このブログでは、
2006年3月11日の「ガン治療の地域格差」をはじめ何回も、
「ガン治療に地域格差は無い。
格差は患者さんの、ガン、ガン治療に対する知識の差」です。
「知識を身に付けましょう」
と訴えてきました。
しかし、昨日その地域格差(?)を思い知らされました。
転移病巣に対して、
抗癌剤治療を行い
それ以上小さくならない大きさにまで縮小させ、
3cmの大きさになったところで、
ピンポイントの放射線治療を、
高い放射線治療技術を持っていると定評があった、
ある病院にお願いしました。
紹介当初は、
「その病巣は消せる」
と判断していただき、
その判断にお任せして、
治療をしていただきました。
ところが、治療終了から3ヶ月後に
その場所でガンがムクムクと起きだしてきました。
結局ガンは消えていませんでした。
期待した効果は得られませんでした。
以前に、その病院のピンポイント放射線照射技術が、
本当に優れているのか否か、
ある放射線治療の専門医に尋ねたことがありました。
そのときには、
その先生は何も答えてくれませんでした。
しかし、今回の失敗例を説明したところ、
「あまり上手いとはいえないように思う」
との返事をいただいてしまいました。
私は、放射線治療は専門外で、
病院間の技術レベルの差はハッキリとは判りません。
しかし、それをたずねた専門医は
けっして、自分の技能を自慢したり、
他人の技術を否定するような先生ではありませんので、
その言葉は真実だと思います。
本来ならば、
もっと言いたいのに、
言葉を押し殺しているように感じました。
「医者を選ぶのも寿命のうち」
という言葉を、
私の尊敬する一人の医者が、
よく言っていました。
本当にそのとおりだと思います。
地域格差というより
医者の技量格差は少なからずありそうです。
もっとも、どこを切っても同じ顔の、
金太郎飴のような標準的抗癌剤治療では、
その格差も治療成績の差もほとんど無いと思いますが・・・・
ところで、本日ご紹介した、
放射線治療施設は、
どちらも、地域格差が叫ばれる地方都市です。
東京近郊の話ではありません。
より良いガン治療を考えるとき、
治療の場所には、あまりこだわらない方が良いように思います。
特に、治療期間が限定されている放射線治療のような場合には。
以上 文責 梅澤 充
2006年3月11日の「ガン治療の地域格差」をはじめ何回も、
「ガン治療に地域格差は無い。
格差は患者さんの、ガン、ガン治療に対する知識の差」です。
「知識を身に付けましょう」
と訴えてきました。
しかし、昨日その地域格差(?)を思い知らされました。
転移病巣に対して、
抗癌剤治療を行い
それ以上小さくならない大きさにまで縮小させ、
3cmの大きさになったところで、
ピンポイントの放射線治療を、
高い放射線治療技術を持っていると定評があった、
ある病院にお願いしました。
紹介当初は、
「その病巣は消せる」
と判断していただき、
その判断にお任せして、
治療をしていただきました。
ところが、治療終了から3ヶ月後に
その場所でガンがムクムクと起きだしてきました。
結局ガンは消えていませんでした。
期待した効果は得られませんでした。
以前に、その病院のピンポイント放射線照射技術が、
本当に優れているのか否か、
ある放射線治療の専門医に尋ねたことがありました。
そのときには、
その先生は何も答えてくれませんでした。
しかし、今回の失敗例を説明したところ、
「あまり上手いとはいえないように思う」
との返事をいただいてしまいました。
私は、放射線治療は専門外で、
病院間の技術レベルの差はハッキリとは判りません。
しかし、それをたずねた専門医は
けっして、自分の技能を自慢したり、
他人の技術を否定するような先生ではありませんので、
その言葉は真実だと思います。
本来ならば、
もっと言いたいのに、
言葉を押し殺しているように感じました。
「医者を選ぶのも寿命のうち」
という言葉を、
私の尊敬する一人の医者が、
よく言っていました。
本当にそのとおりだと思います。
地域格差というより
医者の技量格差は少なからずありそうです。
もっとも、どこを切っても同じ顔の、
金太郎飴のような標準的抗癌剤治療では、
その格差も治療成績の差もほとんど無いと思いますが・・・・
ところで、本日ご紹介した、
放射線治療施設は、
どちらも、地域格差が叫ばれる地方都市です。
東京近郊の話ではありません。
より良いガン治療を考えるとき、
治療の場所には、あまりこだわらない方が良いように思います。
特に、治療期間が限定されている放射線治療のような場合には。
以上 文責 梅澤 充