最近、大病院のシステムに引きずられて
身動きが取れなくなっている患者さんを何人も見ました。
大学病院や○○がんセンター、地域の基幹病院などの大規模病院では、
なかなか小回りが利きません。
CTや超音波の検査一つ行うのも、
何週間か後の予約日に再度病院に行き、
その日は検査だけで帰り、
1〜2週間後に検査結果を聞きに行く。
さらにそこで何か異常が発見されたら、
その日にまた別の検査の予約を入れて、
同じことを繰り返す。
非常に時間がかかります。
2月15日の「レントゲン撮りたい時が観たい時」
で書いたとおり、何かを疑ってその検査をするのであれば、
その検査は早いほどイイ。
そして、その結果はできるだけ早く知りたい。
その結果に従い、最善の治療を選択する。
それが、患者さんにとって一番いい結果を生むのではないかと考えます。
現在私の勤務する、町田胃腸病院も白鬚橋病院も
それぞれ100床、200床未満の小さな病院ですが、
小回りはよく利きます。
また、ともに至近に無床診療所があり、
そこで保険外診療も可能です。
大病院はそのシステム上小回りは利きません。
保険外診療も一般的には不可能です。
勿論、大病院は不便な点だけではありません。
たくさんの良い面も持っています。
例えば、救急救命センターを併設しているような大病院では、
救急疾患であれば検査の予約などという面倒なことはありません。
むしろ、中小の病院より迅速に、
検査 → 診断 → 治療と進めることもできるかも知れません。
しかし、一般的にガンは慢性疾患としてしか扱ってもらえません。
また、大病院では、中小の病院には無いような
多額の設備投資が必要な機械なども揃っています。
採算が取れないような機械まで入っています。
PETまで揃えている病院もあります。
また、ガン治療になくてはならない腫瘍マーカーの検査などは、
中小の一般病院では、患者さんから採取した血液を検査会社に出して、
そこで検査をしてもらいます。
したがって、その結果が判るのは、数日後です。
ところが、大病院では腫瘍マーカーの検査も
自前の検査室で行うことができる施設もあります。
そのような病院では、気がかりな腫瘍マーカーの数値を
その日のうちに教えてもらえる可能性もあります。
大小の病院それぞれには、メリットとデメリットがあります。
私も、大学病院、市立病院、日赤病院と大きな病院でも勤務してきました。
現在は小さな病院ですが、
医者として、それぞれに合わせた利用の仕方をしています。
治療を受ける患者さんとしても、
それぞれの病院のいいとこ取りをしていくことも
賢い病院の使い方ではないでしょうか。
世間一般の日本のほとんどが属する中流階級の人間では
デパートだけで買い物をする人はあまりいないでしょう。
デパートで品定めをして、ディスカウントショップで購入する。
毎日の買い物も、いつものスーパーも使えば、
チョットだけなら高くても便利なコンビニも利用する。
それが、賢い消費者ではないでしょうか。
ご自身の命に直結する病院の利用も
最大限に各病院の長所だけを利用して、
二股も三股もかけて利用するべきではないでしょうか。
異性間での二股、三股は血の雨を降らすかもしれませんが、
病院をいくつハシゴしても、
気分を害する医者はあまりいないと思います。
「他の医者の目があるから治療がしにくくなるのではないか」
と心配してくれた患者さんがいますが、
そのようなことはまったくありません。
現在私が診ている患者さんでも、
二股の患者さんは何人もおられます。
大学病院と、国立がんセンターと、癌研病院などと
二股で町田胃腸病院、白鬚橋病院に通われています。
何度も書いているとおり、
国立がんセンターもその病院に問題があるのではありません。
その病院の利用方法を患者さんが間違っているのです。
ガン患者さんであれば、
一度はセカンドオピニオンというカタチで利用するべき病院だと思います。
本来、同一疾患に対して、
健康保険で複数の病院を利用することは、
検査機器が無いなどの正当な理由が無ければ、
正しいことではありません。
しかし、そんなに形式張っていたら、最善の治療は受けられません。
最善の治療が受けられないということは、
寿命を縮めることになります。
または、激しい副作用に襲われることになります。
インチキにはチョットだけ目を瞑って、
何でも揃っている大病院と
小回り、融通の利く小規模病院を同時に上手く利用してください。
ご自身に最善の治療を受けて下さい。
本日は病院の選択に迷われている患者さんを見ましたので、
そのことについて書きました。
