本日から通常のガン治療をはじめました。
大塚での治療です。
思い起こせば、
大塚では、
昨年は1月2日からの治療開始でした。
来年の暦では、
再び1月2日・・・・
今年は年末年始で9連休という病院も多かったと思います。
公立病院のほとんどはそうだったのではないでしょうか。
私が公立病院に勤務していたころ、
来年のカレンダーが届くと、
真っ先に、
来年の年末の日程を確認して、
「来年はダメだ○日しか連休が無い」
「オォ、来年はつながっていてたくさん休める!」
と、先ず自分が休むことだけを考えていた
のん気な公務員を思い出します。
今年の年末は、
“働きたくない症候群”の職員には
28日の月曜日まで出勤しなければならず、
6連休しか取れない、
寂しい年になりそうです。
今年の年末年始は、
ありがたくない連休のおかげで、
抗癌剤を毎週点滴するようなスケジュールの治療では、
1回飛ぶことになります。
しかし、標準治療では、
ほとんどの患者さんで、
抗癌剤の量は多すぎると考えられますので、
休むことで、
病気が悪くなってしまうなどと心配する必要はないと思います。
それより、
ガン治療では、
休息を入れたほうが、
病気が良い方向に向くことはしばしば観察する現象です。
大腸ガンに対して行われる
FOLFOX、FOLFIRIという名前の抗癌剤治療では、
2週間に1回が原則ですが、
律儀にその決まり・エビデンスを守るのではなく、
チャランポランに、
3週に1回になったり、
ときには4週間空いたりして治療を続けるほうが、
長生きしそうだというデータも出ています。
治らないガンでは、
終生治療を続けるのですから、
当然といえば当然の結果です。
幸いの長いお正月休みは、
身体をゆっくりと休めてください。
そしてたくさんの笑いを作ってください。
いただいた年賀状の中に、
「笑う門には福来る」
という言葉を添えてくれていたものがありました。
それは、
ガン治療では、
まさに真実です。
笑いの無い治療では、
長生きすることは期待できません。
本日も正月早々、
多くの患者さんが抗癌剤治療に来られましたが、
耐え難い副作用に悩まされている患者さんはいません。
多少の副作用は感じておられても、
皆さん、談笑しながらの抗癌剤点滴治療です。
温熱療法を併用している患者さんもいます。
温熱療法も、
時々「辛い」という患者さんを見ることがありますが、
そのような患者さんでは、
効果は期待できないように感じます。
かつて、温熱療法と同時に、
病態の悪化をみた患者さんを数名見たことがありますが、
いずれも、
温熱療法が辛いと訴えた患者さんでした。
一方、「気持ちが良い」
「まったく辛くはない」
という患者さんでは、
効果も期待できるように感じています。
当然、温熱療法だけでは、
治療効果はほとんど期待できないと思われます。
温熱療法単独で、
実際に効いた患者さんは見たことがありません。
必ず、抗癌剤治療と併用するべきです。
その併用があれば、
温熱療法も効果が期待できる大きな武器の一つになると思います。
また、「温熱療法は健康保険でも認められている治療」ですから、
一度は保険で試してみるのも悪くないと思います。
話は大きく逸れましたが、
今年も楽しく、
楽な治療を受けてください。
楽しいガン治療の先には、
大きな希望が見えてくると思います。
多くの病院では、
1月5日から治療がはじまると思いますが、
その時の治療に苦痛を感じたならば、
その治療は、
考え直したほうが無難だと思います。
以上 文責 梅澤 充
大塚での治療です。
思い起こせば、
大塚では、
昨年は1月2日からの治療開始でした。
来年の暦では、
再び1月2日・・・・
今年は年末年始で9連休という病院も多かったと思います。
公立病院のほとんどはそうだったのではないでしょうか。
私が公立病院に勤務していたころ、
来年のカレンダーが届くと、
真っ先に、
来年の年末の日程を確認して、
「来年はダメだ○日しか連休が無い」
「オォ、来年はつながっていてたくさん休める!」
と、先ず自分が休むことだけを考えていた
のん気な公務員を思い出します。
今年の年末は、
“働きたくない症候群”の職員には
28日の月曜日まで出勤しなければならず、
6連休しか取れない、
寂しい年になりそうです。
今年の年末年始は、
ありがたくない連休のおかげで、
抗癌剤を毎週点滴するようなスケジュールの治療では、
1回飛ぶことになります。
しかし、標準治療では、
ほとんどの患者さんで、
抗癌剤の量は多すぎると考えられますので、
休むことで、
病気が悪くなってしまうなどと心配する必要はないと思います。
それより、
ガン治療では、
休息を入れたほうが、
病気が良い方向に向くことはしばしば観察する現象です。
大腸ガンに対して行われる
FOLFOX、FOLFIRIという名前の抗癌剤治療では、
2週間に1回が原則ですが、
律儀にその決まり・エビデンスを守るのではなく、
チャランポランに、
3週に1回になったり、
ときには4週間空いたりして治療を続けるほうが、
長生きしそうだというデータも出ています。
治らないガンでは、
終生治療を続けるのですから、
当然といえば当然の結果です。
幸いの長いお正月休みは、
身体をゆっくりと休めてください。
そしてたくさんの笑いを作ってください。
いただいた年賀状の中に、
「笑う門には福来る」
という言葉を添えてくれていたものがありました。
それは、
ガン治療では、
まさに真実です。
笑いの無い治療では、
長生きすることは期待できません。
本日も正月早々、
多くの患者さんが抗癌剤治療に来られましたが、
耐え難い副作用に悩まされている患者さんはいません。
多少の副作用は感じておられても、
皆さん、談笑しながらの抗癌剤点滴治療です。
温熱療法を併用している患者さんもいます。
温熱療法も、
時々「辛い」という患者さんを見ることがありますが、
そのような患者さんでは、
効果は期待できないように感じます。
かつて、温熱療法と同時に、
病態の悪化をみた患者さんを数名見たことがありますが、
いずれも、
温熱療法が辛いと訴えた患者さんでした。
一方、「気持ちが良い」
「まったく辛くはない」
という患者さんでは、
効果も期待できるように感じています。
当然、温熱療法だけでは、
治療効果はほとんど期待できないと思われます。
温熱療法単独で、
実際に効いた患者さんは見たことがありません。
必ず、抗癌剤治療と併用するべきです。
その併用があれば、
温熱療法も効果が期待できる大きな武器の一つになると思います。
また、「温熱療法は健康保険でも認められている治療」ですから、
一度は保険で試してみるのも悪くないと思います。
話は大きく逸れましたが、
今年も楽しく、
楽な治療を受けてください。
楽しいガン治療の先には、
大きな希望が見えてくると思います。
多くの病院では、
1月5日から治療がはじまると思いますが、
その時の治療に苦痛を感じたならば、
その治療は、
考え直したほうが無難だと思います。
以上 文責 梅澤 充