昨日、国立がんセンターで治療を受けていた患者さんが
白鬚橋病院に3人来られました。
お一人は、奥様のガン治療に対してのセカンドオピニオンでした。
他のお二人に対する、
がんセンターの対応には腹が立しました。
お一人は、標準的抗癌剤治療を遂行されてこられ、
そこそこ治療効果は見られた患者さんですが、
あまりにも辛いので、
「休眠療法のような治療を受けたい」
旨主治医に話し、
セカンドオピニオンの紹介状を頼んだそうですが、
主治医曰く
「そんな、漢方治療だか、民間療法だか訳の分からない治療を受けさせるために
紹介状なんか書けない。私の貴重な時間を使わせないでくれ。」
「写真もデータも貸せない」
だそうです。
セカンドオピニオンを受けるのは、
患者さんの権利です。
そして、その紹介状を書くのは医者の義務です。たしかに、「ガンに効く○○療法」などと謳って、
健康保険ではない治療(?)を行っている施設への紹介状は、
必ずしも書く必要は無いのかも知れません。
あるいは、そこがイカガワシイ治療を行っていることを知っていて、
それを止めさせるために書かないのであれば話は分かります。
しかし、何度も書いているとおり、将来は分かりませんが、
現在はまだ、「標準的ではない」というだけで、
立派に健康保険で認められている抗癌剤治療です。
標準的な大量の抗癌剤を使わないというだけです。
頻回に観察をしながら、
可能な限り少ない量の抗癌剤で治療を行っていくだけです。
国立がんセンターの先生方は、
何故か、試したこともないのに
「少ない量では効かない」
と言います。
そう思っているのであればそれはそれでケッコウですが、
それを、患者さんに押し付けるのは如何なものでしょうか。
患者さんが、効かないと思う治療に、進むことが忍びない。
という崇高な考えもあるかもしれません。
しかし、患者さんが現在の治療では満足できず、
ご自身のリスクでその治療を選択するのであれば、
それに協力するのが医者の義務のように思います。
がんセンターの医者が、
ガン治療に対して如何なる責任を負うことができるのでしょうか。
エビデンスどおりの治療を行い、
エビデンスどおり結果に終わる。
ただそれだけではないでしょうか。
根治不能のガンに対しての抗癌剤治療のエビデンスは、
ハッキリと先が見えてしまっています。
それを嫌い患者さんが他のエビデンスの無い治療に賭けてみることに対して、
医者がそれを邪魔して良いものでしょうか。
私には、がんセンターの医者の思い上がりとしか考えられません。
もうお一方は、
国立がんセンターでは何もしてもらえず、
経過観察だけを行ってもらっている患者さんです。
全身あちこちにガンが転移している状態です。
しかも、その患者さんのガンに対しての全身治療としての、
エビデンスのある抗癌剤治療はまったく存在しません。
抗癌剤治療が効かないことで有名なガンです。
その患者さんはそのことも十分承知しており、
ご自身で転移している複数の局所治療を
それに対するエキスパートを探し出し、
別々の病院でそれぞれの治療を受けておられます。
私のところへは、
その細胞の特殊性を生かして、
その特殊なガンに対する全身治療を求めて来られています。
幸い、その全身治療も、
また、ご自身で探された病院での局所治療も
有効に効いてくれています。
しかし、国立がんセンターの主治医先生は、
それが面白くないのかどうなのか分かりませんが、
「転移ガンに対して、局所治療はするべきではないと考えている、
今後は、この病院からは離れてもらいたい。別の病院へ行ってください。」
と告げられたそうです。
局所治療を行ってくれる病院を探されたのは患者さんご自身ですが、
その病院への紹介状を書いたのはその主治医です。
その挙句、「他の病院へ行け」
とは、何が気に食わなかったのでしょうか。
「局所治療はするべきではない」
その考えは、
「転移ガンは全身疾患」
という基本的な考え方からみて、必ずしも間違ってはいないと思います。
しかし、国立がんセンターでは、
「エビデンスのある治療は存在しない」という理由から何も治療はしないでただ経過を診ているだけです。
無治療でガンの進展を観ているだけです。
当然局所治療が可能な他の病院を紹介することもありません。
それで、経過が良い方向へ向くと、「他の病院へ行け」
前出の場合も後者の場合も、
国立がんセンターではそのような医者は、
ごく一部だとは思いますが、
一日に二人も続けてこのような患者さんが来られると、
国立がんセンターの存在価値を疑ってしまいます。
本当に、ガンに悩む国民のために存在している病院なのでしょうか。
2006年5月4日の「郵政民営化・病院民営化?」はじめ何回も書いているとおり、
国立がんセンターのホームページで謳っている「設立の目的」は、
少なくとも個々の患者さんの治療のために存在しているのではないと思います。
しかし、多くの患者さんは、
「自分にとって最善の治療をしてくれる」
と大きな勘違いをしています。
「個々のガン患者の幸福なんか関係ありません。
もっと大きな視野からガンという病気を見ている病院です。」
とハッキリと謳っていただきたいと思いました。
今後は、標準治療の発信基地としての役割が大きくなるものと思いますが、
病院・医者を選ぶときには、
ご自身が、何を求めているのか、
よく考えてから決めてください。
以上 文責 梅澤 充
白鬚橋病院に3人来られました。
