ガンという厄介な病気は、
本当の意味での完治ということはほとんどありません。
だから、「厄介」といわれるのでしょうが・・・
完治と考えられる手術結果であっても
再発の可能性がゼロということは滅多にありません。
低いながらも再発確率はあります。
再発をする患者さんは必ず存在します。
そして、再発をしてしまうと、
根治の可能性は極めて乏しくなります。
本当の意味で完治するのは、
ガン保険でも、保険金が支給されない「上皮内がん」といわれるような、
いわゆる「ガンもどき」のようなガンだけです。
「ガンもどき」については、
先日の2月17日の「胃ガンもどき」で書きました、
ご参照ください。
したがって、ガンの根治手術を受けた患者さんのほとんどは、
常に再発という影に怯えながら生活をしなければなりません。
否、怯えてしまっている患者さんがほとんどです。
中には、優しい主治医から、
「絶対に再発はありません」
と言われ、
それを信じてハッピーな生涯をまっとうされる患者さんもおられますが、
現在、ゼロ%ではないガン再発に対して、
「絶対」などと言ってしまったなら、
万一再発を来たしたときに、
患者さんから訴えられる恐れすらありますから、
たとえ1%以下であっても、
「再発の可能性はとても低いながらゼロではありません」
と真実を話さなければなりません。
しかし、その言葉を受け取る患者さんとしては、
1%なら安心、30%なら心配、ということはないはずです。
1%と90%では多少差はあるかも知れませんが、
再発に対する恐怖は、
あまり大きく変わらないように思います。
違うのは、個々の患者さんの感じ方です。
90%でも笑い飛ばす患者さんもいます。
1%でも怯えきって、健康食品を買い漁る患者さんもいます。
どちらが幸せかは言うまでもありません。
地方の患者さんの方が、
幸せな方が多いように感じます。
しかし、それは
2006年3月11日の「ガン治療の地域格差」はじめ何回も書いてきた、
ガンに対する知識の乏しさから来るように思います。
その知識の差が、
いざ再発をきたしたときに、
そのガン治療に対する大きな地域格差として現れます・・・
手術後同じ時間を過ごすのであれば、
幸せな考え方をするべきだと思います。
幸い、天寿をまっとうするまでガンの再発を見なかったとしても、
怯えきった人生では幸福ではないはずです。
逆に、不幸にして再発をしてしまったとしても、
それまでの時間、
怯えることなく生活ができたのであれば、
その時間のQOLは
毎日再発を恐れながら生活していた患者さんより遥かに優れたものになります。
ガンと宣告されて、
ハッピーな患者さんはいません。
程度の差はありますが、
皆さん例外なくうつ状態になるはずです。
本当のうつ病を発症してしまう患者さんも見ました。
今も、定期検査で、「再発の可能性のある画像」が見られた旨説明したところ、
完全に塞ぎ込んでしまった患者さんを診ています。
再発の可能性があるから、
定期検査を受けているのです。
それは、患者さんも十分に分かっています。
しかしその結果、再発の疑いがあるとなると、
口も聞けないほど落ち込んでしまう・・・・
矛盾しているように思いますが、
それが、人間のココロなのだと思います。
そのような状態であれば、
これは、専門家の精神科医にアドバイスをお願いするべきだと思います。
ガンを発症させたのは誰の責任でもありません。
神様が勝手に決めたことです。
しかし、その神様が与えた試練に対して、
どのように対処するかはその人間が決めることです。
その時、精神科医という専門家の手助けを受けることが必要なこともあります。
ガンと診断されて
うつ状態になることは恥ずかしいことではありません。
自分だけでは解決ができなければ是非専門家の門を叩いてください。
多くの患者さんを見ていて感じることは、
性格を変えることなど不可能であることは分かっています。
しかし、笑いをたくさん作ることで生活は変わります。
その笑いは、落語でも漫才でも何でもOKです。
笑う気になれない心境でも、
しつこくお笑いを見ていると
自然に笑いは出てきます。
そこは、努力して笑いを創ってください。
影に怯える日々からの脱却も可能になります。
以上 文責 梅澤 充
