外来の診療で、
ある患者さんと話をしているとき、
「先生は代替療法には反対ですよね」
と言われました。
このブログでは、
食事療法はじめ、
お金儲け目的のサプリメント、
インチキ免疫療法などについて、
良くは書いていませし、
「真っ当なガン治療」
という言葉をよく使うので、
そのように受け取られてしまったようですが、
私は基本的に、
ガン治療において、
代替療法も真っ当な治療もないと考えています。
ガンに対して効果があり、
容認できる範囲内の副作用であれば、
それは良い治療だと考えています。
「ガンが治る」と、
ブログで宣伝したりしている、
“魔法のアロマ水”などは問題外ですが、
多くのサプリメントでは、
恐らく延命効果はあると考えています。
したがって、
サプリメントが無料であれば、
私はすべての患者さんにそれを勧めます。
しかし、現実には一般的にとても高価です。
その値段を見ると、
費用対効果の観点からは、
選択順位はズット後ろのほうになります。
ガン治療では、
お金も大きな武器ですから、
その貴重な武器を大量に必要とするようなサプリメントは、
積極的に勧めることはできません。
また、食事療法では、
好き勝手な食事を、
生きている間続けるよりは、
死ぬまで美味しくないものを食べた続けた患者さんのほうが、
恐らく、数週間から数ヶ月長生きするのではないかという
気もします。
当然でデータがないから分かりませんが・・・・
しかし、もしあったとしても、
その程度の延命のために、
人間として大きな楽しみを奪われるというのは、
私の価値観からは、
まったく許されません。
しかし、食に対して、
まったくこだわりが無く、
生に対して執着のある患者さんでは、
けっして悪くはないと考えます。
また、宝くじに2回続けて当たるような確率でしょうけれども、
治る患者さんもいるようですから、
食へのこだわりがまったく無い患者さんでは、
お勧めかも知れません。
またインチキ免疫治療でも、
爪を揉んでガンが治る患者さんは、
存在しないでしょうけれども、
爪を揉むことで、
ガン治療をしているという満足感が得られるならば、
悪くはないと思います。
お金という大切な武器を使うこともないでしょうから。
私の根本的な考え方は、
ガンに対しては、
何が効くかなどまったく分からない。
何でも効いてくれればそれでよし、です。
ただし、その時に、
副作用が無いことが絶対条件です。
効くか効かないか、
まったく分からない治療?です、
効かなくて当たり前の治療?です、
副作用はあってはいけません。
現在の代替療法の大きな問題点は、
その副作用以上に、
それだけでガンが治るかのように宣伝して、
患者さんから真っ当な治療を取り上げてしまうことです。
どんな代替療法も、
ガンに対してほとんど効果は無いと思われますが、
悪くは働かないでしょうから、
「だめもと」
「当たればメッケモン」
というつもりで行うには悪くはないと思っています。
当然、真っ当な治療と併用で行うことが原則です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
ある患者さんと話をしているとき、
「先生は代替療法には反対ですよね」
と言われました。
このブログでは、
食事療法はじめ、
お金儲け目的のサプリメント、
インチキ免疫療法などについて、
良くは書いていませし、
「真っ当なガン治療」
という言葉をよく使うので、
そのように受け取られてしまったようですが、
私は基本的に、
ガン治療において、
代替療法も真っ当な治療もないと考えています。
ガンに対して効果があり、
容認できる範囲内の副作用であれば、
それは良い治療だと考えています。
「ガンが治る」と、
ブログで宣伝したりしている、
“魔法のアロマ水”などは問題外ですが、
多くのサプリメントでは、
恐らく延命効果はあると考えています。
したがって、
サプリメントが無料であれば、
私はすべての患者さんにそれを勧めます。
しかし、現実には一般的にとても高価です。
その値段を見ると、
費用対効果の観点からは、
選択順位はズット後ろのほうになります。
ガン治療では、
お金も大きな武器ですから、
その貴重な武器を大量に必要とするようなサプリメントは、
積極的に勧めることはできません。
また、食事療法では、
好き勝手な食事を、
生きている間続けるよりは、
死ぬまで美味しくないものを食べた続けた患者さんのほうが、
恐らく、数週間から数ヶ月長生きするのではないかという
気もします。
当然でデータがないから分かりませんが・・・・
しかし、もしあったとしても、
その程度の延命のために、
人間として大きな楽しみを奪われるというのは、
私の価値観からは、
まったく許されません。
しかし、食に対して、
まったくこだわりが無く、
生に対して執着のある患者さんでは、
けっして悪くはないと考えます。
また、宝くじに2回続けて当たるような確率でしょうけれども、
治る患者さんもいるようですから、
食へのこだわりがまったく無い患者さんでは、
お勧めかも知れません。
またインチキ免疫治療でも、
爪を揉んでガンが治る患者さんは、
存在しないでしょうけれども、
爪を揉むことで、
ガン治療をしているという満足感が得られるならば、
悪くはないと思います。
お金という大切な武器を使うこともないでしょうから。
私の根本的な考え方は、
ガンに対しては、
何が効くかなどまったく分からない。
何でも効いてくれればそれでよし、です。
ただし、その時に、
副作用が無いことが絶対条件です。
効くか効かないか、
まったく分からない治療?です、
効かなくて当たり前の治療?です、
副作用はあってはいけません。
現在の代替療法の大きな問題点は、
その副作用以上に、
それだけでガンが治るかのように宣伝して、
患者さんから真っ当な治療を取り上げてしまうことです。
どんな代替療法も、
ガンに対してほとんど効果は無いと思われますが、
悪くは働かないでしょうから、
「だめもと」
「当たればメッケモン」
というつもりで行うには悪くはないと思っています。
当然、真っ当な治療と併用で行うことが原則です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。