がん治療では、
何回も書いている、
根治を目指すことも可能な、
手術治療、放射線治療という二大一軍治療の他に、
延命効果があるかも知れないという、
二軍の抗癌剤治療という三つの治療が主役です。
その他にも、
大塚北口診療所でもおこなっていますが、
免疫細胞療法という、
再発予防や抗癌剤治療の副作用対策には有効と思われる選択肢もあります。
さらに健康保険で認められている、
電磁波温熱療法、
通称ハイパーサーミアという選択肢もあります。
現在、日本では、
日本ビニターという会社が製造している一機種だけしか、
健康保険では認可されていません。
大塚北口診療所でも、
その機種を導入しています。
大きな患者数でのエビデンスと云われる数字は出ていませんが、
幾つかの大学病院でも、
抗癌剤治療と併用で、
有効性は報告されています。
大雑把に言うと、
がん細胞が、
正常細胞と比較して、
熱に弱いという性質を利用して、
通常、身体の前面と背面に、
大きな電極を当てて、
その間を電子レンジ状態にして、
身体の深部を43℃程度に加温する治療です。
エビデンスはありませんが、
というより、
そんなモノどうでもイイのですが、
たしかに抗癌剤治療との併用効果はあるように感じます。
少なくとも、
抗癌剤のように実害は非常に少ないですから、
治らない癌に対しては、
大きな選択肢の一つだと思います。
勿論、健康保険適応などあり得ない、
体表面だけを温める「〇〇温熱療法」とは、
まったくの別物です。
電磁波温熱療法では、
全身もポカポカしますので、
湯当たりして温泉に入ることができない、
サウナは1分もダメ、
という患者さんでは、
あまり向いていないとも思われます。
最近、明らかに温熱療法が有効と思われる患者さんを診ました。
その患者さんほどの腫瘍縮小効果を期待はしていませんが、
抗癌剤治療の効果を向上させて、
延命につながることは十分に考えられます。
治らないガンに対する治療では、
いくら辛い思いをしても、
文字通り治らないのですから、
副作用が極力少ない治療から選択するべきであり、
その点、ハイパーサーミアは、
理にかなっている治療だと思われます。
暑い夏には、
身体がさらに暑くなりますが、
寒い冬には、
からだポカポカでお勧めです。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
何回も書いている、
根治を目指すことも可能な、
手術治療、放射線治療という二大一軍治療の他に、
延命効果があるかも知れないという、
二軍の抗癌剤治療という三つの治療が主役です。
その他にも、
大塚北口診療所でもおこなっていますが、
免疫細胞療法という、
再発予防や抗癌剤治療の副作用対策には有効と思われる選択肢もあります。
さらに健康保険で認められている、
電磁波温熱療法、
通称ハイパーサーミアという選択肢もあります。
現在、日本では、
日本ビニターという会社が製造している一機種だけしか、
健康保険では認可されていません。
大塚北口診療所でも、
その機種を導入しています。
大きな患者数でのエビデンスと云われる数字は出ていませんが、
幾つかの大学病院でも、
抗癌剤治療と併用で、
有効性は報告されています。
大雑把に言うと、
がん細胞が、
正常細胞と比較して、
熱に弱いという性質を利用して、
通常、身体の前面と背面に、
大きな電極を当てて、
その間を電子レンジ状態にして、
身体の深部を43℃程度に加温する治療です。
エビデンスはありませんが、
というより、
そんなモノどうでもイイのですが、
たしかに抗癌剤治療との併用効果はあるように感じます。
少なくとも、
抗癌剤のように実害は非常に少ないですから、
治らない癌に対しては、
大きな選択肢の一つだと思います。
勿論、健康保険適応などあり得ない、
体表面だけを温める「〇〇温熱療法」とは、
まったくの別物です。
電磁波温熱療法では、
全身もポカポカしますので、
湯当たりして温泉に入ることができない、
サウナは1分もダメ、
という患者さんでは、
あまり向いていないとも思われます。
最近、明らかに温熱療法が有効と思われる患者さんを診ました。
その患者さんほどの腫瘍縮小効果を期待はしていませんが、
抗癌剤治療の効果を向上させて、
延命につながることは十分に考えられます。
治らないガンに対する治療では、
いくら辛い思いをしても、
文字通り治らないのですから、
副作用が極力少ない治療から選択するべきであり、
その点、ハイパーサーミアは、
理にかなっている治療だと思われます。
暑い夏には、
身体がさらに暑くなりますが、
寒い冬には、
からだポカポカでお勧めです。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。