テレビ、週刊誌、新聞などのメディアでは、
「ある患者さんの不治の病であったガンが、
○○治療で良くなった。」
「がんセンターなどの医師に見放された患者さんのガンが、
○○療法で消えた。」
「治療の難しかったガンに対して、“画期的な治療方法”が開発された」
などという、アガリクス宣伝の二番煎じみたいな話題をいまだに発信し続けています。
それは、内容をシッカリと検証することなく、
ガンに悩んでいる患者さん、ご家族がすぐに飛びつきたくなる話題を提供し、
ひとえに、視聴率、販売部数の向上が目的だと思われます。
本日も、その偏見に満ちた話を真に受けしまい、
それをしたいといって来られた患者さんがおられます。
ガン治療において、そんな上手い話は何処にもありません。
患者さん、ご家族の、
「藁をも掴む気持ちは」重々分かるのですが、
一歩下がって冷静に判断して下さい。
どんな治療でも、
ガンが消えるということは起こりえます。
ガンにはごく稀ですが、無治療での自然治癒もあります。
免疫治療などでも、ガンが消えることもあり得ます。
しかし、問題はその治療を何人の患者さんが受けて、
何人のガンが快方に向かったかです。
そして、平均してどのくらいの延命効果が確認されているかです。
代替療法でそれが確認されている治療はほとんど存在しないと思います。
あるいは確認されていても、とても公表できる数字ではないのかも知れません。
マスコミの報道で、
それらの数字をハッキリと明示しているものはほとんど見当たりません。
まったく効果が出なかった患者さんは隠しておいて、
効果の見られた患者さんだけを紹介するのみです。
それを見た方は、すべての患者さんで効果があるかのように錯覚してしまいます。
昨日の「夢の新薬?」でも書きましたが、
現在、分子標的薬といわれる新薬が雨後のタケノコのように、
ゾロゾロと開発されてきています。
日本でも相当数の新薬が数年以内に解禁になると思います。
この事実は何を意味しているのでしょうか。
絶対的な効果のあるクスリであれば、
それ一つで十分です。
しかし、決定的なものが無いから、
それを補うべく、莫大な開発費をかけて次々に開発されてくるのです。
明・暗ハッキリと見極めなければ、
恣意的な偏向報道に踊れされるだけです。
ご自身に最適・最善の治療方法を探す努力は極めて重要です。
しかし、氾濫する情報は玉石混交であり、
インターネットだけではなく、前述のようにマスメディアの情報ですら
かなり恣意的に作られているものも少なくありません。
ご自身に必要で、信憑性のある情報だけを探し出す能力を身に付けてください。
それが、難しければ、
知識のある信頼のおける専門家を探してください。
このブログも、ささやかながらガンについての情報を発信しているメディアの一つであり、難解に書いているつもりはないのですが、
このブログでも、内容を誤解されて来られる患者さんも少なくありません。
私が、行っている、抗癌剤の量を可能な限り少なくした休眠療法的な治療が、
すべての患者さんにとって最善だなどとは考えていません。
少なくとも、手術他の根治が可能と考えられる治療がある場合には、
休眠療法は行いません。
また、標準的抗癌剤治療の方が良いと考えられる患者さんもいます。
当然、超高齢の患者さんなどではその限りではありませんが・・・・
また、「少量の抗癌剤では、副作用がまったく無い」
と勘違いされてしまう患者さん、ご家族も少なくありません。
先週、町田胃腸病院で外来抗癌剤治療を行ったお二人の患者さんでは、
お一人はジェムザールを400mgの初回の点滴だけで
4日間何も食べることができないほど強い吐き気を訴えられました。
勿論、制吐剤も当日点滴もして、内服の制吐剤も持ち帰ってもらっています。
それでも、激しい吐き気に襲われてしまいました。
勿論、はじめに他の病院で予定されていた、400mgの4倍量では、
副作用は遥かに大きくなっていたと思います。
少量のジェムザールでも、
吐き気が強く食事ができなくなった患者さんは今まで一人だけ見ましたが、
その患者さんは1日だけであり、
4日間というのは初めてでした。
また、何回か繰り返し行っている抗癌剤治療で、
今まで何も副作用はなかったのに、
先週に限り、吐き気が非常に強く出てしまい、
5日間も食事摂取が不可能になった患者さんもおられました。
