ある患者さんの「乳がん闘病ブログ」が、
今日もテレビでも流されていました。
あらためて、そのブログを読みました。
闘病録なのか、
回顧録なのか、
理解できませんでしたが、
意味深ですね。
内容を詮索するつもりは、
ありません。
しかし、昨日のタキソールでも触れましたが、
その記事の中では患者さんは、
現在も入院中?のように書かれていました。
治らない末期がんのようですが、
何故、長期間の入院が必要なのか、
凡庸な人間には理解できません。
しかしヒトそれぞれの事情があるのは当然です。
治療は、まったく初めてで、
副作用も未知の毒薬点滴の時は、
入院の態勢下で、
翌日以降の強烈な副作用に対処したほうがイイと思いますが、
末期がんの患者さんの長期入院は、
普通の患者さんでは、
如何なモノか疑問を感じます。
末期がんを宿しての「就業中」は、大塚北口診療所では、
当たり前で普通です。
現在の日本では、
多くの場合、
入院できない事情は、
むしろ病院側にあります。
そう言えば、
その患者さんの義父様は、
同じような薬剤で、
「激しく揺れ動く、
しかし何も見えない真っ暗な船底に、
一人で閉じ込められたようだった」
「無間地獄に置かれているようだった」というようなことを、
生前に語られていたように記憶しています。
報道が正しければ、
氏は、治る可能性もある、
血液がんでしたから、
その地獄の思いの代償として、
根治というご褒美がもらえる可能性もあったはずであり、
その選択は間違いだとは思いません。
しかし、普通の日本人が宿す、
末期の固形がんでは、
事情がまったく違います。
大切な時間を、
ご家族から離れて過ごすのは、
もったいないと感じてしまいます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
今日もテレビでも流されていました。
あらためて、そのブログを読みました。
闘病録なのか、
回顧録なのか、
理解できませんでしたが、
意味深ですね。
内容を詮索するつもりは、
ありません。
しかし、昨日のタキソールでも触れましたが、
その記事の中では患者さんは、
現在も入院中?のように書かれていました。
治らない末期がんのようですが、
何故、長期間の入院が必要なのか、
凡庸な人間には理解できません。
しかしヒトそれぞれの事情があるのは当然です。
治療は、まったく初めてで、
副作用も未知の毒薬点滴の時は、
入院の態勢下で、
翌日以降の強烈な副作用に対処したほうがイイと思いますが、
末期がんの患者さんの長期入院は、
普通の患者さんでは、
如何なモノか疑問を感じます。
末期がんを宿しての「就業中」は、大塚北口診療所では、
当たり前で普通です。
現在の日本では、
多くの場合、
入院できない事情は、
むしろ病院側にあります。
そう言えば、
その患者さんの義父様は、
同じような薬剤で、
「激しく揺れ動く、
しかし何も見えない真っ暗な船底に、
一人で閉じ込められたようだった」
「無間地獄に置かれているようだった」というようなことを、
生前に語られていたように記憶しています。
報道が正しければ、
氏は、治る可能性もある、
血液がんでしたから、
その地獄の思いの代償として、
根治というご褒美がもらえる可能性もあったはずであり、
その選択は間違いだとは思いません。
しかし、普通の日本人が宿す、
末期の固形がんでは、
事情がまったく違います。
大切な時間を、
ご家族から離れて過ごすのは、
もったいないと感じてしまいます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。