インターネットで、
3月13日毎日新聞配信のニュースに下のような記事がありました。
今日この記事を見つけました。
小児科医と産婦人科医の一人もいない、
美しい国日本の出現も遠い話ではありません。
この記事には、隠された内容がたくさんあるように思います。
二日間にわたり、57歳と50歳の小児科医が診察しているのです。
“ベテラン”といわれる年齢の小児科医です。
そして、腹膜炎の診断はけっして難しいものではありません。
まして、25日に診察して、
26日の朝に死亡するような激烈な腹膜炎を見落とす医者がいるとは思えません。
腹膜炎は手術を行わなければ、
死亡する確率の高い病態です。
しかし、24時間以内に死亡するほど重篤な状態の腹膜炎を
見落とす医者は存在しないと思います。
小児科医でなくとも、診断できるはずです。
私もかつて、4歳くらいの女の子の、
腹痛を胃腸炎と診断し、
翌日、一目で分かる虫垂炎による腹膜炎の状態に陥り、
急いで手術を行ったことがあります。
当然、手術により、救命し問題にはなりませんでした。
前日の時点で手術を行っていれば
手術の傷が若干小さくて済んだというだけでした。
そのときには、ベテランの小児科医と一緒に診察しました。
CT・超音波検査なども行いましたが
虫垂炎の疑いを持っただけで、
診断はつきませんでした。
虫垂炎であってもいいように、
抗生剤の点滴だけはしていました、
しかし、悪化して虫垂炎 → 腹膜炎に進展しました。
もし、一目で分かる腹膜炎の状態を放置しても、
24時間以内に死亡することなどほとんどありえないように思います。
もし、24時間放置してしまったならば、
手術を行っても救命できない事態が発生する可能はありますが、
その時間で死に至ることは・・・・
警察が動き立件するには、
亡くなった人間のご家族からの被害届があるはずです。
あまりにも、明確な殺人や、
業務上過失致死ではその限りではないと思いますが・・・
4歳のお子さんを失ったご家族の悲しみは、
察するに余りあります。
しかし、その死は2人のベテラン小児科医だけの責任なのでしょうか。
ご家族にはまったく責任は無かったのでしょうか。
24時間で死に至る状況であれば、
亡くなる前日・前々日の24日、25日ともに、
相当に重篤な全身状態だったとはずです。
もし、万一小児科医が誤診をしたとしても、
ご家族は医者の言うことを盲信して
25日の診察後、死亡する26日の朝まで、
患児をその重篤な状態のままで放置したのでしょうか。
なんとも、理解に苦しむ記事ですが、
ここにも、大きな問題が幾つか潜んでいます。
一つは、何回も訴えている患者さんの自己責任です。
自己責任を持てない患者さん、ご家族では、
標準的な治療しか受けることはできません。
標準的な抗癌剤治療ができなくなれば、
「他に治療法はありません」
「緩和治療を受けてください」
という常套句が出てきて、
がん難民の誕生になります。
医者は、このように「ナンでも訴訟」の日本では、
保身のために標準的な治療だけを行うようになります。
抗癌剤の副作用死がでても、
それはエビデンスですから、
誰も文句は言えません。
病気になったのは誰の責任でもありません。
神様の責任です。
しかし、その治療に責任を持つのは患者さんご自身です。
治療結果を医者の責任にしたら、
エビデンスがでている治療を「最善の治療」として
それだけしか実行してもらえません。
2点目は、
医療に警察・司法の手が入り込もうとしていることです。
福島県の産婦人科医の逮捕があれだけ批判されているにもかかわらず、
まだ、目が覚めないのでしょうか。
勿論、今回の一件は書類送検だけで、
起訴されることは起こりえないと思いますが・・・・
警察・司法が医者の裁量権を奪ってしまったならば、
警察官、裁判官に理解できるレベルの医療だけしか成立しなくなります。
日本の現在の医療環境は何処かが間違っているように思います。
その原因の多くは患者さんにあるようにも感じます。
自分で自分の首を絞めているように思えてなりません。
以上 文責 梅澤 充
3月13日毎日新聞配信のニュースに下のような記事がありました。
今日この記事を見つけました。
医療過誤:4歳児死亡、医師2人を立件・・・札幌、業務上過失致死
医療過誤で4歳の少女を死亡させた疑いが強まったとして、道警捜査1課と札幌厚別署は13日、札幌市厚別区の57歳と50歳の小児科の男性医師2人を業務上過失致死容疑で書類送検した。