お二人とも、私に直接電話をくれたため分かりましたが、
外来であまり話さない患者さんでは、
同様の患者さんもいるかも知れません。
いくら抗癌剤の量を少なくした治療でも、
副作用が皆無ということはありません。
副作用らしき症状は、まったく感じることなく、
普通の生活を続けている患者さんも少なくありません。
しかし、中には副作用を訴える患者さんもいます。
勿論、副作用が日常生活に影響を及ぼすような治療であれば、
それを続けることはできませんので、
すぐに内容の変更を行います。
比較的平易と思われるこのブログの内容の情報でも、
誤解される患者さんは多数おられます。
もっと難解な解説をしている文章では、
それを理解できないまま、
なんとなく、その解説が真実であるかのような気になってしまい、
それに引きずられてしまう患者さんも少なくないと思われます。
ご自身に理解できない内容が書かれていて、
それに「○○大学教授」「○○大学元教授」「医学博士」などの
肩書きが付けられていると、
無条件でそれを信用してしまう患者さんは少なくありません。
特に、インターネットなどを見ていると、
綺麗な図解を用いて、
その医者だけが考える治療のメカニズムを、
さも真実であるかのように解説しているページが少なくありません。
中には、とんでもない嘘もありますし、
嘘とまではいかなくても、
誰も認めていないその医者だけの理屈が、
あたかも万人が認める正当な理論であるかのように解説して、
自分の治療法の有用性を宣伝しているページも多数見受けられます。
特に、免疫治療関係のホームページで多く見られます。
図解での説明は、その医者のアタマの中だけに存在する屁理屈である場合が少なくありません。
人間は絵で解説されると、
簡単にそれを信用してしまうところがあるようです。
自分だけの理屈に合わせた都合の良い説明図など
簡単に書くことができます。
騙されないようにしてください。
話が大きくそれてしまいましたが、
マスメディアの報道でも、
それを鵜呑みにすると、ただ夢を見せられただけの
ぬか喜びに終わってしまいます。
氾濫する情報は、その真偽をシッカリと見極めてください。
以上 文責 梅澤 充
「ある患者さんの不治の病であったガンが、
○○治療で良くなった。」
「がんセンターなどの医師に見放された患者さんのガンが、
○○療法で消えた。」
「治療の難しかったガンに対して、“画期的な治療方法”が開発された」
などという、アガリクス宣伝の二番煎じみたいな話題をいまだに発信し続けています。
それは、内容をシッカリと検証することなく、
ガンに悩んでいる患者さん、ご家族がすぐに飛びつきたくなる話題を提供し、
ひとえに、視聴率、販売部数の向上が目的だと思われます。
本日も、その偏見に満ちた話を真に受けしまい、
それをしたいといって来られた患者さんがおられます。
ガン治療において、そんな上手い話は何処にもありません。
患者さん、ご家族の、
「藁をも掴む気持ちは」重々分かるのですが、
一歩下がって冷静に判断して下さい。
どんな治療でも、
ガンが消えるということは起こりえます。
ガンにはごく稀ですが、無治療での自然治癒もあります。
免疫治療などでも、ガンが消えることもあり得ます。
しかし、問題はその治療を何人の患者さんが受けて、
何人のガンが快方に向かったかです。
そして、平均してどのくらいの延命効果が確認されているかです。
代替療法でそれが確認されている治療はほとんど存在しないと思います。
あるいは確認されていても、とても公表できる数字ではないのかも知れません。
マスコミの報道で、
それらの数字をハッキリと明示しているものはほとんど見当たりません。
まったく効果が出なかった患者さんは隠しておいて、
効果の見られた患者さんだけを紹介するのみです。
それを見た方は、すべての患者さんで効果があるかのように錯覚してしまいます。
昨日の「夢の新薬?」でも書きましたが、
現在、分子標的薬といわれる新薬が雨後のタケノコのように、
ゾロゾロと開発されてきています。
日本でも相当数の新薬が数年以内に解禁になると思います。
この事実は何を意味しているのでしょうか。
絶対的な効果のあるクスリであれば、
それ一つで十分です。
しかし、決定的なものが無いから、
それを補うべく、莫大な開発費をかけて次々に開発されてくるのです。
