昨日あるガン治療専門医と話をしたのですが、
その時、彼のほうから
「最近、食事療法や大量のビタミンC点滴とか云う、
訳の分からないお呪いをしている患者さんが多いですね」
という話が出てきました。
その先生のスタンスは、
患者さんの食事に関しては別に制限はしていないそうですが、
「食事療法を開始すると、
腫瘍マーカーが一瞬だけ低下する患者さんもたまに診ますよね、
でも、すぐに増加してくる」
すぐにアルブミンが下がってきて浮腫みが出たりして、
「止めたほうがイイじゃないの、と言うことがよくありますよ」
「あれは全身状態が悪くなって、
ガンにも一時的に栄養が行かなくなるだけでしょ、
まともにやっている患者さんは、
みんな具合悪くなりますね」
「ガン患者の動物性たんぱく質の不足は恐ろしいですね」
と言われていましたが、
まったくそのとおりです。
食事療法と云う名のただの偏食、
刑務所の食事よりも悲惨な、
ウサギのエサについては、
何回も書いていますが、
ガンとそれを宿した患者さんと、
まともに向かい合っている人間が見たら、
「馬鹿げている」
としか言いようがありません。
ガン・ガン治療を真剣に考えている医者ならば、
ほとんど同じ意見だと思います。
しかし彼が「最近増えてきた」と感じられたのは、
恐らく、
このブログも一助になっていると思いますが、
標準的な抗癌剤治療のお粗末な実力が、
世間に広く知られるようになってきたことも、
大きな要因であるように感じます。
偏食や大量のビタミンCに、
効果があるからではありません。
何回か書いていますが、
ビタミンCの大量点滴は、
数十人の患者さんで行ったことがあります。
ほぼ輸入原価で点滴をしたから、
日本一廉価で行っていました。
確実な効果が観られた患者さんは一人も居ませんでした。
だから高価なビタミンCを何十本も冷蔵庫に残して中止しました。
現在も高額な料金で行われているようです。
実際にそれを行った経験のある一町医者の個人的な考えでは、
お金の無駄遣いだと思います。
さらにその点滴で嘔気・嘔吐など、
抗癌剤並の副作用が出る患者さんも診ました。
無駄なお金と時間だとは思います。
しかし「どうしても受けたい」という患者さんでは、
現在の輸入原価は知りませんが、
医療機関でなくても、
誰でも個人輸入ができるようです。
自己輸入した実物を持ち込めば、
勿論、効果と副作用については、
すべて自己責任であることを明示しなければなりませんが、
個人の医療機関ならば行ってくれるのではないでしょうか。
ただし、点滴の前に調べておくべき検査もありますし、
健康保険では無理です。
話しは逸れましたが、
現在の標準治療は、
すべてとは言いませんが、
お粗末の一言です。
昨日も無責任なNHKが、
ガン治療の全国均一化を訴えていましたが、
均一の治療というのは、
全国民平等のように見えて、
実は不平等の極みです。
すべてのガン患者さんの個性・価値観を完全に踏みにじる、
国民を冒涜したものだと感じます。
現在の日本の内閣を象徴しているように思えます。
現在の日本のガン治療の実態を観ていると、
学会が中心・主役であり、
肝腎な患者の権利はそっちのけで、
学会内の権力闘争に明け暮れて、
最終的には、
11月11日の「7割が標準死!?」で書いたとおり、
治らないガンを宿したら、
製薬会社の作り出すエビデンスに則り、
学会が作成した基準どおり、
平等に毒を盛られて死んでいくのが、
現在の日本の、
お寒い抗癌剤治療の実態です。
「近いうち?」に、
学会の圧力で、
標準以外の治療は許されなくなると思われます。
昨日いろいろと話をしていて、
今後のガン治療では、
「100年後には全員死ぬんだから何もしなくてイイじゃん、
ということにもなるかも知れませんね」
などという、
冗談も出ましたが、
そのように考えてもおかしくありません。
今後のガン治療、
何処に向かって行くのでしょうか。
治らないガンを宿したというだけで、
何の罪の無い人間に対する、
「標準的に大量の細胞毒による拷問の後の死刑執行」は、
学会という閻魔様のご意向どおりに、
今後も粛々と続けられるのでしょうか。
今後、ますます、
意味の無い「虚しい偏食」と、
同じく「無効で高額なビタミンCの大量点滴」などが、
日本中で流行るでしょうね。
現実を知り、
逃げ場を失った患者さんが大挙して押し寄せて。
ガン治療の現実をよく知っている医者と話をすると、
自分は医師という職業に就いていてホントによかった、
としみじみと感じてしまいます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
