一昨日3月12日の「再発予防の抗癌剤治療・再考」をはじめ、
2010年12月16日の「乳癌再発予防抗癌剤治療・続き」などで、
現在の製薬会社主導で出されてくるエビデンスには、
怪しい部分もかなりあるように思われる、
ということを何回も書いてきました。
製薬会社からお金をもらって、
医者が行うのが現在の治験です。
今の日本の原発事故後の社会を考えると、
御用学者を代表として、
お金だけで動いている人間が相当たくさん生息している、
悲しい現実が見えてきます。
データの数字操作などは簡単にできます。
それが行われていないという証拠はありません。
一方、信頼できそうなエビデンスもあります。
3月12日の「再発予防の抗癌剤治療・再考」
でも少しだけ書きましたが、
抗癌剤は効かないと主張されている学者先生をはじめ、
多くの日本の偉い先生方に、
「まったく効かないクスリ」
「そんなものを使っているのは日本だけ」
「世界の恥」
とまで貶された、
UFTという、
副作用の小さな飲む抗癌剤では、
胃ガン、大腸ガン、乳ガンおよび肺ガンに対して、
ハッキリと再発予防効果のエビデンスが出されています。
当然、治験が行われています。
しかしその治験は、
製薬会社主導の、
会社にとって有り難いエビデンスを、
導き出すために行われたのではなく、
某がんセンターなどを中心に、
「効かないクスリ」を、
証明するために行われています。
怪しげながらエビデンスが存在している現在と違い、
確立された再発予防治療が存在していなかった時代に、
手術を行った外科医は、
「副作用が軽微」
「何もしないのはこころもとない」
というだけの理由から、
極めて安易に、
手術後にUFTを処方していました。
その実態を見て、
UFTは外科医と同時に、
貶され続けました。
しかし、完全に否定する証拠もありませんでした。
まったく根拠なく、
学者先生や腫瘍内科医の先生方は、
週刊誌まで扇動して、
貶し続けました。
「それはまずい」
「根拠が欲しい」
と考えたのか、
「効かないクスリ」であることを立証するために、
治験が行われました。
その結果は、
予想に反して、
シッカリと再発予防のエビデンスが出てしまいました。
「効かないクスリ」を実証したかった、
厚労省のお役人はじめ、
多くの腫瘍内科医は落胆したことだと思います。
残念なことに多くの治験では、
はじめから望まれる結果に、
近付くようなデータが出されてきます。
肺ガンの再発予防の抗癌剤治療として、
パクリタキセルとカルボプラチンによる
副作用の大きなコンビネーション治療の治験が、
行われましたが、
結果は「まったく再発予防効果なし」でした。
これは、
正直なデータであり、
信頼できますが、
製薬会社主導の治験では、
珍しいことであるように感じます。
何回も書いているとおり、
再発予防のエビデンスなどは、
個々の患者さんにとってはドウでもイイ数字ですが、
その数字が信用できるか否かは、
チョッとは興味があると思います。
その治験を行った目的に反したデータ、エビデンスは、
信用できるように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
2010年12月16日の「乳癌再発予防抗癌剤治療・続き」などで、
現在の製薬会社主導で出されてくるエビデンスには、
怪しい部分もかなりあるように思われる、
ということを何回も書いてきました。
製薬会社からお金をもらって、
医者が行うのが現在の治験です。
今の日本の原発事故後の社会を考えると、
御用学者を代表として、
お金だけで動いている人間が相当たくさん生息している、
悲しい現実が見えてきます。
データの数字操作などは簡単にできます。
それが行われていないという証拠はありません。
一方、信頼できそうなエビデンスもあります。
3月12日の「再発予防の抗癌剤治療・再考」
でも少しだけ書きましたが、
抗癌剤は効かないと主張されている学者先生をはじめ、
多くの日本の偉い先生方に、
「まったく効かないクスリ」
「そんなものを使っているのは日本だけ」
「世界の恥」
とまで貶された、
UFTという、
副作用の小さな飲む抗癌剤では、
胃ガン、大腸ガン、乳ガンおよび肺ガンに対して、
ハッキリと再発予防効果のエビデンスが出されています。
当然、治験が行われています。
しかしその治験は、
製薬会社主導の、
会社にとって有り難いエビデンスを、
導き出すために行われたのではなく、
某がんセンターなどを中心に、
「効かないクスリ」を、
証明するために行われています。
怪しげながらエビデンスが存在している現在と違い、
確立された再発予防治療が存在していなかった時代に、
手術を行った外科医は、
「副作用が軽微」
「何もしないのはこころもとない」
というだけの理由から、
極めて安易に、
手術後にUFTを処方していました。
その実態を見て、
UFTは外科医と同時に、
貶され続けました。
しかし、完全に否定する証拠もありませんでした。
まったく根拠なく、
学者先生や腫瘍内科医の先生方は、
週刊誌まで扇動して、
貶し続けました。
「それはまずい」
「根拠が欲しい」
と考えたのか、
「効かないクスリ」であることを立証するために、
治験が行われました。
その結果は、
予想に反して、
シッカリと再発予防のエビデンスが出てしまいました。
「効かないクスリ」を実証したかった、
厚労省のお役人はじめ、
多くの腫瘍内科医は落胆したことだと思います。
残念なことに多くの治験では、
はじめから望まれる結果に、
近付くようなデータが出されてきます。
肺ガンの再発予防の抗癌剤治療として、
パクリタキセルとカルボプラチンによる
副作用の大きなコンビネーション治療の治験が、
行われましたが、
結果は「まったく再発予防効果なし」でした。
これは、
正直なデータであり、
信頼できますが、
製薬会社主導の治験では、
珍しいことであるように感じます。
何回も書いているとおり、
再発予防のエビデンスなどは、
個々の患者さんにとってはドウでもイイ数字ですが、
その数字が信用できるか否かは、
チョッとは興味があると思います。
その治験を行った目的に反したデータ、エビデンスは、
信用できるように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。