最近、治らないがんに対して、
「標準治療とは、最高・最善の治療であることを意味する」
「他の、様々な治療では、無駄で有害な情報ばかりが流されている」という、
毎度、お馴染み説法を繰り返している、
有名な腫瘍内科医の記事がありました。
例によって「闇売り新聞」系統です。
読者よりもスポンサーのほうが、
重要なのでです。世の中、そういう腹の立つ現実は、
どこにでもあるように感じます。
しかし、その筆者の腫瘍内科医自身も、
いい歳をして、
ソレが最善ではないことくらい、
随分前から気が付いているはずですが、
立場上、
そう言わざるを得ないのは、
同じ医療者として、
かなり惨めで哀れな気がします。それに巻き込まれる、
患者さんも、
患者会も、
もっと悲しいですが。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
11月24日から入院してRCHOPを受けた者です。
自由診療についてネットで調べると、ビタミンC点滴は効果が無いという論文が出ているのに自由診療ではあったりします。せめて、効く可能性のある治療法程度はサルベージ療法として各病院で示してほしいです。
リンパ腫ですので数年以内に再発する可能性があり、カテーテルとか自家とか考えたくないです。
2016-12-29 木 20:36:50 /URL /通りがかり /
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がん撲滅サミットでの排除運動の被害にあった医師がその直後、Y売新聞さんへ(原文は実名)という題でブログを書いていました。Y売の記事では、「有効性が確認されてないがん治療を高額な自由診療で提供している医師が」と書いてあったそうで、憤慨なさってました。
記事では何百万もふんだくる免疫治療クリニックのように誤解されてしまいますね。
実際は2人の医師とも保険診療がメインだし、がんワクチンは医師の方からは勧めたことはなく、患者さんの方からお願いされた時のみだそうです。確か150万位だったと思います。
「金の切れ目が治療の切れ目にならないように、藁をもつかむがん難民を食い物にしないように腐心している医師がいることをご理解ください」
「ペンは時に暴力となります。その使用法にご配慮いただけると幸いです」と結んでありました。
Y売新聞ひどいなあ、と思っていました。梅澤先生のブログで合点がいきました。例の腫瘍内科医の広報担当新聞だったからですね。
その腫瘍内科医、ツイッターから見られる記事でまたおかしなことを書いていました。
日本は、「がんは早期発見が大事、切れば大丈夫、切らないとダメ、外科医中心」で欧米より30年遅れている。
欧米は、がんは共存していける考えが主流、
だそうです。
まず、欧米だろうが日本だろうが、固形がんは少なくとも手術(ごく一部は放射線)をしないと完治の可能性が殆どないというのは、30年前と今とでは変わっていませんよね?
この腫瘍内科医の書き方だと、手術できなくても抗がん剤で治ると誤解する人が出ませんか?
また早期発見しても転移することもあるし、早期発見できるものばかりじゃないから、それにこだわるのはおかしい、と腫瘍内科医は主張しています。
もちろん、ステージ1でも再発転移率がかなり高いがんもあります。だから早期発見すれば絶対安心というわけではないのはわかります。
ただ、同じがん種では、ステージ3よりはステージ1の方が治るがんである確率は高くなります。
大腸がんでは、早いうち、ポリープ状態のうちにとってしまえれば、術後の抗がん剤など全く入りません。それでも早期発見早期治療する方がいいと思うのはおかしいのでしょうか?
がん患者どころか、これからがん患者になるかもしれない国民を間違った方向に誘導している気がします。恐ろしいですね。
2016-12-16 金 19:41:52 /URL /ひでこ /
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