やっと、その異常な値段に気が付き、
マスコミが騒ぎ始めて有名になったオプジーボなどの、
高額な薬剤を使用するためのガイドライン作りが、
はじまるそうです。
60歳の末期肺がん患者さんに対して、
1年間の薬価が3500万円になると、
報道されていました。
故意か否かは知りませんが、
その報道は間違いです。
患者さんが60歳でも30歳でも、
体重が60Kgであれば、
標準では3500万円です。
体重が30Kgならば半額。
90Kgならば50%増です。
高額であることは間違いありません。
あまりにも高額なため、
輸入をして、
標準の数%だけを自費で使っているクリニックもあるそうです。
如何なる治療、薬剤であっても、
必ずリスクは伴います。
確実に死に至る病を背負った患者さんでは、
リスクは十分に承知のうえで使いたいと考えるかたは、
少なくはないと感じます。
それは、自由主義社会では、
けっして悪いことではないように感じます。
異常に高額な薬剤を公費で使うことは、
国家財政にも関わる問題になりますから、
何処かで歯止めはしなければならないのは当然ですが、
誰が、どこでヒトの命の線引きをするのかは、
慎重に観ていきたいと思います。
生への執着が大きい普通の患者さんでは、
「あのクスリを使えれば、長生きできるのに・・・」
と考えるようになってしまったら、
その薬剤の存在そのものが、
罪悪になってしまう
ような気がします。
末期肺がんに対するオプジーボの、
「効く」「効果が多きい」という文言は、
「治る」とは、
まったく別の言葉であることを、
シッカリ理解されれば、
患者さんご家族の無念も、
少しは和らぐかも知れません。
今回のガイドライン作成では、
肝炎や高脂血症の薬剤も、
十把一絡げにされているようですが、
末期肺がんに対するオプジーボとは、
その薬剤の意味合いは大きく違います。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
マスコミが騒ぎ始めて有名になったオプジーボなどの、
高額な薬剤を使用するためのガイドライン作りが、
はじまるそうです。
60歳の末期肺がん患者さんに対して、
1年間の薬価が3500万円になると、
報道されていました。
故意か否かは知りませんが、
その報道は間違いです。
患者さんが60歳でも30歳でも、
体重が60Kgであれば、
標準では3500万円です。
体重が30Kgならば半額。
90Kgならば50%増です。
高額であることは間違いありません。
あまりにも高額なため、
輸入をして、
標準の数%だけを自費で使っているクリニックもあるそうです。
如何なる治療、薬剤であっても、
必ずリスクは伴います。
確実に死に至る病を背負った患者さんでは、
リスクは十分に承知のうえで使いたいと考えるかたは、
少なくはないと感じます。
それは、自由主義社会では、
けっして悪いことではないように感じます。
異常に高額な薬剤を公費で使うことは、
国家財政にも関わる問題になりますから、
何処かで歯止めはしなければならないのは当然ですが、
誰が、どこでヒトの命の線引きをするのかは、
慎重に観ていきたいと思います。
生への執着が大きい普通の患者さんでは、
「あのクスリを使えれば、長生きできるのに・・・」
と考えるようになってしまったら、
その薬剤の存在そのものが、
罪悪になってしまう
ような気がします。
末期肺がんに対するオプジーボの、
「効く」「効果が多きい」という文言は、
「治る」とは、
まったく別の言葉であることを、
シッカリ理解されれば、
患者さんご家族の無念も、
少しは和らぐかも知れません。
今回のガイドライン作成では、
肝炎や高脂血症の薬剤も、
十把一絡げにされているようですが、
末期肺がんに対するオプジーボとは、
その薬剤の意味合いは大きく違います。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。