現在、天下りが社会問題になっているようです。
大学にコネで入学を許される学生がいるとは、
聞いたことはありますが、
裏口から、
大学の教授が就任するという現実は、
聞いたことはありませんでした。
不思議な世界です。
大学の名前も地に落ちてしまったようです。
その困った下り人は、
抗がん剤の作っている会社にも、
たくさん存在しています。
製薬会社の多くは株式会社ですから、
利益を出すことも当然の義務です。
しかし、
治らないがんに対して、
莫大な医療費を垂れ流しにして、
ただただ消費されるだけで、
患者さんの身体的にも経済的にも、
甚大な被害を与える薬剤が、
下ってきたヒトに操られる現実は恐ろしく感じます。
先日の似非治療でも書きましたが、
患者さんが望む方向と、
医療者が執行する目的に齟齬がある治療は、
明らかに「似非治療」です。
エビデンスがない、
免疫細胞療法を、
目の仇にして、
「似非治療」だと酷評している、
特殊な腫瘍内科医もいますが、
治らないことが分かっているがんに対して、
何が似非治療なのか、
立ち止まって考える必要があります。
少なくとも、
その治療という名の儀式に於いて、
利益と不利益
どちらがどれだけ大きいか、
冷静になって十分に考える必要があります。
無限の重さと云われる「ヒトの命」でも、
確実に価値観という尺度で測ることができる、
重みがあるはずです。
その重みが、
肉体的、経済的な不利益よりも、
遥かに勝るようなっとき、
標準も「治療」に昇格するかも知れません。
しかし、治らない事実が、
エビデンスとして分かっている状態のがんでは、
まだまだ「似非治療」
「騙し討ち」の時代は続くと思います。
下り人の手も借りて、
ますます、盛んになると感じます。
天下ったヒトに縋る、
がん医療者が存在していることも事実です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
大学にコネで入学を許される学生がいるとは、
聞いたことはありますが、
裏口から、
大学の教授が就任するという現実は、
聞いたことはありませんでした。
不思議な世界です。
大学の名前も地に落ちてしまったようです。
その困った下り人は、
抗がん剤の作っている会社にも、
たくさん存在しています。
製薬会社の多くは株式会社ですから、
利益を出すことも当然の義務です。
しかし、
治らないがんに対して、
莫大な医療費を垂れ流しにして、
ただただ消費されるだけで、
患者さんの身体的にも経済的にも、
甚大な被害を与える薬剤が、
下ってきたヒトに操られる現実は恐ろしく感じます。
先日の似非治療でも書きましたが、
患者さんが望む方向と、
医療者が執行する目的に齟齬がある治療は、
明らかに「似非治療」です。
エビデンスがない、
免疫細胞療法を、
目の仇にして、
「似非治療」だと酷評している、
特殊な腫瘍内科医もいますが、
治らないことが分かっているがんに対して、
何が似非治療なのか、
立ち止まって考える必要があります。
少なくとも、
その治療という名の儀式に於いて、
利益と不利益
どちらがどれだけ大きいか、
冷静になって十分に考える必要があります。
無限の重さと云われる「ヒトの命」でも、
確実に価値観という尺度で測ることができる、
重みがあるはずです。
その重みが、
肉体的、経済的な不利益よりも、
遥かに勝るようなっとき、
標準も「治療」に昇格するかも知れません。
しかし、治らない事実が、
エビデンスとして分かっている状態のがんでは、
まだまだ「似非治療」
「騙し討ち」の時代は続くと思います。
下り人の手も借りて、
ますます、盛んになると感じます。
天下ったヒトに縋る、
がん医療者が存在していることも事実です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。