今年の夏で、
初診から5年を迎えるという患者さんの訃報がありました。
遠方から最期に大塚北口診療所来られた時には、
その晩は、
都内にお住まいのご家族のお家で、
お孫さんと時間を過ごすと言われていました。
500Km以上の遠距離通院であり、
旅立ちの一月前の、
最期の予約診察日には、
来られることはないと感じていて、
ご自宅近くの緩和ケアにお世話になっていましたが、
その患者さんにとっては、
最後の最期まで、
がん治療を続けることが、
最大の緩和ケアであったようです。
「標準」からの早期撤退、
早期緩和、無治療のほうが長生きをする、
との論文が出されて以来、
早期緩和、早期無治療
を叫んでいる腫瘍内科医もいますが、
治らないがんであれば、
身体に負担の無い治療を、
終生続けることが、
最大の緩和ケアであるように感じます。
患者さんのご冥福をお祈りいたします。
合掌
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
初診から5年を迎えるという患者さんの訃報がありました。
遠方から最期に大塚北口診療所来られた時には、
その晩は、
都内にお住まいのご家族のお家で、
お孫さんと時間を過ごすと言われていました。
500Km以上の遠距離通院であり、
旅立ちの一月前の、
最期の予約診察日には、
来られることはないと感じていて、
ご自宅近くの緩和ケアにお世話になっていましたが、
その患者さんにとっては、
最後の最期まで、
がん治療を続けることが、
最大の緩和ケアであったようです。
「標準」からの早期撤退、
早期緩和、無治療のほうが長生きをする、
との論文が出されて以来、
早期緩和、早期無治療
を叫んでいる腫瘍内科医もいますが、
治らないがんであれば、
身体に負担の無い治療を、
終生続けることが、
最大の緩和ケアであるように感じます。
患者さんのご冥福をお祈りいたします。
合掌
以上 文責 梅澤 充
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