先日、少々ビックリすることがありました。
同時にチョッとガッカリしました。
それは、「抗癌剤は毒薬」という認識が、
医者には常識ですが、
あまり「一般的には知られていない」という、
事実を知ったことです。
当ブログでも再三「抗癌剤は毒薬」だということを、書いてきたつもりですが、
実際には、ストレートに「毒薬」という記述はしていなかったようです。
現在、「抗癌剤治療と免疫治療のイイとこ取りをして、ガンと付き合っていこう。」
すなわち、「抗癌剤治療と免疫治療の融合を図った治療」についての
書籍を出版しようとしているのですが、
その出版社の人と話しをしているとき、
『「抗癌剤は毒薬」と言い切ってしまっていいのか?』と質問されました。
教養の溢れる方から言われたので、チョッと驚きました。
同時に凄く心配になりました。
余り深くものを考えないで「ガン治療は医者にお任せ」にしている方々は、
抗癌剤に対しどのような認識を持っているのでしょうか。
「抗癌剤は毒薬というのは、誇張して言っているのではないか。」
「毒薬のような一面も持っている。」とでも思われているのではないでしょうか。
そうではありません。
一部「劇薬」指定の抗癌剤もありますが、
多くの抗癌剤は、正真正銘の毒薬なのです。
下に抗癌剤の内容を説明した添付文書の一部拡大を付けます。
→ の部分にしっかりと「毒薬」の文字が見えます。



これは、薬事法に従って記載されるものです。
製薬メーカーとしては、自ら「毒薬」などと汚名は付けたくはないのですが、
薬事法による指導で、添付書類および製品の外箱に必ず、
「毒」の文字を入れることが義務付けられています。
抗癌剤治療とは、その毒薬を使って治療を行うものです。
おのずとどのような治療であるかお判りになるかと思われます。
欧米で現在も使われているニトロゲンマスタードなどは、
人間を効率よく殺害する目的で作られた毒ガス兵器から応用されたものです。
一方外科医のメスも同じです。
メス一本あれば、
手術台の上で無防備で横たわる患者さんを殺すことなどいとも容易いことです。
かつて日本外科学会では、
再発確率を減らすために、QOLは無視して、
できるだけ広範囲にガンの周囲を切除しようとする
拡大郭清派の外科医と、
手術後の患者さんのQOLの向上を考え、
可能な限り、小範囲の切除に留めようという、
縮小手術派の外科医に分かれていました。
今でも、論争はありますが、
概ね縮小手術派の意見の方が優勢であるように思います。
抗癌剤治療においては、拡大郭清派ならぬ、
大量抗癌剤投与派が隆盛を極めているようですが・・・・
どのような治療を行なうかは、患者さんが決めることですが、
外科の、「拡大郭清 Vs.縮小手術」 の時の論争と同様に、
患者さんは蚊帳の外に置かれています。
否、抗癌剤治療の世界では、
外科学会のような議論すら行なわれていません。
標準的抗癌剤治療を見直して、
「患者さんに優しい治療で長生きしてもらおう」
などという考えは、
「エビデンスが無い。」の一言で、
完全に抹殺されています。
抗癌剤治療を受ける時は、
どうぞ主治医にご自身の考えをぶつけて下さい。
以上 文責 梅澤 充
同時にチョッとガッカリしました。
それは、「抗癌剤は毒薬」という認識が、
医者には常識ですが、
あまり「一般的には知られていない」という、
事実を知ったことです。
当ブログでも再三「抗癌剤は毒薬」だということを、書いてきたつもりですが、
実際には、ストレートに「毒薬」という記述はしていなかったようです。
現在、「抗癌剤治療と免疫治療のイイとこ取りをして、ガンと付き合っていこう。」
すなわち、「抗癌剤治療と免疫治療の融合を図った治療」についての
書籍を出版しようとしているのですが、
その出版社の人と話しをしているとき、
『「抗癌剤は毒薬」と言い切ってしまっていいのか?』と質問されました。
教養の溢れる方から言われたので、チョッと驚きました。
同時に凄く心配になりました。
余り深くものを考えないで「ガン治療は医者にお任せ」にしている方々は、
抗癌剤に対しどのような認識を持っているのでしょうか。
「抗癌剤は毒薬というのは、誇張して言っているのではないか。」
「毒薬のような一面も持っている。」とでも思われているのではないでしょうか。
そうではありません。
一部「劇薬」指定の抗癌剤もありますが、
多くの抗癌剤は、正真正銘の毒薬なのです。
下に抗癌剤の内容を説明した添付文書の一部拡大を付けます。
→ の部分にしっかりと「毒薬」の文字が見えます。



これは、薬事法に従って記載されるものです。
製薬メーカーとしては、自ら「毒薬」などと汚名は付けたくはないのですが、
薬事法による指導で、添付書類および製品の外箱に必ず、
「毒」の文字を入れることが義務付けられています。
抗癌剤治療とは、その毒薬を使って治療を行うものです。
おのずとどのような治療であるかお判りになるかと思われます。
欧米で現在も使われているニトロゲンマスタードなどは、
人間を効率よく殺害する目的で作られた毒ガス兵器から応用されたものです。
一方外科医のメスも同じです。
メス一本あれば、
手術台の上で無防備で横たわる患者さんを殺すことなどいとも容易いことです。
かつて日本外科学会では、
再発確率を減らすために、QOLは無視して、
できるだけ広範囲にガンの周囲を切除しようとする
拡大郭清派の外科医と、
手術後の患者さんのQOLの向上を考え、
可能な限り、小範囲の切除に留めようという、
縮小手術派の外科医に分かれていました。
今でも、論争はありますが、
概ね縮小手術派の意見の方が優勢であるように思います。
抗癌剤治療においては、拡大郭清派ならぬ、
大量抗癌剤投与派が隆盛を極めているようですが・・・・
どのような治療を行なうかは、患者さんが決めることですが、
外科の、「拡大郭清 Vs.縮小手術」 の時の論争と同様に、
患者さんは蚊帳の外に置かれています。
否、抗癌剤治療の世界では、
外科学会のような議論すら行なわれていません。
標準的抗癌剤治療を見直して、
「患者さんに優しい治療で長生きしてもらおう」
などという考えは、
「エビデンスが無い。」の一言で、
完全に抹殺されています。
抗癌剤治療を受ける時は、
どうぞ主治医にご自身の考えをぶつけて下さい。
以上 文責 梅澤 充