その時、彼のほうから
「最近、食事療法や大量のビタミンC点滴とか云う、
訳の分からないお呪いをしている患者さんが多いですね」
という話が出てきました。
その先生のスタンスは、
患者さんの食事に関しては別に制限はしていないそうですが、
「食事療法を開始すると、
腫瘍マーカーが一瞬だけ低下する患者さんもたまに診ますよね、
でも、すぐに増加してくる」
すぐにアルブミンが下がってきて浮腫みが出たりして、
「止めたほうがイイじゃないの、と言うことがよくありますよ」
「あれは全身状態が悪くなって、
ガンにも一時的に栄養が行かなくなるだけでしょ、
まともにやっている患者さんは、
みんな具合悪くなりますね」
「ガン患者の動物性たんぱく質の不足は恐ろしいですね」
と言われていましたが、
まったくそのとおりです。
食事療法と云う名のただの偏食、
刑務所の食事よりも悲惨な、
ウサギのエサについては、
何回も書いていますが、
ガンとそれを宿した患者さんと、
まともに向かい合っている人間が見たら、
「馬鹿げている」
としか言いようがありません。
ガン・ガン治療を真剣に考えている医者ならば、
ほとんど同じ意見だと思います。
しかし彼が「最近増えてきた」と感じられたのは、
恐らく、
このブログも一助になっていると思いますが、
標準的な抗癌剤治療のお粗末な実力が、
世間に広く知られるようになってきたことも、
大きな要因であるように感じます。
偏食や大量のビタミンCに、
効果があるからではありません。
何回か書いていますが、
ビタミンCの大量点滴は、
数十人の患者さんで行ったことがあります。
ほぼ輸入原価で点滴をしたから、
日本一廉価で行っていました。
確実な効果が観られた患者さんは一人も居ませんでした。
だから高価なビタミンCを何十本も冷蔵庫に残して中止しました。
現在も高額な料金で行われているようです。
実際にそれを行った経験のある一町医者の個人的な考えでは、
お金の無駄遣いだと思います。
さらにその点滴で嘔気・嘔吐など、
抗癌剤並の副作用が出る患者さんも診ました。
無駄なお金と時間だとは思います。
しかし「どうしても受けたい」という患者さんでは、
現在の輸入原価は知りませんが、
医療機関でなくても、
誰でも個人輸入ができるようです。
自己輸入した実物を持ち込めば、
勿論、効果と副作用については、
すべて自己責任であることを明示しなければなりませんが、
個人の医療機関ならば行ってくれるのではないでしょうか。
ただし、点滴の前に調べておくべき検査もありますし、
健康保険では無理です。
話しは逸れましたが、
現在の標準治療は、
すべてとは言いませんが、
お粗末の一言です。
昨日も無責任なNHKが、
ガン治療の全国均一化を訴えていましたが、
均一の治療というのは、
全国民平等のように見えて、
実は不平等の極みです。
すべてのガン患者さんの個性・価値観を完全に踏みにじる、
国民を冒涜したものだと感じます。
現在の日本の内閣を象徴しているように思えます。
現在の日本のガン治療の実態を観ていると、
学会が中心・主役であり、
肝腎な患者の権利はそっちのけで、
学会内の権力闘争に明け暮れて、
最終的には、
11月11日の「7割が標準死!?」で書いたとおり、
治らないガンを宿したら、
製薬会社の作り出すエビデンスに則り、
学会が作成した基準どおり、
平等に毒を盛られて死んでいくのが、
現在の日本の、
お寒い抗癌剤治療の実態です。
「近いうち?」に、
学会の圧力で、
標準以外の治療は許されなくなると思われます。
昨日いろいろと話をしていて、
今後のガン治療では、
「100年後には全員死ぬんだから何もしなくてイイじゃん、
ということにもなるかも知れませんね」
などという、
冗談も出ましたが、
そのように考えてもおかしくありません。
今後のガン治療、
何処に向かって行くのでしょうか。
治らないガンを宿したというだけで、
何の罪の無い人間に対する、
「標準的に大量の細胞毒による拷問の後の死刑執行」は、
学会という閻魔様のご意向どおりに、
今後も粛々と続けられるのでしょうか。
今後、ますます、
意味の無い「虚しい偏食」と、
同じく「無効で高額なビタミンCの大量点滴」などが、
日本中で流行るでしょうね。
現実を知り、
逃げ場を失った患者さんが大挙して押し寄せて。
ガン治療の現実をよく知っている医者と話をすると、
自分は医師という職業に就いていてホントによかった、
としみじみと感じてしまいます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。