本日の東京は、
夏の名残を惜しむような雲が、
少しかかっていますが
空は真っ青で、
暑いくらいの陽気です。
この寒暖の差の影響なのか、
東京ではインフルエンザではありませんが、
風邪がかなり流行っています。
早くもインフルエンザが流行している地域もあるようです。
ガンを宿した患者さん、ご家族は、
十分にご注意ください。
手洗い、うがいなどの予防効果は確認されているようです。
ところで昨日は、
持病の腰痛の悪化もありブログは休診にしましたが、
本日の腰の調子は昨日ほど悪くはありません。
単純に、ゆっくり、たくさん寝たからでしょうね。
腰痛の場合、
座位、立位でいるよりも、
臥位でいるほうが物理的に、
脊椎への負担が軽減されることが、
疼痛軽減の最大の理由でしょうけれども、
たくさん寝ることは、
治らないガンに対しても悪くはないように感じます。
ガンは免疫能力と、
深く関わっていると考えられます。
何処でドウ関わっているのか、
それはほとんど解明されていません。
だから、ネット上だけでも、
筆者に都合の良い理論が幾つでも出てきます。
ほとんどの先生方は、
講釈師のようで、
見てきたようなウソであるように感じます。
しかしガンという摩訶不思議な生き物は、
それを宿したご主人様の免疫力に、
大きな影響を受けていると、
一臨床医としては、
常に感じさせられます。
免疫力も何も関係なく、
すべてを叩き壊す大量の細胞毒が、
がん細胞に対して命中してくれれば、
多少の延命はあるのかも知れませんが、
当たらなかった時には、
急激にガンが悪化する、
という日頃よく見る現象などもその一つだと感じます。
さて寝ることは、
如何いう行為でしょうか。
人間の身体は、
交感神経と副交感神経により支配されていると、
考えられています。
交感神経と副交感神経は、
お互いに拮抗して働きます。
動物としての興奮・緊張状態、
餌を取るとか、
敵と戦うときなどは交感神経が最大に発揮され、
心臓がドキドキ、目はパッチリ、のどが渇く。
その時、副交感神経はお休みします。
免疫能力は副交感神経の支配下にあるようです。
寝るということは、
興奮状態とは逆に、
交感神経はお休みして、
副交感神経が大活躍をします。
その時に免疫能力も高まる可能性も十分にあるように感じます。
しかし、問題はその免疫能力が、
がん細胞の増殖にどこまで関与してくれるかは分かりません。
私の不勉強な学生時代の経験では、
寝る時間など無い、
試験期間中に風邪などひいたことはありません。
そんな余裕などありませんでした。
逆に試験が終わって、
ゆっくり休める環境になると、
風邪をひくことが多かったのは事実です。
理論的にはまったく逆の現象のようにも感じますが、
試験期間中に感染をして、
発症するのが、
試験終了直後に重なる、
と考えればつじつまは合いますが・・・
理屈はともかく、
ガンを宿した患者さんを診ていると、
たくさん寝て、
美味しいモノを楽しく食べることは、
がんにとって、
悪いことはないように感じます。
眠れない患者さんには、
眠剤もたくさん処方しています。
ヒトとして最小限度の仕事をこなして、
残りの時間は、
「喰って寝る」
人生の基本であるように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
夏の名残を惜しむような雲が、
少しかかっていますが
空は真っ青で、
暑いくらいの陽気です。
この寒暖の差の影響なのか、
東京ではインフルエンザではありませんが、
風邪がかなり流行っています。
早くもインフルエンザが流行している地域もあるようです。
ガンを宿した患者さん、ご家族は、
十分にご注意ください。
手洗い、うがいなどの予防効果は確認されているようです。
ところで昨日は、
持病の腰痛の悪化もありブログは休診にしましたが、
本日の腰の調子は昨日ほど悪くはありません。
単純に、ゆっくり、たくさん寝たからでしょうね。
腰痛の場合、
座位、立位でいるよりも、
臥位でいるほうが物理的に、
脊椎への負担が軽減されることが、
疼痛軽減の最大の理由でしょうけれども、
たくさん寝ることは、
治らないガンに対しても悪くはないように感じます。
ガンは免疫能力と、
深く関わっていると考えられます。
何処でドウ関わっているのか、
それはほとんど解明されていません。
だから、ネット上だけでも、
筆者に都合の良い理論が幾つでも出てきます。
ほとんどの先生方は、
講釈師のようで、
見てきたようなウソであるように感じます。
しかしガンという摩訶不思議な生き物は、
それを宿したご主人様の免疫力に、
大きな影響を受けていると、
一臨床医としては、
常に感じさせられます。
免疫力も何も関係なく、
すべてを叩き壊す大量の細胞毒が、
がん細胞に対して命中してくれれば、
多少の延命はあるのかも知れませんが、
当たらなかった時には、
急激にガンが悪化する、
という日頃よく見る現象などもその一つだと感じます。
さて寝ることは、
如何いう行為でしょうか。
人間の身体は、
交感神経と副交感神経により支配されていると、
考えられています。
交感神経と副交感神経は、
お互いに拮抗して働きます。
動物としての興奮・緊張状態、
餌を取るとか、
敵と戦うときなどは交感神経が最大に発揮され、
心臓がドキドキ、目はパッチリ、のどが渇く。
その時、副交感神経はお休みします。
免疫能力は副交感神経の支配下にあるようです。
寝るということは、
興奮状態とは逆に、
交感神経はお休みして、
副交感神経が大活躍をします。
その時に免疫能力も高まる可能性も十分にあるように感じます。
しかし、問題はその免疫能力が、
がん細胞の増殖にどこまで関与してくれるかは分かりません。
私の不勉強な学生時代の経験では、
寝る時間など無い、
試験期間中に風邪などひいたことはありません。
そんな余裕などありませんでした。
逆に試験が終わって、
ゆっくり休める環境になると、
風邪をひくことが多かったのは事実です。
理論的にはまったく逆の現象のようにも感じますが、
試験期間中に感染をして、
発症するのが、
試験終了直後に重なる、
と考えればつじつまは合いますが・・・
理屈はともかく、
ガンを宿した患者さんを診ていると、
たくさん寝て、
美味しいモノを楽しく食べることは、
がんにとって、
悪いことはないように感じます。
眠れない患者さんには、
眠剤もたくさん処方しています。
ヒトとして最小限度の仕事をこなして、
残りの時間は、
「喰って寝る」
人生の基本であるように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。