ガン患者さんのインターネット掲示板のようなところで、
セカンドオピニオンを保険診療として行い、
健康保険の診察料だけで1000円程度の負担で済む病院があるから
そのような病院へいった方が良い。
自費でセカンドオピニオン料金を徴収する病院はやめた方が賢明。
というような内容がありました。
トンデモない話です。
現在の医療事情をまったく理解されていない患者さんのようです。
個人的なことをいいますと、
ご本人が保険証を持参で来院され、
当日検査を行った方が良い場合などは、
保険診療になることもありますが、
基本的には、
町田胃腸病院では一律10000円
白鬚橋病院では1時間まで10000円
それ以上時間がかかると15000円頂いているようです。
「ようです」というのは、
私のフトコロには関係ないからです。
病院事務に「適当に設定してくれ」とだけしか
言っておりません。
医者一人1時間かけて説明して10000円は正直言って安いと思います。
その医者が、長い時間かけて積み上げてきた知識を駆使して、
患者さんに最善の方策を見つけていこうというのがセカンドオピニオンのはずです。
そのことだけに1時間も費やして10000円はけっして高くはありません。
○○エステだとか、首を傾げたくなるサービスに何万円も平気で投資する世の中で、
医療だけが特殊な存在のように見られているように思います。
日本では知的財産はあまりにも低く算定されているようです。
セカンドオピニオンを保険診療の、
初診料だけで行っていたら病院は潰れます。
10000円でも病院は赤字です。
その医者一人の1時間ではありません。
給料を支払っている看護師、技師、薬剤師、事務職員など
その時間は、その医者からの仕事はなくなり手ぶらになります。
その分の人件費まで考えたなら赤字になります。
中には数万円のセカンドオピニオン料金を徴収して、
マスコミに叩かれていた先生もいますが、
マスコミはまったく余計なお世話です。
患者さんが、その医者の知識を分けてもらいたいと考えるから、
それだけの料金を支払っても行くのです。
デタラメな健康食品を売っているのではありません。
何年もかけて努力して蓄積した財産の一部を提供してもらっているのです。
経済会のコンサルタント料金などと比較したならば、
いくら高いセカンドオピニオン料でもその額は1桁も2桁も違います。
それは、企業が金儲けをする時に支払う相談料です。
日本では、人の命の相談はずいぶんと安く見られているようです。
その傾向はセカンドオピニオンだけでなく、
日本の医療全般に言えることのように思います。
長い間、本人自己負担タダであったという素晴らしい
国民階保険が浸透しているためでしょうけれども、
「医療にお金を払うのがバカらしい」
と考える患者さんも少なくないように感じます。
「水と空気はタダ」という感覚の延長のようです。
昔はそれに「安全もタダ」でした。
水は現在有料で買う人も多いようですが・・・・
たしかに、9月24日の「講演会」で書いたとおり、
ガン患者さんは社会的に本当の弱者です。
しかし、医者を含めた医療者の善意に甘えている側面も多々見られます。
そして、その善意が当たり前であるかのように勘違いされている患者さんも多数おられます。
医療者も全て、患者さんと同じ人間であり、
自分の生活を犠牲にまでして仕事をしている人間も少なくありません。
他人のことは無視しておいて、自分だけいい思いをしよう。
は無理です。
患者さんもご自身を取り巻く人々への最低限の気遣いもお忘れなく・・・・
ずいぶん前になりますが、
亡くなられた患者さんのご家族から、
「ここまで長生きさせてくれた先生の治療には感謝するが、
入院してからは、もう少し時間を取って説明するべきではないのか」
と言われました。
そのご家族には十分過ぎるほど時間を割きました。
当然勤務時間などおかまいなしに、他の患者さんのことなど一切考えずに、
病状説明を求めてきました。
それにも、十分に答えたつもりです。
その患者さんは治療をし尽くして、
残念ながら助かることはない状態での最期の入院でした。
その状況を何度も何度も説明しました。
入院前にもそのことを説明しました。
一人に説明すると次の日には別の家族が来て、
また同じことを聞く・・・・
説明することで患者さんが少しでも良くなるのあれば、
いくらでも時間を費やします。
しかし、ご家族に「これこれこういう具合だからもうダメです」
と何回説明しても、患者さんは良くなることはありません。
そんな時間があるなら、他の可能性のある患者さんのために時間を使います。
ご家族の納得のために無駄な時間は割きたくありません。
懸命なのは判りますが、
他の患者さんのことも少しは考えて頂きたいと思います。
本日は、患者さんの掲示板にあったセカンドオピニオンに対する大きな誤解と同時に、
無償ボランティアでそのサークルの相談役をしていた
とても貴重な意見を提供してくれていたかけがえのない医者を、
そのサークルの患者さんの勝手な暴言で失ってしまい
慌てふためいている姿を見て、
日頃から思っていることを書きました。
患者も人間、医者も人間です。
