9月13日の「昨日書き忘れたこと」で、
余程の自民党嫌いの方なのか、
「何故、自民党の名前など出すのだ、
今の医療費値上げの患者虐めも、
医療制度改悪もすべて自民党の仕業だ。」
という内容の直接のメールを頂きました。
「???」です。
私は、個人的には民主党との均衡の取れた
2大政党制に生まれ変わってもらいたいと思いますが、
自民党も悪くはありません。
戦争のことを挙げたのは、
私は、目の前の1人の患者さんの命だけを必死に繋いでいくことだけを考えています。
一方、戦争は一瞬にして何千何万の人間が簡単に死にます。
戦争だから仕方がない?
何か、大きな無情を感じます。
「医療費値上げ」は、「医療費の患者自己負担の増加」のとこだと思いますが、
(医療費は引き下げられています)
これは、ある程度は止むを得ないのではないかと思います。
多くの方が、自宅で寝ていれば、それだけで済む、
誰が見ても軽症な状態でも、コンビニ感覚で簡単に病院に行きます。
それが、どれだけ本当に病院での医療を必要とする患者さんの治療費を
食い潰しているか判りません。
もし、自己負担の増加を考えなければ、
保険料の大幅値上げを考えなければならないのではないでしょうか。
そうなれば、「患者虐め」ではなく「庶民虐め」と言われます。
(医療者はそちらを望んでいます)
他の歳出削減も恐らく可能なのでしょうが、
時間がかかるのではないでしょうか。
他の「医療制度改悪」については、
たくさんあると思いますが、
具体的に何処がどのように改悪なのか、
ご指摘はありませんでしたので、
どれのことを言われているのか、私には判りません。
他の党が舵取りをしても、
大して変わらないような気がします。
もっと悪くなるかも知れません。
自民党の政策に概ね満足しています。
しかし、しかし、
国会議員選挙を国民人気投票にしてしまっている姿勢だけは許せません。
竹中平蔵氏の議員辞職に伴い、
ナンとかという女子プロレスラーが繰り上げ当選になる。
野球の新庄選手に参議院選挙への出馬要請・・・・
何を考えているのでしょうか。
誰が、立候補するのも自由です。
誰に投票することも自由です。
しかし、政治とは、スポーツ選手が当選し、
立派にこなしていけるほど簡単な仕事なのでしょうか。
国民の生活・生命に直結する仕事であるはずです。
政治家とは、時には命懸けの覚悟も必要な仕事ではないでしょうか。
私もある意味命懸けで仕事をしています。
スポーツ選手に能力が無いと言っているのではありませんが、
国会で政治を行うに相応しい人は、他にもたくさんいるはずです。
国会議員一人当たりの経費は年間1億円以上かかると
先日テレビかラジオで流していました。
先のスポーツ選手にそれだけの国民の税金を費やす価値があるものか否か、
大いに疑問を感じます。
その税金は、抽選でも行って、
数人のガン患者さんにかけた方が遥かに有意義だと思います。
しかし、全国民が自由に投票を行い、
それら人気スポーツ選手や芸能人を当選させてしまうのは、
誰あろう、日本国民一人一人です。
日本国民の民意がその程度だということです。
「自分たちの生活・生命を有名スポーツ選手に委ねられる」
と考えるレベルなのです。
あるいは、それすらも考えていないのかも知れません。
自民党はその日本人の民意のレベルを熟知しているから、
民意を向上させることより、
人気投票をさせて票を稼ぐ方が得だと思ったのでしょう。
「半世紀以上の戦争回避」の功績、
「どん底からの経済成長」など日本のリーダーとしての業績は認めますが、
