イレッサについて、
奇妙なウラのコメントをいただきました。
現在、弁護士を目指して法律の勉強をなさっておられるという、
まだ若い、大志を抱いた純真な青年のようです。
しかし、大きく歪められた一側面だけを見せつけられ、
真実をシッカリと認識されていないようですので、
あらためて、私の知っている限りのイレッサに関する真実を書きます。
全文は掲載しませんが、掲載の内容から、
投稿してきたその彼は、
「イレッサはこの世に存在してはいけない薬剤」
だと決めつけられているようです。
彼とは、何回かメールでやり取りしたのですが、
先ず大きく矛盾している点は、
「イレッサは、自分の肉親であれば、迷わず使う薬剤です」
と言っておきながら、
「社会的には許されない」
と考えられていることです。
以下、引用掲載。
何回も書いているとおり
マスコミが大好きな、聴衆を煽り立てるためのキャッチコピーです。
電車の中刷り広告に「夢の新薬」なる言葉が踊っていたら、
ついついその週刊誌を買いたくなるのが人情です。
発行部数と視聴率の向上だけを考え作り上げた言葉であり、
製薬メーカーも含めて、
医療関係者はけっして使うことのない言葉です。
逆に皮肉って「夢の新薬」は「存在しないクスリ」の意味で使うことはあります。
イレッサ裁判では、製薬会社アストラゼネカ社が告訴されていますので、
その裁判の性格上「製薬会社には何が何でも悪者になってもらわないと困る」
ということでしょうが、
イレッサ事件(?)において、
マスコミの責任は極めて重大だと思います。
裁判に関係のないその点は、故意か否かは知りませんが、
追求しないようです。
間質性肺炎により亡くなった患者さんが出た後、
自分たちが崇め奉っていた「夢の新薬」を
手のひらを返して、これでもかと、ヒステリックに騒ぎ、叩きまくった、
あの姿勢はナンだったのでしょうか。
自分たちが、世間の患者さんたちに過大な期待を持たせ過ぎてしまった事実を糊塗するための防衛策だったのでしょうか。
また、イレッサを「夢の新薬」ともてはやしたマスメディアと
イレッサを攻撃したメディアは別で、
もてはやしたメディアを攻撃する目的もあったのでしょうか。
そのために萎縮した医者が、
イレッサを使わなくなり、
失われた命の時間はどれだけになるか計り知れません。
「有用性はあるかもしれないが、危険性がそれを上回る薬であるということ」
は、裁判のために作り上げられた言葉で、
有用性が上回るから認可されたはずです。
それが、証明されたなら、そのクスリの承認は即時取り消されます。
今まで、承認取り消しの憂き目に遭ったクスリは数知れません。
「分子標的薬」と名付けたのは、
これも、マスコミか、あるいは研究者あたりです。
しかし、EGFR(AGFRではありません)の発現確率は正常細胞では高くはありません。
すべての正常細胞を攻撃する一般的な抗癌剤とは、
比較にならないほど、選択性は高くなっています。
ガン細胞にだけ攻撃を加える薬剤が開発できたならば、
それこそ「夢の新薬」になりえます。
「多大な接待費と広告費を使って宣伝」したか否か、
私には知る由もありません。
しかし、広告費はともかく、
もし薬剤の許認可権を持った日本の役人に対して、
多大な費用をかけて接待したならば、
それは立派な贈収賄事件になるのではないでしょうか。
その事件が起こったという話は聞いたことはありません。
EUへの申請に関しては、
ご承知のとおり、西欧人には、
イレッサの効果は大きくはなく、
生存期間の延長が認められなかったからであり、
間質性肺炎の発現によるものではありません。
イレッサが一番良く効くのは「東洋人の非喫煙女性」です。
話が、大きく歪められて聞かされているようです。
『「薬によって患者が死ぬ」ことはあってはならないというある医師の発言』
これは、どのような場面で、
何をその医者が言いたかったのか分かりませんが、
「薬」を「治療」という言葉に置き換えて考えると、
たしかに「治療で死ぬことがあってはなりません」
しかし、「放置すれば確実に死ぬ病気」の場合はドウなのでしょうか。
医者の罪にならないように、
患者さんには「座して死を待って」いただくことを期待するのでしょうか。
すべての抗癌剤治療において、
死亡確率はゼロではありません。
