昨日の「がんの分類」で、
「血液がん」と「固形がん」の、
決定的な違いを書きましたが、
がんには、もう一つきわめて重要な、
分類があります。
「治るがん」と「治らないがん」です。
じつは、がんを宿していることが発見された、
その時のすでに、
「治らないがん」と、
医療者だけはすでに知っている場合も少なくありません。
がん二大治療である、
根治手術や放射線治療ができない状態で発見されたがんは、
ただちに「治らないがん」に分類されます。
大腸がんなどでは、
抗がん剤治療により、
主病巣の縮小が得られ、
根治手術が可能になり、
「治るがん」の仲間入りをすることもありますが、
多くはありません。
ほとんどの患者さんは、
いずれの日にか、
37万人のうちの一人になってしまいます。
根治手術後に再発が確認された場合も、
ほぼすべて、
「治らないがん」に分類されます。
その37万人の仲間入りをする前には、
辛く厳しい標準治療という門をくぐらなければならないのが、
日本の現実です。
人間の確実な死に対して、
それは、
「終わりではない」
誰でも一度は必ず通る門。
「死は門」という言葉がありますが、
治らないがんを宿してしまった場合、
現実の日本では、
その門の前には、
標準的に、
火炎に包まれるか、
洪水に溺れるか、
辛く厳しい、
拷問という門を、
くぐらなければなりません。
その通行手形は、
安くはないお値段で取引されています。
「治らないがん」に分類されているか否か、
シッカリと確認する必要があります。
治らないがんですから、
末期がんです。
しかし、現在の日本では、
「末期」と云う、
じつは患者さんには優しい真実を伝えることを避けるべく、
言論統制までも布かれていますので、
何人もの医療者に確認しなければなりません。
もちろん「末期がん = 直ちに死ぬ」は、
まったくの間違いです。
しかし、
「治るがん」である可能性が高いという状況は、
手術ができる場合に限ります。
大量の高額な薬剤を、
自らの意のままに消費したい医療者集団が存在していることは、
日本の、本当に憂うべき現実です。
ご自身、ご家族のために、
二つの分類のどちらに居るのか、
早急にご確認を。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
「血液がん」と「固形がん」の、
決定的な違いを書きましたが、
がんには、もう一つきわめて重要な、
分類があります。
「治るがん」と「治らないがん」です。
じつは、がんを宿していることが発見された、
その時のすでに、
「治らないがん」と、
医療者だけはすでに知っている場合も少なくありません。
がん二大治療である、
根治手術や放射線治療ができない状態で発見されたがんは、
ただちに「治らないがん」に分類されます。
大腸がんなどでは、
抗がん剤治療により、
主病巣の縮小が得られ、
根治手術が可能になり、
「治るがん」の仲間入りをすることもありますが、
多くはありません。
ほとんどの患者さんは、
いずれの日にか、
37万人のうちの一人になってしまいます。
根治手術後に再発が確認された場合も、
ほぼすべて、
「治らないがん」に分類されます。
その37万人の仲間入りをする前には、
辛く厳しい標準治療という門をくぐらなければならないのが、
日本の現実です。
人間の確実な死に対して、
それは、
「終わりではない」
誰でも一度は必ず通る門。
「死は門」という言葉がありますが、
治らないがんを宿してしまった場合、
現実の日本では、
その門の前には、
標準的に、
火炎に包まれるか、
洪水に溺れるか、
辛く厳しい、
拷問という門を、
くぐらなければなりません。
その通行手形は、
安くはないお値段で取引されています。
「治らないがん」に分類されているか否か、
シッカリと確認する必要があります。
治らないがんですから、
末期がんです。
しかし、現在の日本では、
「末期」と云う、
じつは患者さんには優しい真実を伝えることを避けるべく、
言論統制までも布かれていますので、
何人もの医療者に確認しなければなりません。
もちろん「末期がん = 直ちに死ぬ」は、
まったくの間違いです。
しかし、
「治るがん」である可能性が高いという状況は、
手術ができる場合に限ります。
大量の高額な薬剤を、
自らの意のままに消費したい医療者集団が存在していることは、
日本の、本当に憂うべき現実です。
ご自身、ご家族のために、
二つの分類のどちらに居るのか、
早急にご確認を。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。