昨日の「アロマ水」で、
医者に騙されて、
治療効果などまったく存在しない、
値段が異常に高いだけのただの水と、
食事療法だけで、
お金だけではなく、
命まで奪われそうになった患者さんのことを書きましたが、
ガン治療では、
「ウソ」は日常茶飯事のことです。
患者さんは騙され続けることが少なくありません。
腫瘍内科の、
標準的抗癌剤治療が、
「最善の治療です」
などというのは、
その象徴のようなフレーズですが、
外科医からも騙されることもあります。
「ガンを切除することはできませんでした。
手が付けられない状態でした」
と、ご家族が開腹手術後に手術室で、
主治医に言われてから、
セカンドオピニオンに来られ、
「この程度なら、上手い外科医ならば根治手術ができるはず」
と考え、
名人に手術を依頼して、
当然ながら根治手術を行い、
現在2年間以上も再発も無く、
元気に生活されている患者さんもいます。
主治医の言葉を信じて、
ガンをそのまま身体の中に残しておいて、
標準治療だけを続けたならば、
その患者さんは、
エビデンスどおりに、
遥か昔にいなくなっているはずです。
「ガンを切除することはできませんでした。」
手が付けられない状態でした」
という言葉には、
「私の腕では」
という枕詞が隠されていました。
そのようなかたは、
私が診ている患者さんのなかでも、
何名もおられます。
標準的な抗癌剤治療は、
教科書どおりに、
エビデンスどおりに、
抗癌剤Aを体表面積あたり○○mg、
Bを○×mg、
毎週点滴投与する、
あるいは2週間に1回投与する、
または3週続けて1週休む、
経過中、白血球や血小板が減少したならば、
g-CSFというクスリを○○μg注射するという、
製薬会社がクスリさえ売ってくれれば、
研修医にでも、
ロボットにでもできる治療です。
患者さんは標準的な死を待つだけです。
某国立病院のように、
万一、国策として、
エビデンスに則った標準治療だけを、
推し進めるならば、
医者不足解消のために、
ロボットの開発が待ち遠しいところです。
日本の技術ならすぐに完成すると思います。
そうなれば、
どんな僻地でも、
ロボット1台で、
誰でも一緒、
十把一絡げの、
標準治療は簡単に行えます。
ところが外科手術は、
医者の技量で予後に大きな差が出ます。
上手い外科医ならば可能でも、
技量の劣る外科医では、
肉眼的にハッキリと確認できるガンも、
切除ができないこともあります。
非治癒切除といいます。
当然、肉眼的な完全切除でも、
ミクロの目に見えないガンが、
遺在することは考えられますが、
根治手術と、
通常は切除するはずの、
肉眼で確認できるガンを、
身体の中に残してくる非治癒手術とでは、
予後は大きく変わってきます。
手術後の再発予防の抗癌剤治療も、
完全切除と非治癒切除では、
考え方は大きく変わってきます。
マクロのガン組織の遺在があれば、
もはや再発予防のエビデンスすら消滅します。
再発ガンあるいは切除不能ガンとしての、
エビデンスどおりの予後が待っているだけになってしまいます。
誰が技術的に優れているのか、
書籍や週刊誌などでは、
よく紹介されていますが、
何を尺度に、
その医者の技量を評価しているのか、
まったく不明で、
ほとんどあてになりません。
また大学病院などの、
「教授」「助教授(准教授)」「○○部長」
「講師」「助手」などという肩書きと、
手術技量はまったく相関しません。
一番偉そうな肩書きを持った外科医の、
手抜き手術はたくさん見てきました。
大学の医局員は、
助教授以下、
誰一人として、
その手抜きを批判することなどできません。
何も言わず、
哀れみの目で患者さんを見るだけです。
一番エライ医者より、
遥かに手術技量が上のがために、
“飛ばされた”名人もいました。
話はそれましたが、
外科治療は、
直接患者さんの予後を左右します。
命を預ける外科医選びは、
慎重に決めてください。
ちなみに、
手前味噌になりますが、
町田胃腸病院も、
大塚北口診療所の外科医も、
(関連病院で手術を行っています)
何の肩書きもありませんが、
手術技量は十分に信用できます。
なお、私はメスを置いて、
すでに何年も経っています。
手術技量では、
まったくアテにならない外科医です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
