不幸にしてガンという病気を患ってしまった場合時には、
その治療のために、何らかの犠牲は必ず強いられます。
まったく犠牲のないガン治療など存在しません。
たとえ、治療による身体的な副作用がなかったとしても、
経済的な負担は負わなければなりません。
もし、保険その他で経済的な負担が無かったとしても、
治療に要する時間は確実に奪われます。
当然一般的にはそれだけではなく、
身体的な代償を伴います。
それは、手術により根治可能な患者さんでは、
手術・治療という大義名分のもと、
人間の身体を切り刻んでガンに侵された臓器を切除するという
極めて大きな代償を払わなければなりません。
あるいは、手術が不可能である患者さんでは、
抗癌剤治療や放射線治療による副作用を経験しなければなりません。
ともかく、ガンという病気を患ってしまった場合、
それを治療していくには、
身体的な犠牲は避けられません。
当ブログでは、主に現在の標準的抗癌剤治療による
「標準的な副作用」が、患者さんにとって本当に得か否か、
について書いてきました。
そして、現在の再発ガン、切除不能ガン
すなわち、根治がほとんど望めないガンに対する標準的抗癌剤治療では、
その副作用に見合うだけの利益が
得られるか否か大いに疑問がありますよ。
良〜く考えて決めてください。
と訴えてきました。
しかし、現在私が行なっている極少量の抗癌剤を使った治療とて、
延命という利益は、標準的抗癌剤治療よりは大きいと考えますが、
すべての患者さんに対してまったく副作用が無いなどとは言えません。
まったく副作用は感じないという患者さんも少なくありませんが、
「抗癌剤の点滴をした日には、何となく食欲が落ちるような気がする」
「その日の夜は、食べられるけれど、あまり美味しく感じない」などの訴えも、よく耳にします。
ステロイドなどを使えば、その副作用も回避できるのかも知れません。
しかし、ステロイドは確実に免疫力を落とします。
私の考え方は、
1月22日の「免疫治療」
1月24日の「健康食品について」
などで説明したとおりであり、
「免疫力だけではガンが良くなることはない。
抗癌剤治療は絶対に必要。
しかし、ガン治療を行なう上で、免疫力も無視することはできない。」
であり、免疫力を削ぐことはけっして得ではないと考えています。
日常生活に支障を来たすような副作用であれば、
ステロイドも、そのメリット、デメリットを比較して、
場合により使用します。
また、タキソールを使う場合には、
まれにショックを起こす患者さんも存在するので、
使いはじめに3回だけは漸減しつつデカドロンというステロイドも併用します。
4回目以降は使いませんが・・・
しかし、多くの患者さんの中には、
6月1日の「ジメジメ、ムシムシの6月」でも書きましたとおり、
「一切の副作用は許さない」
という厳しい条件をつける患者さんもおられます。
その条件どおりになる患者さんもおられますが、
なかなか思うとおりにはならない患者さんも少なくありません。
先日、副作用にとても敏感なある患者さんで、
TS-1を夜一回40mg内服するだけで、
肺と腹腔内リンパ節に転移したガンと上手く同居できていましたが、
何となく食欲が落ちるということで、
ご自身で減量してしまいました。
その結果、おとなしく寝ていたガンが起きだしてしまいました。
患者さんは、ガンを必要以上に恐れてしまっている場合が多くみられます。
かと言って、甘く見ると牙を剥いてくる恐ろしい病気です。
過剰な心配は無用ですが、
油断は大敵です。
ガンは、おとなしくしている時は、
ほんの僅かな抗癌剤でその増大を防ぐことができますが、
一度起きだして増大しはじめるとそれを、
おとなしくさせるのにはとても骨が折れる、
ということは今まで何回も経験してきました。
その時には、当然患者さん自身が受ける治療の副作用も大きくなってしまいます。
患者さんの中には、
高額な治療費を支払えば、
リンパ球療法やいかがわしい免疫治療などで、
副作用の無い治療を受けることができる。
私は、お金があるからそのような特権的な治療を受けることができる。
庶民の苦しみは味わわなくても大丈夫。
などと、大きな思い違いをされている方も時々見受けます。
とんでもない致命的な勘違いです。
たしかに現在は輸入でしか使うことができない薬剤での治療では、
経済力がなければ受けられ治療があることは事実ですが、
日本国内で行われているいわゆる代替療法では、
いくらお金をかけても無駄です。
お金をかけることで、優れたガン治療が得られるのであれば、
日本の厚生労働省も黙ってはいません。
積極的に後押しするはずです。
現在の保健医療でも、ハーセプチンなどでは、
タキソールと併用で標準的に使われると、
一月50万円以上はかかります。
これを厚生労働省は保険負担を許しています。
来年アバスチン、アービタックスなどが出てくれば
もっと高額になることが予想されます。
巷の代替療法はもう少し安いのではないでしょうか。
しかし、厚生労働省は保険診療を認めておりません。
話は反れましたが、
ガン治療を進めていく上で、
完全に副作用を伴わないということは、
なかなか難しいのが現実です。
勿論、日常生活に支障を来たす副作用を、
患者さんに我慢させて行なわれる抗癌剤治療は、
けっして得ではないと思います。
しかし、ある程度のところでは妥協が必要な場合もあります。
私も、まだ腰痛は続いています。
非常に貴重な時間ですが、
横になっているか、風呂に入り身体を浮かせて腰の負担を軽減させていなければなりません。
これも、私にとっては非常に大きな犠牲です。
私の場合、自分の不摂生が原因ですから、仕方ないか・・・
