昨日の「検査は重要です!」で書いたとおり、
実際のガン治療では、
医者の目、機械の目、
腫瘍マーカーなどの数字で、
ガンの状態を把握していくことが、
敵と戦うためには絶対に必要です。
その検査をおこなわないのであれば、
それはガン治療ではありません。
タダの毒薬注入でしかありません。
それは、すでに治らないガンを宿してしまった患者さんでは、
当たり前ですが、
現在、健康で何も自覚症状も無い元気な人間でも、
早い時期に病気を発見することで、
大事を防ぐことも可能になり、
とても重要なことだと思います。
残念なことに、
膵癌などでは、
毎年の罹患者数と、
膵癌による死者数とはほぼ同じです。
これは、ほとんどの膵癌が治ることがない。
という厳しい現実を示しています。
しかし日本全体の年間のガンの罹患者数と、
同じく一年間の癌死者数には、
二倍程度の差が出ています。
すなわち半数程度のガンは、
ヒトの命を奪ってはいない、
ということを意味しています。
当然、すべての癌で、
ステージⅠとステージⅣでの発見では、
その後の生存確率に大きな差が出てきます。
すなわちステージⅠでの発見のほうが、
長生きすることができる、
そして天寿を全うできる可能性が高くなります。
勿論、人間の価値観は、
すべての人で違います。
長く生きることだけを目的にしている人ばかりではないと思います。
しかし、現在の健康志向、健康ブームをみると、
丈夫で長生きすることを目指している人は、
少なくないように感じます。
ガンは早く発見すれば、
治る確率が高くなります。
自分自身、検査のための針を怖がっている人間が言うのもナンですが、
積極的に検査は受けるべきだと考えます。
その時、放射線を使った検査では、
当然、被曝被害も考慮しなければなりません。
正確な数字は忘れましたが、
乳ガン発生リスクを考えない無作為の検査の場合、
乳ガンに対するマンモグラフィーは、
40歳代前半までは、
検査による早期発見のメリットよりも、
被曝被害のほうが大きくなります。
現在、大塚北口診療所では、
20歳代30歳代で、
治らないガンを宿してしまった患者さんも、
何人も診ています。
だからといって、
30歳代40歳代の健康人が、
全員放射線を使った検査を受けるべきだとは思えません。
集団で観ると恐らく被曝被害のほうが大きくなると感じます。
しかし、すでにガンを宿している患者さんや、
50歳を過ぎて、
人生の半分は終わっていると思われる健康人で、
長生きをしたいと望むならば、
定期的な検査を受けるべきだと考えます。
検査被曝など問題にはなりません。
日本人の3人に一人は癌で死ぬ時代です。
人間ドックなどだと、
けっこうな費用も必要になりますが、
極々僅かでも気になることがあれば、
日本の医療制度のもとでは健康保険で検査が可能です。
一年中まったく咳をしたことがない人間や、
胃腸の調子が365日24時間、
快調であり続ける人間などいないと思います。
多くの医療機関では、
「コレコレこんな具合でこの検査をして欲しい」
と言われれば、
万一、良からぬ病気が隠れていた場合には、
訴訟問題にも発展しますから、
その検査のリスクを説明したうえで、
患者さんの同意のもとでの検査が、
健康保険で受けることができるはずです。
タバコなどは論外ですが、
いくら健康に気を使っていても、
ヤツはご主人様の知らない間に、
ヒッソリと姿を現してきます。
多くの場合、自覚症状が発現してからでは、
すでに遅いのが現実です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
実際のガン治療では、
医者の目、機械の目、
腫瘍マーカーなどの数字で、
ガンの状態を把握していくことが、
敵と戦うためには絶対に必要です。
その検査をおこなわないのであれば、
それはガン治療ではありません。
タダの毒薬注入でしかありません。
それは、すでに治らないガンを宿してしまった患者さんでは、
当たり前ですが、
現在、健康で何も自覚症状も無い元気な人間でも、
早い時期に病気を発見することで、
大事を防ぐことも可能になり、
とても重要なことだと思います。
残念なことに、
膵癌などでは、
毎年の罹患者数と、
膵癌による死者数とはほぼ同じです。
これは、ほとんどの膵癌が治ることがない。
という厳しい現実を示しています。
しかし日本全体の年間のガンの罹患者数と、
同じく一年間の癌死者数には、
二倍程度の差が出ています。
すなわち半数程度のガンは、
ヒトの命を奪ってはいない、
ということを意味しています。
当然、すべての癌で、
ステージⅠとステージⅣでの発見では、
その後の生存確率に大きな差が出てきます。
すなわちステージⅠでの発見のほうが、
長生きすることができる、
そして天寿を全うできる可能性が高くなります。
勿論、人間の価値観は、
すべての人で違います。
長く生きることだけを目的にしている人ばかりではないと思います。
しかし、現在の健康志向、健康ブームをみると、
丈夫で長生きすることを目指している人は、
少なくないように感じます。
ガンは早く発見すれば、
治る確率が高くなります。
自分自身、検査のための針を怖がっている人間が言うのもナンですが、
積極的に検査は受けるべきだと考えます。
その時、放射線を使った検査では、
当然、被曝被害も考慮しなければなりません。
正確な数字は忘れましたが、
乳ガン発生リスクを考えない無作為の検査の場合、
乳ガンに対するマンモグラフィーは、
40歳代前半までは、
検査による早期発見のメリットよりも、
被曝被害のほうが大きくなります。
現在、大塚北口診療所では、
20歳代30歳代で、
治らないガンを宿してしまった患者さんも、
何人も診ています。
だからといって、
30歳代40歳代の健康人が、
全員放射線を使った検査を受けるべきだとは思えません。
集団で観ると恐らく被曝被害のほうが大きくなると感じます。
しかし、すでにガンを宿している患者さんや、
50歳を過ぎて、
人生の半分は終わっていると思われる健康人で、
長生きをしたいと望むならば、
定期的な検査を受けるべきだと考えます。
検査被曝など問題にはなりません。
日本人の3人に一人は癌で死ぬ時代です。
人間ドックなどだと、
けっこうな費用も必要になりますが、
極々僅かでも気になることがあれば、
日本の医療制度のもとでは健康保険で検査が可能です。
一年中まったく咳をしたことがない人間や、
胃腸の調子が365日24時間、
快調であり続ける人間などいないと思います。
多くの医療機関では、
「コレコレこんな具合でこの検査をして欲しい」
と言われれば、
万一、良からぬ病気が隠れていた場合には、
訴訟問題にも発展しますから、
その検査のリスクを説明したうえで、
患者さんの同意のもとでの検査が、
健康保険で受けることができるはずです。
タバコなどは論外ですが、
いくら健康に気を使っていても、
ヤツはご主人様の知らない間に、
ヒッソリと姿を現してきます。
多くの場合、自覚症状が発現してからでは、
すでに遅いのが現実です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。