日本は世界に冠たる素晴らしい健康保険の制度を維持しています。
そのおかげで、誰でも気楽に廉価で医療を受けることができます。
しかし、一方その気楽さ、廉価さ故にタミフルのような問題も発生してきます。
タミフルを飲んだ170人もの患者さんに異常行動が見られたとか。
しかし、それは推定3000万人がそれを飲んだ結果です。
3000万人分の170人。
15万人に1人以下の確率です。
タミフルを飲んだ15万人のインフルエンザ患者のうち1人が、
家を飛び出し窓から飛び降りたり、
突然、掛け算の九九を唱えだしたり、
うさぎ跳びをはじめたりしたそうです。
一方15万人のインフルエンザ患者が
タミフルを飲まずに自然経過でその病気と闘ったならば、
何人が異常行動を起こすでしょうか。
当然、皆さん高熱に悩まされています。
インフルエンザ脳症の発生もあります。
先日もタミフル無しの異常行動発現のニュースが流れていました。
15万人のタミフル無しのインフルエンザ患者の経過観察無しに、
タミフルを悪人に仕立て上げるのは如何なものでしょうか。
薬害大好きの日本のマスコミもチョットやり過ぎのような気がします。
「マスコミが好き」ということは、
「国民がそれを好き、日本人がその話題を出すと喜ぶ」ということです。
クスリの副作用を、
科学的な検証無しに、興味本位で、
怖いもの見たさに楽しんでいるような気がします。
たしかに、タミフルにはインフルエンザウィルスに対する耐性の問題などもあり、
新型インフルエンザの発生が危惧されるなか、
安易な使用は厳に慎むべきだと思います。
また、その安易な使用が、
日本の保険医療費を逼迫させていることも大きな問題です。
基礎疾患の無い健康な人間であれば、
通常のインフルエンザは、
そのほとんどが自然に治癒します。
タミフルを飲むのは、
おとなしく寝ていることができない
働き蜂である日本人の悲しい性でしょうか。
しかし、すべての薬剤には必ず何らかの副作用が伴うことは忘れることはできません。
その利益と副作用を冷静に計りにかけて、
検証するべきだと思います。
ひとたび副作用が出ると、
イレッサのように、
副作用に勝る、その素晴らしい面は、
一切覆い隠されて、
その害だけが強調され、
本当に使われなければならない患者さんまでも、
その恩恵に与れなくなってしまいます。
今後、ガン治療には、分子標的薬といわれる
まったく新しい概念のクスリがたくさん出てきます。
それらの新しいクスリは、
副作用もまだ完全には知られていません。
予期せぬ副作用の発現は十分に考えられます。
日本での保険適応が待望久しいアバスチンにも、
致死的な副作用が報告されています。
その時、イレッサのときのように慌てふためいて
多くの患者さんがそのクスリにより
寿命を大きく伸ばしていることを忘れて、
僅かな数の患者さんの寿命を縮めたことだけを取り上げ、
とんでもなく悪いクスリであるかのような
誤解を植えつけるような報道がなされないことを祈ります。
そのような報道がなされるのは、
それを好む国民がいるが故です。
必ず存在するクスリの副作用については冷静に考えてください。
同時に、そのような誤解を植えつけられないためには、
それを使う患者さんやご家族が、
新しい薬剤の正確な情報を
可能な限りたくさん仕入れて、
事前にそのクスリの功罪を知っておくべきだと思います。
その功罪を知っていれば、
その範囲内なら如何なるニュースが出てきてもうろたえることはありません。
現在、アバスチンやアービタックス、タルセバなどの輸入の新薬や、
日本で使われてはいるも保険適応外のクスリを使って欲しい、
といってこられる患者さん、ご家族はたくさんおられます。
しかし、そのほとんどの方が、
それら薬剤の良い面だけしかご存じなく、
死に至るような副作用が存在することは知りません。
勿論、それら薬剤を使う前には、
副作用については説明しますが、
副作用をまったく知らずに、
「夢の新薬」のように思われて、
ただ使って欲しいと言われる患者さんにとっては、
大きなショックを受け、
怖くなり使えなくなります。
現在、合法的に入手可能なクスリは、
保険の適応は関係なく、
何でも使っていますが、
患者さんやご家族にその薬剤の知識が無ければ使うことはできません。
専門的な知識までは必要ありませんが、
副作用だけは知っている必要があります。
患者さん、ご家族が新しいクスリの知識を身に付けて、
可能性のある治療を追求してください。
