ガンを患った患者さんがこれから治療を受けることになる病院を
選択するには大きな決断が必要です。
5月16日の「医者と話ができない」で書いたとおり、
「みんなと同じ」「他の患者も行くから」
という、日本人特有の、奥ゆかしさ、個性無しでは、
けっしてその患者さんに最適な治療を受けることができるとは限りません。
ガン治療は命懸けです。
慎重の上にも慎重に、かつ大胆に決めなければなりません。
「みんなが行く」病院では、
3月10日の「ある腫瘍内科医の勘違い」
3月11日の「ガン治療の地域格差」
で説明したとおり、
すべての患者さんに規格どおりの定食が供給されるだけです。
しかし、「みんなが行くから」を避けて、
ご自身で病院を探そうとなると、
なかなか難しいことも事実です。
平成18年5月26日の「地域格差、病院格差」
平成18年5月27日の「日本医療昨日評価機構」
で病院により治療に大きな差があることを書きました。
昨日(27日)の病院の例は、論外であり、
あそこまで酷い出鱈目な病院は見たことがありません。
その病院もかつては、患者さんが一番望んでいる
患者さん個々に合わせたガン治療を行なう医者がいたようです。
しかし、その医者が辞めてしまいその病院にはガン患者さんを診る医者は、
一人もいなくなったそうです。
あそこまで酷い病院であれば、雰囲気だけで「何かおかしい」と気付くでしょうから、
そんな病院に捕まる心配はないと思います。
ところが、本当にご自身の望む治療を提供してくれる病院を探すのはなかなかホネの折れることです。
某がんセンターで現在治療中で、
先日はじめて町田胃腸病院に来られた患者さんがいます。
「治療は私が望むとおりだけど、ここはチョッと遠いことが難点です。
某がんセンターは家から近くて、何かあればすぐに行ける。
自宅近くだから最期まで診てもらえる。ガン難民になるのが怖い。」
と言われていました。
その患者さんのご自宅から町田胃腸病院までは一時間はかかりません。
残念ながらそれは大きな勘違いあることを説明しました。
そのがんセンターからは、
はじめは効果のあった標準的抗癌剤治療が、
効かなくなってきた時、
「もう治療方法はありません。あと一月程度でしょう。」
「ここでは、もう診られない。」
と、決まり文句の宣告を受け、
町田胃腸病院に来られた患者さんもいます。
多くの大病院では、標準的抗癌剤治療が行なえなくなった時が、
その病院を去るときです。
それは、その病院の存在目的から考えて仕方がないことです。
病院を選ぶときのポイントは、
勿論、通院に要する時間も大きな要素です。
しかし、如何なる状態のときも、しかっり診てもらえることが、
最重要要素だと思います。
また、病院の設備内容で惹かれてしまう患者さんもいますが、
設備内容よりも治療内容の方が遥かに重要です。
2月15日の「レントゲン 撮りたい時が 観たい時」
で書いたとおり、
設備が整っている病院でも、それを利用する患者さんの人数を考え、
一人一人の患者さんが受ける恩恵を考慮する必要があります。
また、5月4日の「郵政民営化、病院民営化」
5月7日の「癌研究会付属病院」
でも、説明したとおりそれぞれ病院により、
その存在目的が大きく違っています。
その病院の治療方針、および存在目的を的確に認識していないと、
取り返しのつかないことになります。
本当にご自身の望む治療をしてもらえる病院を選択してください。
しかし、それは病院の選択というより、
医者の選択かも知れません。
どのような考えでガン治療を進めるのか、
医者により大きく違ってきます。
立派な設備があってもダメです。
もし現在、信頼する医者の治療を受けているその病院に
設備がなかったとしても、必要になればそんな設備は何処の病院でも共有で使えます。
PET検査などが良い例です。
PETの機械を導入している病院は多くはありません。
しかし、多くの病院で、それを保有している施設を共有で使っています。
サイバーナイフという特殊な放射線照射装置も、
まだ、日本には数えるほどしかありません。
しかし、小さな町田胃腸病院からすでに何人の患者さんを依頼したか判りません。
使えるものは何でも使う。
これがガン治療の原則です。
ガン治療には、抗癌剤をはじめ多くの武器があります。
それをすべて使って治療を行なう。
設備だって同じです。
その病院になくても必要であれば、
他の施設を借りればイイだけのことです。
少々不便かも知れませんが、
ガン治療全体の流れから考えれば、
大したことはないはずです。
昨日、一昨日と病院の格差について書きましたが、
現在もご自身が治療を受ける病院の選択に悩まれている患者さんを
しばしば見受けますので、
病院選びについて私の考えを書きました。
