昨日の「がんステージⅣ」でも書きましたが、
閻魔様はご自身でお決めになられた決まりの中だけで、
すべての判断をされています。
患者さん、ご家族とは、
完全に同床異夢の状態です。
一人の患者さんの命・生活は、
自分たちで書いた線の内側か外側かだけで、
すべてが決まります。
ステージの仕分けでも、
一人一人すべて状況が違う患者さんは、
大雑把に幾つかのグループに仕切られた枠の中に、
必ず押し込められてしまいます。
その枠の中でも、
個々の患者さんで、
その状態は相当に違いますが、
すべて閉じ込められた枠だけを判断材料に、
同じ枠の中の患者さんは、
十把一絡げにされて、
同一の儀式が執行されます。
それが現在の標準とされる抗がん剤治療の現実です。
一部の腫瘍内科の閻魔様は、
枠を決めて、
日本全国均一の儀式を執行させるのが大好きなようです。
同じがん治療を専門とする閻魔様でも、
一軍のがん治療をおこなう外科医には、
全員、同一の手術という概念はありません。
すべての患者さんで、
手術は違います、全員にオリジナルです。
同じく一軍の放射線治療専門医も、
同一治療などおこないません。
細胞毒。
それしか武器の無い閻魔様であれば、
治らないことは分かっていても、
どうしても、
それを最大限度に使いたくなってしまうようです。
外科医も放射線治療専門医も、
圧倒的に不足しています。
現在、
一軍治療である手術治療も放射線治療もまったく経験の無い閻魔様が、
すべてのがん治療をコーディネートしようと目論んでいるようです。
じつは、とんでもなく恐ろしいことです。
二軍の実力であることを知らずに、
一軍選手のように振る舞うのですから。
今後は、完全な分業化が進み、
治らないがんをひとたび宿してしまうと、
すべての運命が決まってしまう、
悲しい世の中に、
ますます移行していくように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
閻魔様はご自身でお決めになられた決まりの中だけで、
すべての判断をされています。
患者さん、ご家族とは、
完全に同床異夢の状態です。
一人の患者さんの命・生活は、
自分たちで書いた線の内側か外側かだけで、
すべてが決まります。
ステージの仕分けでも、
一人一人すべて状況が違う患者さんは、
大雑把に幾つかのグループに仕切られた枠の中に、
必ず押し込められてしまいます。
その枠の中でも、
個々の患者さんで、
その状態は相当に違いますが、
すべて閉じ込められた枠だけを判断材料に、
同じ枠の中の患者さんは、
十把一絡げにされて、
同一の儀式が執行されます。
それが現在の標準とされる抗がん剤治療の現実です。
一部の腫瘍内科の閻魔様は、
枠を決めて、
日本全国均一の儀式を執行させるのが大好きなようです。
同じがん治療を専門とする閻魔様でも、
一軍のがん治療をおこなう外科医には、
全員、同一の手術という概念はありません。
すべての患者さんで、
手術は違います、全員にオリジナルです。
同じく一軍の放射線治療専門医も、
同一治療などおこないません。
細胞毒。
それしか武器の無い閻魔様であれば、
治らないことは分かっていても、
どうしても、
それを最大限度に使いたくなってしまうようです。
外科医も放射線治療専門医も、
圧倒的に不足しています。
現在、
一軍治療である手術治療も放射線治療もまったく経験の無い閻魔様が、
すべてのがん治療をコーディネートしようと目論んでいるようです。
じつは、とんでもなく恐ろしいことです。
二軍の実力であることを知らずに、
一軍選手のように振る舞うのですから。
今後は、完全な分業化が進み、
治らないがんをひとたび宿してしまうと、
すべての運命が決まってしまう、
悲しい世の中に、
ますます移行していくように感じます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。