ガンが見つかっても、
再発が発見されても、
ガンの進行スピードは、
患者さんが恐れるほど速くはありません。
ガンの治療は、急ぐ必要はない。
立ち止まって、一歩下がって、
ゆっくり、じっくり考えてから、
ご自身にあった最善の治療方法を選択してください。
という内容のことは、
2月24日の「急がなくてもいい理由」をはじめ
何回も訴えてきました。
しかし、ご自身が選択した、その抗癌剤治療が開始されてからは、
のんびりではいけません。
これも、何回も書いているとおり、
抗癌剤は、時には、ガンの進行を速めます。
抗癌剤治療が始まったならば、
ガンの状態を知るために、
頻回に検査をしなければなりません。
その、検査とは、
当然CTや超音波検査などの、
画像診断もありますが、
それらの検査を頻回に短い間隔で行っても、
細かい変化はなかなか捉えられません。
その欠点を補ってくれるのが腫瘍マーカーです。
腫瘍マーカーは、ガンの僅かな変化でも捉えてくれます。
勿論、腫瘍マーカーは、必ずしもすべてのガンで、
増大しているとは限りませんし、
まったく腫瘍マーカーを変化させないガンも存在します。
どの程度の確率で、
そのようなまったく腫瘍マーカーを動かさないガンが存在するのは知りません。
また、ひとつのマーカーが低下しても、
別のものは増加するということは珍しくありません。
しかし、経験的に、90%以上のガン患者さんで、
腫瘍マーカーは、病状把握のひとつの指標になってくれます。
腫瘍マーカーが、まったく変化しないガンであれば、
病状把握は、自覚症状と画像診断くらいしか残されていませんので、
画像診断の頻回チェックが必要になります。
しかし、多くのガン患者さんでそうであるように、
腫瘍マーカーが指標になるのであれば、
少なくとも抗癌剤の点滴を行う度には、
それの測定を行うべきだと考えます。
乳ガンなどの進行スピードの遅いガンや、
長い間その治療を続けてきて、
病状の安定しているガンであれば、
それほど頻回に行う必要はないのかも知れませんが、
膵ガンや肺ガンなど足の速いガンでは、
毎週検査しても多すぎることはないと思います。
足の速いガンに、効かない抗癌剤治療を続ければ、
さらに、そのスピードは加速されてしまいます。
効かない、すなわちガンの増殖が止めるとこができない抗癌剤には、
可能な限り早く見切りをつけて、
次の抗癌剤に移る必要があります。
ひとつの治療に固守していると、
次の手を打つ機会を失ってしまうこともあります。
頻回な状況判断により、
間髪を入れずに、ダメな治療に見切りをつけ、
次の手に移れば、それだけ多くの抗癌剤に巡り合う機会が増えます。
不幸にして、最終的に、
ガンという病気に敗れたとしても、
使える限りのすべての抗癌剤という武器を使いきり、
その上の敗北であれば、
後悔も残らないと思います。
刀折れ、矢尽きての敗北はやむを得ません。
しかし、まだ武器を残したままの敗北には、
大きな後悔が残ります。
勿論、現在の日本健康保険制度では、
月に一回の腫瘍マーカー検査だけしか、
認められておりません。
二回以上行うと病院の損失になりますので、
公立病院などを除き、実行が難しいことは事実ですが、
工夫により、何とか可能になる場合も少なくありません。
主治医に頼み込み、その患者さんの熱意で、動くこともあります。
個人開業医などの別の医療機関で、
毎週自費で、腫瘍マーカーだけを採血してもらうことも
ひとつの有効な方法です。
その開業医では、その腫瘍マーカーを検査するだけです。
そのデータを主治医に見せて判断してもらうことは違法ではありません。
本日は、検査結果を持参されて相談に来られる患者さんで、
その検査間隔があまりにも長すぎると思われる方が目に付きましたので、
ガンの病態を知る検査の重要性を書きました。
以上 文責 梅澤 充