調べでは、2人は昨年1月24日、25日の両日、腹痛を訴える同区内の三上紗英ちゃん(4)を診察して胃腸炎と診断した。紗英ちゃんは帰宅後、容態が急変し、26日朝死亡した。
同課などによると、紗英ちゃんは胃腸炎でなく、腹膜炎などが原因で死亡しており、
医師2人が診断を誤ったため紗英ちゃんを死亡させたとみて書類送検した。
小児科医と産婦人科医の一人もいない、
美しい国日本の出現も遠い話ではありません。
この記事には、隠された内容がたくさんあるように思います。
二日間にわたり、57歳と50歳の小児科医が診察しているのです。
“ベテラン”といわれる年齢の小児科医です。
そして、腹膜炎の診断はけっして難しいものではありません。
まして、25日に診察して、
26日の朝に死亡するような激烈な腹膜炎を見落とす医者がいるとは思えません。
腹膜炎は手術を行わなければ、
死亡する確率の高い病態です。
しかし、24時間以内に死亡するほど重篤な状態の腹膜炎を
見落とす医者は存在しないと思います。
小児科医でなくとも、診断できるはずです。
私もかつて、4歳くらいの女の子の、
腹痛を胃腸炎と診断し、
翌日、一目で分かる虫垂炎による腹膜炎の状態に陥り、
急いで手術を行ったことがあります。
当然、手術により、救命し問題にはなりませんでした。
前日の時点で手術を行っていれば
手術の傷が若干小さくて済んだというだけでした。
そのときには、ベテランの小児科医と一緒に診察しました。
CT・超音波検査なども行いましたが
虫垂炎の疑いを持っただけで、
診断はつきませんでした。
虫垂炎であってもいいように、
抗生剤の点滴だけはしていました、
しかし、悪化して虫垂炎 → 腹膜炎に進展しました。
もし、一目で分かる腹膜炎の状態を放置しても、
24時間以内に死亡することなどほとんどありえないように思います。
もし、24時間放置してしまったならば、
手術を行っても救命できない事態が発生する可能はありますが、
その時間で死に至ることは・・・・
警察が動き立件するには、
亡くなった人間のご家族からの被害届があるはずです。
あまりにも、明確な殺人や、
業務上過失致死ではその限りではないと思いますが・・・
4歳のお子さんを失ったご家族の悲しみは、
察するに余りあります。
しかし、その死は2人のベテラン小児科医だけの責任なのでしょうか。
ご家族にはまったく責任は無かったのでしょうか。
24時間で死に至る状況であれば、
亡くなる前日・前々日の24日、25日ともに、
相当に重篤な全身状態だったとはずです。
もし、万一小児科医が誤診をしたとしても、
ご家族は医者の言うことを盲信して
25日の診察後、死亡する26日の朝まで、
患児をその重篤な状態のままで放置したのでしょうか。
なんとも、理解に苦しむ記事ですが、
ここにも、大きな問題が幾つか潜んでいます。
一つは、何回も訴えている患者さんの自己責任です。
自己責任を持てない患者さん、ご家族では、
標準的な治療しか受けることはできません。
標準的な抗癌剤治療ができなくなれば、
「他に治療法はありません」
「緩和治療を受けてください」
という常套句が出てきて、
がん難民の誕生になります。
医者は、このように「ナンでも訴訟」の日本では、
保身のために標準的な治療だけを行うようになります。
抗癌剤の副作用死がでても、
それはエビデンスですから、
誰も文句は言えません。
病気になったのは誰の責任でもありません。
神様の責任です。
しかし、その治療に責任を持つのは患者さんご自身です。
治療結果を医者の責任にしたら、
エビデンスがでている治療を「最善の治療」として
それだけしか実行してもらえません。
2点目は、
医療に警察・司法の手が入り込もうとしていることです。
福島県の産婦人科医の逮捕があれだけ批判されているにもかかわらず、
まだ、目が覚めないのでしょうか。
勿論、今回の一件は書類送検だけで、
起訴されることは起こりえないと思いますが・・・・
警察・司法が医者の裁量権を奪ってしまったならば、
警察官、裁判官に理解できるレベルの医療だけしか成立しなくなります。
日本の現在の医療環境は何処かが間違っているように思います。
その原因の多くは患者さんにあるようにも感じます。
自分で自分の首を絞めているように思えてなりません。
以上 文責 梅澤 充