医者に騙されて、
治療効果などまったく存在しない、
値段が異常に高いだけのただの水と、
食事療法だけで、
お金だけではなく、
命まで奪われそうになった患者さんのことを書きましたが、
ガン治療では、
「ウソ」は日常茶飯事のことです。
患者さんは騙され続けることが少なくありません。
腫瘍内科の、
標準的抗癌剤治療が、
「最善の治療です」
などというのは、
その象徴のようなフレーズですが、
外科医からも騙されることもあります。
「ガンを切除することはできませんでした。
手が付けられない状態でした」
と、ご家族が開腹手術後に手術室で、
主治医に言われてから、
セカンドオピニオンに来られ、
「この程度なら、上手い外科医ならば根治手術ができるはず」
と考え、
名人に手術を依頼して、
当然ながら根治手術を行い、
現在2年間以上も再発も無く、
元気に生活されている患者さんもいます。
主治医の言葉を信じて、
ガンをそのまま身体の中に残しておいて、
標準治療だけを続けたならば、
その患者さんは、
エビデンスどおりに、
遥か昔にいなくなっているはずです。
「ガンを切除することはできませんでした。」
手が付けられない状態でした」
という言葉には、
「私の腕では」
という枕詞が隠されていました。
そのようなかたは、
私が診ている患者さんのなかでも、
何名もおられます。
標準的な抗癌剤治療は、
教科書どおりに、
エビデンスどおりに、
抗癌剤Aを体表面積あたり○○mg、
Bを○×mg、
毎週点滴投与する、
あるいは2週間に1回投与する、
または3週続けて1週休む、
経過中、白血球や血小板が減少したならば、
g-CSFというクスリを○○μg注射するという、
製薬会社がクスリさえ売ってくれれば、
研修医にでも、
ロボットにでもできる治療です。
患者さんは標準的な死を待つだけです。
某国立病院のように、
万一、国策として、
エビデンスに則った標準治療だけを、
推し進めるならば、
医者不足解消のために、
ロボットの開発が待ち遠しいところです。
日本の技術ならすぐに完成すると思います。
そうなれば、
どんな僻地でも、
ロボット1台で、
誰でも一緒、
十把一絡げの、
標準治療は簡単に行えます。
ところが外科手術は、
医者の技量で予後に大きな差が出ます。
上手い外科医ならば可能でも、
技量の劣る外科医では、
肉眼的にハッキリと確認できるガンも、
切除ができないこともあります。
非治癒切除といいます。
当然、肉眼的な完全切除でも、
ミクロの目に見えないガンが、
遺在することは考えられますが、
根治手術と、
通常は切除するはずの、
肉眼で確認できるガンを、
身体の中に残してくる非治癒手術とでは、
予後は大きく変わってきます。
手術後の再発予防の抗癌剤治療も、
完全切除と非治癒切除では、
考え方は大きく変わってきます。
マクロのガン組織の遺在があれば、
もはや再発予防のエビデンスすら消滅します。
再発ガンあるいは切除不能ガンとしての、
エビデンスどおりの予後が待っているだけになってしまいます。
誰が技術的に優れているのか、
書籍や週刊誌などでは、
よく紹介されていますが、
何を尺度に、
その医者の技量を評価しているのか、
まったく不明で、
ほとんどあてになりません。
また大学病院などの、
「教授」「助教授(准教授)」「○○部長」
「講師」「助手」などという肩書きと、
手術技量はまったく相関しません。
一番偉そうな肩書きを持った外科医の、
手抜き手術はたくさん見てきました。
大学の医局員は、
助教授以下、
誰一人として、
その手抜きを批判することなどできません。
何も言わず、
哀れみの目で患者さんを見るだけです。
一番エライ医者より、
遥かに手術技量が上のがために、
“飛ばされた”名人もいました。
話はそれましたが、
外科治療は、
直接患者さんの予後を左右します。
命を預ける外科医選びは、
慎重に決めてください。
ちなみに、
手前味噌になりますが、
町田胃腸病院も、
大塚北口診療所の外科医も、
(関連病院で手術を行っています)
何の肩書きもありませんが、
手術技量は十分に信用できます。
なお、私はメスを置いて、
すでに何年も経っています。
手術技量では、
まったくアテにならない外科医です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。