以上 文責 梅澤 充
選択するには大きな決断が必要です。
5月16日の「医者と話ができない」で書いたとおり、
「みんなと同じ」「他の患者も行くから」
という、日本人特有の、奥ゆかしさ、個性無しでは、
けっしてその患者さんに最適な治療を受けることができるとは限りません。
ガン治療は命懸けです。
慎重の上にも慎重に、かつ大胆に決めなければなりません。
「みんなが行く」病院では、
3月10日の「ある腫瘍内科医の勘違い」
3月11日の「ガン治療の地域格差」
で説明したとおり、
すべての患者さんに規格どおりの定食が供給されるだけです。
しかし、「みんなが行くから」を避けて、
ご自身で病院を探そうとなると、
なかなか難しいことも事実です。
平成18年5月26日の「地域格差、病院格差」
平成18年5月27日の「日本医療昨日評価機構」
で病院により治療に大きな差があることを書きました。
昨日(27日)の病院の例は、論外であり、
あそこまで酷い出鱈目な病院は見たことがありません。
その病院もかつては、患者さんが一番望んでいる
患者さん個々に合わせたガン治療を行なう医者がいたようです。
しかし、その医者が辞めてしまいその病院にはガン患者さんを診る医者は、
一人もいなくなったそうです。
あそこまで酷い病院であれば、雰囲気だけで「何かおかしい」と気付くでしょうから、
そんな病院に捕まる心配はないと思います。
ところが、本当にご自身の望む治療を提供してくれる病院を探すのはなかなかホネの折れることです。
某がんセンターで現在治療中で、
先日はじめて町田胃腸病院に来られた患者さんがいます。
「治療は私が望むとおりだけど、ここはチョッと遠いことが難点です。
某がんセンターは家から近くて、何かあればすぐに行ける。
自宅近くだから最期まで診てもらえる。ガン難民になるのが怖い。」
と言われていました。
その患者さんのご自宅から町田胃腸病院までは一時間はかかりません。
残念ながらそれは大きな勘違いあることを説明しました。
そのがんセンターからは、
はじめは効果のあった標準的抗癌剤治療が、
効かなくなってきた時、
「もう治療方法はありません。あと一月程度でしょう。」
「ここでは、もう診られない。」
と、決まり文句の宣告を受け、
町田胃腸病院に来られた患者さんもいます。
多くの大病院では、標準的抗癌剤治療が行なえなくなった時が、
その病院を去るときです。
それは、その病院の存在目的から考えて仕方がないことです。
病院を選ぶときのポイントは、
勿論、通院に要する時間も大きな要素です。
しかし、如何なる状態のときも、しかっり診てもらえることが、
最重要要素だと思います。
また、病院の設備内容で惹かれてしまう患者さんもいますが、
設備内容よりも治療内容の方が遥かに重要です。
2月15日の「レントゲン 撮りたい時が 観たい時」
で書いたとおり、
設備が整っている病院でも、それを利用する患者さんの人数を考え、
一人一人の患者さんが受ける恩恵を考慮する必要があります。
また、5月4日の「郵政民営化、病院民営化」
5月7日の「癌研究会付属病院」
でも、説明したとおりそれぞれ病院により、
その存在目的が大きく違っています。
その病院の治療方針、および存在目的を的確に認識していないと、
取り返しのつかないことになります。
本当にご自身の望む治療をしてもらえる病院を選択してください。
しかし、それは病院の選択というより、
医者の選択かも知れません。
どのような考えでガン治療を進めるのか、
医者により大きく違ってきます。
立派な設備があってもダメです。
もし現在、信頼する医者の治療を受けているその病院に
設備がなかったとしても、必要になればそんな設備は何処の病院でも共有で使えます。
PET検査などが良い例です。
PETの機械を導入している病院は多くはありません。
しかし、多くの病院で、それを保有している施設を共有で使っています。
サイバーナイフという特殊な放射線照射装置も、
まだ、日本には数えるほどしかありません。
しかし、小さな町田胃腸病院からすでに何人の患者さんを依頼したか判りません。
使えるものは何でも使う。
これがガン治療の原則です。
ガン治療には、抗癌剤をはじめ多くの武器があります。
それをすべて使って治療を行なう。
設備だって同じです。
その病院になくても必要であれば、
他の施設を借りればイイだけのことです。
少々不便かも知れませんが、
ガン治療全体の流れから考えれば、
大したことはないはずです。
昨日、一昨日と病院の格差について書きましたが、
現在もご自身が治療を受ける病院の選択に悩まれている患者さんを
しばしば見受けますので、
病院選びについて私の考えを書きました。
以上 文責 梅澤 充



