4月20日の「十把一絡げの免疫力」に対して
とても的を射た内容の裏のコメントをいただきました。
裏でしたので、ご本人が同定されないように、
一部カットして掲載します。
更に高めようと考える事には無理がないでしょうか?」
一般的な理屈からすると、まったくそのとおりなのです。
これは、拙著「間違いだらけの抗癌剤治療」でも
書いたことなのですが、
人間の腫瘍免疫力を高める最大の刺激は、
どんなに高価な“きのこ”でも、健康食品でもないのです。
ガンの存在そのものが最高の免疫向上刺激になっているのです。ガン患者さんさんは、知らない間に、
一番強力で安価な(タダ!)免疫刺激物質を得ているのです。
私は、「この免疫力を落とさない抗癌剤治療こそが、
最高の免疫治療だと考えています。」
お金もかかりません。
免疫力を見る指標には、
さまざまな物差しがあり、
どの物差しが一番正確であるのかについては分かっていません。
しかし、そのうちの一つの物差しで測定した、
実際の数千人の患者さんの免疫力のデータが私の手元にあります。
まだ、全例を正確に分析したわけではありませんが、
概ね、全身状態の良好なガン患者さんでは、
免疫力は正常人よりも高くなっています。
これは、ガンが発生したことに対する人間のささやかな抵抗だと考えられます。
この、ガンそのものが免疫力を高める効果は、
どの健康食品よりも勝っていると思います。
免疫力が向上しても、ガンが増大してしまうのは、
免疫細胞が、どれが憎むべきガン細胞であるのかのを
認識ができないためであろうと考えられます。
したがって、そのような状態にあるときに無闇に免疫力を向上させても
あまり意味がるとは思えません。
ハーセプチンやアービッタックスのような、
ADCC(Antibody Dependent Cellmediated Cyototoxty)
(抗体依存性細胞障害?とでも訳す?)活性が要求される薬剤では、
明らかに、自分の免疫力により、その作用が増強されますので、
免疫を上げるとされる、サプリメントなどを併用することで、
さらに免疫が上げられるとするならば、
その有効性は期待できると思います。
それと、ガンがある程度まで進行してくると、
ガン細胞そのものが免疫抑制をもたらしてきます。
そのときには、免疫刺激物質を使って免疫力を向上させることには、
僅かながらでも意味があるように思います。
しかし、その「ある程度」の“程度”は分かりません。
また、免疫力・腫瘍免疫をさらに複雑な存在にしているのは、
抗癌剤治療がまったく無効であった患者さんでも、
健康食品などにより明らかにガンが快方に向かう方が存在する事実です。
現在も一人そのような患者さんを診ていますが、
その存在が、免疫力を複雑怪奇なものにしています。
何回も書いているとおり、
その確率はけっして高くはありませんが、
当たる患者さんが存在することは事実です。
また、これも拙著で書いたことですが、
ごく少量の抗癌剤を使った治療と免疫刺激物質と併用すると、
非常に大きな効果を発揮するケースにはしばしば遭遇します。
少量の抗癌剤が、
ガン細胞に対して、免疫細胞が認識できるような目印を
つけてくれているかのように感じられます。
少量の抗癌剤が免疫細胞の抗腫瘍活動を制限する免疫細胞を抑制するという事実も知られていますので、
それにより相乗的に免疫力が強化された結果かも知れません。
免疫は分かりません。
極めて奥の深い存在です。
しかし、ガンという人間の命を脅かす大敵に抵抗して、
生き抜くための力になっていることは間違いない事実だと思います。
その力を上手く利用することで、
何らかの効果を発揮する可能性は大いにあると思います。
しかし、何度もいうとおり、
免疫力だけに頼ることはあまりにも愚かな行為です。
以上 文責 梅澤 充
とても的を射た内容の裏のコメントをいただきました。
裏でしたので、ご本人が同定されないように、
一部カットして掲載します。
・・・・・・・・前文省略・・・・・・・・
治療によって免疫力が下がる事は問題ですし、”免疫力を保つ”事は必要だと
思っています、
ただ”免疫力を上げる”事には納得がいきません。
がんになる事によってこれは勝手に上がってくれるものであり、これを人為によって
更に高めようと考える事には無理がないでしょうか?