標準的抗癌剤治療では1%程度あるはずです。
確実に死に至る病気に対して、
死を恐れていたら治療はできません。
まして、ガンの手術など絶対にしてはいけないことになります。
あまりにも偏った目で、
ガン治療を見ている人がいることに驚かされました。
そのような歪んだ目は、
患者さんに有益な治療を失わせてしまう可能性もあります。
イレッサ裁判の最終目標は、彼曰く、
「イレッサの発売中止」だそうです。
なんとも恐ろしい話してです。背筋が寒くなります。
何人の患者さんを見殺しにしたいのでしょうか。
ちょうど本日、以下の様なコメントも入っていました。
一方間質性肺炎になられた患者さんは一人も見たことがありません。
今後イレッサを使う患者さんの数が増えれば当然
間質性肺炎にも遭遇すると思います、
しかし、そのクスリから得られる恩恵を考えたならば、
私は、迷わずそのクスリを使います。
勿論、自己責任を負える患者さんにだけですが・・・・
イレッサ以外の分子標的薬にも、
大きな副作用が発現する可能性はあります。
実際に起こっています。
しかし、効果も期待できます。
そのことを十分に理解し、
その結果責任を持たれる患者さんだけは、
その治療を受ける権利が得られると思います。
ただし、最近は情報の氾濫からか、
過剰な期待を持ってしまっている患者さんやご家族もしばしば見受けます。
本当の夢の新薬などまだまだ出ません。
僅かな延命効果が期待できるだけです。
その上、非常に高価です。
そのことだけは忘れないようにしてください。
以上 文責 梅澤 充
奇妙なウラのコメントをいただきました。
現在、弁護士を目指して法律の勉強をなさっておられるという、
まだ若い、大志を抱いた純真な青年のようです。
しかし、大きく歪められた一側面だけを見せつけられ、
真実をシッカリと認識されていないようですので、
あらためて、私の知っている限りのイレッサに関する真実を書きます。
全文は掲載しませんが、掲載の内容から、
投稿してきたその彼は、
「イレッサはこの世に存在してはいけない薬剤」
だと決めつけられているようです。
彼とは、何回かメールでやり取りしたのですが、
先ず大きく矛盾している点は、
「イレッサは、自分の肉親であれば、迷わず使う薬剤です」
と言っておきながら、
「社会的には許されない」
と考えられていることです。
以下、引用掲載。
イレッサ訴訟の原告の方(この方は緊急安全情報が出る前後にイレッサを使用しました)や、以前製薬会社に勤めていた方の公演をうかがう機会もありました。
そこで僕が聞いたことは、
・イレッサに対する(夢の新薬という)認識は間違っていて、有用性はあるかもしれないが、危険性がそれを上回る薬であるということ、
・「分子標的薬」というのは効きそうな名前をつけただけで、正常細胞にもその「分子」(AFGRでしたか?)は生じる可能性があること、
・アストラゼネカ社は多大な接待費と広告費を使って宣伝し、日本はそれにまんまと乗せられた。EUへの申請を諦めるほど間質性肺炎の副作用は重篤であること、
・ 「薬によって患者が死ぬ」ことはあってはならないというある医師の発言、
などでした。
・・・・・以下省略・・・・・
何回も書いているとおり
マスコミが大好きな、聴衆を煽り立てるためのキャッチコピーです。
電車の中刷り広告に「夢の新薬」なる言葉が踊っていたら、
ついついその週刊誌を買いたくなるのが人情です。
発行部数と視聴率の向上だけを考え作り上げた言葉であり、
製薬メーカーも含めて、
医療関係者はけっして使うことのない言葉です。
逆に皮肉って「夢の新薬」は「存在しないクスリ」の意味で使うことはあります。
イレッサ裁判では、製薬会社アストラゼネカ社が告訴されていますので、
その裁判の性格上「製薬会社には何が何でも悪者になってもらわないと困る」
ということでしょうが、
イレッサ事件(?)において、
マスコミの責任は極めて重大だと思います。
裁判に関係のないその点は、故意か否かは知りませんが、
追求しないようです。
間質性肺炎により亡くなった患者さんが出た後、
自分たちが崇め奉っていた「夢の新薬」を
手のひらを返して、これでもかと、ヒステリックに騒ぎ、叩きまくった、
あの姿勢はナンだったのでしょうか。