再発が発見されても、
ガンの進行スピードは、
患者さんが恐れるほど速くはありません。
ガンの治療は、急ぐ必要はない。
立ち止まって、一歩下がって、
ゆっくり、じっくり考えてから、
ご自身にあった最善の治療方法を選択してください。
という内容のことは、
2月24日の「急がなくてもいい理由」をはじめ
何回も訴えてきました。
しかし、ご自身が選択した、その抗癌剤治療が開始されてからは、
のんびりではいけません。
これも、何回も書いているとおり、
抗癌剤は、時には、ガンの進行を速めます。
抗癌剤治療が始まったならば、
ガンの状態を知るために、
頻回に検査をしなければなりません。
その、検査とは、
当然CTや超音波検査などの、
画像診断もありますが、
それらの検査を頻回に短い間隔で行っても、
細かい変化はなかなか捉えられません。
その欠点を補ってくれるのが腫瘍マーカーです。
腫瘍マーカーは、ガンの僅かな変化でも捉えてくれます。
勿論、腫瘍マーカーは、必ずしもすべてのガンで、
増大しているとは限りませんし、
まったく腫瘍マーカーを変化させないガンも存在します。
どの程度の確率で、
そのようなまったく腫瘍マーカーを動かさないガンが存在するのは知りません。
また、ひとつのマーカーが低下しても、
別のものは増加するということは珍しくありません。
しかし、経験的に、90%以上のガン患者さんで、
腫瘍マーカーは、病状把握のひとつの指標になってくれます。
腫瘍マーカーが、まったく変化しないガンであれば、
病状把握は、自覚症状と画像診断くらいしか残されていませんので、
画像診断の頻回チェックが必要になります。
しかし、多くのガン患者さんでそうであるように、
腫瘍マーカーが指標になるのであれば、
少なくとも抗癌剤の点滴を行う度には、
それの測定を行うべきだと考えます。
乳ガンなどの進行スピードの遅いガンや、
長い間その治療を続けてきて、
病状の安定しているガンであれば、
それほど頻回に行う必要はないのかも知れませんが、
膵ガンや肺ガンなど足の速いガンでは、
毎週検査しても多すぎることはないと思います。
足の速いガンに、効かない抗癌剤治療を続ければ、
さらに、そのスピードは加速されてしまいます。
効かない、すなわちガンの増殖が止めるとこができない抗癌剤には、
可能な限り早く見切りをつけて、
次の抗癌剤に移る必要があります。
ひとつの治療に固守していると、
次の手を打つ機会を失ってしまうこともあります。
頻回な状況判断により、
間髪を入れずに、ダメな治療に見切りをつけ、
次の手に移れば、それだけ多くの抗癌剤に巡り合う機会が増えます。
不幸にして、最終的に、
ガンという病気に敗れたとしても、
使える限りのすべての抗癌剤という武器を使いきり、
その上の敗北であれば、
後悔も残らないと思います。
刀折れ、矢尽きての敗北はやむを得ません。
しかし、まだ武器を残したままの敗北には、
大きな後悔が残ります。
勿論、現在の日本健康保険制度では、
月に一回の腫瘍マーカー検査だけしか、
認められておりません。
二回以上行うと病院の損失になりますので、
公立病院などを除き、実行が難しいことは事実ですが、
工夫により、何とか可能になる場合も少なくありません。
主治医に頼み込み、その患者さんの熱意で、動くこともあります。
個人開業医などの別の医療機関で、
毎週自費で、腫瘍マーカーだけを採血してもらうことも
ひとつの有効な方法です。
その開業医では、その腫瘍マーカーを検査するだけです。
そのデータを主治医に見せて判断してもらうことは違法ではありません。
本日は、検査結果を持参されて相談に来られる患者さんで、
その検査間隔があまりにも長すぎると思われる方が目に付きましたので、
ガンの病態を知る検査の重要性を書きました。
以上 文責 梅澤 充