以上 文責 梅澤 充
そのおかげで、誰でも気楽に廉価で医療を受けることができます。
しかし、一方その気楽さ、廉価さ故にタミフルのような問題も発生してきます。
タミフルを飲んだ170人もの患者さんに異常行動が見られたとか。
しかし、それは推定3000万人がそれを飲んだ結果です。
3000万人分の170人。
15万人に1人以下の確率です。
タミフルを飲んだ15万人のインフルエンザ患者のうち1人が、
家を飛び出し窓から飛び降りたり、
突然、掛け算の九九を唱えだしたり、
うさぎ跳びをはじめたりしたそうです。
一方15万人のインフルエンザ患者が
タミフルを飲まずに自然経過でその病気と闘ったならば、
何人が異常行動を起こすでしょうか。
当然、皆さん高熱に悩まされています。
インフルエンザ脳症の発生もあります。
先日もタミフル無しの異常行動発現のニュースが流れていました。
15万人のタミフル無しのインフルエンザ患者の経過観察無しに、
タミフルを悪人に仕立て上げるのは如何なものでしょうか。
薬害大好きの日本のマスコミもチョットやり過ぎのような気がします。
「マスコミが好き」ということは、
「国民がそれを好き、日本人がその話題を出すと喜ぶ」ということです。
クスリの副作用を、
科学的な検証無しに、興味本位で、
怖いもの見たさに楽しんでいるような気がします。
たしかに、タミフルにはインフルエンザウィルスに対する耐性の問題などもあり、
新型インフルエンザの発生が危惧されるなか、
安易な使用は厳に慎むべきだと思います。
また、その安易な使用が、
日本の保険医療費を逼迫させていることも大きな問題です。
基礎疾患の無い健康な人間であれば、
通常のインフルエンザは、
そのほとんどが自然に治癒します。
タミフルを飲むのは、
おとなしく寝ていることができない
働き蜂である日本人の悲しい性でしょうか。
しかし、すべての薬剤には必ず何らかの副作用が伴うことは忘れることはできません。
その利益と副作用を冷静に計りにかけて、
検証するべきだと思います。
ひとたび副作用が出ると、
イレッサのように、
副作用に勝る、その素晴らしい面は、
一切覆い隠されて、
その害だけが強調され、
本当に使われなければならない患者さんまでも、
その恩恵に与れなくなってしまいます。
今後、ガン治療には、分子標的薬といわれる
まったく新しい概念のクスリがたくさん出てきます。
それらの新しいクスリは、
副作用もまだ完全には知られていません。
予期せぬ副作用の発現は十分に考えられます。
日本での保険適応が待望久しいアバスチンにも、
致死的な副作用が報告されています。
その時、イレッサのときのように慌てふためいて
多くの患者さんがそのクスリにより
寿命を大きく伸ばしていることを忘れて、
僅かな数の患者さんの寿命を縮めたことだけを取り上げ、
とんでもなく悪いクスリであるかのような
誤解を植えつけるような報道がなされないことを祈ります。
そのような報道がなされるのは、
それを好む国民がいるが故です。
必ず存在するクスリの副作用については冷静に考えてください。
同時に、そのような誤解を植えつけられないためには、
それを使う患者さんやご家族が、
新しい薬剤の正確な情報を
可能な限りたくさん仕入れて、
事前にそのクスリの功罪を知っておくべきだと思います。
その功罪を知っていれば、
その範囲内なら如何なるニュースが出てきてもうろたえることはありません。
現在、アバスチンやアービタックス、タルセバなどの輸入の新薬や、
日本で使われてはいるも保険適応外のクスリを使って欲しい、
といってこられる患者さん、ご家族はたくさんおられます。
しかし、そのほとんどの方が、
それら薬剤の良い面だけしかご存じなく、
死に至るような副作用が存在することは知りません。
勿論、それら薬剤を使う前には、
副作用については説明しますが、
副作用をまったく知らずに、
「夢の新薬」のように思われて、
ただ使って欲しいと言われる患者さんにとっては、
大きなショックを受け、
怖くなり使えなくなります。
現在、合法的に入手可能なクスリは、
保険の適応は関係なく、
何でも使っていますが、
患者さんやご家族にその薬剤の知識が無ければ使うことはできません。
専門的な知識までは必要ありませんが、
副作用だけは知っている必要があります。
患者さん、ご家族が新しいクスリの知識を身に付けて、
可能性のある治療を追求してください。
以上 文責 梅澤 充



