ガンは、全く治療で放置した場合、どんどん細胞数を増やし、そのカタマリは増大し、いずれは患者さんの生命を脅かすようになります。
居候であったはずのガン細胞は、ご主人様の隙を見てどんどん仲間を増やしてしまい、しまいには、ご主人様の居所を奪ってしまうのです。
そのガンの増大の様子を模式的にグラフに表すと、下のようになります。
横軸が時間の流れ、縦軸はガンの大きさを示します。

一般に無治療の場合、黒線Aのように、一方的に増大していずれ患者さんが生きていられない大きさにまで成長します。
一方、抗癌剤治療を行なっても、その治療が無効であった場合には、赤線Bのように無治療よりもその増大スピードは加速され、無治療より寿命が短くなってしまいます。
抗癌剤治療が有効に効いた場合は、オレンジ線Cのように、一時は、曲線は下に向きます。
すなわちガンは縮小しますが、その抗癌剤治療により、ガンを抱えるご主人様の体力までもがボロボロにされてしまいますから、その抗癌剤が効かなくなるか、ご主人様の体力の限界でそれ以上の治療継続が不可能になった時には、ガンの増大スピードは一気に加速され、アッと言う間に、命を奪う大きさにまで成長してしまいます。
これが、従来の抗癌剤治療でした。
僅かに、曲線が右側にずれ、すなわち僅かな延命が叶ったとしても、Bのように寿命を縮めてしまった患者さんもいるので平均すると、延命効果はゼロに終わっていました。
あるいは、Bの患者さんが多く出た治療では、むしろ無治療の方が長生きできたことになります。
現在では、その反省から緑線Dのように、右側へずらすべく努力がされています。
しかし、赤線Bのようなお気の毒な患者さんがたくさんおられる事実は変わりありません。
一方、現在の免疫治療だけでは、青線Eのように、ほとんど無治療と同一の増大曲線を示し、ホンの僅かに右側にずらすだけの効果と思われます。
しかし、抗癌剤治療とは違い、ご主人様の身体に大きな危害を与えることもありませんから、曲線を左にずらす、すなわち寿命を縮めることはありません。
ガンを縮小させようと考えるから、大切なご主人さの身体にも大きなダメージを与えてしまい、治療が出来なくなった後の、増大スピードを加速させ、その結果大きな延命効果は得られなくなると考えられます。
そうであれば、腫瘍(ガン)の縮小などは考えずに、必要最小限の抗癌剤を使い、ピンク線Fのように、縮小もない代わりに増大もない状態を維持すれば、患者さんは、大量の抗癌剤を使う現在の標準的な抗癌剤治療のような、耐え難い副作用に苦しむことも無く、現在の生活が続けられます。
昨日(1月19日)も書きましたが、抗癌剤治療を受ける多くの患者さんは、ほとんど自覚症状を感じることは無く、普通の日常生活を送れる患者さんです。
もし、ガンの存在により、辛い自覚症状を感じているのであれば、その自覚症状を消滅させるためだけに、少し多めに抗癌剤を使い、その症状が消失したのであれば、すぐに最低量の抗癌剤に変えるべきだと思います。
私は、そのような方針で抗癌剤治療を行っております。
その結果、従来の標準的な抗癌剤治療では考えられないほど、元気で長生きされておられる患者さんを現在もたくさん診ております。しかも、抗癌剤治療特有の強い副作用は感じることなく、外来での通院治療だけで可能です。
その場合、経験的にですが、ガンを抱えた患者さんの免疫力も、ガンの増大抑制に大きく関与しているように思われます。
その点、および極少量の抗癌剤を用いた治療成績については、今後書いてゆきます。
本日は、患者さんが一番恐れるガンの増大とは、如何なるものかについて書きました。
以上 文責 梅澤 充
居候であったはずのガン細胞は、ご主人様の隙を見てどんどん仲間を増やしてしまい、しまいには、ご主人様の居所を奪ってしまうのです。
そのガンの増大の様子を模式的にグラフに表すと、下のようになります。
横軸が時間の流れ、縦軸はガンの大きさを示します。

一般に無治療の場合、黒線Aのように、一方的に増大していずれ患者さんが生きていられない大きさにまで成長します。
一方、抗癌剤治療を行なっても、その治療が無効であった場合には、赤線Bのように無治療よりもその増大スピードは加速され、無治療より寿命が短くなってしまいます。
抗癌剤治療が有効に効いた場合は、オレンジ線Cのように、一時は、曲線は下に向きます。
すなわちガンは縮小しますが、その抗癌剤治療により、ガンを抱えるご主人様の体力までもがボロボロにされてしまいますから、その抗癌剤が効かなくなるか、ご主人様の体力の限界でそれ以上の治療継続が不可能になった時には、ガンの増大スピードは一気に加速され、アッと言う間に、命を奪う大きさにまで成長してしまいます。
これが、従来の抗癌剤治療でした。
僅かに、曲線が右側にずれ、すなわち僅かな延命が叶ったとしても、Bのように寿命を縮めてしまった患者さんもいるので平均すると、延命効果はゼロに終わっていました。
あるいは、Bの患者さんが多く出た治療では、むしろ無治療の方が長生きできたことになります。
現在では、その反省から緑線Dのように、右側へずらすべく努力がされています。
しかし、赤線Bのようなお気の毒な患者さんがたくさんおられる事実は変わりありません。
一方、現在の免疫治療だけでは、青線Eのように、ほとんど無治療と同一の増大曲線を示し、ホンの僅かに右側にずらすだけの効果と思われます。
しかし、抗癌剤治療とは違い、ご主人様の身体に大きな危害を与えることもありませんから、曲線を左にずらす、すなわち寿命を縮めることはありません。
ガンを縮小させようと考えるから、大切なご主人さの身体にも大きなダメージを与えてしまい、治療が出来なくなった後の、増大スピードを加速させ、その結果大きな延命効果は得られなくなると考えられます。
そうであれば、腫瘍(ガン)の縮小などは考えずに、必要最小限の抗癌剤を使い、ピンク線Fのように、縮小もない代わりに増大もない状態を維持すれば、患者さんは、大量の抗癌剤を使う現在の標準的な抗癌剤治療のような、耐え難い副作用に苦しむことも無く、現在の生活が続けられます。
昨日(1月19日)も書きましたが、抗癌剤治療を受ける多くの患者さんは、ほとんど自覚症状を感じることは無く、普通の日常生活を送れる患者さんです。
もし、ガンの存在により、辛い自覚症状を感じているのであれば、その自覚症状を消滅させるためだけに、少し多めに抗癌剤を使い、その症状が消失したのであれば、すぐに最低量の抗癌剤に変えるべきだと思います。
私は、そのような方針で抗癌剤治療を行っております。
その結果、従来の標準的な抗癌剤治療では考えられないほど、元気で長生きされておられる患者さんを現在もたくさん診ております。しかも、抗癌剤治療特有の強い副作用は感じることなく、外来での通院治療だけで可能です。
その場合、経験的にですが、ガンを抱えた患者さんの免疫力も、ガンの増大抑制に大きく関与しているように思われます。
その点、および極少量の抗癌剤を用いた治療成績については、今後書いてゆきます。
本日は、患者さんが一番恐れるガンの増大とは、如何なるものかについて書きました。
以上 文責 梅澤 充