自民党の国民を舐めきったこの姿勢には腹が立ちます。
一方、この民意はガン医療でも同じです。
NHKはガン治療の地域格差を盛んに喧伝しています。
ガン治療のレベルは、たしかに大都市に比較して地方では劣っています。
しかし、それは医療レベルの差ではなく、
3月11日の「ガン治療の地域格差」
8月26日の「患者さんの地域格差」
をはじめ何回も書いてきたように、
医療を受ける患者さんの知的レベルの差が大きな要因になっています。
患者さんの意識の差です。
何を尺度に知的レベルを言っていいのか判りませんが、
常識的に知的レベルの高い患者さんは、
ご自身の願う、レベルの高い治療を受けているように思います。
一方、それがあまり高くない患者さんでは、
医者の言いなりの治療しか受けられません。
医者の方でも、
イロイロ工夫して、最善のことをしてあげようとしても、
患者さんがその意味を理解してくれなければ、
やる気が出ません。
医者は自分の身の安全も考えます。
自分の生活も考えます。
自分の病気に対して知識も、
それを良くしようという熱意も感じない患者さんに対して、
医者にだけ一生懸命になれというのは無理な話です。
標準的な治療を行って、
標準的な結果で終われば、
誰からも文句は来ません。
死という最悪の結果が将来予見されるガンという病気の場合、
何も判らない、知識も興味もない患者さんに、
散々工夫を凝らした標準的ではない治療を行って、
「何で死んだんだ!?」と文句を言われた時、
医者も、知識の無い患者さんのご家族には言い訳ができません。
言い訳の意味も理解してもらえません。
一方、標準的治療であれば、
「これがみんなが受けている治療です。
結果もみんなと同じでした。
みなさん亡くなられています。」
それだけでお終いです。
日本人の大好きな「みんなと一緒」がすべて解決してくれます。
ご自身の病気に対して
知識武装をして高い意識を持たないと、
望んでいる治療は受けられません。
本日は“自民党不支持”のメール(?)を頂いて、
日ごろ思っている治療における民意の大切さも強く感じました。
自分を守ってくれるのは自分しかいません。
私も含め医者は他人です。
スポーツ選手に人気投票するようなレベルの患者さんには、
医者はそれなりのレベルでしか診てくれません。
以上 文責 梅澤 充
良くも悪しくも戦後日本をここまで導いてきたのは自民党です。
半世紀以上まったく戦争を起こさなかった功績は讃えなければならないと思います。
今の日本の医療の基盤を作ってきたのは大学医学部によるところが
相当に大きいと思います。
その自民党も今度の総裁選挙では「一切お金は流れていない」と言われています。
今までは、お金が乱れ飛ぶ世界だったようですが、
大きく変わりました。
それは、民意を尊重しなければ党が存続できない時代になってきたことに気付いてからではないでしょうか。
余程の自民党嫌いの方なのか、
「何故、自民党の名前など出すのだ、
今の医療費値上げの患者虐めも、
医療制度改悪もすべて自民党の仕業だ。」
という内容の直接のメールを頂きました。
「???」です。
私は、個人的には民主党との均衡の取れた
2大政党制に生まれ変わってもらいたいと思いますが、
自民党も悪くはありません。
戦争のことを挙げたのは、
私は、目の前の1人の患者さんの命だけを必死に繋いでいくことだけを考えています。
一方、戦争は一瞬にして何千何万の人間が簡単に死にます。
戦争だから仕方がない?