自分たちが、世間の患者さんたちに過大な期待を持たせ過ぎてしまった事実を糊塗するための防衛策だったのでしょうか。
また、イレッサを「夢の新薬」ともてはやしたマスメディアと
イレッサを攻撃したメディアは別で、
もてはやしたメディアを攻撃する目的もあったのでしょうか。
そのために萎縮した医者が、
イレッサを使わなくなり、
失われた命の時間はどれだけになるか計り知れません。
「有用性はあるかもしれないが、危険性がそれを上回る薬であるということ」
は、裁判のために作り上げられた言葉で、
有用性が上回るから認可されたはずです。
それが、証明されたなら、そのクスリの承認は即時取り消されます。
今まで、承認取り消しの憂き目に遭ったクスリは数知れません。
「分子標的薬」と名付けたのは、
これも、マスコミか、あるいは研究者あたりです。
しかし、EGFR(AGFRではありません)の発現確率は正常細胞では高くはありません。
すべての正常細胞を攻撃する一般的な抗癌剤とは、
比較にならないほど、選択性は高くなっています。
ガン細胞にだけ攻撃を加える薬剤が開発できたならば、
それこそ「夢の新薬」になりえます。
「多大な接待費と広告費を使って宣伝」したか否か、
私には知る由もありません。
しかし、広告費はともかく、
もし薬剤の許認可権を持った日本の役人に対して、
多大な費用をかけて接待したならば、
それは立派な贈収賄事件になるのではないでしょうか。
その事件が起こったという話は聞いたことはありません。
EUへの申請に関しては、
ご承知のとおり、西欧人には、
イレッサの効果は大きくはなく、
生存期間の延長が認められなかったからであり、
間質性肺炎の発現によるものではありません。
イレッサが一番良く効くのは「東洋人の非喫煙女性」です。
話が、大きく歪められて聞かされているようです。
『「薬によって患者が死ぬ」ことはあってはならないというある医師の発言』
これは、どのような場面で、
何をその医者が言いたかったのか分かりませんが、
「薬」を「治療」という言葉に置き換えて考えると、
たしかに「治療で死ぬことがあってはなりません」
しかし、「放置すれば確実に死ぬ病気」の場合はドウなのでしょうか。
医者の罪にならないように、
患者さんには「座して死を待って」いただくことを期待するのでしょうか。
すべての抗癌剤治療において、
死亡確率はゼロではありません。
標準的抗癌剤治療では1%程度あるはずです。
確実に死に至る病気に対して、
死を恐れていたら治療はできません。
まして、ガンの手術など絶対にしてはいけないことになります。
あまりにも偏った目で、
ガン治療を見ている人がいることに驚かされました。
そのような歪んだ目は、
患者さんに有益な治療を失わせてしまう可能性もあります。
イレッサ裁判の最終目標は、彼曰く、
「イレッサの発売中止」だそうです。
なんとも恐ろしい話してです。背筋が寒くなります。
何人の患者さんを見殺しにしたいのでしょうか。
ちょうど本日、以下の様なコメントも入っていました。
2005年7月に告知を受け、○○病院にて点滴での抗がん剤の後、イレッサにて現在まで治療を受けてまいりました。
余命3ヶ月といわれましたのに、劇的に効いてくれたイレッサのおかげで息子の結婚式にも出席することができました。(本日459錠目)(15ヶ月)
・・・・・以下省略・・・・・
一方間質性肺炎になられた患者さんは一人も見たことがありません。
今後イレッサを使う患者さんの数が増えれば当然
間質性肺炎にも遭遇すると思います、
しかし、そのクスリから得られる恩恵を考えたならば、
私は、迷わずそのクスリを使います。
勿論、自己責任を負える患者さんにだけですが・・・・
イレッサ以外の分子標的薬にも、
大きな副作用が発現する可能性はあります。
実際に起こっています。
しかし、効果も期待できます。
そのことを十分に理解し、
その結果責任を持たれる患者さんだけは、
その治療を受ける権利が得られると思います。
ただし、最近は情報の氾濫からか、
過剰な期待を持ってしまっている患者さんやご家族もしばしば見受けます。
本当の夢の新薬などまだまだ出ません。
僅かな延命効果が期待できるだけです。
その上、非常に高価です。
そのことだけは忘れないようにしてください。
以上 文責 梅澤 充