以上 文責 梅澤 充
身動きが取れなくなっている患者さんを何人も見ました。
大学病院や○○がんセンター、地域の基幹病院などの大規模病院では、
なかなか小回りが利きません。
CTや超音波の検査一つ行うのも、
何週間か後の予約日に再度病院に行き、
その日は検査だけで帰り、
1〜2週間後に検査結果を聞きに行く。
さらにそこで何か異常が発見されたら、
その日にまた別の検査の予約を入れて、
同じことを繰り返す。
非常に時間がかかります。
2月15日の「レントゲン撮りたい時が観たい時」
で書いたとおり、何かを疑ってその検査をするのであれば、
その検査は早いほどイイ。
そして、その結果はできるだけ早く知りたい。
その結果に従い、最善の治療を選択する。
それが、患者さんにとって一番いい結果を生むのではないかと考えます。
現在私の勤務する、町田胃腸病院も白鬚橋病院も
それぞれ100床、200床未満の小さな病院ですが、
小回りはよく利きます。
また、ともに至近に無床診療所があり、
そこで保険外診療も可能です。
大病院はそのシステム上小回りは利きません。
保険外診療も一般的には不可能です。
勿論、大病院は不便な点だけではありません。
たくさんの良い面も持っています。
例えば、救急救命センターを併設しているような大病院では、
救急疾患であれば検査の予約などという面倒なことはありません。
むしろ、中小の病院より迅速に、
検査 → 診断 → 治療と進めることもできるかも知れません。
しかし、一般的にガンは慢性疾患としてしか扱ってもらえません。
また、大病院では、中小の病院には無いような
多額の設備投資が必要な機械なども揃っています。
採算が取れないような機械まで入っています。
PETまで揃えている病院もあります。
また、ガン治療になくてはならない腫瘍マーカーの検査などは、
中小の一般病院では、患者さんから採取した血液を検査会社に出して、
そこで検査をしてもらいます。
したがって、その結果が判るのは、数日後です。
ところが、大病院では腫瘍マーカーの検査も
自前の検査室で行うことができる施設もあります。
そのような病院では、気がかりな腫瘍マーカーの数値を
その日のうちに教えてもらえる可能性もあります。
大小の病院それぞれには、メリットとデメリットがあります。
私も、大学病院、市立病院、日赤病院と大きな病院でも勤務してきました。
現在は小さな病院ですが、
医者として、それぞれに合わせた利用の仕方をしています。
治療を受ける患者さんとしても、
それぞれの病院のいいとこ取りをしていくことも
賢い病院の使い方ではないでしょうか。
世間一般の日本のほとんどが属する中流階級の人間では
デパートだけで買い物をする人はあまりいないでしょう。
デパートで品定めをして、ディスカウントショップで購入する。
毎日の買い物も、いつものスーパーも使えば、
チョットだけなら高くても便利なコンビニも利用する。
それが、賢い消費者ではないでしょうか。
ご自身の命に直結する病院の利用も
最大限に各病院の長所だけを利用して、
二股も三股もかけて利用するべきではないでしょうか。
異性間での二股、三股は血の雨を降らすかもしれませんが、
病院をいくつハシゴしても、
気分を害する医者はあまりいないと思います。
「他の医者の目があるから治療がしにくくなるのではないか」
と心配してくれた患者さんがいますが、
そのようなことはまったくありません。
現在私が診ている患者さんでも、
二股の患者さんは何人もおられます。
大学病院と、国立がんセンターと、癌研病院などと
二股で町田胃腸病院、白鬚橋病院に通われています。
何度も書いているとおり、
国立がんセンターもその病院に問題があるのではありません。
その病院の利用方法を患者さんが間違っているのです。
ガン患者さんであれば、
一度はセカンドオピニオンというカタチで利用するべき病院だと思います。
本来、同一疾患に対して、
健康保険で複数の病院を利用することは、
検査機器が無いなどの正当な理由が無ければ、
正しいことではありません。
しかし、そんなに形式張っていたら、最善の治療は受けられません。
最善の治療が受けられないということは、
寿命を縮めることになります。
または、激しい副作用に襲われることになります。
インチキにはチョットだけ目を瞑って、
何でも揃っている大病院と
小回り、融通の利く小規模病院を同時に上手く利用してください。
ご自身に最善の治療を受けて下さい。
本日は病院の選択に迷われている患者さんを見ましたので、
そのことについて書きました。
以上 文責 梅澤 充