以上 文責 梅澤 充
その治療のために、何らかの犠牲は必ず強いられます。
まったく犠牲のないガン治療など存在しません。
たとえ、治療による身体的な副作用がなかったとしても、
経済的な負担は負わなければなりません。
もし、保険その他で経済的な負担が無かったとしても、
治療に要する時間は確実に奪われます。
当然一般的にはそれだけではなく、
身体的な代償を伴います。
それは、手術により根治可能な患者さんでは、
手術・治療という大義名分のもと、
人間の身体を切り刻んでガンに侵された臓器を切除するという
極めて大きな代償を払わなければなりません。
あるいは、手術が不可能である患者さんでは、
抗癌剤治療や放射線治療による副作用を経験しなければなりません。
ともかく、ガンという病気を患ってしまった場合、
それを治療していくには、
身体的な犠牲は避けられません。
当ブログでは、主に現在の標準的抗癌剤治療による
「標準的な副作用」が、患者さんにとって本当に得か否か、
について書いてきました。
そして、現在の再発ガン、切除不能ガン
すなわち、根治がほとんど望めないガンに対する標準的抗癌剤治療では、
その副作用に見合うだけの利益が
得られるか否か大いに疑問がありますよ。
良〜く考えて決めてください。
と訴えてきました。
しかし、現在私が行なっている極少量の抗癌剤を使った治療とて、
延命という利益は、標準的抗癌剤治療よりは大きいと考えますが、
すべての患者さんに対してまったく副作用が無いなどとは言えません。
まったく副作用は感じないという患者さんも少なくありませんが、
「抗癌剤の点滴をした日には、何となく食欲が落ちるような気がする」
「その日の夜は、食べられるけれど、あまり美味しく感じない」などの訴えも、よく耳にします。
ステロイドなどを使えば、その副作用も回避できるのかも知れません。
しかし、ステロイドは確実に免疫力を落とします。
私の考え方は、
1月22日の「免疫治療」
1月24日の「健康食品について」
などで説明したとおりであり、
「免疫力だけではガンが良くなることはない。
抗癌剤治療は絶対に必要。
しかし、ガン治療を行なう上で、免疫力も無視することはできない。」
であり、免疫力を削ぐことはけっして得ではないと考えています。
日常生活に支障を来たすような副作用であれば、
ステロイドも、そのメリット、デメリットを比較して、
場合により使用します。
また、タキソールを使う場合には、
まれにショックを起こす患者さんも存在するので、
使いはじめに3回だけは漸減しつつデカドロンというステロイドも併用します。
4回目以降は使いませんが・・・
しかし、多くの患者さんの中には、
6月1日の「ジメジメ、ムシムシの6月」でも書きましたとおり、
「一切の副作用は許さない」
という厳しい条件をつける患者さんもおられます。
その条件どおりになる患者さんもおられますが、
なかなか思うとおりにはならない患者さんも少なくありません。
先日、副作用にとても敏感なある患者さんで、
TS-1を夜一回40mg内服するだけで、
肺と腹腔内リンパ節に転移したガンと上手く同居できていましたが、
何となく食欲が落ちるということで、
ご自身で減量してしまいました。
その結果、おとなしく寝ていたガンが起きだしてしまいました。
患者さんは、ガンを必要以上に恐れてしまっている場合が多くみられます。
かと言って、甘く見ると牙を剥いてくる恐ろしい病気です。
過剰な心配は無用ですが、
油断は大敵です。
ガンは、おとなしくしている時は、
ほんの僅かな抗癌剤でその増大を防ぐことができますが、
一度起きだして増大しはじめるとそれを、
おとなしくさせるのにはとても骨が折れる、
ということは今まで何回も経験してきました。
その時には、当然患者さん自身が受ける治療の副作用も大きくなってしまいます。
患者さんの中には、
高額な治療費を支払えば、
リンパ球療法やいかがわしい免疫治療などで、
副作用の無い治療を受けることができる。
私は、お金があるからそのような特権的な治療を受けることができる。
庶民の苦しみは味わわなくても大丈夫。
などと、大きな思い違いをされている方も時々見受けます。
とんでもない致命的な勘違いです。
たしかに現在は輸入でしか使うことができない薬剤での治療では、
経済力がなければ受けられ治療があることは事実ですが、
日本国内で行われているいわゆる代替療法では、
いくらお金をかけても無駄です。
お金をかけることで、優れたガン治療が得られるのであれば、
日本の厚生労働省も黙ってはいません。
積極的に後押しするはずです。
現在の保健医療でも、ハーセプチンなどでは、
タキソールと併用で標準的に使われると、
一月50万円以上はかかります。
これを厚生労働省は保険負担を許しています。
来年アバスチン、アービタックスなどが出てくれば
もっと高額になることが予想されます。
巷の代替療法はもう少し安いのではないでしょうか。
しかし、厚生労働省は保険診療を認めておりません。
話は反れましたが、
ガン治療を進めていく上で、
完全に副作用を伴わないということは、
なかなか難しいのが現実です。
勿論、日常生活に支障を来たす副作用を、
患者さんに我慢させて行なわれる抗癌剤治療は、
けっして得ではないと思います。
しかし、ある程度のところでは妥協が必要な場合もあります。
私も、まだ腰痛は続いています。
非常に貴重な時間ですが、
横になっているか、風呂に入り身体を浮かせて腰の負担を軽減させていなければなりません。
これも、私にとっては非常に大きな犠牲です。
私の場合、自分の不摂生が原因ですから、仕方ないか・・・
以上 文責 梅澤 充



