ガン治療に限らず、
あらゆる病気に対して、
医者が患者さんに対して何か治療を行なう場合に、
「医者が患者さんへ十分に病状・治療を説明し、
そしてそれを患者さんが理解した上で、
治療戦略を立てる。」
これが本来のインフォームドコンセントのはずです。
しかし、それが守られている病院は、
日本にどれだけ存在しているでしょうか。
私自身、それを確実に行っているという自信はありません。
ガンという病気の本態の複雑さ、奥深さを考えれば、
さらに、ガン治療の効果、副作用その他微妙な点まで言及するのであれば
それらをすべて何も知らない患者さんに理解してもらうことは、
ほとんど不可能です。
少なくとも現在の日本の診療体制下で行うことは無理です。
一人の患者さんおよびそのご家族に病院に来てもらい、
その病院の医者なり専属のスタッフなりが、
数日間付きっ切りで説明しなければ、
不可能だと思われます。
現実問題それはできませんし、
仮に、それだけの時間を取ることができたとしても、
医者が6年間の医学部の教育、
さらにその後の臨床経験から得た膨大な知識を
すべての患者さんにシッカリ理解してもらうことは有り得ないことでしょう。
それができるなら、数日間で医者が養成できることになります。
医者不足に悩む必要もありません。
しかし、最近、大学病院、癌研、がんセンターなどに疑問を抱き、
セカンドオピニオンに来られる患者さんを見ていると、
ほとんど正確な説明を受けていない患者さんばかりのように思います。
それらの病院は、日本では率先して一般病院に対し、
インフォームドコンセントの重要性を布教しているところです。
そこでの説明たるや、お粗末の極みのように思えることがしばしばあります。
それらの病院では、
勿論、患者さんの実際の治療も行っていますが、
もう一つ、研究機関としての役割も果たしていることは
そこを利用する患者さんは忘れてはならない事実です。
「その治療は、明らかに、データ収集のためでしょ!」
という治療も見かけます。
しかし、それはそれで仕方がないことであり、
それらの病院の使命でもあります。
患者さんはそのことも理解しておくべきです。
しかし、患者さんが、独自に調べた他の治療を要求したとき、
そのデータ収集のためと思われる治療を患者さんに勧めるために、
「その治療にはエビデンスがないからダメです」
という“説明”がよく行われます。
それは、判るのですが、
「その病院でこれから行おうとするデータ収集のための治療にもエビデンスがない」
ことは一切説明していません。
「エビデンスが無いからその治療はできない」と言っておきながら、
自分たちはエビデンスが無い治療を勧める。
これは、騙まし討ちではないでしょうか。
また、エビデンスがある治療でも、
そのエビデンスが
「現在無症状の患者さんが、○ヶ月以内に半分の患者さんが亡くなる」
という、患者さんは絶対に満足できないであろうエビデンスであることを説明する病院は日本にはありません。
インフォームドコンセントの布教元がこの有様では、
日本のガン治療のインフォームドコンセントはどうなるのでしょうか。
ほとんどの患者さんは、
掛け声だけでまったく実の無いインフォームドコンセントの上に、
実際には何も知らされずに
医者・病院の望む治療だけを敢行されているのではないでしょうか。
切除不能ガンに対する抗癌剤治療は、
残念ながらその最後には、
多くの場合最悪の結末が待っています。
そのような一世一代の治療を本人の納得無しに行って良いものでしょうか。
ご自身、ご家族のガン治療には、
最大限ご自分の意思が反映されるべきだと思います。
しかし、そのためには知識がなければダメです。
何度もしつこく書いているとおり
シッカリと知識武装をして下さい。
患者さん自身が出来るガン治療では
知識武装に勝るものはないと思います。
本日も、何人か騙まし討ちの抗癌剤治療を敢行されている、
これからされかけている患者さんが来られました。
ご自分の生涯一度の治療はご自身で選択して下さい。
以上 文責 梅澤 充