〜個人的には「ご飯が美味しく」食べられれば、必要充分なものはキープされている
と考えるのですが〜
先生のコメントされた「がん治療には全てを使う必要がある」という主張には
全面的に同意します。所謂エビデンスとは「定跡」のようなものであって”従う”
のではなく”活用する”べきもので、その為により必要なのは大局観ではないか、
と言うのが私見です。
更に高めようと考える事には無理がないでしょうか?」
一般的な理屈からすると、まったくそのとおりなのです。
これは、拙著「間違いだらけの抗癌剤治療」でも
書いたことなのですが、
人間の腫瘍免疫力を高める最大の刺激は、
どんなに高価な“きのこ”でも、健康食品でもないのです。
ガンの存在そのものが最高の免疫向上刺激になっているのです。ガン患者さんさんは、知らない間に、
一番強力で安価な(タダ!)免疫刺激物質を得ているのです。
私は、「この免疫力を落とさない抗癌剤治療こそが、
最高の免疫治療だと考えています。」
お金もかかりません。
免疫力を見る指標には、
さまざまな物差しがあり、
どの物差しが一番正確であるのかについては分かっていません。
しかし、そのうちの一つの物差しで測定した、
実際の数千人の患者さんの免疫力のデータが私の手元にあります。
まだ、全例を正確に分析したわけではありませんが、
概ね、全身状態の良好なガン患者さんでは、
免疫力は正常人よりも高くなっています。
これは、ガンが発生したことに対する人間のささやかな抵抗だと考えられます。
この、ガンそのものが免疫力を高める効果は、
どの健康食品よりも勝っていると思います。
免疫力が向上しても、ガンが増大してしまうのは、
免疫細胞が、どれが憎むべきガン細胞であるのかのを
認識ができないためであろうと考えられます。
したがって、そのような状態にあるときに無闇に免疫力を向上させても
あまり意味がるとは思えません。
ハーセプチンやアービッタックスのような、
ADCC(Antibody Dependent Cellmediated Cyototoxty)
(抗体依存性細胞障害?とでも訳す?)活性が要求される薬剤では、
明らかに、自分の免疫力により、その作用が増強されますので、
免疫を上げるとされる、サプリメントなどを併用することで、
さらに免疫が上げられるとするならば、
その有効性は期待できると思います。
それと、ガンがある程度まで進行してくると、
ガン細胞そのものが免疫抑制をもたらしてきます。
そのときには、免疫刺激物質を使って免疫力を向上させることには、
僅かながらでも意味があるように思います。
しかし、その「ある程度」の“程度”は分かりません。
また、免疫力・腫瘍免疫をさらに複雑な存在にしているのは、
抗癌剤治療がまったく無効であった患者さんでも、
健康食品などにより明らかにガンが快方に向かう方が存在する事実です。
現在も一人そのような患者さんを診ていますが、
その存在が、免疫力を複雑怪奇なものにしています。
何回も書いているとおり、
その確率はけっして高くはありませんが、
当たる患者さんが存在することは事実です。
また、これも拙著で書いたことですが、
ごく少量の抗癌剤を使った治療と免疫刺激物質と併用すると、
非常に大きな効果を発揮するケースにはしばしば遭遇します。
少量の抗癌剤が、
ガン細胞に対して、免疫細胞が認識できるような目印を
つけてくれているかのように感じられます。
少量の抗癌剤が免疫細胞の抗腫瘍活動を制限する免疫細胞を抑制するという事実も知られていますので、
それにより相乗的に免疫力が強化された結果かも知れません。
免疫は分かりません。
極めて奥の深い存在です。
しかし、ガンという人間の命を脅かす大敵に抵抗して、
生き抜くための力になっていることは間違いない事実だと思います。
その力を上手く利用することで、
何らかの効果を発揮する可能性は大いにあると思います。
しかし、何度もいうとおり、
免疫力だけに頼ることはあまりにも愚かな行為です。
以上 文責 梅澤 充