本当の意味での完治ということはほとんどありません。
だから、「厄介」といわれるのでしょうが・・・
完治と考えられる手術結果であっても
再発の可能性がゼロということは滅多にありません。
低いながらも再発確率はあります。
再発をする患者さんは必ず存在します。
そして、再発をしてしまうと、
根治の可能性は極めて乏しくなります。
本当の意味で完治するのは、
ガン保険でも、保険金が支給されない「上皮内がん」といわれるような、
いわゆる「ガンもどき」のようなガンだけです。
「ガンもどき」については、
先日の2月17日の「胃ガンもどき」で書きました、
ご参照ください。
したがって、ガンの根治手術を受けた患者さんのほとんどは、
常に再発という影に怯えながら生活をしなければなりません。
否、怯えてしまっている患者さんがほとんどです。
中には、優しい主治医から、
「絶対に再発はありません」
と言われ、
それを信じてハッピーな生涯をまっとうされる患者さんもおられますが、
現在、ゼロ%ではないガン再発に対して、
「絶対」などと言ってしまったなら、
万一再発を来たしたときに、
患者さんから訴えられる恐れすらありますから、
たとえ1%以下であっても、
「再発の可能性はとても低いながらゼロではありません」
と真実を話さなければなりません。
しかし、その言葉を受け取る患者さんとしては、
1%なら安心、30%なら心配、ということはないはずです。
1%と90%では多少差はあるかも知れませんが、
再発に対する恐怖は、
あまり大きく変わらないように思います。
違うのは、個々の患者さんの感じ方です。
90%でも笑い飛ばす患者さんもいます。
1%でも怯えきって、健康食品を買い漁る患者さんもいます。
どちらが幸せかは言うまでもありません。
地方の患者さんの方が、
幸せな方が多いように感じます。
しかし、それは
2006年3月11日の「ガン治療の地域格差」はじめ何回も書いてきた、
ガンに対する知識の乏しさから来るように思います。
その知識の差が、
いざ再発をきたしたときに、
そのガン治療に対する大きな地域格差として現れます・・・
手術後同じ時間を過ごすのであれば、
幸せな考え方をするべきだと思います。
幸い、天寿をまっとうするまでガンの再発を見なかったとしても、
怯えきった人生では幸福ではないはずです。
逆に、不幸にして再発をしてしまったとしても、
それまでの時間、
怯えることなく生活ができたのであれば、
その時間のQOLは
毎日再発を恐れながら生活していた患者さんより遥かに優れたものになります。
ガンと宣告されて、
ハッピーな患者さんはいません。
程度の差はありますが、
皆さん例外なくうつ状態になるはずです。
本当のうつ病を発症してしまう患者さんも見ました。
今も、定期検査で、「再発の可能性のある画像」が見られた旨説明したところ、
完全に塞ぎ込んでしまった患者さんを診ています。
再発の可能性があるから、
定期検査を受けているのです。
それは、患者さんも十分に分かっています。
しかしその結果、再発の疑いがあるとなると、
口も聞けないほど落ち込んでしまう・・・・
矛盾しているように思いますが、
それが、人間のココロなのだと思います。
そのような状態であれば、
これは、専門家の精神科医にアドバイスをお願いするべきだと思います。
ガンを発症させたのは誰の責任でもありません。
神様が勝手に決めたことです。
しかし、その神様が与えた試練に対して、
どのように対処するかはその人間が決めることです。
その時、精神科医という専門家の手助けを受けることが必要なこともあります。
ガンと診断されて
うつ状態になることは恥ずかしいことではありません。
自分だけでは解決ができなければ是非専門家の門を叩いてください。
多くの患者さんを見ていて感じることは、
性格を変えることなど不可能であることは分かっています。
しかし、笑いをたくさん作ることで生活は変わります。
その笑いは、落語でも漫才でも何でもOKです。
笑う気になれない心境でも、
しつこくお笑いを見ていると
自然に笑いは出てきます。
そこは、努力して笑いを創ってください。
影に怯える日々からの脱却も可能になります。
以上 文責 梅澤 充



