先日の「延命効果」でも書きましたが、
現在、標準とされる、
最大耐用量の抗癌剤に、
延命効果があるのか否かは、
まったく不明です。
検診や人間ドックで、
末期ガンを宿していることが発覚してしまうことは珍しくありません。
むしろ、末期ガンの患者さんの多くは、
自覚症状も無いか、
ごく軽度の症状を感じる程度の病状で、
末期ガンが発見されてしまっているように感じます。
少なくとも、
標準儀式(治療?)のエビデンスのネタになって逝かれた患者さんは、
皆さんPS.0または1. で、全身状態は問題なく、
お元気に普通の生活を送っていた末期ガン患者さんです。
普通の平穏な生活を送っていた人が、
ある日、精巧な現在の機械の目で、
ステージⅣの診断が付いてしまった途端に、
エビデンス・EBMの口実の元、
大量の毒薬の投入が実行され、
健康であった末期がん患者さんは、
入院も必要な重篤な病人に豹変します。
それが本当に、
元気な病人が求める正しい治療でしょうか。
大いに疑問があります。
もしかしたら、
標準的に大量の毒薬は、
患者さんの快適な生活を奪うだけでなく、
寿命も縮めている可能性も多分にあります。
大義名分を持つ薬殺かも知れません。
もちろんQALYは確実に減少させてしまいます。
その実証実験は、
絶対的に必要ですが、
現在の製薬会社の経済的な影響力を見ると、
絶対に行われることはないと思われます。
怪しいと感じる患者さんは、
寿命を縮めてしまうかも知れない儀式を、
再度、慎重に考えることが必要です。
手術不能の末期ガンでは、
毒薬の投入だけが治療ではありません。
敵の動きを経時的に観察することが、
第一の治療です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
現在、標準とされる、
最大耐用量の抗癌剤に、
延命効果があるのか否かは、
まったく不明です。
検診や人間ドックで、
末期ガンを宿していることが発覚してしまうことは珍しくありません。
むしろ、末期ガンの患者さんの多くは、
自覚症状も無いか、
ごく軽度の症状を感じる程度の病状で、
末期ガンが発見されてしまっているように感じます。
少なくとも、
標準儀式(治療?)のエビデンスのネタになって逝かれた患者さんは、
皆さんPS.0または1. で、全身状態は問題なく、
お元気に普通の生活を送っていた末期ガン患者さんです。
普通の平穏な生活を送っていた人が、
ある日、精巧な現在の機械の目で、
ステージⅣの診断が付いてしまった途端に、
エビデンス・EBMの口実の元、
大量の毒薬の投入が実行され、
健康であった末期がん患者さんは、
入院も必要な重篤な病人に豹変します。
それが本当に、
元気な病人が求める正しい治療でしょうか。
大いに疑問があります。
もしかしたら、
標準的に大量の毒薬は、
患者さんの快適な生活を奪うだけでなく、
寿命も縮めている可能性も多分にあります。
大義名分を持つ薬殺かも知れません。
もちろんQALYは確実に減少させてしまいます。
その実証実験は、
絶対的に必要ですが、
現在の製薬会社の経済的な影響力を見ると、
絶対に行われることはないと思われます。
怪しいと感じる患者さんは、
寿命を縮めてしまうかも知れない儀式を、
再度、慎重に考えることが必要です。
手術不能の末期ガンでは、
毒薬の投入だけが治療ではありません。
敵の動きを経時的に観察することが、
第一の治療です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。