今日は「こどもの日」ですね。
毎年この日に思い出すことがあります。
私は、かつて医学部の学生時代に、
「小児科医になりたい」と考えていた時期があります。
病気を研究するのは、どの科も同じですが、
小児科は、病気プラス今後のその子供の成長という要素も考えなければならないので、
学問としての小児科には非常に興味がありました。
しかし、小児という自分より若い患者だけを診て、
その自分より若い患者が死んでいくことを見ることがつらくて、
あまりにも悲しく、耐えられず小児科医の夢は捨てました。
今も、小児科の実習の時に診た、
抗癌剤で髪の毛が全部抜け落ち、
でもまだ元気だった子供のことを思い出します。
「ボク、今なにが一番したい?」
と聞いたとき、
「○栄○幼稚園に行くんだ!」
「その夢は叶えられることはない」ことを知っている人間として、
涙が止まりませんでした。
元気でいれば、彼はすでに30歳くらいになります・・・
あれから四半世紀。
現在自分が歳を取ってくると、
自分よりも若いガン患者さんをたくさん診るようになってしまいました。
当たり前のことなのに、私には想定外でした。
私より、若くして目を瞑るのは、
私にとっては、ルール違反です。
これからも、若い患者さんだけではありませんが、
腫瘍内科の先生から批判されながらエビデンスを無視した、
長く元気で生きることだけを考えた治療を進めていきます。
しかし、すべての治療で、
エビデンスを無視している訳ではありません。
昨日「20代で癌になったレオのブログ」
を、拝読させて頂いて、
切除標本上「生きているガン細胞がいなかった」とのこと、
本当にうれしく思いました。
術後続いている熱は心配ですが、
ガンとは関係なさそうですから、
きっとガンからは開放されて、
天寿をまっとうできることだと思います。
彼は精巣ガンだそうですが、
精巣ガンも、標準的抗癌剤治療で根治があります。
特に、精巣ガンは若い患者さんが多いですから、
延命ではなく、
完治を目指した標準的抗癌剤治療に賭けてみるべきだと考えています。
ところで、本日、東京は快晴です。
絶好の行楽日和です。
すでに、高速道路は、Uターンラッシュで大変なようです。
何故、何処も混んでいて、しかも料金も高いこの時期に、
皆さんこぞって旅に出るのか私にはまったく理解できません。
昨日ある新聞に、面白い記事が出ていました。
何故、日本人は、皆さん「右向け右」
同じ方向しか、向こうとしないのでしょうか。
もし、このブログを患者さんが読まれていたならば、
あなたは、世界中でただ一人しかいないということを忘れないで下さい。
あなたと同一のDNAを持った生物はどこにも存在しません。
今ガンを患っている患者さんは、たった一人しかいません。
同一の患者さんなぞ、世界中を探したって一人もいません。
また、万人に同等に効果のある治療など、
どこにも存在しません。
日本人の大好きな、
「みんなと一緒」は捨てて、
一人一人に合った最善の治療を探して下さい。
本日は、「こどもの日」で思い出したこと、
また、レオさんのブログを拝読して、嬉しかったことを
徒然に書きました。
以上 文責 梅澤 充
毎年この日に思い出すことがあります。
私は、かつて医学部の学生時代に、
「小児科医になりたい」と考えていた時期があります。
病気を研究するのは、どの科も同じですが、
小児科は、病気プラス今後のその子供の成長という要素も考えなければならないので、
学問としての小児科には非常に興味がありました。
しかし、小児という自分より若い患者だけを診て、
その自分より若い患者が死んでいくことを見ることがつらくて、
あまりにも悲しく、耐えられず小児科医の夢は捨てました。
今も、小児科の実習の時に診た、
抗癌剤で髪の毛が全部抜け落ち、
でもまだ元気だった子供のことを思い出します。
「ボク、今なにが一番したい?」
と聞いたとき、
「○栄○幼稚園に行くんだ!」
「その夢は叶えられることはない」ことを知っている人間として、
涙が止まりませんでした。
元気でいれば、彼はすでに30歳くらいになります・・・
あれから四半世紀。
現在自分が歳を取ってくると、
自分よりも若いガン患者さんをたくさん診るようになってしまいました。
当たり前のことなのに、私には想定外でした。
私より、若くして目を瞑るのは、
私にとっては、ルール違反です。
これからも、若い患者さんだけではありませんが、
腫瘍内科の先生から批判されながらエビデンスを無視した、
長く元気で生きることだけを考えた治療を進めていきます。
しかし、すべての治療で、
エビデンスを無視している訳ではありません。
昨日「20代で癌になったレオのブログ」
を、拝読させて頂いて、
切除標本上「生きているガン細胞がいなかった」とのこと、
本当にうれしく思いました。
術後続いている熱は心配ですが、
ガンとは関係なさそうですから、
きっとガンからは開放されて、
天寿をまっとうできることだと思います。
彼は精巣ガンだそうですが、
精巣ガンも、標準的抗癌剤治療で根治があります。
特に、精巣ガンは若い患者さんが多いですから、
延命ではなく、
完治を目指した標準的抗癌剤治療に賭けてみるべきだと考えています。
ところで、本日、東京は快晴です。
絶好の行楽日和です。
すでに、高速道路は、Uターンラッシュで大変なようです。
何故、何処も混んでいて、しかも料金も高いこの時期に、
皆さんこぞって旅に出るのか私にはまったく理解できません。
昨日ある新聞に、面白い記事が出ていました。
ある豪華客船が航海中に沈没しつつあった。船長は救命ボートの定員に限りがあるから、女性と子供以外は船に残るように求めた。米国人には「あなたは英雄になれる」。英国人には「残れば紳士です」。イタリア人には「女性にもてます」。そこで日本人に対しては「みんな残りますよ」。といったとか・・・・
このジョークは有名ですが、何故、日本人は、皆さん「右向け右」
同じ方向しか、向こうとしないのでしょうか。
もし、このブログを患者さんが読まれていたならば、
あなたは、世界中でただ一人しかいないということを忘れないで下さい。
あなたと同一のDNAを持った生物はどこにも存在しません。
今ガンを患っている患者さんは、たった一人しかいません。
同一の患者さんなぞ、世界中を探したって一人もいません。
また、万人に同等に効果のある治療など、
どこにも存在しません。
日本人の大好きな、
「みんなと一緒」は捨てて、
一人一人に合った最善の治療を探して下さい。
本日は、「こどもの日」で思い出したこと、
また、レオさんのブログを拝読して、嬉しかったことを
徒然に書きました。
以上 文責 梅澤 充



