9月18日の「輸入のクスリ」でも書いたとおり、
現在、日本では健康保険の適応は無いものの、
有効性がはっきりと確認されている治療はたくさんあります。
輸入して使われる薬剤もその一つです。
しかし、エビデンスもあり、
治療効果は確認されているとはいっても、
それらの治療のほとんどは当然ながら延命効果だけであり、
その延命期間も、恐らく患者さんやご家族が満足されるものではないと思われます。
その上、多くは非常に高価です。
勿論、安いか高いかは、個人の価値観であり、
私が決めることではありません。
健康保険内での治療に限界を見たときには、
比較的廉価な、月数万円程度までなら、
健康保険外での治療を勧めることもあります。
その場合、ほとんどが国内ですでに使用されている薬剤で、
他のガンには健康保険で使えても、
その患者さんのガンには健康保険の適応が無いという薬剤です。
月数万円が妥当な価格か否かも
それを決めるのは個人の価値観です。
しかし、一般的にそのような状態になる時期には、
すでに長期間治療を続けているわけで、
患者さんやご家族とものコミュニケーションも十分に取れており、
その患者さんの経済状況、価値観なども少しは判ってきていますので、
「この程度なら無理はない」のではないかと思われるレベルで、
健康保険外の自費治療を勧めます。
そのような状況で勧めた治療は、
現在までのところ、皆さん
「是非お願いします」と
快諾されています。
このように長期間の治療後に、あまり高額でない自費治療を勧めるのは
あまり問題はないのですが、
他の病院で、散々標準的抗癌剤治療を行ってきて、
全身ボロボロの状態になってから、
はじめて来られる患者さんでは、
私のところで治療を開始しても比較的早期に、
あまり患者さんやご家族の考え方、価値観の判らない時期に、
保険外治療が必用になることがあります。
私は基本的に、
9月18日の「輸入のクスリ」でも書いたとおり、
自費負担を強いられる高額な治療を勧めて、
経済的な理由により使えなかったときの
患者さんやご家族のお気持ちを考えると
とても勧めることができません。
この考えは、他の医者でも同じではないかと思います。
しかし、経済的にはまったく問題なく、
その治療希望していた場合には悲劇です。
延命可能な治療を受けずして亡くなられてしまったりしたら、
悔やんでも悔やみきれません。
最悪の結果の後、
「そのような治療もあった」ということを知った時の
ご家族の落胆も想像に難くありません。
ここでも、患者さんの知識武装があると、
非常に役に立つのですが・・・・
私は月に数十万円もかかる輸入薬剤は
それだけの負担を強いることが、
本当に患者さんやご家族の幸せにつながることか否か
大きな疑問を感じており、
勧めることはほとんどありません。
貧乏人の私から見ると、
「もったいない」と感じてしまいます。
しかし、先日、
「それを使って欲しかった」
と言ってきたご家族がおられました。
難しいです・・・・
考えても結論は出ません。
唯一ついえることは、
効果の不明な代替療法に
大金を投ずるのであれば、
エビデンスのある健康保険外の治療を受けるべきです。
保険外診療をどのように患者さんに伝えていくべきか、
あるいは、まったく教えない方がいいのか、
大きく迷っています・・・・・
以上 文責 梅澤 充
PS. お知らせがあります。
9月23日
薬剤師さんだけが対象ですが、
秋葉原でガン治療の講演会を開きます。
演者はわかすぎファミリークリニック院長若杉慎司と私です。
勿論無料です。
出席希望の薬剤師さんがおられましたなら、
直接のメールまたは、ウラのコメントに
お勤め先とお名前を書かれてお送り下さい。
ご案内致します。
ウラのコメントは
「秘密にする」をクリックされればオモテにはでませんのでご安心ください。
また、メールアドレスは必ず書いて下さい。
現在、日本では健康保険の適応は無いものの、
有効性がはっきりと確認されている治療はたくさんあります。
輸入して使われる薬剤もその一つです。
しかし、エビデンスもあり、
治療効果は確認されているとはいっても、
それらの治療のほとんどは当然ながら延命効果だけであり、
その延命期間も、恐らく患者さんやご家族が満足されるものではないと思われます。
その上、多くは非常に高価です。
勿論、安いか高いかは、個人の価値観であり、
私が決めることではありません。
健康保険内での治療に限界を見たときには、
比較的廉価な、月数万円程度までなら、
健康保険外での治療を勧めることもあります。
その場合、ほとんどが国内ですでに使用されている薬剤で、
他のガンには健康保険で使えても、
その患者さんのガンには健康保険の適応が無いという薬剤です。
月数万円が妥当な価格か否かも
それを決めるのは個人の価値観です。
しかし、一般的にそのような状態になる時期には、
すでに長期間治療を続けているわけで、
患者さんやご家族とものコミュニケーションも十分に取れており、
その患者さんの経済状況、価値観なども少しは判ってきていますので、
「この程度なら無理はない」のではないかと思われるレベルで、
健康保険外の自費治療を勧めます。
そのような状況で勧めた治療は、
現在までのところ、皆さん
「是非お願いします」と
快諾されています。
このように長期間の治療後に、あまり高額でない自費治療を勧めるのは
あまり問題はないのですが、
他の病院で、散々標準的抗癌剤治療を行ってきて、
全身ボロボロの状態になってから、
はじめて来られる患者さんでは、
私のところで治療を開始しても比較的早期に、
あまり患者さんやご家族の考え方、価値観の判らない時期に、
保険外治療が必用になることがあります。
私は基本的に、
9月18日の「輸入のクスリ」でも書いたとおり、
自費負担を強いられる高額な治療を勧めて、
経済的な理由により使えなかったときの
患者さんやご家族のお気持ちを考えると
とても勧めることができません。
この考えは、他の医者でも同じではないかと思います。
しかし、経済的にはまったく問題なく、
その治療希望していた場合には悲劇です。
延命可能な治療を受けずして亡くなられてしまったりしたら、
悔やんでも悔やみきれません。
最悪の結果の後、
「そのような治療もあった」ということを知った時の
ご家族の落胆も想像に難くありません。
ここでも、患者さんの知識武装があると、
非常に役に立つのですが・・・・
私は月に数十万円もかかる輸入薬剤は
それだけの負担を強いることが、
本当に患者さんやご家族の幸せにつながることか否か
大きな疑問を感じており、
勧めることはほとんどありません。
貧乏人の私から見ると、
「もったいない」と感じてしまいます。
しかし、先日、
「それを使って欲しかった」
と言ってきたご家族がおられました。
難しいです・・・・
考えても結論は出ません。
唯一ついえることは、
効果の不明な代替療法に
大金を投ずるのであれば、
エビデンスのある健康保険外の治療を受けるべきです。
保険外診療をどのように患者さんに伝えていくべきか、
あるいは、まったく教えない方がいいのか、
大きく迷っています・・・・・
以上 文責 梅澤 充
PS. お知らせがあります。
9月23日
薬剤師さんだけが対象ですが、
秋葉原でガン治療の講演会を開きます。
演者はわかすぎファミリークリニック院長若杉慎司と私です。
勿論無料です。
出席希望の薬剤師さんがおられましたなら、
直接のメールまたは、ウラのコメントに
お勤め先とお名前を書かれてお送り下さい。
ご案内致します。
ウラのコメントは
「秘密にする」をクリックされればオモテにはでませんのでご安心ください。
また、メールアドレスは必ず書いて下さい。