お一人は、奥様のガン治療に対してのセカンドオピニオンでした。
他のお二人に対する、
がんセンターの対応には腹が立しました。
お一人は、標準的抗癌剤治療を遂行されてこられ、
そこそこ治療効果は見られた患者さんですが、
あまりにも辛いので、
「休眠療法のような治療を受けたい」
旨主治医に話し、
セカンドオピニオンの紹介状を頼んだそうですが、
主治医曰く
「そんな、漢方治療だか、民間療法だか訳の分からない治療を受けさせるために
紹介状なんか書けない。私の貴重な時間を使わせないでくれ。」
「写真もデータも貸せない」
だそうです。
セカンドオピニオンを受けるのは、
患者さんの権利です。
そして、その紹介状を書くのは医者の義務です。たしかに、「ガンに効く○○療法」などと謳って、
健康保険ではない治療(?)を行っている施設への紹介状は、
必ずしも書く必要は無いのかも知れません。
あるいは、そこがイカガワシイ治療を行っていることを知っていて、
それを止めさせるために書かないのであれば話は分かります。
しかし、何度も書いているとおり、将来は分かりませんが、
現在はまだ、「標準的ではない」というだけで、
立派に健康保険で認められている抗癌剤治療です。
標準的な大量の抗癌剤を使わないというだけです。
頻回に観察をしながら、
可能な限り少ない量の抗癌剤で治療を行っていくだけです。
国立がんセンターの先生方は、
何故か、試したこともないのに
「少ない量では効かない」
と言います。
そう思っているのであればそれはそれでケッコウですが、
それを、患者さんに押し付けるのは如何なものでしょうか。
患者さんが、効かないと思う治療に、進むことが忍びない。
という崇高な考えもあるかもしれません。
しかし、患者さんが現在の治療では満足できず、
ご自身のリスクでその治療を選択するのであれば、
それに協力するのが医者の義務のように思います。
がんセンターの医者が、
ガン治療に対して如何なる責任を負うことができるのでしょうか。
エビデンスどおりの治療を行い、
エビデンスどおり結果に終わる。
ただそれだけではないでしょうか。
根治不能のガンに対しての抗癌剤治療のエビデンスは、
ハッキリと先が見えてしまっています。
それを嫌い患者さんが他のエビデンスの無い治療に賭けてみることに対して、
医者がそれを邪魔して良いものでしょうか。
私には、がんセンターの医者の思い上がりとしか考えられません。
もうお一方は、
国立がんセンターでは何もしてもらえず、
経過観察だけを行ってもらっている患者さんです。
全身あちこちにガンが転移している状態です。
しかも、その患者さんのガンに対しての全身治療としての、
エビデンスのある抗癌剤治療はまったく存在しません。
抗癌剤治療が効かないことで有名なガンです。
その患者さんはそのことも十分承知しており、
ご自身で転移している複数の局所治療を
それに対するエキスパートを探し出し、
別々の病院でそれぞれの治療を受けておられます。
私のところへは、
その細胞の特殊性を生かして、
その特殊なガンに対する全身治療を求めて来られています。
幸い、その全身治療も、
また、ご自身で探された病院での局所治療も
有効に効いてくれています。
しかし、国立がんセンターの主治医先生は、
それが面白くないのかどうなのか分かりませんが、
「転移ガンに対して、局所治療はするべきではないと考えている、
今後は、この病院からは離れてもらいたい。別の病院へ行ってください。」
と告げられたそうです。
局所治療を行ってくれる病院を探されたのは患者さんご自身ですが、
その病院への紹介状を書いたのはその主治医です。
その挙句、「他の病院へ行け」
とは、何が気に食わなかったのでしょうか。
「局所治療はするべきではない」
その考えは、
「転移ガンは全身疾患」
という基本的な考え方からみて、必ずしも間違ってはいないと思います。
しかし、国立がんセンターでは、
「エビデンスのある治療は存在しない」という理由から何も治療はしないでただ経過を診ているだけです。
無治療でガンの進展を観ているだけです。
当然局所治療が可能な他の病院を紹介することもありません。
それで、経過が良い方向へ向くと、「他の病院へ行け」
前出の場合も後者の場合も、
国立がんセンターではそのような医者は、
ごく一部だとは思いますが、
一日に二人も続けてこのような患者さんが来られると、
国立がんセンターの存在価値を疑ってしまいます。
本当に、ガンに悩む国民のために存在している病院なのでしょうか。
2006年5月4日の「郵政民営化・病院民営化?」はじめ何回も書いているとおり、
国立がんセンターのホームページで謳っている「設立の目的」は、
国立がんセンターは、我が国のみならず、世界的ながん対策の中核的な施設として、人類の悲願である「がん克服」に向けて、全力で取り組んでおります。
ですから、少なくとも個々の患者さんの治療のために存在しているのではないと思います。
しかし、多くの患者さんは、
「自分にとって最善の治療をしてくれる」
と大きな勘違いをしています。
「個々のガン患者の幸福なんか関係ありません。
もっと大きな視野からガンという病気を見ている病院です。」
とハッキリと謳っていただきたいと思いました。
今後は、標準治療の発信基地としての役割が大きくなるものと思いますが、
病院・医者を選ぶときには、
ご自身が、何を求めているのか、
よく考えてから決めてください。
以上 文責 梅澤 充



