昨日、都内の某診療所で勉強会の講師をしました。
このブログでも何度も繰り返し訴えている
私のガン治療、抗癌剤治療に対する持論を話しただけです。
ただブログよりはもう少し具体的に、
抗癌剤Aは普通○○mgから、
抗癌剤Bは○△mgくらいで使う。
と、実際の数字も出しました。
また、そのときの大雑把な治療成績も、
分析してある範囲で説明しました。
その時、一人の外科医から質問がありました。
「抗癌剤をナンでそこまで減らすことができたのか?」
「怖くないか?」
と、聞かれました。
その先生は優秀な外科医です。
ガンの手術も抗癌剤治療もしています。
腫瘍内科医ではありませんから、
患者さんの身体に厳しいダメージを与えるような量の抗癌剤を使った治療はされていませんが、
当然、常識ハズレに量を減らした治療は行った経験は無いようです。
私が「この量を見るとやはり怖いですよね」というと、
「これは、怖くていきなりはできませんね」
と言われました。
フト、気が付きましたが、
「怖くないか?」
「これは、怖くていきなりはできませんね」
というのは、
ガンとまっとうに立ち向かってきた(いる)医者の本音ではないかと思います。
前にも書きましたが、
私は外科医です。
外科医は大学を卒業して外科の医局に入局するか、
研修病院の外科に入ると同時に外科医としての修行が始まります。
内科医も同様です。
その研修、および研修終了後の実践でも、
ガンに出会ったならば武器こそ、
メスと抗癌剤との違いがありますが、
すぐに、その憎きガンを叩くことだけを教わります。
抗癌剤治療に関しては、
勿論、標準量での使い方を習います。
その量で使うと最大限の効果が期待できます。そして、量を減らしていけば効果は落ちることは文献上で習います
しかし、そのときの「効果」とは、
ガンが縮小する患者さんの割合です。
延命効果ではありません。
そのデータはほとんど習うことはありません。
もっとも、ほんの十数年前まで標準的抗癌剤治では
延命効果はゼロでしたから、
まともにそれを習ったならば、
良心のある医者は、その治療を放棄していたと思います。
治らないガンを患った患者さんにとっては、
ガンが縮小することよりも、
延命することの方が重要なはずですが、
抗癌剤の量を減らしたならば、
「“縮小”効果が無くなる」
ということだけを教わります。
抗癌剤は縮小効果が無ければ、
延命効果があっても、
効果は無いと判断されていましたので、
抗癌剤治療では、縮小効果の見られなくなる
ある一定量以下のデータは何処にも提示されていません。
その研究も行われていません。
したがって
「そんな量では効かない」
「責任は持てない」
などと言う医者が多いようですが、
実際には、効かないと思い込んでいるだけで、
効くのか否か、知らないのです。
しかし、知らない、経験の無い治療を行うことには、
恐怖を覚えるのは事実です。
それを、主治医にお願いするのであれば、
せめて、その治療における結果責任だけは、
患者さんおよびご家族がすべて負うという意思表示くらいは、
シッカリと文書に記して、
それを主治医に見せることくらいはしなければ、
主治医はその怖い治療をしてくれることはないと思います。
主治医にとっては効果があるか無いのかまったく判らない治療に対して、
患者さんがそれを望んだからといっても、
それを行うからには、
医者として、その結果責任は感じてしまいます。
その責任を感じさせてしまったならば、
医者は逃げます。
エビデンスのある治療を行い
エビデンスどおりの結果になれば、
誰も責任を負う必要はありません。
金沢大学の高橋豊先生の書かれた本には、
具体的にどのように治療を進めるかについても書かれています。
それなどを参考にして、
ご自身で、ある程度具体的に、
どのクスリをどの程度で使うのか、考えて、
責任の所在をハッキリさせてから、
主治医に頼めば、
動いてくれる可能性も出てくるように思います。
怖がっている医者に、闇雲に頼んでも無駄だと思います。
最近も、主治医が患者さんの望む治療をしてくれない、
というメールをいくつもいただきます。
その一つの答えになればと思います。