明・暗ハッキリと見極めなければ、
恣意的な偏向報道に踊れされるだけです。
ご自身に最適・最善の治療方法を探す努力は極めて重要です。
しかし、氾濫する情報は玉石混交であり、
インターネットだけではなく、前述のようにマスメディアの情報ですら
かなり恣意的に作られているものも少なくありません。
ご自身に必要で、信憑性のある情報だけを探し出す能力を身に付けてください。
それが、難しければ、
知識のある信頼のおける専門家を探してください。
このブログも、ささやかながらガンについての情報を発信しているメディアの一つであり、難解に書いているつもりはないのですが、
このブログでも、内容を誤解されて来られる患者さんも少なくありません。
私が、行っている、抗癌剤の量を可能な限り少なくした休眠療法的な治療が、
すべての患者さんにとって最善だなどとは考えていません。
少なくとも、手術他の根治が可能と考えられる治療がある場合には、
休眠療法は行いません。
また、標準的抗癌剤治療の方が良いと考えられる患者さんもいます。
当然、超高齢の患者さんなどではその限りではありませんが・・・・
また、「少量の抗癌剤では、副作用がまったく無い」
と勘違いされてしまう患者さん、ご家族も少なくありません。
先週、町田胃腸病院で外来抗癌剤治療を行ったお二人の患者さんでは、
お一人はジェムザールを400mgの初回の点滴だけで
4日間何も食べることができないほど強い吐き気を訴えられました。
勿論、制吐剤も当日点滴もして、内服の制吐剤も持ち帰ってもらっています。
それでも、激しい吐き気に襲われてしまいました。
勿論、はじめに他の病院で予定されていた、400mgの4倍量では、
副作用は遥かに大きくなっていたと思います。
少量のジェムザールでも、
吐き気が強く食事ができなくなった患者さんは今まで一人だけ見ましたが、
その患者さんは1日だけであり、
4日間というのは初めてでした。
また、何回か繰り返し行っている抗癌剤治療で、
今まで何も副作用はなかったのに、
先週に限り、吐き気が非常に強く出てしまい、
5日間も食事摂取が不可能になった患者さんもおられました。
お二人とも、私に直接電話をくれたため分かりましたが、
外来であまり話さない患者さんでは、
同様の患者さんもいるかも知れません。
いくら抗癌剤の量を少なくした治療でも、
副作用が皆無ということはありません。
副作用らしき症状は、まったく感じることなく、
普通の生活を続けている患者さんも少なくありません。
しかし、中には副作用を訴える患者さんもいます。
勿論、副作用が日常生活に影響を及ぼすような治療であれば、
それを続けることはできませんので、
すぐに内容の変更を行います。
比較的平易と思われるこのブログの内容の情報でも、
誤解される患者さんは多数おられます。
もっと難解な解説をしている文章では、
それを理解できないまま、
なんとなく、その解説が真実であるかのような気になってしまい、
それに引きずられてしまう患者さんも少なくないと思われます。
ご自身に理解できない内容が書かれていて、
それに「○○大学教授」「○○大学元教授」「医学博士」などの
肩書きが付けられていると、
無条件でそれを信用してしまう患者さんは少なくありません。
特に、インターネットなどを見ていると、
綺麗な図解を用いて、
その医者だけが考える治療のメカニズムを、
さも真実であるかのように解説しているページが少なくありません。
中には、とんでもない嘘もありますし、
嘘とまではいかなくても、
誰も認めていないその医者だけの理屈が、
あたかも万人が認める正当な理論であるかのように解説して、
自分の治療法の有用性を宣伝しているページも多数見受けられます。
特に、免疫治療関係のホームページで多く見られます。
図解での説明は、その医者のアタマの中だけに存在する屁理屈である場合が少なくありません。
人間は絵で解説されると、
簡単にそれを信用してしまうところがあるようです。
自分だけの理屈に合わせた都合の良い説明図など
簡単に書くことができます。
騙されないようにしてください。
話が大きくそれてしまいましたが、
マスメディアの報道でも、
それを鵜呑みにすると、ただ夢を見せられただけの
ぬか喜びに終わってしまいます。
氾濫する情報は、その真偽をシッカリと見極めてください。
以上 文責 梅澤 充



