アンサー20という商品名の薬剤をご存じの患者さんは、
多くはないように思います。
「効かないクスリ」
「ただの水」と言われる、
かの有名な、
丸山ワクチンを10倍に濃縮した薬剤です。
健康保険では、
「放射線治療時の白血球の減少」
に対してだけ、
その使用が認められています。
あまり痛くはない皮下注射です。
白血球増加の効果に対しては、
大きな期待はしていませんが、
何故か、がんに対して効果を認める患者さんが存在していることは事実です。
「あの注射、なんとなく体調が良くなるから、打ってほしい」
という患者さんもいます。
一部の腫瘍内科の閻魔様は、
目の敵にしていますが、
身体には優しく、
副作用はほぼ皆無です。
1アンプルで薬価は3000円程度です。
健康保険だと、その3割の負担です。
週に2回まで保険適応です。
放射線治療での白血球の減少という、
きわめて狭い保険適応範囲ですが、
放射線治療とは関係なく、
自費で1万円以上で実施している、
免疫治療クリニックもあるようです。
1回1万円の価値があるか否かは、
患者さん、ご家族が判断することですが、
少なくとも健康保険で使える状況にある患者さんでは、
1回1000円程度負担であれば、
「ダメもと」で悪くないように思います。
細胞毒は、
ダメもとにはなりません。
それを健康保険で積極的に使っている、
立派な放射線治療施設もあります。
放射線治療での保険負担額が、
高額療養費を超えている患者さんでは、
実質的にタダになりますから、
放射線治療の主治医にお願いするのも悪くはないように思います。
「あんなモノ効かない」
と言われても、
ダメもとです。
高額な自費で放射線治療をおこなっている施設では、
いくらで実施してくれるかは知りません。
その価値があるか否かは患者さんが決めることです。
「害がなければ、すべてよし」
だとは考えますが、
経済的な被害も、
ご本人しか分からないのが、
がん治療です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
多くはないように思います。
「効かないクスリ」
「ただの水」と言われる、
かの有名な、
丸山ワクチンを10倍に濃縮した薬剤です。
健康保険では、
「放射線治療時の白血球の減少」
に対してだけ、
その使用が認められています。
あまり痛くはない皮下注射です。
白血球増加の効果に対しては、
大きな期待はしていませんが、
何故か、がんに対して効果を認める患者さんが存在していることは事実です。
「あの注射、なんとなく体調が良くなるから、打ってほしい」
という患者さんもいます。
一部の腫瘍内科の閻魔様は、
目の敵にしていますが、
身体には優しく、
副作用はほぼ皆無です。
1アンプルで薬価は3000円程度です。
健康保険だと、その3割の負担です。
週に2回まで保険適応です。
放射線治療での白血球の減少という、
きわめて狭い保険適応範囲ですが、
放射線治療とは関係なく、
自費で1万円以上で実施している、
免疫治療クリニックもあるようです。
1回1万円の価値があるか否かは、
患者さん、ご家族が判断することですが、
少なくとも健康保険で使える状況にある患者さんでは、
1回1000円程度負担であれば、
「ダメもと」で悪くないように思います。
細胞毒は、
ダメもとにはなりません。
それを健康保険で積極的に使っている、
立派な放射線治療施設もあります。
放射線治療での保険負担額が、
高額療養費を超えている患者さんでは、
実質的にタダになりますから、
放射線治療の主治医にお願いするのも悪くはないように思います。
「あんなモノ効かない」
と言われても、
ダメもとです。
高額な自費で放射線治療をおこなっている施設では、
いくらで実施してくれるかは知りません。
その価値があるか否かは患者さんが決めることです。
「害がなければ、すべてよし」
だとは考えますが、
経済的な被害も、
ご本人しか分からないのが、
がん治療です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。