直接返事を出そうと思ったのですが、アドレスがありません。
本人が同定されないように、内容が変わらない程度に原本を変更し掲載します。
初めてお邪魔しました。○○に住んでいる4×歳の主婦です。実は一つ年下の義理の妹が特殊なガンと春に診断受けました。目の具合が悪く治療を受けようとしたら奥に腫瘍が見つかり○×大学病院でとても珍しい型のガンで半年後の生存率30%だといきなり本人に・・そのうち目もぐちゃぐちゃになる・・とまで言われたそうです。
本人のショックは相当でした。でもベットが開いていないという理由で何日も自宅で高熱と戦い・・結局国立がんセンターに入院となったのです。そこでは余命の話も出ず まだ治療が確率されていない型なので実験的という事は本人も承知のうえで3週間おきの抗ガン剤と顔への放射線とのダブルの治療で口の中は荒れて何も食べられなくなり痩せてかわいそうな位でした。今は先月一応退院できて自宅療養中です。今回の治療が効いたのかは9月にならないとわからないそうです。そこしか頼る所がなかった・・そんな難病のような病気になってしまった彼女のような患者さんは他に選択肢ってないのでしょうか?今回の治療が効かなかったらどうなるんでしょうか?
○×大学のその医者のような言動は許される事でしょうか?
今までにも、この○×大学病院であまりにも無神経な言い方をされ
深く傷つけられた患者さんを何人か診てきました。
お一人は、その大学の医者の対応をめぐって裁判を起こされています。
まだ係争中だと思います。
被告はそこの大学の教授です。
(助教授時代に告訴されました)
○×大学はそういう体質なのでしょうか。
いわゆる新設医大です。
拙著「間違いだらけの抗癌剤治療」でもチョット触れた、
あまりにも配慮に欠けた言い方をする医者のモデルは
この○×大学病院の医者です。
特殊なガンといっても、その種類のガンは、
一般的に放射線治療が良く効きます。
限局しているのであれば、
国立がんセンターには設備はありませんが、
サイバーナイフが身体に対するダメージが非常に小さく最善だと思います。
一箇所に限局していれば根治も期待できます。
治験の新薬(?)は、どのようなものか判りませんが、
何故9月まで待たなければ治療効果が判らないのでしょうか。
治験成績ですかね・・・
「今回の治療が効かなかったらどうなるんでしょうか?」
勿論、国立がんセンターの医者が言うとおりで、
確立された方法はありません。
しかし、逆にすべてのクスリが効かないということも証明されていません。
効果のあるクスリを丹念に探していくだけです。
また、もう一通隠れコメントを頂きました。
この方はアドレスはあったのですが、
参考になるコメントですので、
やはり、本人が同定されない程度に内容を変更して掲載します。
がんセンターで標準治療後に私のQOLを考慮した上で飲み薬による治療で様子見をしています。半月前からモルヒネ(オキシコンチン10mg 1回/1日)を始めました。私は主治医の先生がよく診て下さっていると信頼していますが、いつもブログで書かれているがんセンターとは特定したがんセンター(東京)のことでしょうか?私は○○県ですが、主治医の考え方によっても異なると思っています。コミュニケーションをうまくとるのに患者自身が情報を集め学ぶ責任があると思います。先生の御本とブログは有難く思っています。
私が、書いているのは、勿論、多くの患者さんが私のもとへ逃げてこられ、
内情がある程度判っている首都圏近郊のがんセンターです。
特に、「標準的抗癌剤治療だけを至高の治療」と崇めたて、
日本全土に定食屋チェーン店の進出を企んでいる国立がんセンターの
その動きは日本の患者さんに幸福をもたらすものではないと考えています。
無味乾燥な定食を食べさせられた後に待っているのは、
画一的な副作用とその後のエビデンスどおりの悲惨な結末だけです。
「標準的抗癌剤治療 = 定食」論については、
3月10日の「ある腫瘍内科医の考え違い」
3月11日の「ガン治療の地域格差」
はじめ何回も書いてきました。ご参照下さい。
「私は○○県ですが、主治医の考え方によっても異なると思っています。」
実は、この○○県のがんセンターも
その地域の基幹病院、情報発信基地であり、
カチカチの石頭先生が多いことで有名で、
組織的にも、相当にお堅い性格のはずですが、
主治医の資質で治療も大きく変わってきますね。
しかし、それも根本的に
「コミュニケーションをうまくとるのに患者自身が情報を集め学ぶ責任があると思います。」
があるからだと思います。
患者さん自身の知識がなければ、
間違いなくその組織の方針通りに流されていってしまうはずです。
もう一通、これは、よく陥りがちな重要な内容ですので紹介します。
・・・・・・・・・前省略・・・・・・・・
標準的抗がん剤治療を続けることがますます不安になりました。
というか続けられない可能性もありますよね。
本人は一度お世話になった病院を替わることに少し抵抗があるようです。
私の一存では決められないので、もう少し家族でよく話し合って、その上で一度先生にお会いしたいと思います。
先生に相談に行くときには、今の病院から検査データなどをもらって行ったほうがいいのでしょうか?
別の病院に相談に行ったら、元の病院に二度と戻れないのではと、父は心配しているのです。
細かい質問ですみません。
2)「別の病院に相談に行ったら、元の病院に二度と戻れないのでは」
年配の患者さんはよくその心配をされます。
1) は、お年寄り特有の、というか日本人の美徳のような考え方ですので、
ある程度仕方がないことかもしれません。しかし、
「誰のためのガン治療なのか」
再度考えていただきたいと思います。
2)はまったくの杞憂です。
セカンドオピニオンは厚生労働省もさかんに推奨していることであり、
それを気にする医者はいません。
もしいたら、その医者は換えるべきだと思います。
それよりも、がんセンターなどでは、
状態が悪くなり、入院が必要になった時に、
病院の方から、入院を拒むことも珍しくありません。
「先生に相談に行くときには、今の病院から検査データなどをもらって行ったほうがいいのでしょうか?」
検査データは是非とも見せていただきたいのですが、
1)2)のようなお考えであれば、
「セカンドオピニオンを受ける」ということを主治医に言うこと自体が
ストレスになる可能性もあります。
そうであれば、必ずしも病院からのデータは必要有りません。
その代わり、可能な限り詳細に病気・治療の経過について、
ご自身(ご家族)でお書きになりお持ち下さい。
本日は頂いていた隠れコメントについて
返信の意味も兼ねて書きました。
返信遅くなり申し分けありません。
なお、隠れコメントは、見落としてしまう場合も少なくありません。
私からの返信が必要であり、
表のコメントが憚られるのであれば、
私宛に直接メールを頂けませんでしょか。
これも、毎日無数に来る“出会い系サイト”からのメールと一緒に削除してしまうこともありますが、
3〜4日以内に返事がないときは再送して頂ければ、
必ず返信いたします。
アドレスはここで公開してしまうと迷惑メールが増えてしまう恐れがあります。
拙著「間違いだらけの抗癌剤治療」には掲載してあります。
申し訳ありませんがそちらをご覧下さい。
以上 文責 梅澤 充