あらゆる病気に対して、
医者が患者さんに対して何か治療を行なう場合に、
「医者が患者さんへ十分に病状・治療を説明し、
そしてそれを患者さんが理解した上で、
治療戦略を立てる。」
これが本来のインフォームドコンセントのはずです。
しかし、それが守られている病院は、
日本にどれだけ存在しているでしょうか。
私自身、それを確実に行っているという自信はありません。
ガンという病気の本態の複雑さ、奥深さを考えれば、
さらに、ガン治療の効果、副作用その他微妙な点まで言及するのであれば
それらをすべて何も知らない患者さんに理解してもらうことは、
ほとんど不可能です。
少なくとも現在の日本の診療体制下で行うことは無理です。
一人の患者さんおよびそのご家族に病院に来てもらい、
その病院の医者なり専属のスタッフなりが、
数日間付きっ切りで説明しなければ、
不可能だと思われます。
現実問題それはできませんし、
仮に、それだけの時間を取ることができたとしても、
医者が6年間の医学部の教育、
さらにその後の臨床経験から得た膨大な知識を
すべての患者さんにシッカリ理解してもらうことは有り得ないことでしょう。
それができるなら、数日間で医者が養成できることになります。
医者不足に悩む必要もありません。
しかし、最近、大学病院、癌研、がんセンターなどに疑問を抱き、
セカンドオピニオンに来られる患者さんを見ていると、
ほとんど正確な説明を受けていない患者さんばかりのように思います。
それらの病院は、日本では率先して一般病院に対し、
インフォームドコンセントの重要性を布教しているところです。
そこでの説明たるや、お粗末の極みのように思えることがしばしばあります。
それらの病院では、
勿論、患者さんの実際の治療も行っていますが、
もう一つ、研究機関としての役割も果たしていることは
そこを利用する患者さんは忘れてはならない事実です。
「その治療は、明らかに、データ収集のためでしょ!」
という治療も見かけます。
しかし、それはそれで仕方がないことであり、
それらの病院の使命でもあります。
患者さんはそのことも理解しておくべきです。
しかし、患者さんが、独自に調べた他の治療を要求したとき、
そのデータ収集のためと思われる治療を患者さんに勧めるために、
「その治療にはエビデンスがないからダメです」
という“説明”がよく行われます。
それは、判るのですが、
「その病院でこれから行おうとするデータ収集のための治療にもエビデンスがない」
ことは一切説明していません。
「エビデンスが無いからその治療はできない」と言っておきながら、
自分たちはエビデンスが無い治療を勧める。
これは、騙まし討ちではないでしょうか。
また、エビデンスがある治療でも、
そのエビデンスが
「現在無症状の患者さんが、○ヶ月以内に半分の患者さんが亡くなる」
という、患者さんは絶対に満足できないであろうエビデンスであることを説明する病院は日本にはありません。
インフォームドコンセントの布教元がこの有様では、
日本のガン治療のインフォームドコンセントはどうなるのでしょうか。
ほとんどの患者さんは、
掛け声だけでまったく実の無いインフォームドコンセントの上に、
実際には何も知らされずに
医者・病院の望む治療だけを敢行されているのではないでしょうか。
切除不能ガンに対する抗癌剤治療は、
残念ながらその最後には、
多くの場合最悪の結末が待っています。
そのような一世一代の治療を本人の納得無しに行って良いものでしょうか。
ご自身、ご家族のガン治療には、
最大限ご自分の意思が反映されるべきだと思います。
しかし、そのためには知識がなければダメです。
何度もしつこく書いているとおり
シッカリと知識武装をして下さい。
患者さん自身が出来るガン治療では
知識武装に勝るものはないと思います。
本日も、何人か騙まし討ちの抗癌剤治療を敢行されている、
これからされかけている患者さんが来られました。
ご自分の生涯一度の治療はご自身で選択して下さい。
以上 文責 梅澤 充