以上 文責 梅澤 充
セカンドオピニオンを保険診療として行い、
健康保険の診察料だけで1000円程度の負担で済む病院があるから
そのような病院へいった方が良い。
自費でセカンドオピニオン料金を徴収する病院はやめた方が賢明。
というような内容がありました。
トンデモない話です。
現在の医療事情をまったく理解されていない患者さんのようです。
個人的なことをいいますと、
ご本人が保険証を持参で来院され、
当日検査を行った方が良い場合などは、
保険診療になることもありますが、
基本的には、
町田胃腸病院では一律10000円
白鬚橋病院では1時間まで10000円
それ以上時間がかかると15000円頂いているようです。
「ようです」というのは、
私のフトコロには関係ないからです。
病院事務に「適当に設定してくれ」とだけしか
言っておりません。
医者一人1時間かけて説明して10000円は正直言って安いと思います。
その医者が、長い時間かけて積み上げてきた知識を駆使して、
患者さんに最善の方策を見つけていこうというのがセカンドオピニオンのはずです。
そのことだけに1時間も費やして10000円はけっして高くはありません。
○○エステだとか、首を傾げたくなるサービスに何万円も平気で投資する世の中で、
医療だけが特殊な存在のように見られているように思います。
日本では知的財産はあまりにも低く算定されているようです。
セカンドオピニオンを保険診療の、
初診料だけで行っていたら病院は潰れます。
10000円でも病院は赤字です。
その医者一人の1時間ではありません。
給料を支払っている看護師、技師、薬剤師、事務職員など
その時間は、その医者からの仕事はなくなり手ぶらになります。
その分の人件費まで考えたなら赤字になります。
中には数万円のセカンドオピニオン料金を徴収して、
マスコミに叩かれていた先生もいますが、
マスコミはまったく余計なお世話です。
患者さんが、その医者の知識を分けてもらいたいと考えるから、
それだけの料金を支払っても行くのです。
デタラメな健康食品を売っているのではありません。
何年もかけて努力して蓄積した財産の一部を提供してもらっているのです。
経済会のコンサルタント料金などと比較したならば、
いくら高いセカンドオピニオン料でもその額は1桁も2桁も違います。
それは、企業が金儲けをする時に支払う相談料です。
日本では、人の命の相談はずいぶんと安く見られているようです。
その傾向はセカンドオピニオンだけでなく、
日本の医療全般に言えることのように思います。
長い間、本人自己負担タダであったという素晴らしい
国民階保険が浸透しているためでしょうけれども、
「医療にお金を払うのがバカらしい」
と考える患者さんも少なくないように感じます。
「水と空気はタダ」という感覚の延長のようです。
昔はそれに「安全もタダ」でした。
水は現在有料で買う人も多いようですが・・・・
たしかに、9月24日の「講演会」で書いたとおり、
ガン患者さんは社会的に本当の弱者です。
しかし、医者を含めた医療者の善意に甘えている側面も多々見られます。
そして、その善意が当たり前であるかのように勘違いされている患者さんも多数おられます。
医療者も全て、患者さんと同じ人間であり、
自分の生活を犠牲にまでして仕事をしている人間も少なくありません。
他人のことは無視しておいて、自分だけいい思いをしよう。
は無理です。
患者さんもご自身を取り巻く人々への最低限の気遣いもお忘れなく・・・・
ずいぶん前になりますが、
亡くなられた患者さんのご家族から、
「ここまで長生きさせてくれた先生の治療には感謝するが、
入院してからは、もう少し時間を取って説明するべきではないのか」
と言われました。
そのご家族には十分過ぎるほど時間を割きました。
当然勤務時間などおかまいなしに、他の患者さんのことなど一切考えずに、
病状説明を求めてきました。
それにも、十分に答えたつもりです。
その患者さんは治療をし尽くして、
残念ながら助かることはない状態での最期の入院でした。
その状況を何度も何度も説明しました。
入院前にもそのことを説明しました。
一人に説明すると次の日には別の家族が来て、
また同じことを聞く・・・・
説明することで患者さんが少しでも良くなるのあれば、
いくらでも時間を費やします。
しかし、ご家族に「これこれこういう具合だからもうダメです」
と何回説明しても、患者さんは良くなることはありません。
そんな時間があるなら、他の可能性のある患者さんのために時間を使います。
ご家族の納得のために無駄な時間は割きたくありません。
懸命なのは判りますが、
他の患者さんのことも少しは考えて頂きたいと思います。
本日は、患者さんの掲示板にあったセカンドオピニオンに対する大きな誤解と同時に、
無償ボランティアでそのサークルの相談役をしていた
とても貴重な意見を提供してくれていたかけがえのない医者を、
そのサークルの患者さんの勝手な暴言で失ってしまい
慌てふためいている姿を見て、
日頃から思っていることを書きました。
患者も人間、医者も人間です。
以上 文責 梅澤 充



