別の病院でキツイ治療を受け、
「あれだけ高いんだから、副作用が小さければいいのに」
と言われる患者さんがいました。
あまり思いつかない考え方で、
チョッとビックリしましたが、
そのとおりですね。
医者目線ではなく、
効果も被害も受ける、
患者目線で考えるように努力しているつもりでしたが、
思わぬ死角でした。
反省です。
「値段が高い = 身体に優しい」は、
患者さんの目から見れば当然で、
考えてみればまったく当たり前のことですが、
閻魔様の視線はまったく違います。
細胞毒の世界では、
たくさん使えば使うほど、
その量に正比例して、
医療費は高額になり、
患者さんのお財布には大きなダメージを与え、
同時に、
身体的な副作用も比例して大きくなります。
しかし、得られる利益は、
無治療よりは、
その治療と称した儀式を執行したほうが、
生きていることが叶う時間が、
僅かだけ長くなる可能性があるというだけで、
患者が抱く期待とは大きくかけ離れています。
年額1000万円を超える薬剤も、
ドンドン増えていきますが、
高くても、
身体にはちっとも優しくない。
それが、現在の抗癌剤治療の現実です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
「あれだけ高いんだから、副作用が小さければいいのに」
と言われる患者さんがいました。
あまり思いつかない考え方で、
チョッとビックリしましたが、
そのとおりですね。
医者目線ではなく、
効果も被害も受ける、
患者目線で考えるように努力しているつもりでしたが、
思わぬ死角でした。
反省です。
「値段が高い = 身体に優しい」は、
患者さんの目から見れば当然で、
考えてみればまったく当たり前のことですが、
閻魔様の視線はまったく違います。
細胞毒の世界では、
たくさん使えば使うほど、
その量に正比例して、
医療費は高額になり、
患者さんのお財布には大きなダメージを与え、
同時に、
身体的な副作用も比例して大きくなります。
しかし、得られる利益は、
無治療よりは、
その治療と称した儀式を執行したほうが、
生きていることが叶う時間が、
僅かだけ長くなる可能性があるというだけで、
患者が抱く期待とは大きくかけ離れています。
年額1000万円を超える薬剤も、
ドンドン増えていきますが、
高くても、
身体にはちっとも優しくない。
それが、現在の抗癌剤治療の現実です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。