以上 文責 梅澤 充
このブログでも何度も繰り返し訴えている
私のガン治療、抗癌剤治療に対する持論を話しただけです。
ただブログよりはもう少し具体的に、
抗癌剤Aは普通○○mgから、
抗癌剤Bは○△mgくらいで使う。
と、実際の数字も出しました。
また、そのときの大雑把な治療成績も、
分析してある範囲で説明しました。
その時、一人の外科医から質問がありました。
「抗癌剤をナンでそこまで減らすことができたのか?」
「怖くないか?」
と、聞かれました。
その先生は優秀な外科医です。
ガンの手術も抗癌剤治療もしています。
腫瘍内科医ではありませんから、
患者さんの身体に厳しいダメージを与えるような量の抗癌剤を使った治療はされていませんが、
当然、常識ハズレに量を減らした治療は行った経験は無いようです。
私が「この量を見るとやはり怖いですよね」というと、
「これは、怖くていきなりはできませんね」
と言われました。
フト、気が付きましたが、
「怖くないか?」
「これは、怖くていきなりはできませんね」
というのは、
ガンとまっとうに立ち向かってきた(いる)医者の本音ではないかと思います。
前にも書きましたが、
私は外科医です。
外科医は大学を卒業して外科の医局に入局するか、
研修病院の外科に入ると同時に外科医としての修行が始まります。
内科医も同様です。
その研修、および研修終了後の実践でも、
ガンに出会ったならば武器こそ、
メスと抗癌剤との違いがありますが、
すぐに、その憎きガンを叩くことだけを教わります。
抗癌剤治療に関しては、
勿論、標準量での使い方を習います。
その量で使うと最大限の効果が期待できます。そして、量を減らしていけば効果は落ちることは文献上で習います
しかし、そのときの「効果」とは、
ガンが縮小する患者さんの割合です。
延命効果ではありません。
そのデータはほとんど習うことはありません。
もっとも、ほんの十数年前まで標準的抗癌剤治では
延命効果はゼロでしたから、
まともにそれを習ったならば、
良心のある医者は、その治療を放棄していたと思います。
治らないガンを患った患者さんにとっては、
ガンが縮小することよりも、
延命することの方が重要なはずですが、
抗癌剤の量を減らしたならば、
「“縮小”効果が無くなる」
ということだけを教わります。
抗癌剤は縮小効果が無ければ、
延命効果があっても、
効果は無いと判断されていましたので、
抗癌剤治療では、縮小効果の見られなくなる
ある一定量以下のデータは何処にも提示されていません。
その研究も行われていません。
したがって
「そんな量では効かない」
「責任は持てない」
などと言う医者が多いようですが、
実際には、効かないと思い込んでいるだけで、
効くのか否か、知らないのです。
しかし、知らない、経験の無い治療を行うことには、
恐怖を覚えるのは事実です。
それを、主治医にお願いするのであれば、
せめて、その治療における結果責任だけは、
患者さんおよびご家族がすべて負うという意思表示くらいは、
シッカリと文書に記して、
それを主治医に見せることくらいはしなければ、
主治医はその怖い治療をしてくれることはないと思います。
主治医にとっては効果があるか無いのかまったく判らない治療に対して、
患者さんがそれを望んだからといっても、
それを行うからには、
医者として、その結果責任は感じてしまいます。
その責任を感じさせてしまったならば、
医者は逃げます。
エビデンスのある治療を行い
エビデンスどおりの結果になれば、
誰も責任を負う必要はありません。
金沢大学の高橋豊先生の書かれた本には、
具体的にどのように治療を進めるかについても書かれています。
それなどを参考にして、
ご自身で、ある程度具体的に、
どのクスリをどの程度で使うのか、考えて、
責任の所在をハッキリさせてから、
主治医に頼めば、
動いてくれる可能性も出てくるように思います。
怖がっている医者に、闇雲に頼んでも無駄だと思います。
最近も、主治医が患者さんの望む治療をしてくれない、
というメールをいくつもいただきます。
その一つの答えになればと思います。
以上 文責 梅澤 充



