本日は強烈な患者さんが白鬚橋病院に来られました。
その患者さんご自身はこのブログを読まれることはあり得ないと思いますので
その患者さんのことについて書きます。
切除不能の肝臓ガンを患った患者さんです。
都心から2時間ほどの田舎から来られました。
ご兄弟は私の知り合いです。
彼は、このブログを読むかもしれませんが、
本日の内容はすでに彼に説明したことですので失礼には当たらないと思います。
患者さんは、
C型肝炎から発症した典型的な肝臓ガンを患っています。
3年前に一度手術を行っています。
その後、肝臓内に再発を来たすも、
今回は、再切除は不可能であり、
肝動脈塞栓または肝動脈からの抗癌剤治療を計画されています。
6月に一度その治療を行う予定で、
通院中の地域の基幹病院に入院して検査室に入るも、
その血管造影途中で、やるべきか、待つべきかに医者の意見が割れて、
急遽中止になり、
それが、今回再度行う予定になり、
不安を感じ、心配された、病気についてよく調べておられるご兄弟が、
ご本人を連れてセカンドオピニオンに来られました。
しかし、ご本人にはまったく病識がありません。
ご自身の病気について知ろうとしません。
そもそも、3年前の手術でも、
ご本人は肝炎が悪化したために手術を行ったと理解されています。
ご兄弟の考えでは、患者さんは精神的に強くないので、
ガンであることを患者さんに直接は話して欲しくない、
との意向です。
これでは、手の打ちようがありません。
現在自覚症状はまったく無く。
普通の生活をされています。
70歳近い年齢でも、元気にお仕事もされています。
本来ならその患者さんの場合、
動脈塞栓術を行うべきだと思われます。
しかし、患者さんが何故それを行うのか判らなければ、
それを行う理由を考える医者も困ってしまいます。
主治医も困っていると思います。
本日撮影したCTを見せて、
「C型肝炎からは肝臓ガンがよく出てくるから、
この影もそれかもしれないですよ、ガンになる前に
血管から治療をしておいた方がイイと思いますよ。」
と、訳の判らない説明をし、
妙に納得されていました。
ご兄弟は「田舎にはまともな医者がいなくて困る」
「まともに説明してくれる医者を探すには東京まで出てこなければならない」
と、ガン治療の地域格差を嘆いておられましたが、
その地域は、優秀な国立大学出身の医者が派遣されている地域であり、
その患者さんが行っている病院も、
その大学からの派遣病院です。
医療レベルは低くありません。
もっとも、6月4日の「個人的なお知らせ」をはじめ何度も書いてきた、
営利至上主義の恐ろしい悪徳病院の
手術のできない外科部長もその大学の出身でした・・・
話は逸れましたが、
医者は治療を受ける患者さんのレベルに合わせてしまいます。
地方の病院の医者も、
患者さんが真剣に病気について考えれば、
手抜きはできません。
しかし、一般的に地方の患者さんは、
あまり病気に対して勉強しません。
ガン治療の地域格差は広がるばかりです。
何処にお住まいでも、
ご自身の病気に対してシッカリとした知識を身に付けて、
病気と医者に立ち向かってください。
本日は、相談のメールをたくさん頂いており、
それに対する返事を書かなければなりませんので、
早々に失礼します。
以上 文責 梅澤 充
その患者さんご自身はこのブログを読まれることはあり得ないと思いますので
その患者さんのことについて書きます。
切除不能の肝臓ガンを患った患者さんです。
都心から2時間ほどの田舎から来られました。
ご兄弟は私の知り合いです。
彼は、このブログを読むかもしれませんが、
本日の内容はすでに彼に説明したことですので失礼には当たらないと思います。
患者さんは、
C型肝炎から発症した典型的な肝臓ガンを患っています。
3年前に一度手術を行っています。
その後、肝臓内に再発を来たすも、
今回は、再切除は不可能であり、
肝動脈塞栓または肝動脈からの抗癌剤治療を計画されています。
6月に一度その治療を行う予定で、
通院中の地域の基幹病院に入院して検査室に入るも、
その血管造影途中で、やるべきか、待つべきかに医者の意見が割れて、
急遽中止になり、
それが、今回再度行う予定になり、
不安を感じ、心配された、病気についてよく調べておられるご兄弟が、
ご本人を連れてセカンドオピニオンに来られました。
しかし、ご本人にはまったく病識がありません。
ご自身の病気について知ろうとしません。
そもそも、3年前の手術でも、
ご本人は肝炎が悪化したために手術を行ったと理解されています。
ご兄弟の考えでは、患者さんは精神的に強くないので、
ガンであることを患者さんに直接は話して欲しくない、
との意向です。
これでは、手の打ちようがありません。
現在自覚症状はまったく無く。
普通の生活をされています。
70歳近い年齢でも、元気にお仕事もされています。
本来ならその患者さんの場合、
動脈塞栓術を行うべきだと思われます。
しかし、患者さんが何故それを行うのか判らなければ、
それを行う理由を考える医者も困ってしまいます。
主治医も困っていると思います。
本日撮影したCTを見せて、
「C型肝炎からは肝臓ガンがよく出てくるから、
この影もそれかもしれないですよ、ガンになる前に
血管から治療をしておいた方がイイと思いますよ。」
と、訳の判らない説明をし、
妙に納得されていました。
ご兄弟は「田舎にはまともな医者がいなくて困る」
「まともに説明してくれる医者を探すには東京まで出てこなければならない」
と、ガン治療の地域格差を嘆いておられましたが、
その地域は、優秀な国立大学出身の医者が派遣されている地域であり、
その患者さんが行っている病院も、
その大学からの派遣病院です。
医療レベルは低くありません。
もっとも、6月4日の「個人的なお知らせ」をはじめ何度も書いてきた、
営利至上主義の恐ろしい悪徳病院の
手術のできない外科部長もその大学の出身でした・・・
話は逸れましたが、
医者は治療を受ける患者さんのレベルに合わせてしまいます。
地方の病院の医者も、
患者さんが真剣に病気について考えれば、
手抜きはできません。
しかし、一般的に地方の患者さんは、
あまり病気に対して勉強しません。
ガン治療の地域格差は広がるばかりです。
何処にお住まいでも、
ご自身の病気に対してシッカリとした知識を身に付けて、
病気と医者に立ち向かってください。
本日は、相談のメールをたくさん頂いており、
それに対する返事を書かなければなりませんので、
早々に失礼します。
以上 文責 梅澤 充



