エビデンスに基づいた治療は重要です。
しかし、治らないがん治療におけるエビデンスは、
数百、数千の無作為に選ばれた患者さんに対する実験治療での、
成績をみているだけで、
すべての患者さんは亡くなることが前提になっています。
再発予防の標準的抗がん剤治療でも、
根治手術後に、
治療を受けた患者群と、
受けなかった患者群を比較して、
何年後かの再発確率に差があるらしい、
というだけのことであり、
個々の患者さんの再発を抑えてくれる存在ではありません。
患者群間での比較でも、
副作用により低下したQOLまで、
考慮した数字は出されていません。
一方、
自家がんワクチンという、
再発予防の手段がありますが、
一部の腫瘍内科医が、
患者会までも扇動して、
その治療を排除しようと、
躍起になっています。
最近、その動きが目立ちます。
もしかすると、
お得意の抗がん剤では目立った効果が実感できないなか、
腫瘍内科医自身が効果を感じ、
脅威に思っているのかも知れません。
現在、大塚北口診療所では、
自家がんワクチン治療は行っていません。
(数名の例外はありますが)
エビデンスがないからではありません。
健康保険では認可されておらず、
全額、患者さんの負担になるからです。
150万円程度のようです。
むかしは高いと感じていましたが、
最近のあまりにも高額な薬価を見ると、
まったく違和感はなくなりました。
腫瘍内科医は、あの異常に高額な薬剤を湯水の如く使っている人達ですから、
排除したいと考えるのは、
他人のフトコロを気にしての結果ではないでしょう。
自家がんワクチン治療は、
再発予防のためには、
有効性は期待できるように感じますし、
副作用はありませんから、
根治手術後には、
細胞毒よりはお勧めです。
毒にも頼りたいのであれば、
毒と併用しても悪くはありません。
他の免疫細胞療法も同じですが、
毒の終了直後の、
がん細胞数が最低になっている状態の時がお勧めです。
タダとは言いませんが、
せめて健康保険で認可されていれば、
根治手術後であれば、
すべての患者さんにお勧めしたい治療です。
だらだら続く治療ではありません。
費用もはじめから決まっていて、
治療開始後に経済的な負担が増えることもありません。
標準治療を受けて再発を観ていないラッキーな患者さんの集まりは、
ご自身が受けたあれだけの苦痛が、
意味が無くなってしまうことへの、
再度の苦痛は味わいたくない気持ちは分かります。
しかし、決め手がないのががん治療です。
標準もただのワラです。
自家がんワクチン療法も、
免疫細胞療法もただのワラかも知れません。
しかし、それを他人から奪う行為は、
人間として、とても見苦しく感じます。
腫瘍内科医が排除したい気持ちは、
彼らの生業の問題ですから理解できますが。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
しかし、治らないがん治療におけるエビデンスは、
数百、数千の無作為に選ばれた患者さんに対する実験治療での、
成績をみているだけで、
すべての患者さんは亡くなることが前提になっています。
再発予防の標準的抗がん剤治療でも、
根治手術後に、
治療を受けた患者群と、
受けなかった患者群を比較して、
何年後かの再発確率に差があるらしい、
というだけのことであり、
個々の患者さんの再発を抑えてくれる存在ではありません。
患者群間での比較でも、
副作用により低下したQOLまで、
考慮した数字は出されていません。
一方、
自家がんワクチンという、
再発予防の手段がありますが、
一部の腫瘍内科医が、
患者会までも扇動して、
その治療を排除しようと、
躍起になっています。
最近、その動きが目立ちます。
もしかすると、
お得意の抗がん剤では目立った効果が実感できないなか、
腫瘍内科医自身が効果を感じ、
脅威に思っているのかも知れません。
現在、大塚北口診療所では、
自家がんワクチン治療は行っていません。
(数名の例外はありますが)
エビデンスがないからではありません。
健康保険では認可されておらず、
全額、患者さんの負担になるからです。
150万円程度のようです。
むかしは高いと感じていましたが、
最近のあまりにも高額な薬価を見ると、
まったく違和感はなくなりました。
腫瘍内科医は、あの異常に高額な薬剤を湯水の如く使っている人達ですから、
排除したいと考えるのは、
他人のフトコロを気にしての結果ではないでしょう。
自家がんワクチン治療は、
再発予防のためには、
有効性は期待できるように感じますし、
副作用はありませんから、
根治手術後には、
細胞毒よりはお勧めです。
毒にも頼りたいのであれば、
毒と併用しても悪くはありません。
他の免疫細胞療法も同じですが、
毒の終了直後の、
がん細胞数が最低になっている状態の時がお勧めです。
タダとは言いませんが、
せめて健康保険で認可されていれば、
根治手術後であれば、
すべての患者さんにお勧めしたい治療です。
だらだら続く治療ではありません。
費用もはじめから決まっていて、
治療開始後に経済的な負担が増えることもありません。
標準治療を受けて再発を観ていないラッキーな患者さんの集まりは、
ご自身が受けたあれだけの苦痛が、
意味が無くなってしまうことへの、
再度の苦痛は味わいたくない気持ちは分かります。
しかし、決め手がないのががん治療です。
標準もただのワラです。
自家がんワクチン療法も、
免疫細胞療法もただのワラかも知れません。
しかし、それを他人から奪う行為は、
人間として、とても見苦しく感じます。
腫瘍内科医が排除したい気持ちは、
彼らの生業の問題ですから理解できますが。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。