何か、大きな無情を感じます。
「医療費値上げ」は、「医療費の患者自己負担の増加」のとこだと思いますが、
(医療費は引き下げられています)
これは、ある程度は止むを得ないのではないかと思います。
多くの方が、自宅で寝ていれば、それだけで済む、
誰が見ても軽症な状態でも、コンビニ感覚で簡単に病院に行きます。
それが、どれだけ本当に病院での医療を必要とする患者さんの治療費を
食い潰しているか判りません。
もし、自己負担の増加を考えなければ、
保険料の大幅値上げを考えなければならないのではないでしょうか。
そうなれば、「患者虐め」ではなく「庶民虐め」と言われます。
(医療者はそちらを望んでいます)
他の歳出削減も恐らく可能なのでしょうが、
時間がかかるのではないでしょうか。
他の「医療制度改悪」については、
たくさんあると思いますが、
具体的に何処がどのように改悪なのか、
ご指摘はありませんでしたので、
どれのことを言われているのか、私には判りません。
他の党が舵取りをしても、
大して変わらないような気がします。
もっと悪くなるかも知れません。
自民党の政策に概ね満足しています。
しかし、しかし、
国会議員選挙を国民人気投票にしてしまっている姿勢だけは許せません。
竹中平蔵氏の議員辞職に伴い、
ナンとかという女子プロレスラーが繰り上げ当選になる。
野球の新庄選手に参議院選挙への出馬要請・・・・
何を考えているのでしょうか。
誰が、立候補するのも自由です。
誰に投票することも自由です。
しかし、政治とは、スポーツ選手が当選し、
立派にこなしていけるほど簡単な仕事なのでしょうか。
国民の生活・生命に直結する仕事であるはずです。
政治家とは、時には命懸けの覚悟も必要な仕事ではないでしょうか。
私もある意味命懸けで仕事をしています。
スポーツ選手に能力が無いと言っているのではありませんが、
国会で政治を行うに相応しい人は、他にもたくさんいるはずです。
国会議員一人当たりの経費は年間1億円以上かかると
先日テレビかラジオで流していました。
先のスポーツ選手にそれだけの国民の税金を費やす価値があるものか否か、
大いに疑問を感じます。
その税金は、抽選でも行って、
数人のガン患者さんにかけた方が遥かに有意義だと思います。
しかし、全国民が自由に投票を行い、
それら人気スポーツ選手や芸能人を当選させてしまうのは、
誰あろう、日本国民一人一人です。
日本国民の民意がその程度だということです。
「自分たちの生活・生命を有名スポーツ選手に委ねられる」
と考えるレベルなのです。
あるいは、それすらも考えていないのかも知れません。
自民党はその日本人の民意のレベルを熟知しているから、
民意を向上させることより、
人気投票をさせて票を稼ぐ方が得だと思ったのでしょう。
「半世紀以上の戦争回避」の功績、
「どん底からの経済成長」など日本のリーダーとしての業績は認めますが、
自民党の国民を舐めきったこの姿勢には腹が立ちます。
一方、この民意はガン医療でも同じです。
NHKはガン治療の地域格差を盛んに喧伝しています。
ガン治療のレベルは、たしかに大都市に比較して地方では劣っています。
しかし、それは医療レベルの差ではなく、
3月11日の「ガン治療の地域格差」
8月26日の「患者さんの地域格差」
をはじめ何回も書いてきたように、
医療を受ける患者さんの知的レベルの差が大きな要因になっています。
患者さんの意識の差です。
何を尺度に知的レベルを言っていいのか判りませんが、
常識的に知的レベルの高い患者さんは、
ご自身の願う、レベルの高い治療を受けているように思います。
一方、それがあまり高くない患者さんでは、
医者の言いなりの治療しか受けられません。
医者の方でも、
イロイロ工夫して、最善のことをしてあげようとしても、
患者さんがその意味を理解してくれなければ、
やる気が出ません。
医者は自分の身の安全も考えます。
自分の生活も考えます。
自分の病気に対して知識も、
それを良くしようという熱意も感じない患者さんに対して、
医者にだけ一生懸命になれというのは無理な話です。
標準的な治療を行って、
標準的な結果で終われば、
誰からも文句は来ません。
死という最悪の結果が将来予見されるガンという病気の場合、
何も判らない、知識も興味もない患者さんに、
散々工夫を凝らした標準的ではない治療を行って、
「何で死んだんだ!?」と文句を言われた時、
医者も、知識の無い患者さんのご家族には言い訳ができません。
言い訳の意味も理解してもらえません。
一方、標準的治療であれば、
「これがみんなが受けている治療です。
結果もみんなと同じでした。
みなさん亡くなられています。」
それだけでお終いです。
日本人の大好きな「みんなと一緒」がすべて解決してくれます。
ご自身の病気に対して
知識武装をして高い意識を持たないと、
望んでいる治療は受けられません。
本日は“自民党不支持”のメール(?)を頂いて、
日ごろ思っている治療における民意の大切さも強く感じました。
自分を守ってくれるのは自分しかいません。
私も含め医者は他人です。
スポーツ選手に人気投票するようなレベルの患者さんには、
医者はそれなりのレベルでしか診てくれません。
以上 文責 梅澤 充



